フリマアプリ「メルカリ」を利用したことはありますか?
もしメルカリで商品を出品しても売れないとしたら、その原因は、撮影した写真にあるかもしれません。
「写真のせいで売れない!」なんて、もったいないですよね。
でもちゃんとしたカメラで撮影するとなると、手間がかかってしまう。
せっかくのフリマアプリの手軽さが失われてしまいます。
そこでこのページでは、メルカリで商品を売るための写真の撮り方をお伝えしていきますね。
メルカリで商品を売るコツは、別のページも合わせてどうぞ。
メルカリは「写真」で買うアプリ!
メルカリで商品を買う人の視点に立ってみましょう。
商品を選んでいるときに見ることができるのは、写真とタイトルと価格ですが、そのなかでも写真が最もインパクトがありますよね。
面積にすると、写真が8割以上を占めています。
興味をもった商品をタップすると、最大4枚の写真と商品の説明文、詳細情報を閲覧できる仕組みです。
買う人は、まず写真を見て興味がある商品かどうかを判断してから、詳細情報を読んで実際に買うかどうかを決めています。自分が今欲しいと思っているものを探してみて、その時の使い方を意識してみましょう。
メルカリにおいて、写真がとても大切な要素なんですね。
では、売り手が出品するときにどんな写真を用意すればいいのでしょう?
この答えは単純。
「わかりやすい写真」です。
わかりやすい写真にするためのチェックポイントを用意したので、見ていきましょう。
商品撮影のセッティングを丁寧に
商品写真をスマホで撮るときに大事なチェックポイントが10個あります。
基礎的なポイントをおさえて、気持ちよく選んでもらえる写真を撮りましょう。
出品する商品の例として、「Apple 45W MagSafe 2電源アダプタ for MacBook Air」を使っています。
1. 真四角な写真の枠に合わせる
メルカリで出品するときは、「メルカリ上のカメラで撮った写真を使う」か「あらかじめ撮影しておいた写真を使う」というふたつの方法があります。
メルカリ上で撮影するとお手軽で簡単。
しかし、写真を撮って保存しておくことができません。
あらかじめ使う写真の候補を大量に撮っておいて、メルカリで商品を出品・掲載するときに撮影済みの選んだほうがいいと思います。
なぜなら撮り直しと選び直しが簡単だから。
スマートフォンのアプリで撮影しておいた写真を使うのがおすすめ。
カメラアプリで撮影するときに気をつけることは、写真の縦横比です。
メルカリで使える写真は、正方形ですよね。
縦長の写真を撮ってからアプリ上で正方形に切り抜くこともできますが、切り抜きによって思わぬ部分が写らなくなってしまうことも。
ですから、カメラアプリで写真を撮るときは、あらかじめ画面のサイズを正方形にしておきましょう。
2. 商品に合った背景色を選ぶ
カメラの設定ができたら、机、椅子、床、じゅうたん、布、壁などの商品に合わせた撮影場所を選びます。
撮影時には、商品に合わせて背景の色を調整しましょう。
基本的に白の背景は清潔感があってよいです。
しかし、今回の商品は白いので、背景が白くなると同色のため商品の輪郭がぼやけてしまい、お客様が見づらくなってしまうでしょう。
そのため今回は、黒い背景を選びました。
商品の色や雰囲気に合わせて、商品を置く場所や背景を選べると高ポイントです。
3. 明るさを調整する
出品する商品を撮るときは、室内で撮影することが多いですよね。
室内で撮影すると、商品が少し暗く見えがちです。
そのためできれば明るい昼の時間帯に、日の光が入る場所で撮影しましょう。
以下の写真は、両方とも昼間の室内で、窓に近いテーブルの上で撮影したものです。
左側の写真は少し光が強く、影ができてしまいました。
商品に書かれた文字を見ることができません。
窓にカーテンをかけて光を弱めて撮影したのが右側の写真で、文字が読めるようになっています。
細部まで見えている写真の方が、お客様が商品を買うときに安心感がありますね。
商品やロゴ、文字がくっきりと見えるような場所で撮りましょう。
4. 商品を丁寧に配置する
商品カタログに載っているような上手な構図を作るのは大変ですが、商品がきれいに見えるように配置することはとても大切です。
上の写真を見ると、ケーブルが絡まっている方の商品は、「ひょっとしてケーブルが断線しているのではないか?」と思ってしまいます。
たとえ同じ状態の商品であっても、ぐちゃっと置いた商品写真を見ると、大切に扱われていないという印象を受けますよね。
できるだけ、商品を整えてから写真を撮りましょう。
服だったら、アイロンをかけたりハンガーにかけたり、きれいに畳んだり。
メルカリに出品した商品が買われるかどうかは、写真の第一印象に大きく影響されます。
そして、その第一印象を決めるのは、写真の配置にかけた手間と努力ではないでしょうか。
メルカリで売れるための写真の選び方
さて、撮影が終わったら、出品時に掲載する写真を選んでいきます。
5. ピントの合っている写真は使う
スマートフォンで撮影していると、たまに商品にピントの合っていない写真が撮れることも。
上の写真のように商品にピントが合わず、輪郭がぼやけてしまうと、どんな写真なのかひと目でわかりません。
このような写真で出品した商品は、買うときに選ばれにくいです。
スマートフォンのカメラなら撮り直しは簡単なので、必ずピントの合った写真を撮りましょう。
