女性の海外一人旅を安全にするための最低限の心得10箇条【伊佐知美の世界一周とお金の話 #27】

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こんにちは、ライターの伊佐知美です。
私はこれまで、海外45カ国100都市ほどを旅してきました。

うち大体は一人旅です。
もちろんパッケージツアーや現地発着のツアーに参加することもあります。

でも、基本的には個人手配。
一人で地球をふらふらするスタイルの、いわゆるバックパッカーです。

年齢は2018年時点で32歳。
これまで危ない場面に遭遇したことは、あるといえばあるのですが、ほぼありませんでした。

海外で「絶対に安全」はありません。
けれど、最低限予防することはできると思っています。

たとえばスリやひったくりに遭ってしまったら、お金やモノはもちろん時間も手間もかかってしまう……!

ということで、この記事では私が海外を一人で旅する際に気をつけている10の心得についてまとめます。

1. 1泊目の宿は、街の中心エリアに予約する

ポーランドのワルシャワ
ポーランド・ワルシャワで宿泊した、主要駅から徒歩圏内の宿

初めて到着する街の宿は、簡単にたどりつける場所にすると決めています。

私は空港やバスターミナルから市内への移動は、タクシーではなく交通公共機関を使うことが多いので、乗り換えのないターミナル駅の周辺で予約することが多いです。

それは、たとえば羽田空港でいえば品川駅周辺や、成田空港でいえば上野駅周辺。見知らぬ土地に到着して、突然吉祥寺や下北沢など、魅力的な街だけれど移動が大変な場所に行くのは、避けています。

理由は、到着直後は気持ちもカラダもふわふわしているため、注意力がどうしても散漫になってしまい危ないから。

海外の空港や大きなバスターミナルでは、道に迷っていたり切符の買い方に手間取っていたりすると、「大丈夫?」と声をかけられることが多いです。

もちろん中には親切心で言ってくださる方もいますが、やはりそこは海外。悪いことを考えて近づいてくる人も一定数いるのです。

「到着したばかりの時は不安で、つい荷物やクレジットカード、スマホを預けてしまいそのまま盗難に遭ってしまった」という話はよく聞きますよね。

日本にいると「なぜそんな不用心なことを」と思ってしまうのですが、海外だとこれが結構あり得るんです……!

インドのデリー
インド・デリーの鉄道駅

宿は、主要駅でなくとも、東京でいうところの「浅草寺」や「スカイツリー」などの誰もが知っているランドマークの近くでもよいと思います。

そうすると、最悪迷った場合もタクシーの運転手に行き先を告げると簡単にたどり着けるのでオススメ。

とにかく到着直後は早めに宿という安全エリアへ向かい、そのあとゆっくりと落ち着いて街歩きを始めましょう。その方が、大きな荷物も財布もパスポートも自分の身も、より確実に守れます。

2. 街歩きの際は、余計なモノは持ち歩かない

これも鉄則です。私は以下の記事に書いた通り、スーツケースとリュック、サコッシュの3種のバッグを目的別に明確に使い分けており、基本的に街歩きの際はサコッシュのみ持ち歩きます。

宿に金庫がある場合は、パスポートはその中に入れて、街歩きには持っていきません。

悲しい事実ですが、海外は日本よりもスリに遭遇する確率が高いです。私は二度iPhone盗難に遭っており、また一緒に歩いている友人は繁華街で財布・パスポートを同時に盗難されました。

たとえばATMを使う予定のない日は、国際キャッシュカードを部屋の金庫に置いていくなど、街歩きの際は必要最低限の荷物で出かけることを心がけています。

3. サコッシュは絶対に体の前で持つ

すごく地味ですが、バッグの持ち方も気をつけています。

大きく2点あって、1点目は「肩がけのサコッシュは必ず体の前で持つこと」。

背中側で持つのは楽なのですが、友人がランドマークをスマホで撮影している間に、サコッシュのチャックを空けられて中身を盗難されて以降、後ろで持つのは止めました。

4. 肩がけバッグは車が通らない道側の方で持つ

2点目は、「ひったくり防止のために、肩がけバッグは、必ず車やバイクが通らない方の歩道寄りの肩で持つこと」です。

イギリスのロンドン
イギリス・ロンドン。たとえばこの写真の場合だと、右肩でバッグを持ちます

とくに私はマレーシアで、バイクのひったくり被害に遭う友人らを多く見てきました。

ちょっとした心がけですが、とても有効な防止策だと思いますので、車道側の肩では荷物を持たず、ぜひ歩道側の肩でバッグを持つことをオススメします。

5. 夜は基本、出歩かない

夜の不要不急の外出は、海外では控えています。
夜の街歩きは、とても美しく、また刺激があって楽しいです。けれどその分、やはり危険度も増してしまうんですよね。

メキシコのメキシコシティやアメリカのニューヨークなど、ちょっと夜が怖いなと感じる街は、日暮れ後はなるべく早く宿に戻るようにしていました。

とはいえ、たとえばラオスのルアンパバーンやクロアチアのスプリット、ハンガリーのブダペストという街など、住人が子連れで夜に出歩くくらい治安のよい街では、私も夜の街歩きを楽しむことがあります。

この辺りの塩梅は、現地の方に危ないエリアや時間帯があるか聞いたり、あとは数日間滞在して自己責任で判断するしかないので、正直今でも難しいです。が、基本は「夜は宿で仕事」と考えています。

