レオパレス21のメリット・デメリットは?入居までの流れ・かかる初期費用についても徹底解説します

こんにちは!
最近レオパレスで一人暮らしを始めた、ライターのさくらです。

レオパレス21(以下レオパレス)は、家具家電付きで人気の賃貸・マンスリーマンション。
住んだことはなくても、テレビCMなどで目にすることは多いんじゃないでしょうか。

レオパレスは、大物家具や家電を買い足さず、身軽に引っ越せるのが魅力のひとつ。
私は急な引っ越しで準備期間が短かったので、レオパレスがあってよかった!と心から思いました。

今回私が実際にレオパレスを借りてみてわかった、入居までの流れやかかった初期費用などについてくわしく紹介していきます。

レオパレスのメリット・デメリットもあわせて紹介しますので、お部屋さがしの参考にしてみてくださいね。

レオパレス 選べる2つの借り方

まず、レオパレスには「マンスリー契約」と「賃貸契約」というふたつの借り方があります。

マンスリー契約

あらかじめ住む期間が決まっているときの借り方です。
最低30日から借りることができますよ。

マンスリー契約は、完全前払い方式。
住む期間を決めて、その分の利用料をあらかじめ一括払いする必要があります。
また、利用料に水道光熱費が含まれるのが特徴。

初期費用はかかりますが、そのあと追加で発生するお金がないので、学生さんなどに人気です。

賃貸契約

ふつうの賃貸物件を借りるのと同じ借り方です。
特に期間は決まっておらず、長期間住むことを前提とした契約ですね。

水道光熱費は利用料に含まれず、別途自分で支払うことになります。

私は引越し後、長期で住む予定だったので「賃貸契約」の方で契約しました。
通常はこちらの契約が多いようですので、ここからは賃貸契約の場合について説明をしていきます。

レオパレスのロゴマーク

レオパレスのメリット

レオパレスには、他の賃貸物件にはあまりない、以下の4つのメリットがあります。

  • 家具・家電付き
  • 保証人不要
  • 敷金・仲介手数料不要
  • インターネット対応

家具・家電付き

レオパレスのテレビ

レオパレスの物件には、生活に必要な家具・家電があらかじめ付いています。(家具家電なし物件も一部あります)
そのため、高価な家具・家電を買い足すことなく、身ひとつでも引っ越し可能。

住む期間が限られている学生や単身赴任の人などにはとても便利ですよね。

しかも、家電が壊れたときはレオパレスに連絡すれば、メンテナンスも行ってくれるんですよ。

レオパレスに備え付けられている家具・家電は以下のとおり。

  • テレビ
  • エアコン
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • 冷蔵庫
  • カーテン
  • テーブル
  • ベッド

物件により多少違いがありますが、最低限の暮らしに必要なものは揃っていると言っていいでしょう。

▼私の借りた部屋には、折りたたみ可能なテーブルとイス2脚が付いていました。

レオパレスのテーブル

保証人不要

レオパレスを契約する際は、レオパレス指定の家賃保証会社との保証委託契約が必要になります。
そのかわり、保証人を立てることなく契約できますよ。(未成年の場合を除く)

保証人を頼める人がいないなんて場合にも安心して引っ越しできますね。

敷金・仲介手数料不要

普通の賃貸物件だと、家賃の1ヶ月分ほどかかる「仲介手数料」が、レオパレスでは一切不要です。
また、一部物件をのぞき、敷金もかかりません。(専有面積30㎡以上の広い物件は家賃1ヵ月分の敷金が必要)

ただし、礼金は必要となります。
物件にもよりますが、礼金は家賃1ヶ月分のところが多いですね。

インターネット対応

レオパレスには「レオネット(LEONET)」という独自のインターネットサービスが用意されています。

部屋にあらかじめ機器が設置されており、自分でプロバイダと契約しなくても、引っ越したその日からインターネットが利用できるんです。

レオネットは家賃には含まれておらず、オプションで契約する形になります。
利用料は月額[price k=2100](税込)ですよ。

私が引っ越したときも、引っ越し当日の夜にはネットがつながりました。仕事でネットが必須な人間としては、ものすごくありがたかったです。

レオパレスのデメリット

メリットがあればデメリットもあります。
物件の評判などはケースバイケースですので、今回は費用面についてのみ触れていきます。

  • 保証契約の費用が必ず必要
  • 退室時に清掃費用がかかる
  • 家賃が相場よりやや高い

保証契約の費用が必ず必要

「保証人不要」のところでも書きましたが、レオパレスに入居する際は、保証会社との保証委託契約が必須となります。

保証委託料は、契約時に月額利用料の100~120%、2年目以降は年ごとに10,000円
最初だけでなく毎年かかる費用のため、注意が必要です。

ふつうの賃貸アパートでは、きちんとした連帯保証人を立てればこういった費用がかからない場合もありますよね。

保証人を頼める人がいて、家具家電付きにこだわらないのであれば、レオパレス以外を検討する余地もありそうです。

退室時に清掃費用がかかる

レオパレスは敷金がない代わりに、退室時に「基本清掃料」を支払う決まりになっています。
どんなにキレイに使っていても、基本清掃料は払わなければいけません。

敷金がないからといっておトクというわけではないんですね。

基本清掃料は物件の広さと家具の有り無しによって額が異なり、一番狭いタイプの1K(家具家電付き)で、30,780円です。
部屋にキズや汚れを付けた場合は、別途修理費を請求されることもありますよ。

