わたしは、大して情報収集をしないまま結婚式場を探し始めました。
でも、後から「ここを交渉しておけば良かった!」と後悔したり、契約後に「やっぱりこれ変更してください!」と焦ることもたくさんありました。
挙式・披露宴にかかる費用は、知っているだけで得するポイントがたくさんあり、知っている人なら100万円以上の節約だってできちゃいます。
わたしの場合、途中からあれこれ情報収集して頑張りましたが、それでも通常料金と比較すると100万円以上の節約に成功しました。
今回は、「式場探しをしているときにわたしが知りたかったこと」をすべて公開していきますね!
- これから結婚式場を探そうという方
- すでに探し始めている方
という方は特に必見です♪
時期による値引きは基本
まずは基本的なところから押さえておきましょう。
結婚式をいつ挙げるのかによって、大幅な値引きが期待できます。
安くなる曜日・時間帯・季節- 曜日なら平日
- 時間帯なら夕方
- 季節なら真夏・真冬
- 曜日なら平日
- 時間帯なら夕方
- 季節なら真夏・真冬
これが、安くなる時期です。
また、六曜の「仏滅」も値引きする式場が多いです。
わたしもはじめは真冬の仏滅狙いでした。
が、気に入っていた式場では真冬に挙式するよりも安くなる特典があったので、11月の良い時期に契約することができました。
挙式までの日数が少ないほど、値引きしてもらいやすい
式場は1年ほど前には押さえておく人が多いので、挙式まで1年を切った日程は予約が埋まりにくくなり、値引きしてもらいやすくなります。
特に、半年以内の挙式であれば大幅な値引きをしているところが多く、この値引きだけで100万円近く安くなることもあるんです。
わたしは7か月前の予約をしましたが、40万円の値引きをしてもらえました。
結婚式の打ち合わせは挙式4~5か月前から始まるので、半年前の予約でも意外と準備は間に合いますよ。
ちなみに、「Hanayume」というサービスを使い、アンケートに回答したことで2万円分のクオカードもいただけました。(過去の話で今はありません)
手作りできるものは手作りに
手作りすることで安くなる費用もあります。
基本はペーパーアイテム。
招待状・席次表・席札といったペーパーアイテムは持ち込み料をとらない式場も多く、手作りすることによって1人分あたり500円以上は節約になります。
招待客が70名なら、35,000円以上の節約になるということですね。
他にも手作りできるアイテムとして、以下のようなものがあります。
- ウェルカムボード
- ウェルカムベア等
- リングピロー
- ブーケ・トス用ブーケ
また、自分で作らなくても、友達や母親の手作りだったり、もしくは格安な業者に外注する、といった方法で節約することもできますよ。
【注意】
式場によってははじめからプランに含まれていたりして、手作りしたとしても節約にならない場合があります。
持ち込みできるものは持ち込みに
式場手配よりも、持ち込みにした方が安くなるものも多いです。
前述の手作りできるアイテムも持ち込みになりますが、他にも以下のものがありますよ。
- 衣装
- ヘアメイク
- 引出物
- プチギフト
衣装とヘアメイクは、本人たちだけでなく親族や友人のヘアセットに関しても持ち込み可能です。
【注意】
プランによっては持ち込み不可のものもあります。
何が持ち込み可能なのか、また、持ち込み料がいくらなのかをしっかり確認しておきましょう。
式場見学に行く前に準備しておきたいこと
式場見学に行く際には、以下の点について事前に準備しておきましょう。
- 招待客の人数をだいたい決めておく
- 手作りしたいものを考える
- 持ち込みを検討しているものを整理する
- やりたい演出を考えておく
- カメラとメモを準備する
招待客の人数をだいたい決めておく
アバウトに「50人ぐらいかな?」と考えているだけではダメです!
