東海道・山陽新幹線にあるのぞみ・ひかり・こだまのグリーン車の料金をお得にする方法・座席の様子やサービス・コンセントの場所などを徹底解説

こんにちは、鉄道での旅が好きな山﨑謙です。

私は主に関西で活動していますが、年に10回ほど東京での会議のため東海道新幹線を利用します。

短距離だと普通車を利用することが多いのですが、東京までの約2時間30分はグリーン車を利用することが多いです。

N700シリーズに統一され全席コンセント付き、落ち着いた空間で仕事も捗りますし、ゆっくり休むこともできますので重宝していますよ。

ここでは東海道・山陽新幹線を走る「のぞみ」「ひかり」「こだま」のうち16両編成のグリーン車について、車内の様子、座席、サービスやお得な乗り方などを紹介しますね。

東海道・山陽新幹線のぞみ・ひかり・こだまグリーン車の特徴・料金を安くする方法

要点を先に紹介

このページでは、東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」用16両編成のグリーン車について詳しく紹介していくので、どうしても長くなってしまいます。

そこでまずは要点だけをまとめて紹介しました。

  • 落ち着いた空間で快適に過ごせる
  • 駅の階段・エスカレーターはグリーン車の近くで乗り降りの動線にムダがない
  • 普通車に比べて幅が広くシートピッチが広い
  • 全席コンセント付き
  • 「のぞみ」「ひかり」ではおしぼりの配布・ゴミの回収をしてくれる
  • 暑い場合寒い場合は送風口・毛布・シートヒーターで調節できる
  • 「エクスプレス予約」「スマートEX」の早特商品やJR西日本の株主優待券を使えば、きっぷの普通車指定席料金よりも安く、グリーン車に乗れる
  • JR東海・JR西日本・JR東日本のクレジットカードでエクスプレス予約会員になれば、乗車に応じて貯まるポイントでグリーン車に乗れる

このあとで1つ1つ詳しく東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」のグリーン車について紹介していきますね。

普通車とグリーン車の違い

JRの特急・新幹線には一部の列車を除いてグリーン車が連結されています。

グリーン車は普通車と違い、座席の幅が広く、シートピッチ(前の座席との幅)も広くとられ内装も落ち着いており、快適に過ごすことができますよ。

その一方で値段設定は高額で特急料金とは別にグリーン料金が必要です。

東海道・山陽新幹線のグリーン料金(2019年10月1日購入分から)
営業キログリーン料金
100kmまで1,300円
200kmまで2,800円
400kmまで4,190円
600kmまで5,400円
800kmまで6,600円
801km以上7,790円

東京ー新大阪の場合は600kmまでなので5,400円、これに乗車券と通常の特急料金が加わるのであわせると19,590円。

結構いい値段しますよね…。

そのかわり「のぞみ」のグリーン車については年末年始・お盆などの帰省時、ゴールデンウィークなどの大型連休などを除いて、隣りの席に人が来る確率は極めて少なく快適に過ごせます。

東海道・山陽新幹線16両編成グリーン車の席数と位置

東海道新幹線内を走る「のぞみ」「ひかり」「こだま」はすべて16両編成1,323席で統一されています。

これはダイヤに乱れがあった時に、どの車両を充てても予約した席がなくならないように配慮されているためです。

過去には「500系のぞみ」というとても人気な列車がありましたが、席数があわないのを理由に、2010年に東海道新幹線区間の運行を終えています。

500系のぞみ

その後はすべて白に青い帯を巻いた車両に統一されています。

N700Aグリーン車乗車口

16両編成1,323席のうち真ん中8号車から10号車までの3両200席がグリーン車で、10号車は喫煙ルームのある車両となっています。

←博多・新大阪                  東京→
[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15][16]

東海道新幹線と直通する山陽新幹線ではこのグリーン車の位置に合わせて駅ホームの階段・エスカレーターが配置されているので、グリーン車に乗ればムダのない動線で移動することができますよ。

グリーン車の位置

なお、山陽新幹線区間には九州新幹線へ直通する8両編成の「みずほ」「さくら」にグリーン車がありますが、こちらは別の記事にまとめています。

東海道・山陽新幹線16両編成のグリーン車の車内設備

それでは東海道・山陽新幹線16両編成のグリーン車の車内設備を詳しく見ていきましょう。

内装

N700系16両編成グリーン車車内

見てひと目でわかるとおり落ち着いた内装になっていますね。

足元もブラウンの絨毯が敷かれています。

座席

通常3列+2列で配置されている普通車に対してグリーン車は2列+2列の配置になっています。

座席の幅も広く包み込まれるような座り心地です。

最新のN700系はシンクロナイズドコンフォートシートというシートで、リクライニングした時に背もたれだけでなく座面も下がるので、ただ背もたれがリクライニングするシートでありがちなおしりが前にずっていくことがありません。