基本清掃料についてくわしくは、レオパレス21公式サイトにも書かれていますので参考にしてみてください。

家賃が相場よりやや高い

レオパレスの家賃には備え付けの家具・家電利用料も含まれています。
そのため、同じ地域の同程度の物件より家賃がやや高めに設定されています。

その分買い足すものが少ないので決して高いとは思いませんが、長期的に見ると”自分で家具家電を買って安い物件に住む”方が安くなる場合もありますね。

レオパレス入居までの流れ

ここからは私が実際に経験した、レオパレス入居までの流れを説明します。

入居までのおおまかな流れは以下のとおりです。

  1. 住みたい物件を探す
  2. レオパレスセンターへ内見を申し込む
  3. 内見をする
  4. 契約をする
  5. 鍵を受け取りに行く

住みたい物件を探す

まずは自分の住みたいエリアの物件を、レオパレスの公式サイトから探してみましょう。

▼レオパレス公式サイトは、スマホからでも検索しやすいですよ。

レオパレス公式サイト画面1

▼駅名などのキーワードで検索すると、近くの物件が表示されます。

レオパレス公式サイト画面2

▼家賃や見取り図、設備など、物件情報が詳細に載っているので、あらかじめ住みたい物件の目星を付けることができますね。

レオパレス公式サイト画面3

▼気になる物件が見つかったら、内見の予約をしましょう。物件を取り扱っているレオパレスセンター(営業所)が表示されていますので、直接電話をするか、予約受付フォームで申し込みます。私は予約受付フォームを使いました。

レオパレス公式サイト画面4

▼内見を希望の場合「レオパレスの物件を見たい」にチェックを入れます。

レオパレス公式サイト画面5

▼担当者の性別の希望を聞いてくれます。これは嬉しいサービス。
女性の一人暮らしの場合は、担当も女性の方がなんとなく安心ですよね。

レオパレス公式サイト画面6

必要事項を入力し送信すると、レオパレスセンターから電話がかかってきます。
電話で日程を調整し、いざ内見へという流れになりますよ。

なお、住みたい物件が遠くて内見に行けない場合、最寄りのレオパレスセンターで物件を紹介してもらってそのまま契約もできます。

鍵の受取りは現地のレオパレスセンターになりますが、引っ越し前に何度も現地に行く必要がないのはありがたいですね。

内見をする

約束した時間に、希望物件を取り扱っているレオパレスセンターへ行き、内見をさせてもらいます。

内見の前に、気になることがあったらなんでも質問しておきましょう。

私は初期費用が気になっていたので、内見前に見積もりを出してもらいました。
ほかに、近くで別の物件が見たい場合なども、内見に出かける前にお願いしておくとスムーズですね。

内見へは、レオパレスの担当者さんが車で連れて行ってくれました。
帰りは「周辺の様子を見たいので歩いて帰ります」と言ったらそれもOKでしたよ。

契約をする

レオパレスの契約書

ここだ!という物件が決まったら、賃貸契約を交わします。

契約には身分証明書・印鑑・初期費用(現金)が必要になりますよ。

内見と同時に契約も済ませようと考えている場合は、この3つを忘れずに持っていきましょう。

なお、契約にかかる時間は1時間ほどです。

鍵を受け取りに行く

レオパレスの鍵

新居の鍵は、物件を取り扱うレオパレスセンターで受け取れます。

鍵受取りの手続きにかかる時間は15分から30分ほど。
必要なものは身分証明書のみですよ。

なお、鍵が受け取れるのは、契約で決めた入居開始日以降
事前に受け取っておくことはできません。

契約上の入居開始日と同じ日に引っ越しをしたい場合、鍵の受取り時間を考慮して引っ越しの時間を決めることをお忘れなく。

無事鍵を受け取ったら、いよいよ新生活の始まりです!

レオパレスの初期費用はどれくらいかかる?

レオパレスに引っ越しをする上で気になるのは初期費用
事前に知っておきたいですよね。

私が実際にかかった費用は、家具家電付き1Kで約19万円でした。
(家賃2.9万円・共益費5,000円・レオネット利用)

この金額は家賃が2.9万と格安の場合です。
家賃が上がると初期費用も上がりますので、項目別に見ていきましょう。

レオパレスの初期費用

前払い利用料金

契約開始月と翌月分、2ヶ月分の家賃を、初期費用として前払いします。

正確には家賃のみでなく、「家賃・共益費・環境維持費・レオネット料金(ネットを使う場合)」を合わせたものを利用料金と呼び、その利用料金2ヶ月分を先に支払いますよ。

レオパレスの利用料金

家賃が安くても、いろいろ足していくと月々の利用料金は意外と高くなりますね。

ただし契約開始月が日割り計算の場合、日割り分+翌月の1ヶ月分でOKです。
(15日から入居開始の場合、約1.5ヶ月分の利用料金ということになります)

