一人だけ「プライム会員」と「Amazonプライム家族会員」家族で使うならどちらがお得か比較してみました

普段からよくAmazonを使うのですが、Amazon会員になることでよりお得にサービスを受けられますよね。

たとえば、(以下、本会員)というサービスは、月額600円かもしくは年間5,900円でいろいろなことができます。

代表的なところで、以下のサービスがありますよね。

  • プライムビデオが見放題
  • プライムミュージックが聴き放題
  • Kindle端末があればKindleオーナーライブラリーが利用できる
  • Amazon定期おトク便のおまとめ割引がある
  • Prime nowが利用できる(限定地域のみのサービス)

そしてAmazonプライムには、「Amazonプライム家族会員」というサービスもあります。

現在、既にAmazonプライム家族会員になっているのですが、今まで以上に家族でAmazonプライムの特典を使いこなせるように、お得な方法を我が家で探ってみました。

ノマド的節約術 Amazonプライム会員と家族会員どちらがお得か比較してみた

Amazonプライム家族会員とは?

Amazonプライム家族会員(以下、家族会員)とは、本会員と同居する家族が2人まで登録できるサービスです。

ですが、使えるサービスはかなり限られたものになってしまいます。

  • お急ぎ便が使える
  • お届け日時指定便が無料
  • 特別取扱商品の取扱手数料が無料
  • プライム会員限定先行タイムセールに参加できる

家族会員が使えるサービスはこれらのみ。
本会員ような、盛り沢山な特典はありません。

そこで今回は、Amazon規約を読み込んで、プライム本会員は1家族に1人で足りるのか、それとも家族会員になった方がお得なのか、調べてみることにしました。

家族会員になるのと、1人だけ本会員にするのはどちらがお得?

(1) 1人の本会員アカウントで、プライムビデオは2人同時に視聴することができる

家族会員のアカウントでは、ビデオやミュージックを見放題という特典は利用できません。

ですが、プライム本会員のアカウントを使えば、2人それぞれ同時に別のビデオを視聴することができるのです。Amazonビデオ使用規則にはこう書かれていますね。

お客様は、ダウンロード可能なビデオを、同時に2台の端末にダウンロードできます。お客様がすでに2台の端末にビデオをダウンロードしている場合、いずれか一方の端末から削除しない限り、そのビデオを別の端末にダウンロードすることはできません。どの時点においても、お客様の‪Amazon.co.jp‬アカウントに関連する端末にダウンロードできるビデオの合計数は25本までとします。

引用元:Amazonビデオ使用規則より抜粋

ダウンロードは25本まで可能、ということはダウンロードして端末に保存しておけばWi-Fiがない場所でも視聴できるので、車の中や出先でも安心して観ることができます。

そしてストリーミング再生も、「同じビデオを2つ以上の複数端末で」というのはできませんが、「2本の違う映像を同時に再生することはできる」ということになります。

加えて、プライムビデオでダウンロードしたビデオについては、このような規則もありました。

お客様は、プライム・ビデオでダウンロードしたビデオについて、通常30日以内に視聴を開始しなければならず、視聴を開始した場合、通常48時間以内に視聴を終了しなければなりません。

引用元:Amazonビデオ使用規則より抜粋

「30日以内に視聴開始、48時間以内に視聴を終了」というのも、普通は観始めたら48時間以内には見られると思うので大丈夫でしょう。

プライムビデオ
↑ プライムビデオを再生しているところ ↑

(2) プライムミュージックは使いづらい?同時ストリーミングは1台のみ

本会員のアカウントを使えば、プライムビデオを2人同時に観られることはわかりました。

ですが一方で、プライムミュージックは、1アカウントで同時にストリーミング再生を使えるのは1台のみの端末になります。

我が家では「まずストリーミング再生をして聴き流し、気に入ったものだけをダウンロードする」という使い方をするのが多いです。

そのため、ラジオのようにランダムにいろいろな曲を流し聞きしたい場合、家族会員だと「別端末で使用している間は、プライムミュージックのストリーミング再生を自由に行うことができない」という縛りが生じます。

私の家では、夫が本会員で、私が家族会員に登録されています。

例えば、本会員である夫が、彼自身のアカウントでAmazon Fireでプライムミュージックを聞いている場合、家族会員である私は、彼と同時に自分のiPhoneでプライムミュージックで音楽を聞こうと思ってもできないということになるんですよね。

