口座振替とは何かをわかりやすく徹底解説!手数料や手続きのやり方・申込の手順・エラーになった場合の対処法まとめ

支払い方法を選ぶときに「口座振替」という文字を見ることって多いですよね。

そんな口座振替ですが、どんな決済方法なのか気になりませんか?
普段何気なく耳にしている言葉ですが、あまり深くは知らない場合もあると思います。

口座振替について知っておくと、決済方法の選択肢も広がりますよ。

このページでは、口座振替についてや手数料がどれぐらいかかるのか、口座振替する上での注意点について詳しく説明していきますね。

口座振替とは?

口座振替とは?

では早速、口座振替の意味について説明していきますね。

口座振替は、決済方法のひとつ。
正式には口座自動振替といいます。

主に、以下のようなサービスの決済方法として使われることが多いですね。

口座振替として登録した金融機関の口座から利用分の金額が引き落とされる仕組みです。

引き落とされたお金は自動的にクレジットカードや公共料金など、サービス提供側の口座に送金されます。

一度、口座振替にしておけばあとは勝手に所定の日に引き落とされるので便利ですね。

口座振替と口座振込の違い

口座振替のほかに、口座振込というものもありますよね。
言葉もよく似ていますがどんな違いがあるのか気になりませんか?

口座振替と口座振込の違いについてまとめてみました。

口座振替と口座振込の違いについて
決済方法指定口座決済のタイミング
口座振替自分で決める所定の日に自動的に引き落とし
口座振込サービス提供側が定める指定日までに指定された口座へ振り込む

口座振込の場合、決められた日付までに指定口座へと自分で振り込む手間があります。

もし口座振替か口座振込、どちらかを選ばないといけない場合は口座振替のほうが楽ですよ。

口座振替の手数料について

口座振替をしようと思ったとき、手数料はかかるのか?という部分が気になりますよね。

結論からいうと、口座振替・自動引落の場合は手数料はかかりません
実質かかっていても、手数料は収納機関もちであることがほとんど。

口座振替をするからといって、手数料分を口座に振り込んでおく必要はありませんよ。

ただし、家賃などを支払う場合は手数料がかかることもあります。
利用するサービスや銀行によっては、手数料がかかることもあるので注意してくださいね。

公共料金などの口座振替は、基本的に無料と覚えておいて大丈夫ですよ。

口座振替する流れ

口座振替をするためには、事前に申込が必要です。

主に、申込方法は以下の通り。

  1. 口座自動振替依頼書を書く
  2. Pay-easy口座振替サービスを利用する
  3. Web申込をする

ここからは、それぞれの方法ごとに詳しく説明していきますね。

口座自動振替依頼書を書く場合

口座振替の手続きは書面で行うことができます。

サービスを提供する収納機関、もしくは金融機関でもらえる口座自動振替依頼書に記入していきましょう。

口座自動振替依頼書を書いて手続きするときの流れは、以下の通り。

  1. 口座自動振替依頼書を用意する
  2. 必要事項を記入する
  3. 届け印を押す
  4. 利用したいサービス提供側へ送付する

口座自動振替依頼書には、以下のような内容を記入しましょう。

  • 引落指定口座の金融機関名
  • 支店名
  • 口座番号

ちなみに、引落口座は普通預金・当座預金から選べます。

Pay-easy口座振替サービスを利用する

口座振替の手続きはペーパーレスでも行えます。

Pay-easy口座振替サービスを使えば、わざわざ依頼書を提出しなくても口座振替ができるようになりますよ。

ちなみに、Pay-easy口座振替サービスを利用する流れは以下の通り。

  1. 口座のキャッシュカードを収納機関にある端末機に読み込ませる
  2. 暗証番号を入力する

たったこれだけで自動振替ができるようになりますよ。

特別な手続きなどは必要なく、手持ちのキャッシュカードで申込できるので便利です。
届け印も必要ない上、利用手数料もかかりません。

Web申込をする場合

利用するサービスによっては、Webから口座振替を申し込むことができます。

Web申込をするときの流れは、以下の通り。

  1. サービス提供側のWebサイトから金融機関を選ぶ
  2. 自動振込みの申込をする

申込時には、口座番号や暗証番号が必要です。
あらかじめキャッシュカードの申込が済んでいることが条件になるので、注意してくださいね。

Web申込の場合、口座振替申込書や届け印は必要ありません。
利用手数料もかからず、自宅から簡単に申し込めるので便利ですよ。

ただ、インターネット上で暗証番号を入力するのが不安という場合は、書面で口座振替の申込をするのもひとつの手です。

口座振替を延滞するとどうなる?