わたしはそれで失敗しましたので……。
ある程度正確な人数で見積もりを取らないと意味がありません。
お互いに招待したい人をピックアップし、どれぐらいの人数になりそうか考えてください。
わたしの場合は、最終的に招待したい人が80名程度、実際に出席してくださった方たちが70名でした。
手作りしたいものを考える
ゼクシイなんかを読んで、「わたしも手作りしよう!」と考えるかもしれませんが、手作りするためには時間も労力も必要です。
時間がかかった挙句に完成度が低いものしかできなかった……というのでは困ります。
本当に手作りできるのかどうかをしっかり考えてください。
その上で、「節約になるならぜひ手作りしたい」と思えるものをリストアップしましょう。
持ち込みを検討しているものを整理する
一般的に持ち込みできることが多いものに関して、自分がどこまで持ち込もうと思っているのかを整理しておくのが大切です。
持ち込みたいものを絞っておけば、見積もりを見たときにも交渉しやすくなります。
やりたい演出を考えておく
「フラワーシャワー」や「キャンドルサービス」など、定番の演出にはもれなくオプション料金がかかります。
一方、「ドレスの色当てクイズ」など、ほとんどお金をかけずにできる演出もありますよ。
どんな演出をしたいのかは、ある程度考えておきましょう。
後から「この演出がしたい!」と思ってもすでに予算オーバーになっていることもあります。
わたしも、夫にキャンドルサービスをあきらめてもらいました。
カメラとメモを準備する
式場見学に出かける時には、カメラとメモ帳を持参しましょう。
いろんな説明を聞いても、そのときは理解していても後から思い出せないことも多いです。
特に、「このオプションは特典で付けますよ」など、口頭のみで伝えられたことは、しっかりメモしておきましょう。
式場内の様子を記録するためにカメラを持参する人は多いのですが、それだけでは不十分です。
料理のメニューブックやオプションの料金表などは、持ち帰れないものもあります。
そういったものも、漏れなく写真におさめておきましょうね。
カメラは、スマートフォンで十分ですよ。
見積もり内容と節約ポイントを解説
ここからは、一般的な結婚式の費用の内容について、それぞれの節約ポイントを紹介していきます。
- 挙式
- 装花
- ヘアメイク
- 衣装
- 音響・照明
- 写真・ビデオ撮影
- 映像系(プロフィールムービーなど)
- 引出物・引菓子・プチギフト
- ペーパーアイテム
- 会場使用料
- 料理・ドリンク
- ウェディングケーキ
- サービス料
挙式で節約できるところ
挙式スタイルによっても料金は異なります。
一般的には、以下の順番で高くなるようです。
人前式 < 神前式 < 教会式
ただし、神社やお寺など別の場所で挙式する場合は教会式よりも高くなります。
わたしは「神社で挙式してその後ゲストハウスで披露宴」という流れが理想だったのですが、予算的に諦め、式場での人前式にしました。
教会式はそもそも選択肢になかったとうのと、以前友達の結婚式で人前式を見てとても印象が良かったからというので人前式を選びました。
また、わたしの場合はチャペルを使わずにガーデン挙式にしたことにより、チャペル使用料が浮き、本来18万円のところが5万円になりましたよ。
※雨天の場合はロビーにて挙式するつもりでした。
装花で節約できるところ
装花には、メイン装花、ゲスト装花、ブーケ&ブートニア、両親への花束などいろいろあります。
さらには、マイクに付ける装花、ケーキカット用のナイフに付ける装花など、オプションを付けだすとキリがありません。
メイン装花
ゲスト装花
ブーケ
花束
最低限あればいい花束は以下の4種類です。
- メイン装花
- ゲスト装花
- ブーケ&ブートニア
- 両親への花束
それぞれランクがあるので、イメージ写真やパンフレットを見せてもらい、見積もりに入っているランクで十分なのか、チェックしておきましょう。
また、装花がパックプランになっている式場もあり、その場合はどこまでプランに入っているのか確認してください。
わたしは、基本の4種類のみ契約し、ブーケ&ブートニアを造花で1セット持ち込みました。
これは、「装花の持ち込みはNGだけど造花ならOK」と言われたからです。
持ち込みした造花のブーケ
これにより、ウェディングドレスとお色直しのカラードレスとでブーケをチェンジすることができました。
ヘアメイク・着付での節約術
新郎新婦のヘアメイク・着付と、親族やゲストのためのヘアメイク・着付があります。
メインとなる新婦のヘアメイク・着付に関しては持ち込み不可の場合もありますが、新郎や親族、ゲストの分は持ち込みできることが多いです。
わたしも、友達と妹のヘアメイクは美容師の友達にお願いしました。
母は着付が必要だったので会場での手配です。
また、お色直しのヘアメイク・着付は別料金のことが多いので、金額を確認しておきましょう。
さらに、挙式を終えて披露宴にうつるときに、ベールを外すのにお金がかかる会場もあるので注意してください。
衣装を安くする方法
まず、プラン内の金額ではろくなドレスが選べないことがある、ということを知ってください。
わたしは特にこだわりが無かったので「プラン内で選べばいいや」と思っていましたが、ドレスショップでは結局選べず持ち込みにしました。
持ち込みにする場合は持ち込み料がかかりますが、持ち込み料を含めても格安なドレスを購入した方が安くなることもあります。
わたしは、ウェディングドレス・カラードレス・タキシードをすべて購入して持ち込みにしましたが、衣装だけでも24万円ほど節約できました。
ウェディングドレス4万円弱
タキシード8万円ほど
※お色直しはベストとタイをチェンジ
カラードレス4万円ちょっと
また、親族の留袖・モーニングなども、レンタル品を持ち込みした方が安くなる可能性が高いです。
音響・照明は交渉するのがおすすめ