6. 商品がわかる写真を選ぶ
これは先ほどの項目と少し重なる内容ですが、「どのような商品なのか」伝わることが重要です。
そのためには、商品の全体を見せることがポイント。
左の写真は近づきすぎで、アップルの製品だということはわかっても、どのように使う製品なのかまるでわかりません。
ロゴの写真だけでそれがどんな商品かわかるなら、近づいて撮ったほうがいいでしょう。
しかし、基本的には商品の全体を見せたほうがわかりやすくなります。
そんなの当たり前だと思えることですが、とても大事なポイントです。
7. 画像加工で明るめに
メルカリのアプリに写真に載せたら、写真を加工しましょう。
「明るさ」、「シャープネス」、「コントラスト」を変えたり、テキストを入れたりすることができますよ。
基本的には、明るさを少し明るく調整するだけで十分だと思います。
少し暗めの写真で、輪郭がぼやけているので、「シャープネス」と「明るさ」を上げた加工を施しました。
加工後の写真の方が、新しそうな商品に見えます。
ただし、加工し過ぎは禁物です。
明らかに加工しているのがわかる写真は、加工によって何かを隠そうとしているのではないかと不安になってしまいます。
人の目で見ているときと同じくらいの見た目になるように、自然な加工をしましょう。
8. ブランド名・ロゴ・型番・規格を見せる
ブランドものの商品やロゴが入っている商品は、必ずそのブランド名やロゴを見せるようにしましょう。
メルカリでは、ひとつの商品につき最低1枚・最大4枚の写真を載せることができます。
つまり2枚目以降に付け足した写真は、たくさんの商品の中から1タップして選んでくれたお客様に、商品のより具体的な情報を伝えられるのです。
では、お客様の立場になって商品を見てみましょう。
まず買いたいと思える商品かどうか簡単に判別するためには、ブランド名やロゴをチェックしますよね。
ですから、家電製品やパソコンなどの電子機器を売るときは、商品の型番や、プラグの規格なども撮影して見せるようにしてください。
特に電子機器など、見た目は似ているけれども機能の異なる商品がたくさんあるものを売るなら、すぐに見分けられると買うか否か決断しやすいでしょう。お客様の購入を促す効果があるはずです。
この商品の規格は、「Magsafe 2」ですが、「Magsafe」と非常によく似ています。
だからこそ、違いがわかるように規格の名前とプラグの形を見せている写真を使った方がいいですね。
9. 汚れやキズなどの「欠点」の様子を見せる
中古品を出品するときは、汚れがあったり、少し壊れていたりすることもあるでしょう。
外から見える欠点があるなら、写真できちんとお客様に伝えることを怠らないように。
ごまかして売ろうとしても、「どんなキズですか?」とコメントされるでしょう。
そのようなやりとりをするよりは、最初から誠実に欠点を晒した上で、「それでも使えますよ」と伝えたほうがお客様は安心できます。
メルカリを長期的に使い続けるなら、信頼される出品者になることは最も大切です!
取引が終わったあとに、評価のシステムがあるからです。
売り買いをめぐる、いざこざを起こしたくはありませんよね。
スムーズに売り買いできる工夫として、わかりやすく欠点を示す写真を載せるようにしましょう!
10. 商品の説明文を補足する写真を撮る
商品の説明文を補足するような写真を選ぶのも大切です。
たとえば説明文に「外側にかすれあり」とだけ書いてある商品と、説明文に加えてそのかすれの写真を載せている商品では、後者のほうが信頼できて買いたくなると思います。
この充電ケーブルはまだ断線していないのですが、プラグの根本が断線しやすいです。
「断線していません」と文章で書くだけではなく、このようにプラグの根本の写真をちゃんと見せてあげると、「聞く」「見る」のふたつの安心を得られるので、とても買いやすいですよね。
スペックなどの情報をきちんと記載していくことも売るためには重要ですが、説明文のうち最も大切な部分は、写真を使って具体的にお客様に見せましょう!
さいごに:メルカリは「わかりやすい写真」で、商品が売れやすくなる
ここまで、「わかりやすい写真」の10個のチェックポイントを紹介してきました。
メルカリでは日々たくさんの商品が売られているため、買う人がひとつの商品あたりにかける時間はとても短いと思います。
お客様は毎日のスキマ時間に商品を流し見ているとすると、なおさら短くなるはずです。
だからこそ、一目でわかるような写真を撮ることが大切になってきます。
商品に興味を持ってもらいタップしてもらうこと。
そのあとロゴや型番、傷汚れをきちんと見せて、信頼して買える商品だと思ってもらうこと。
繰り返しになりますが、すなわち「わかりやすい写真」が撮れるかどうかが売るために大切なポイントです。
今回紹介した10のチェックポイントを参考にして、メルカリで商品をたくさん売りましょう!
もちろん、商品を売るためには写真以外のテクニックも大切です。こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。
出品してみようと思われた方は、以下のページで具体的な出品手順をまとめています。
逆にメルカリで買い物される方に向けて、買い方のガイドもありますよ。
他のフリマアプリも使ってみたいと思うなら、以下のページもおすすめです。