N700系16両編成グリーン車座席

▼座席横にあるレバーを手前に引くとリクライニングできます。
リクライニング用のレバー

▼角度はここまで倒せます。
リクライニング角度

フットレスト

前の座席の足元、ちょうど足の届く範囲にはフットレストが用意されています。

フットレスト

靴を脱いで使っている方を多くお見受けしますが、靴を履いたままでもOK。
右のペダルを踏むと高さの調整ができます。

コンセント

N700系16両編成グリーン車コンセント
普通車には窓際と車両の端の席にしかコンセントがついていませんが、グリーン車はすべての座席中央のひじかけの下にコンセントがついています。

テーブル

N700系グリーン車テーブル
テーブルはシートピッチが広い分、出したままの状態だと遠くなってしまうのですが、グリーン車のテーブルは手前に引き寄せることができます。

N700系グリーン車のテーブルを手前に引き寄せたところ

また大きいパソコンを置いてテーブルがふさがってしまっても、ドリンク用の小さいテーブルがひじかけに収納されているので、両方使えば問題ありません。

読書灯

N700系グリーン車読書灯
座席のヘッドレスト部分に読書灯がついています。
中央ひじかけの下にスイッチがありますよ。

N700系グリーン車読書灯スイッチ

シートヒーター

中央ひじかけの下のスイッチにはもうひとつボタンがついていますが、これはシートヒーターのスイッチです。

シートヒータースイッチ

スイッチを入れると太ももらへんがほんのり温かくなります。
後述する毛布といっしょに使うとよいでしょう。

冬の寒い日に電車に乗るとシートが温かくて眠くなると思いますが、あれと同じでめっちゃ眠れます。

空調吹出口

これはN700系の窓側席だけですが、窓上荷物棚との間に空調の吹出口が1座席につき2ヶ所あります。

空調吹出口

これを開いたり閉じたりすることでお好みの温度に調節することができますよ。

私は車内がモワッとするなぁと感じる時は開けて、ちょっと寒いなぁと感じる時は閉めるようにしています。

東海道・山陽新幹線16両編成のグリーン車のサービス

ここからは車内で受けられるサービスについて紹介します。

おしぼり

列車が発車するとパーサーさんがおしぼりを配りに来ますよ。

おしぼり

このおしぼりは日清紡の「めんです」というコットン100%のもので、普通のおしぼりとは違いしっかりしています。

おしぼりをあけたところ

その場で使ってもいいんですが、使わなかった時は持ち帰っていざという時用にとってあります。

しっかり密閉されているので長持ちしますし、結構使えます。

毛布

セルフサービスになりますが、車端部の荷物棚のところには毛布が用意されています。

車端部荷物棚に置いてある毛布
毛布

車内が寒い、また仮眠を取る場合などはこの毛布を使うとよいでしょう。
先述したシートヒーターと併用するとぬっくぬくです。

毛布はグリーン車専用なので持ち帰らないようにしましょう。

ところで、これ降りる時どうしたらいいんでしょうかね。
そのまま置いとくのは次乗る人に迷惑ですし、元の場所に戻すのも使用済みですし…。
いつも悩みながらも元の位置、新しいものの横に戻すようにしています。

ゴミの回収

主要駅到着前などにはパーサーさんがゴミの回収に来てくれます。

パーサーによるゴミ回収

朝昼晩の食事のタイミングなどは巡回回数を増やしてくれますので、デッキにあるくずかごまでわざわざ捨てにいかなくても大丈夫です。

もちろんタイミング悪く出くわさなかった場合は、デッキのくずかごへ自分で捨てましょう。

「ウェッジ」と「ひととき」

「ウエッジ」と「ひととき」

通常の書店でも販売されている情報誌「ウェッジ」と「ひととき」。
グリーン車の乗客には車内誌として無料提供されています。

またここでは紹介しませんでしたが、普通車同様車内販売もありますよ。

東海道・山陽新幹線16両編成のグリーン車にお得に乗る3つの方法

そんなグリーン車一度は乗ってみたいですよね?

ただ最初にも書きましたが高いですよね…。東京ー新大阪19,230円(19,590円)。
せめて普通車指定席と同じくらいの金額で乗れたら…と思いますよね?

それが乗れるんですっ!