Amazon Fireで音楽を聴いているところ
↑ 夫がAmazon Fireで音楽を聞いているところ。この間、私はプライムミュージックは聞けません。 ↑

これには、少々不便に感じることが多いです。

音楽をダウンロードしてしまえば良いのですが、プライムミュージックは「クラウド保存」と「端末保存」に分かれていて、すべて手動で設定する必要があります。

もしダウンロードした場合、家族会員も本会員のアカウント容量を使うことになり、全てが一括共有になります。

好みの音楽が違うと、端末を共有している場合は、誰かが「私の好きな音楽をダウンロードする容量がない!」ということになりかねませんので、注意が必要です。

そのため、私は夫のアカウントを使って家で映画を観ていますが、音楽を聴こうとすると1端末でしか利用できず、使うタイミングが被ってしまうことも多いとストレスになるため、我が家ではプライムミュージックは使用していません。

(3) 家族会員がKindle本を多く持っている場合は?

本会員と家族会員の使い分けで、1番問題なのは、Kindle本です。

我が家では、夫はほとんどKindleを買っていないのですが、私がたくさん買っているので、Fireなどの端末を使う時に毎回、夫から私のアカウントに切り替える必要があります。

そもそも「FireならiPhoneより本が読みやすくなるかもしれない」と考えてFireを購入したのに、アカウントの切り替えという一手間のおかげで、ストレスを感じることも多々あります。

私のKindle本をすべて夫のアカウントに移行できれば良いのですが、調べてもやはり「譲渡はできない」とのことでした。

本会員になれば、年間4,900円(月間だと500円)で、このアカウント切り替えのストレスから解放されるなら、いっそのこと私も今持っている本を読み切るまでの間だけでも、本会員登録をしてしまった方が良さそうな気がしてしまいました。

おまけ:学生ならAmazon Studentがお得!

家族会員のみのアカウントでは、プライムビデオやプライムミュージックのサービスは受けられないと書きました。

ですが、学生にはAmazon Studentというサービスがあります。

これは年会費が本会員の半額の2,450円、月額契約は250円で、本会員よりもお得なサービスを受けられるというものです。

  • 登録後6ヶ月間は月額無料
  • 映画やTVがプライム・ビデオで見放題
  • prime musicで200万曲以上聴き放題
  • 対象のソフトウェアがレジで常に5~54%OFF
  • お急ぎ便・時間指定が使い放題
  • 本(漫画や雑誌以外)を購入時に10%ポイント還元
  • prime Readingで本や雑誌が見放題
  • Amazon Photosで携帯やカメラで撮影した写真を何枚でも保存できる
  • 取り寄せた商品を配送完了の翌日から7日間無料で試せて試着後に購入を決定できる
  • Amazonのタイムセールに30分早く参加できる
  • Amazon Mastercardゴールドを作れば2.5%ポイントが貯まる

これらは、学生のみうけられるサービスです。

日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生で、以下がそろえば最大4年間はAmazon Studentのサービスを受けられます。

  • 学校のメールアドレス(‪ac.jp‬などで終わるメールアドレス)
  • 学生番号
  • 学生証(在学証明書)
  • クレジットカード

プライム本会員とAmazonプライム家族会員について調べ直した感想

改めて調べてみると、プライム本会員と家族会員の受けられるサービスには、やはりかなりの差がありました。

ですが、ここは使い方によると思うのです。

本会員ではなく、家族会員だけがKindle本を買っている場合は、いっそのことその家族会員を本会員に切り替えてしまった方が良いかもしれませんね。

うちは夫の契約更新日が過ぎたばかりなのと、「変えるのが面倒くさい」と言われたので、もうしばらく夫のみ本会員で、私が家族会員として使用し、このまま様子見ようと思います。

というのも一家に本会員が2人いるよりも、使い方のコツも、探せばもっと出てくるかもしれないからです。

本会員と家族会員のサービスを比較しながら、ベストな使い方を今後も探っていきたいと思います。

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ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

ライター、料理講師。 アレルギー持ちの8歳と1歳の母。 フリーランスとして20年以上、節約を意識しながら暮らしを楽しんでいます。 普段はベジタリアン料理と普通食、離乳食や制限食など、両立した料理の展開メニュー開発など多数提案。 インタビュー記事、料理レシピやレストラン紹介、コラム執筆、人物や料理撮影も担当しています。