観葉植物が家にあると安らぎますよね。おしゃれな空間作りにも欠かせない存在です。
でも観葉植物ってけっこう高い!
少しでも安く買う方法はないのでしょうか?
わたしは植物全般が好きで趣味はガーデニング。ここ数年は自宅にいる時間が増えたこともあり観葉植物もずいぶん増えました。
このページでは、観葉植物を安く買う方法を紹介します。
いろんな方法があるのですがそれぞれメリット・デメリットも紹介するので、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
安い品種を買うことで費用を抑えられる
観葉植物には膨大な種類があります。
よく流通しているものから、滅多にお店に並ばない珍しいものまでいろいろあるんですよね。
当然、珍しいものほど高価になります。
こだわりがなければ、なるべく安い品種を買うのがおすすめですよ。
わたし自身、観葉植物にハマりだしたころは見た目の好みでなんとなく選んでしまうことが多かったのですが、こういう買い方はおすすめしません。
種類によっては育てるのが難しいものもあるので、枯れてしまったり、弱って見た目が悪くなってしまったり。
また、種類によって必要とする光の強さや温度もさまざまで、置きたい場所に合った植物を選ぶ必要があります。
安い品種のほうが実は育てやすいことが多いのもポイント。
育てやすい・運搬しやすい植物ほど流通しやすく、値段も安くなりやすいので、初心者ほど安い品種から始めたほうが安心ですよ。
初心者におすすめの育てやすい観葉植物5種
安く手に入りやすく、なおかつ初心者にも育てやすい観葉植物を5つピックアップしました。
室内での栽培を想定して、窓のすぐそばに置かなくても育つ、耐陰性のある植物を中心に選んでいます。
サンスベリア
暗めの部屋でも育ち、水やりも少なくてOK(むしろ少ないほうが良い)観葉植物。成長もゆっくりなので植え替え頻度も低いです。
卓上サイズのコンパクトなものから、草丈60~80cm程度の大きなものまで選べます。
シェフレラ(ホンコンカポック)
暗めの部屋でも育つのでどこにでも置けます。
小さい苗から安く購入できますがわりと成長旺盛で環境が良ければ数メートルにもなる木。
室内であればそこまで伸びませんが、伸びすぎたところを切ってしまっても弱りにくいので、気軽に大きさの調整もできます。
ポトス
モンステラやクワズイモ等と同じサトイモ科の観葉植物で、暗い部屋でも育ちます。
切った枝を水に挿しておくだけでもすぐ根が生えて、増やそうと思えばいくらでも増えます。
卓上サイズで買うこともできますし、成長は旺盛なので大きな株に育てることもできます。
吊るすタイプの鉢を使ったり、高い棚の上に置いて葉を垂らすようにするのがおすすめ。
ドラセナ
やや暗めの部屋でも耐えられます。
なるべく明るい場所のほうがいいのですが寒さには弱いです。
冬は窓際より、多少暗くても温かい室内に置いてあげるのがおすすめ。
ドラセナといってもいろんな種類があるため、好みの品種を探すのも楽しいです。卓上サイズから人の背ぐらいのサイズまで選べます。
ガジュマル
コンパクトな観葉植物としておすすめです。明るい場所を好むのでなるべく窓際に置いてあげてください。
成長は旺盛ですが好みに合わせてザクザク切ってしまっても平気です。切った枝を水に挿しておくだけで根が生える強い観葉植物です。
でも丸みを帯びた幹の部分は成長がゆっくりで、鉢の大きさを変えなければ成長スピードを抑えることもできるので育てやすいです。
以上が、初心者におすすめの安い観葉植物です。
以降は、観葉植物の大きさごとの、安く買う方法を紹介します。
お得な買い方は観葉植物の大きさによっても違う
観葉植物といっても、人間と同じぐらいやそれ以上の大型の観葉植物もあれば、テーブルや棚に飾れる程度の小さなものもありますよね。
ほしい観葉植物の大きさによって安く買う方法が異なるので、どんな観葉植物がほしいのかイメージしながら読んでいただければと思います。
小型の観葉植物を買うならダイソーがおすすめ
小型の観葉植物を買うなら、100円ショップのダイソーがおすすめです。
ほかにも観葉植物を売っている100円ショップはありますが、ダイソーが一番種類が多く、品質レベルも高めだと思います(お店によってばらつきはあります……)。
ダイソーの観葉植物には100円商品と300円商品の2種類があり、100円のほうはめちゃくちゃお得ですよ。
その代わりすぐに植え替えが必要なので、植え替えが面倒な人は300円商品を買うほうがおすすめです。
300円商品はダイソー系列のTHREEPPY(スリーピー)、Standard Products(スタンダードプロダクツ)等でも売っています。