お得に乗れる3つの方法がありますよ。

東海道・山陽新幹線の予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の早特商品を使う

まずは東海道・山陽新幹線の予約サービス「エクスプレス予約」と「スマートEX」。

早特商品をうまく使えば、きっぷで普通車指定席に乗るよりも安くグリーン車に乗ることができますよ。

グリーン車にお得に乗れる早特商品は5つあるので、詳しく紹介していきますね。

なお早特商品には設定除外日があります。2024年度は以下の期間で購入ができないので注意しましょう。

時期エクスプレス予約スマートEX
GW4月26日(金)~5月6日(月)4月26日(金)~5月6日(月)
お盆8月8日(木)~8月18日(日)8月8日(木)~18日(日)
年末年始12月27日(金)~1月5日(日)12月27日(金)~1月5日(日)

EX早特

乗車3日前までに予約をすれば、長距離区間の「のぞみ」普通車指定席とグリーン車がお得に乗車できます。
特に土休日用は割引率が高く、遠方への旅行に最適です。

区間EX早特グリーン料金普通車指定席
所定料金(のぞみ通常期)
平日用土休日用
東京・品川⇔岡山20,740円
(▲2,990円)
19,050円
(▲4,680円)
17,660円
東京・品川⇔広島22,790円
(▲3,910円)
20,580円
(▲6,120円)
19,440円
東京・品川⇔小倉24,320円
(▲5,670円)
22,100円
(▲7,890円)
22,730円
東京・品川⇔博多24,320円
(▲6,330円)
22,100円
(▲8,550円)
23,390円
新横浜⇔岡山20,740円
(▲2,660円)
19,050円
(▲4,350円)
17,330円
新横浜⇔広島22,790円
(▲3,580円)
20,580円
(▲5,790円)
19,110円
新横浜⇔小倉24,320円
(▲5,130円)
22,100円
(▲7,350円)
22,190円
新横浜⇔博多24,320円
(▲6,000円)
22,100円
(▲8,220円)
23,060円
名古屋⇔小倉19,860円
(▲3,870円)
19,050円
(▲4,680円)
17,660円
名古屋⇔博多19,860円
(▲6,290円)
19,050円
(▲7,100円)
18,890円
京都⇔小倉16,240円
(▲4,010円)
15,890円
(▲4,360円)
15,380円
京都⇔博多16,240円
(▲6,190円)
15,890円
(▲6,540円)
16,360円
新大阪⇔小倉15,670円
(▲3,920円)
14,870円
(▲4,720円)
14,720円
新大阪⇔博多15,670円
(▲6,000円)
14,870円
(▲6,800円)
15,600円
新神戸⇔小倉15,670円
(▲3,590円)
14,870円
(▲4,390円)
14,390円
新神戸⇔博多15,670円
(▲4,470円)
14,870円
(▲5,270円)
15,270円
※一部区間のみ掲載。発売全区間はこちら
赤太字は普通車指定席よりも安い区間。()はグリーン所定金額との差額。

私は関西に住んでいるので、福岡へ行く時でないと使い所がないのですが、土休日用の一部区間なら普通車指定席の料金よりも安く乗ることができ、とってもお得です。

EX早特の注意点

「のぞみ」しか使えません。山陽新幹線区間だけを利用する場合「みずほ」や「さくら」では使えません。

また直前で列車の変更をする際、払い戻しをしない限り手数料はかかりませんが、早特設定から外れるため通常の運賃になってしまいます。

これは以後紹介するすべての早特商品に適用されます。1名〜6名までの利用で3日前までにスケジュールが確定している場合に使いましょう。

EXグリーン早特(東海道新幹線区間と新神戸のみ)

私は東京方面に行くことが多いので一番良く使っているのが「EXグリーン早特」。

「EX早特」同様、乗車3日前までに予約をすれば、乗車駅を6時台に出る「のぞみ」と終日の「ひかり」のグリーン車がお得に乗車できます。

区間EXグリーン早特
グリーン料金
普通車指定席
所定料金(のぞみ通常期)
東京・品川⇔名古屋12,050円
(▲2,910円)
11,300円
東京・品川⇔京都14,120円
(▲4,920円)
14,170円
東京・品川⇔新大阪14,670円
(▲4,920円)
14,720円
東京・品川⇔新神戸14,970円
(▲5,280円)
15,380円
新横浜⇔名古屋11,390円
(▲2,910円)
10,640円
新横浜⇔京都13,780円
(▲4,590円)
13,500円
新横浜⇔新大阪14,330円
(▲4,930円)
14,390円
新横浜⇔新神戸14,670円
(▲5,250円)
15,050円
赤太字は普通車指定席よりも安い区間。()はグリーン所定料金との差額