礼金

礼金がかかる物件の場合は初期費用として支払います。
家賃1ヶ月分のところが多いです。

鍵交換費

[price k=9500](税込)。

鍵交換費用として必ず支払います。

抗菌施工費

[price k=16400](税込)。

室内の抗菌施工費用として請求されます。
ただしこの費用はオプションです。

見積もりでは大抵こちらを入れた金額を出してくるので、不要だと思ったら外すようにしましょう。

私の場合は、さらに5,000円ほど高い「光触媒プラン」というものを請求されそうになったので、外してくださいとお願いしたところ、「長期間空いている部屋なので抗菌施工は外せない、光触媒だけ外します」とのことでした。

法的にいうと払わなくてもいいものですが、払わないと契約を断られることもあるようで…このあたりはケースバイケースですね。

入居者あんしん保険

18,000円(非課税)。

火災保険の費用です。
2年分でこの金額、2年後にまた同額を支払います。

レオパレス指定の保険会社に申し込むとこの額になりますが、自分の好きな保険会社と契約することも可能です。
さほど割高ではないので、このままでもいいかと思います。

保証委託料

前述した、保証人を立てないかわりに家賃保証会社へ支払うお金です。

保証委託料は月額利用料金の100〜120%です。(家賃ではなく、もろもろ足した”利用料金”の方です。)

100〜120%と幅がありますが、こちらは審査によって決まります。
収入が安定している人だと100%、そうでないと120%になるそうです。

私は今年ライターとして個人事業主の申請をしたばかりだったので、職業を証明できるものがなく「無職」扱いで120%となりました。ちょっと悲しい(笑)
逆にいうと、無職でもレオパレスは借りられるってことになりますね。

このほかに「入居者サポートシステムプラス」というライフサポートサービスもオプションで勧められますが、不要だと思ったら外しましょう。

以上がレオパレス初期費用の全項目です。

初期費用の計算式

分かりやすく式にすると

  • 金額が固定のもの:鍵交換費+抗菌施工費+入居者あんしん保険+環境維持費2ヶ月分+レオネット2ヶ月分=51,508円
  • 金額が変動するもの:家賃2ヶ月分+共益費2ヶ月分+礼金+保証委託料=およそ家賃4ヶ月分+10,000円

このふたつを足した合計が初期費用となります。

例えば家賃が5万円の場合は、初期費用およそ26万円。
家賃が7万円の場合は、初期費用およそ34万円。

いかがでしょうか。
個人的には、思ったよりかかるなという印象でした。

礼金1ヶ月分、共益費5,000円、レオネット利用の場合で計算しています。
今回断れなかった抗菌施工費も計上しているので、もう少し安くなる場合もありますよ。

目安として参考にしてみてください。

レオパレスの初期費用を抑える方法

意外と高いレオパレスの初期費用。少しでも抑える方法を紹介します。

キャンペーンを利用する

レオパレスではおトクなキャンペーンを実施していて、「最大家賃2ヶ月無料」や「トリプルゼロ」(礼金・前家賃・鍵交換費用無料)などの物件が出ることがあります。

キャンペーン自体はほぼ常時やっているようですが、内容や対象物件は定期的に変わりますので、引っ越したい地域にいい物件があるかどうかチェックしてみましょう。

▼初期費用が安くなる物件は、レオパレス公式サイトトップページの下の方、「キャンペーンやお得な情報」の「初期費用おトク」を選択すると見られますよ。

レオパレス キャンペーン

家賃が特別に安い物件を探す

今回の引っ越し時に私が経験したケースです。

長期間部屋が空いているという理由で、家賃が通常時よりかなり値下げされる物件がたまにあります。
同じ建物内の同じ間取りでも、そこだけ家賃が安いという部屋が出ることがあるんです。

私の場合、同じ条件の他の部屋より7,000円ほど安い家賃で借りられました。
安すぎるので担当者さんに理由を聞いたら「2年くらいずっと空いちゃってるので特別に安くなってます」とのこと。

ワケあり物件などではないようですので、レアなケースですがこういう物件を探してみるのもひとつの手ですよ。

さいごに

レオパレスには、他の賃貸マンションにはないさまざまなメリットがあります。

ただし、初期費用は一概に安いとはいえません。

新たに家具や家電を揃えなくていいので、これらを持っていない人が新規に一人暮らしをする際には安く済みますよ。

参考:レオパレスのサイトはこちら

実際にレオパレスに住んでみての感想についてはこちらにまとめましたので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。

おまけ:レオパレス以外で探している場合

やっぱりレオパレス以外のところにしようと思ったのであれば、他にも賃貸はたくさんありますよ。

以下の賃貸情報サイトからお問い合わせなどしていいところを見つけましょう。

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この記事を書いた人

1983年群馬県生まれ、埼玉県在住のフリーライター。調理学校卒、飲食店で働いていましたが、おいしいもの好きが高じてライターに転職しました。 飲食店のおトク情報や暮らしに役立つ節約術を紹介していきます。