細かく価格設定されている式場もありますが、「音響照明費」のようにまとめて設定されているところも多いですよ。
持ち込みができるところでもありませんが、値下げ交渉がしやすいところだとも言われているので交渉してみてもいいでしょう。
写真・ビデオ撮影
写真撮影は、アルバムのランクによって値段が変わります。
節約したいなら、アルバムはナシにして写真データだけもらう、という形がおすすめ。
わたしは、後日外部業者でアルバム作成をしました。
分厚いアルバムを作っても、外注なら8,000円ぐらいです。
ビデオ撮影は、節約したいなら頼まない方がいいでしょう。
10万~20万かかりますし、「結局1回しか見なかった」ということもありえます。
ただ、わたしはビデオ撮影をしなかったことを後悔しています。
「どうせ見ないだろう」と思って外しましたが、よく考えたら自分が子供のときのビデオとか、けっこう見返すタイプなんですよね……。
もし、わたしのようにビデオを見るのが好きな人は、持ち込みできないか交渉してみてもいいでしょう。
外部の業者なら10万円未満で撮影してくれるところもあります。
映像系(プロフィールムービーなど)
一度きりの結婚式なので、オープニングムービー、プロフィールムービー、エンディングムービーを作成したいですよね。
これ、式場に依頼すると安くても1つ3万円ぐらいはかかります。
エンディングムービーは、当日撮影した映像を使ったエンドロールにすると20万円近くかかることも。
ムービーはWindowsムービーメーカーとかでも簡単に作れますし、自分で作れなくても友達に一人ぐらいは作れる人がいるはず。持ち込みにするのがおすすめです。
OPとEDはわたし、プロフィールは夫が作成しました。
引出物・引菓子・プチギフトも安くできれば効果は大きい
まず、地元の相場を親や友達に確認しておくようにしましょう。
全国的には「引出物・引菓子・縁起物+プチギフト」という形が一般的ですが、地域によって差があります。
わたしのおすすめは、引出物は外部で手配して、宅配にしてしまうことです。
宅配にすれば外部で手配しても持ち込み料はかかりませんし、外部の業者だと割引があったり送料が無料になったりするので大幅な節約が可能です。
宅配の場合、会場には引出物直送カードを置いておきます。
↑手前が席札、奥が引出物直送カード↑
1人5,400円(紙袋代含む)のところ、外部で宅配にしたところ1人4,320円になり、70名で8万円以上の節約になりました。
もちろん、品物自体のランクはそのままです。
しかも、特に遠方のゲストからは「荷物が少なくて助かった」と好評でしたよ。
わたしが依頼したのはLe mail(ルメール)というサイトですが、PIARY(ピアリー)も人気です。
ペーパーアイテムは持ち込みがおすすめ
ペーパーアイテムは持ち込み料がかからないことが多いので、持ち込みにした方がいいでしょう。
手作りキットがあれば印刷してセットして発送するだけ。
印刷などの自信が無い方は外部の業者に発注することもできますが、それでも式場で手配するよりは安くなります。
わたしはデザインからすべて自力でおこない、6万円ほど節約になりました。
会場使用料も含めて、全体的に安いところを選ぼう
「基本料」として、会場使用料がかかる式場もあります。
会場使用料がかかったとしても他の項目が安ければ全体では費用を抑えられますし、会場使用料がなくても他の項目が高くて総額が高くなることもあります。
会場使用料に惑わされることなく、全体で安いところを探すようにしましょう。
また、交渉次第では値引きが期待できるところでもありますよ。
料理・ドリンクは事前に内容を教えてもらうのが大切
必ず、品数や料理の内容を教えてもらいましょう。
メニューは季節によっても変わりますが、イメージ写真や見学時のメニュー表はあるはずなので見せてもらってくださいね。
はじめの見積もりでは最安のコースで計算されていることが多いのですが、最安のコースだと品数が少ないなど物足りないこともあります。
また、「肉料理だけブランド牛にグレードアップする」など、コースのアレンジが可能かどうかも確認しましょう。
アレンジ可能であればコース自体のランクアップをしなくても料理を充実させることができます。
ドリンクについても、フリードリンクの内容や、乾杯用ドリンク・ウェルカムドリンクについても確認しておいてくださいね。
ウェディングケーキも事前確認が大切
ウェディングケーキにもランクがあり、パンフレットに載っているケーキと見積もりに含まれるケーキが違うことも多々あります。
料金表やイメージ写真を見せてもらい、見積もりに入っているケーキで本当に満足できるのかを確認しておきましょう。
サービス料がかかることもある
結婚式の費用には当然消費税がかかりますが、別途サービス料がかかることもあります。
サービス料の料率は式場によって異なるので必ず確認してください。
また、どの項目にサービス料がかかるのかも確認しておいてくださいね。
節約するほど満足度も高くなる
「一生に一度のことだから」と贅沢したくなる結婚式ですが、資金には限りがあります。
節約できるところは上手く節約していかなければなりません。
でも、節約を意識した方が、結婚式への満足度も高くなるような気がします。
何も節約を意識せずに結婚式をしていたら、あれほどの満足感は無かったはず。
もし、節約をしないまま同じ内容の結婚式にしていたら、お金がかかりすぎて新婚生活が苦しくなったでしょう。
また、節約をせずに同じ金額に収めていたとしたら、料理や引出物のランクを落としたりお色直しを諦めるなど、できないことも多かったはず。
わたしは、がんばって節約したことによって、同じ金額でも満足度の高い結婚式が挙げられました。
これから結婚式をされる方は、このページが式場見学に行く時の参考になれば幸いです!
二次会もされるのであれば、以下の記事も合わせてどうぞ。