()内は通常のきっぷでグリーン車を買った場合との差額なのですが、かなりお得。

名古屋発着以外はきっぷで普通車指定席に乗るよりも「EXグリーン早特」のグリーン車のほうが安くなります。

東京ー新大阪なら「スマートEX」の普通車指定席価格なら150円ほど、一番安い「エクスプレス予約」の普通車指定席価格でも1,000円ほど足せばグリーン車に乗れるので使わない手はないですね。

ちなみに私は主に東京ー新大阪で利用するので、行きは新大阪を6時台に出る「のぞみ」に、帰りは東京を17時以降に出る「ひかり」を利用することが多いです。

どちらも前後の席は埋まりますが、横の席が埋まったことは1回のみ、たいていは快適に過ごせますよ。

EXグリーン早特の注意点

「EX早特」とは違い、こども用の運賃設定がないこと。

おとなだけの1名〜6名で乗車3日前までに予約しましょう。

EXこだまグリーン早特(東海道新幹線区間のみ)

「EXグリーン早特」の「こだま」版。
乗車3日前までの予約で終日の「こだま」グリーン車に破格で乗れる商品です。

区間EXこだまグリーン早特
グリーン料金
普通車指定席
所定料金(こだま通常期)
東京⇔静岡6,140円
(▲2,600円)
6,470円
東京⇔名古屋9,170円
(▲5,580円)
11,090円
東京⇔新大阪11,410円
(▲7,860円)
14,400円
※一部区間のみ掲載。発売全区間はこちら
赤太字は普通車指定席よりも安い区間。()内はグリーン所定料金との差額

上記以外でも自由席特急券が安い区間(主に隣の駅間・一部2駅間のところもあり)以外で設定されています。

こだまに安く乗れる商品としてはJR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」が有名ですが、東京ー新大阪は通常期の普通車指定席で10,700円、グリーン車が12,200円。

アルコールにも使えるドリンク券がついているとは言え、「EXこだまグリーン早特」の東京ー新大阪は11,410円なので、こちらのほうが安くなりますよ。

EXこだまグリーン早特の注意点

「EXグリーン早特」同様こども用の運賃設定がないこと。
また「こだま」にはパーサーが乗車していないので車内販売がなく、おしぼりの配布・ゴミの回収は行っていません。

そして「こだま」は運転本数が少ないことがあげられます。

東京ー名古屋間は1時間に1本。
そのうちの半分は名古屋止まりなので、名古屋から新大阪の間は2時間に1本。

名古屋ー新大阪は各駅に停まる「ひかり」が「こだま」代わりとなり、これを合わせると1時間に1本となりますが、「ひかり」には「EXこだまグリーン早特」では乗車できません。

よって時間に余裕がある時の短距離利用がオススメですが、個人的には行きに新大阪もしくは東京から「EXこだまグリーン早特」を使ってゆったりのんびりと「こだま」に乗り、帰りは「のぞみ」のグリーン車でゆったり早く帰るのがオススメです。

そうすると行きも帰りもグリーン車でちょうどきっぷでの普通車指定席往復分の金額でおさまりますよ。

行きも帰りもある程度時間を重視するなら「EXグリーン早特」で往復「ひかり」、もしくは行きを6時台にして行きだけ「のぞみ」に乗りましょう。

EXのぞみファミリー早特(東海道新幹線区間と新神戸のみ)

「EXグリーン早特」と同様、乗車3日前までに2名以上で予約をすると土休日終日の「のぞみ」の普通車・グリーン車にお得に乗れる商品です。

区間EXのぞみファミリー早特
グリーン料金
普通車指定席
所定料金(のぞみ通常期)
おとなこどもおとなこども
東京・品川⇔名古屋12,050円
(▲2,910円)
7,070円
(▲2,500円)
11,300円5,650円
東京・品川⇔京都14,120円
(▲4,920円)
8,100円
(▲4,120円)
14,170円7,080円
東京・品川⇔新大阪14,670円
(▲4,920円)
8,380円
(▲4,110円)
14,720円7,350円
東京・品川⇔新神戸14,970円
(▲5,280円)
8,550円
(▲4,270円)
15,380円7,690円
新横浜⇔名古屋11,390円
(▲2,910円)
6,740円
(▲2,500円)
10,640円5,320円
新横浜⇔京都13,780円
(▲4,590円)
7,930円
(▲3,950円)
13,500円6,740円
新横浜⇔新大阪14,330円
(▲4,930円)
8,210円
(▲4,120円)
14,390円7,190円
新横浜⇔新神戸14,670円
(▲5,250円)
8,400円
(▲4,250円)
15,050円7,520円
赤太字は普通車指定席よりも安い区間。()内はグリーン所定料金との差額

