こんにちは!
iDeCoを利用している、ノマド的節約術の松本です。
iDeCoというと毎月掛け金を支払って運用していくイメージがあるかもしれません。
実際そうなんですが、今は違う方法でも支払いができるようになっているんですよ。
2018年から年払いやボーナス払いという形で数ヶ月分をまとめて支払えるようになりました。(「まとめて拠出」といいます)
そのことによってどんなメリットやデメリットがあるのかも気になるかと思いますので、このページで詳しく見ていきますね。
わかりやすいメリットは手数料の節約
まずはiDeCoを年払いやボーナス払いできるとどんなメリットがあるのかについて。
iDeCoでは、どの金融商品を使うにも関わらず、国民年金基金連合会手数料という手数料が毎月103円必ず必要になります。
ただ、この103円は掛け金を支払った月だけ必要になるものなので、年払いやボーナス払いにしておくことで、まとめて掛け金を拠出することになるため、毎月103円払っていたものが年1回や年2回という感じで減らせますね。
毎月103円支払っていると1年で1,236円。
それが年1回だけになれば103円で済むため、1,133円も節約できます。
年に2回103円払った場合は1,030円の節約です。
仮に年1回だけの掛け金拠出で30年続けたとしたら、トータルで33,990円も節約になるため、無視できない金額ですよね。
これがまとめて掛け金を支払う最大のメリットです。
iDeCo掛け金を年払いするのがメリットになる場合
では、このメリットを最大限活かす方法を考えてみましょう。
個人的に一番iDeCoをまとめて拠出するのがおすすめだと思うのは、年の途中で掛け金を変更して増やしたときです。
年の途中で掛け金を増やした場合は、次にまとめて拠出するときにその前に拠出していた限度額までの余り分をまとめることもできます。
例えば、もともとは月30,000円掛けていて年に2回払いだった場合は、6ヶ月で180,000円支払いますよね。
でも限度額は68,000円のため、余り分があります。
6ヶ月分になると余り分が38,000円×6ヶ月で228,000円もありますね。
次の6ヶ月分は1ヶ月あたり68,000円掛けることにしたのであれば、68,000円の6ヶ月分と228,000円を加えて拠出できますよ。
この場合の合計額は636,000円になりますね。
こうやって拠出できる枠を最大限活用して節税できます。
デメリットもあります
国民年金基金連合会手数料を節約できるiDeCoの年払いはメリットばかりのように思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
気をつけておきたいデメリットもあります。
一番のデメリットは毎月支払わないことによって、投資信託の購入単価を平均にできないことですね。
iDeCoは節税だけでなく資産運用の側面もあるため、長い目で見たときに最大限パフォーマンスを出すことを考えるのであれば、毎月支払っているほうが安いときに買える確率も高くなる分おすすめです。
これはドルコスト平均法という考え方ですね。
年払いにしてしまうと、1年単位でしかドルコスト平均法の効果がないため、月単位よりは効果が薄くなってしまう可能性が高いです。
たまたま年払いするタイミングが1年の底値ならいいでしょうけど、その可能性は低いでしょうからね・・・。
また、口座引き落としの残金が足りなかった場合などで拠出できなかった場合は、節税のメリットが受けられなくなります。
これは自分でお金をしっかり管理してれば解消できるデメリットですけどね!
年払いや月払いを使う場合、12月拠出分は必ず支払う
もしiDeCoの年払いや月払いを使う場合は、11月(12月支払い)分は必ず設定しておかないといけません。
年に1回だった場合は11月に1年分を設定することになりますね。
変更手続きに時間がかかるのは要注意!
もし、iDeCoの掛け金を年払いなどに変更する場合は変更手続きに約2ヶ月かかることを知っておきましょう。
今すぐ手続きを始めることはできるものの、反映されるまでに時間がかかりますからね。
あとで慌てても遅いので、もしやるなら早めに行動するのが大切です。
さいごに
年払いなどでまとめて支払えるようになったことでiDeCoの使い方に幅が出ましたね。
これはどこの金融商品のiDeCoを使っても同じですよ!
とはいえ私は引き続き毎月同じ金額を掛けていこうと思います。
103円の手数料は必要になりますが、ドルコスト平均法の効果を最大限受けられるほうがいいと判断したからです。
どちらがいいかは相場次第でなんとも言えないところがありますので、自分がいいと思うほうを選べばいいですよ。
iDeCoで定期預金するのであれば、間違いなく年払いのほうがおすすめなのでそうしておきましょう。