口座振替日に残高が足りなくて、お金が引き落とされなかった!ということもあるかもしれません。
万が一、延滞してしまうとどうなるのか心配になりますよね。

つい焦ってしまいますが、金融機関によっては再振替サービスを行っていることが多いです。

振替日に引き落としできなかった分は、再振替サービスの対象日に改めて引き落とされますよ。

ちなみに、再振替サービスできる金融機関は以下の通り。

  • 楽天銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 北海道銀行
  • 北陸銀行
  • 横浜銀行
  • 千葉銀行
  • 広島銀行
  • 福岡銀行
  • 熊本銀行
  • 親和銀行
  • 常陽銀行
  • 肥後銀行
  • 八十二銀行
  • ゆうちょ銀行

たとえば、楽天銀行の場合、支払日が10/29だとすると再振替サービス対象日は以下の通りです。

10/30、10/31、11/1、11/2

再振替サービス対象外の金融機関や再振替サービス対象日を過ぎてしまった場合は、指定口座まで振り込みが必要ですよ。

もし口座振替できなかったときは、なるべく早めに支払うようにしましょう。

口座振替日が土日祝の場合いつ引き落とされる?

口座振替をする場合、引き落とし日が土日祝だといつ引き落とされるのかわかりづらいですよね。

金融機関が休業日の場合は翌営業日が引き落とし日になります。

たとえば、11/25(日)が支払日の場合、引き落とされるのは翌営業日の11/26(月)になりますよ。

土日や祝日をはさむときは、なるべく早めに振替口座にお金を用意しておきましょう。

口座振替がエラーになってしまったときの対処法

口座振替をしたときに、エラーが表示されてしまうこともあるかもしれません。
今までは普通に使えていたのに、突然エラーになると焦ってしまいますよね。

いざという時のために、原因になりそうなことを知っておきましょう。

主に、口座振替できないときの原因は以下の通り。

  • 振替口座に残高がない
  • 口座そのものが使えなくなっている
  • 振替依頼書が金融機関に登録されていない
  • 振替依頼書に不備があって手続きが遅れている

一番多いのは、口座に残高がないケースです。
必ず、口座振替日までに引き落とし額分のお金を入れておくようにしましょう。

口座に残高があるのに引き落とされない場合は手続きに不備がある可能性が高いので、金融機関に問い合わせてみてくださいね。

口座振替よりもクレジットカード払いがお得です

サービス内容によっては、口座振替のほかにクレジットカード払いが選べることもありますよね。

実は、口座振替よりもクレジットカードで支払ったほうがお得です!

というのも、クレジットカードで支払うとポイントも貯まります。
公共料金などは毎月支払うものなので、少しでもお得にしたいところですよね。

還元率の高いクレジットカードを使えば、支払いのたびポイントがどんどん貯まっていきますよ。

また、クレジットカードで支払うと、支払日をまとめられるのもうれしいところ。

口座振替だとサービスによって支払日が違いますが、クレジットカードは支払日が決まっているので引き落とし日をいちいち覚えておく必要がありません。

お金の管理をしていく上でも、まとめて支払えるとわかりやすいので便利です。

口座振替のかわりにクレジットカードを使うときは、なるべく還元率の高いカードを選びましょう。

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さいごに

口座振替についてまとめてみました。

  • 口座振替と口座振込は違う
  • 口座振替の場合は手数料が無料
  • キャッシュカードを持ってるならWeb申込が便利

決済方法が選べるなら、口座振替よりもクレジットカード払いのほうがお得になります。

自動引き落としにしたいのであれば口座振替、支払いするたびにポイントも貯めたいならクレジットカード払い、と使い分けてみるのもいいですね。

利用するサービスや金融機関にあわせて、決済方法も選んでいきましょう。