「EXグリーン早特」とほぼ同額ですが、こちらにはこども用の設定もあります。

土休日終日の「のぞみ」に設定されているので、その名のとおりファミリーや複数名での旅行などに使いやすくなっていますよ。

EXのぞみファミリー早特の注意点

2名以上同一行程での利用が条件です。

EXこだまファミリー早特(東海道新幹線区間のみ)のグリーン車用は販売終了

「EXのぞみファミリー早特」と同様、乗車3日前までに2名以上で予約をすると土休日終日の「こだま」の普通車・グリーン車にお得に乗れる商品でしたが、2020年3月13日乗車分をもって販売終了となりました。

東京ー新大阪がグリーン車で11,100円だったのに…。残念すぎます…。

早特商品の少ない山陽新幹線区間はJR西日本の株主優待券を使う

5つある早特商品のうち4つが東京ー新大阪・新神戸までとなっていて、新神戸より西の山陽新幹線区間には「EX早特」しかグリーン車がお得になる商品はありません。

新大阪ー博多の山陽新幹線区間でグリーン車にお得に乗りたい場合、JR西日本の株主優待券を利用すれば乗車券・グリーン券ともに50%OFFにすることができますよ。

新大阪ー博多なら21,670円の半額で10,840円。

JR西日本の株主優待券の金券ショップでの相場は4,000円前後なので14,840円ほどとなり、「EX早特」と肩を並べられる価格になります。

なお、JR東海にも株主優待券はありますが、1枚につき10%OFF、最大2枚で20%OFFにしかできないので、普通車指定席よりもお得にはなりません。

JR東海・JR西日本のクレジットカードとJR東日本のviewカードのエクスプレス予約ならグリーン車に乗れるポイントが貯まる

JR東海・エクスプレスカード、JR西日本のJ-WESTカード(エクスプレス)、JR東日本のビューカード(JRE CARD含む)でエクスプレス予約会員になれば、東海道・山陽新幹線に乗る度に貯まるポイントでグリーン車に乗ることができる「グリーンプログラム」があります。

乗車区間の長さは関係なく列車ごとにポイントが決まっていて
「こだま」は600ポイント、「ひかり」は800ポイント、「のぞみ」は1,000ポイントです。

東京ー新大阪の乗車なら90ポイント付き、6往復12回乗れば1,080ポイント貯まり、「のぞみ」の1回分となります。

ポイントが貯まると以下の写真のようにグリーン料金0円で乗ることができますよ。
エクスプレス予約グリーン特典のきっぷ

ポイントの有効期限は貯めた翌年の6月末が期限となります。

年会費は1,100円かかりますが、そもそもの料金も割引になりますし、2ヶ月に1回東京ー新大阪の往復をするなら年に1回は確実にグリーン車に乗れるので、東海道・山陽新幹線を利用するならエクスプレス予約会員に入っておくほうがお得ですよ。

東海道・山陽新幹線16両編成のグリーン車のまとめ

東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」用16両編成のグリーン車について紹介しました。

  • 落ち着いた空間で快適に過ごせる
  • 駅の階段・エスカレーターはグリーン車の近くで乗り降りの動線にムダがない
  • 普通車に比べて幅が広くシートピッチが広い
  • 全席コンセント付き
  • 「のぞみ」「ひかり」ではおしぼりの配布・ゴミの回収をしてくれる
  • 暑い場合寒い場合は送風口・毛布・シートヒーターで調節できる
  • 「エクスプレス予約」「スマートEX」の早特商品やJR西日本の株主優待券を使えば、きっぷの普通車指定席料金よりも安く、グリーン車に乗れる
  • JR東海・JR西日本・JR東日本のクレジットカードでエクスプレス予約会員になれば、乗車に応じて貯まるポイントでグリーン車に乗れる

私もグリーン車は高嶺の花だと思っていたのですが、エクスプレス予約の「EXグリーン早特」を知ってからはほとんどがグリーン車利用になりました。

通常の普通車指定席と変わらない運賃でグリーン車に乗れるのでぜひ試してみてください!

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

「豊かな移動」を突き詰める移動自体を楽しむ人。小学生のときにゆうちょの定額貯金の存在に気づいたわりには、その後お金の使い方に苦労。今はさまざまなクレジットカードや予約サービスを活用し、移動費の節約や料金をかけずにゆったり移動する「豊かな移動」を志向。2023年からは「移働家」として家なし生活してます。