ハンガリー・ブタペスト
ハンガリー・ブタペストの夜景

6. 歩きスマホはできるだけ避ける

歩きスマホは、海外でも当然危ないと思っています。

地域によっては、スマホを持っているだけで「高価なものを持ち歩いている外国人旅行者だ」と思われてスリの対象になってしまうことが多いです。歩きスマホは事故の元ですし、いいことがないです。

地図を確認したい場合は、できればカフェに入って落ち着いてからにしたり、せめて道の端っこで止まって確認した上、バッグにしっかりとしまってから再出発するなど、日本にいる時よりも取扱いに気を配ります。

ちなみに私はiPhoneをよく落としがちなので、旅に出る際は必ずストラップ付きiPhoneケースを購入して、手首にかけて使えるようにしていますよ。落下もスリも防げてとても便利です。

7. 長距離移動での居眠りには気をつける

オーストラリア・ウルルの長距離バス
オーストラリア・ウルルの長距離バス

スリの話が多いのですが、実話なので書かせてください。長距離移動の電車やバスで、荷物を自分の体から離したまま居眠りするのはやめましょう。

眠っている間にバッグを空けられて、中身を抜かれてしまった友人を、何人も見てきました。悲しいですが、油断した自分が悪いという結論でしかありません。

とはいえ私も眠ることはあります。その場合は、足元にリュックを置いたり、サコッシュを腰にかけたまま眠ったりと、バッグが動いたらすぐに気づけるように対処した上で眠ります。

「気をつけすぎて、なんだか自意識過剰でバカみたいだな〜」と自分でもたまに思うのですが……。

スリに遭うとレポートを入手するために警察へ行ったり、パスポートの再発行のために大使館に通ったり、日本の銀行やクレジットカード会社に電話をして各種カードを止める手続きをしたりと、本当に時間もお金も無駄に使う羽目になります。

できる限り、事前に予防したいなと思って、自意識過剰は継続していますよ。

8. 知らない人にはついていかない

なんだか小学生みたいな文言ですが、これも大切な心がけの一つです。

海外旅の醍醐味に「現地で友人を作ること」が挙げられます。けれど、基本的には「親切な人と流暢な日本語を話す人は、悲しいけど最初は疑う」心構えでいることが大切かなと。

本当にこれは、ケースバイケースなのですが……。

残念ですが、トルコで一緒に行動していた男の子の友だちは、別行動していた夜に、話しかけられた現地の方に「ぼったくりバー」に連れて行かれて約7万円を払っていました。

現地に友人がほしければ、Airbnbなどの有料サービスを使って、評価の高いユーザーとまず知り合いになる手段も有効です。

誰を信じて、誰を信じてはいけないのかということを、海外ではしっかりと意識した方が安全だと考えています。切ないけれど。

9. ATMの利用は有人の銀行をベースに考える

私の海外での外貨入手方法は、国際キャッシュカードの使用またはクレジットカードのキャッシング機能の利用です。どちらの場合にせよ、有人の銀行ATMで操作するのがマイルール。

理由は無人ATMで操作してしまうと、「機械にカードが吸い込まれて、そのまま出てこない」……いわゆる「キャプチャされてしまった」という事態に遭遇した際、対処に困るからです。

私はタイとトルコの空港で、二度国際キャッシュカードがキャプチャされ、出てこなくなりました。当然、誰も助けてくれず(正確にいうと助けようとしてくれる人はいるのですが、ATMの担当者はいないので、誰も解決はできない)、そのまま泣き寝入りするしかなかったです。

キャプチャされてしまっても、有人ATMの営業時間内であれば、機械からカードを取り出してくれる可能性が高いので、以後無人ATMは避けるようにしています。

10. 安いことが最善ではない、と肝に銘じる

たとえば、宿泊代は安いけれどセキュリティの甘いゲストハウスや、運賃は安いけれど時間が倍以上かかってしまう交通手段などは、私はあまり選びません。

時間帯にもよりますが、たとえば夜中に新しい街に到着したとしたら、私はお金がかかっても電車やバスなどではなく、タクシーを利用すると思います。

いつも考えているのは「金額と、時間、あとは安全を天秤にかけて選択しよう」ということ。

ほかには食事も、安いことだけが価値ではなく清潔感も大事なので、総合的に判断します。

さいごに:時間のゆとりは心のゆとり。海外では日本の常識は通じない

ドイツのベルリン

以上が10点です。

すべての大前提として大切なのは、「時間にゆとりを持つこと」だと思います。

たとえば飛行機や電車に乗り遅れてしまうなど、焦っている時は、判断能力が鈍ってしまいがち。

判断能力が鈍ると、騙されてしまいやすくなったり、乗り物に荷物を忘れるなどのうっかりミスが増えたりします。

先日旅したトルコでは、突然公共交通機関が電気不具合のために1時間止まりました。ハンガリーのブタペストでは、なぜか空港行きのバスが定刻よりも早く出発してしまったため、1本乗り遅れました(笑)。

なので、海外では時間に余裕を持ち、5分前行動といわず、1時間以上前行動くらいを心がけています。

時間のゆとりは心のゆとり!
心のゆとりは安全な旅の元!

ということで、男性も女性も、楽しい旅を。ではまた次回です。

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この記事を書いた人

伊佐 知美

1986年生まれ、新潟県出身のライター・編集者。2016年4月から株式会社Waseiの社員として「世界一周×仕事」の旅に出発。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』編集長、オンラインサロン「編集女子が"私らしく生きるため"のライティング作戦会議」主宰。旅ガイド「ことりっぷWEB」にて「伊佐知美の世界一周さんぽ」連載中。旅と文章とカメラがすき。個人ブログはこちら

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