以前、神戸ー大阪間・大阪ー京都間・大阪ー宝塚間で昼間や休日に大幅に運賃が安くなる昼間特割きっぷ(昼特きっぷ)がありました。
しかし、2018年9月30日をもって昼間特割きっぷの発売が終了しています。
そうなると、代わりにどうやって安くすればいいのか気になるかと思いますので、その方法をいくつか紹介しますね。
阪急線を使ったほうが安い区間もある
以前に昼得切符を使えた区間は、阪急電車もカバーしているところがほとんどです。
そのため、現在もJRではなく阪急電車を使ったほうが運賃が安くなる区間もありますよ。
例えば以下の区間は阪急電車のほうがお得です。
区間 | JR | 阪急 |
---|---|---|
大阪 – 宝塚 | 330円 | 290円 |
大阪 – 三ノ宮(神戸三宮) | 420円 | 330円 |
他にも京都駅から大阪駅の区間でも、河原町駅から京都駅の距離はあるものの170円もの差が出ます。
JR利用にこだわりがないのであれば、阪急電車にして安くする方法も選択肢に入れるとお得になりますね。ただ、阪急電車のほうがJRより数分遅くなるデメリットはあります。
ICOCAの時間帯指定ポイントを貯める
昼得切符と同じ時間帯で使える方法で、ICOCAの時間帯指定ポイントを貯めるやり方があります。
1ヶ月間で同じ区間を4回以上利用すると、4回目以降は1回ごとに運賃の10%がWESTERポイントとして貯まりますよ。
例えば大阪駅から三ノ宮駅を月4回以上使えば、4回目からは1回あたり42ポイント貯まる計算です。
時間帯指定ポイントの対象になる時間帯は以下の通りです。
- 平日10〜17時
- 土休日の終日
もし同じ区間を月に4回以上利用することが確実なのであれば、ICOCAを使ったほうがお得になりやすいですね。
ICOCAの利用回数ポイントを貯める
先ほど紹介したICOCA時間帯指定ポイントとは別で、利用回数ポイントを貯めるやり方もあります。
こちらは1ヶ月間で同じ区間を11回目以降の利用1回ごとに運賃の10%が貯まる仕組みです。
感覚としては回数券に近いですが、回数券よりも圧倒的に割引率が低いです。ないよりはマシなぐらいですね。
時間帯に関係なく、1ヶ月で同じ区間を何度も往復しているのであれば、少しでも交通費を安くするためにも利用回数ポイントを貯めましょう。
勤務時間を調整できるなら、なるべく先ほど紹介した時間帯ポイントが貯まる時間にできるとより交通費を節約できますね。
クレジットカードでチャージできる交通系ICカードを使う
細かな話になりますが、確実に少しでも安くできる方法は、交通系ICカードのチャージをクレジットカードでできるものを選ぶことです。
関西エリアだとモバイルSuica・モバイルICOCAが候補になりますね。
先ほど紹介したように、同じ区間を何度も使うのであればモバイルICOCAのほうがいいと思います。
利用区間が特に定まっておらず、たまにJRに乗るぐらいなら、モバイルSuicaにしてビューカードでチャージするようにすれば、チャージで1.5%分のポイントがもらえるのでこっちのほうがお得です。
さいごに
昼得切符の代わりに安くできる方法はまだありますが、昼得切符の割引率が異常と言っていいレベルでお得だったのであまりお得でないように感じてしまいます…。
昼得切符のときは割引率が40%を超えることもありましたからね。
まだ割引方法があるだけマシだと思って、少しでも安く移動できる方法を使っていくのが良さそうです。