3COINS(スリーコインズ)でも似たような300円観葉植物が売られていますよ。
大型の観葉植物を買うなら大型園芸店やホームセンターがおすすめ
大型ホームセンターの園芸コーナーや大型の園芸店では、ありとあらゆる植物が売られています。
そのため小型の観葉植物でも安いものに出会えることもありますが、ダイソーよりは高いです。
小型のものでダイソーより安いものは、わたしはほぼ見たことがありません。
中型~大型の観葉植物だと掘り出し物も多く、「この大きさで400円!?」「こんなに大きくて2,000円!?」といった感動がありますよ。
小型の観葉植物を大きく育てることもできる
ダイソーなどで安く買った小さな観葉植物も、育てているうちに巨大化することがあります。
たとえばモンステラなんかは、人の顔より大きな葉がかっこいい観葉植物ですが、ダイソーで購入したものが2~3年で巨大化します。
ダイソーのモンステラは人気が出すぎたのか、最近めっきり見かけなくなりましたが。
我が家では、カポック(シェフレラ)、実生パキラ、フィカス・バーガンディあたりが巨大化しつつあります。
こちらが購入時のサイズ。
なお、左のカポック(シェフレラ)は3株で300円。1株ずつ分けて植え替えました。
約1年後の様子。
いずれも高さ40cmぐらいです。今後も成長が楽しみです。
観葉植物を安く買う方法9つとそれぞれのメリット・デメリット
観葉植物を安く買う方法はほかにもたくさんあります。
上記で紹介したものも含め、安く買う方法を紹介しますね。
大型ホームセンターの園芸コーナーで安く買う
郊外にある大きなホームセンターなら、園芸コーナーも専門店レベルに充実しています。
ありとあらゆる植物が揃いますが、観葉植物ならおすすめは中型~大型のもの。小型の観葉植物はダイソーより安いものはほぼ見かけません。
- メリット:中型~大型の観葉植物がとにかく安いものが見つかりやすい
- デメリット:傷んでいたり虫がついていたりすることもあるので慎重なチェックが必要。鉢は安っぽいものが多い。持ち帰りが大変(配送を頼むと配送料がかかる)。
大型の園芸専門店で安く買う
品揃えでは、やはり専門店にかなうお店はありません。特に大型の園芸専門店は扱っている観葉植物の種類も膨大です。
ホームセンターの園芸コーナーと同様、中型~大型の観葉植物が特にお得!
- メリット:選び方や育て方の相談もできて心強い
- デメリット:鉢にこだわると高くつく。持ち帰りが大変
100円ショップ(ダイソー等)で安く買う
小型の観葉植物を買うなら100円ショップがおすすめです。特にダイソーでは扱う種類も多く、品質レベルも高めです。
- メリット:100円から観葉植物が買えてとにかく最安
- デメリット:店によっては管理が悪く品質も悪い、種類は限られている
300円ショップ(スリコ等)で安く買う
小型の観葉植物を買うなら300円ショップもおすすめです。
3COINS(スリコ)や、ダイソーグループのTHREEPPY(スリーピー)では観葉植物も扱っています。
300円で観葉植物が買えて、おしゃれな鉢や鉢カバーがついていることもあってお得です。
- メリット:小さくておしゃれな観葉植物が安く買える
- デメリット:店によっては管理が悪く品質も悪い、種類は限られている
プチプラ雑貨店で安く買う
雑貨屋さんでは、観葉植物を扱っているところがけっこうあります。すべてではありませんが。
300円ショップほどでなくてもプチプラな雑貨屋さんであれば、数百円~1,000円程度のお手頃価格で観葉植物が買えますよ。
- メリット:100円ショップや300円ショップより少しランクの高い観葉植物が買えて、鉢もおしゃれなものが多い
- デメリット:お店によっては管理が悪く品質も悪い、種類は限られている
フリマアプリ(メルカリ等)で安く買う
メルカリ等のフリマアプリでは、観葉植物が安く買えます。
小型から大型まで、種類も幅広く手に入りますよ。
フリマアプリ特有なのが「抜き苗」での販売です。
「抜き苗」とは、鉢から抜いて土を落とした状態で届く商品のこと。
土や鉢が無い分軽く・コンパクトになり送料が節約できるため、商品代も安いです。
挿し木で増やせるタイプの観葉植物であれば「挿し穂」を買うともっと安いですよ。
また、今回のテーマとは違うものの、レア品種や高級品種もメルカリで出回っており、どうしてもほしい希少種があれば、メルカリで探してみるのがおすすめです。
- メリット:抜き苗や挿し穂を安く買える、「素人が育てたものなので」と相場よりかなり安いことも多い、家に直接届けてもらえる
- デメリット:プロの栽培や配送ではないので、品質が悪かったり配送中に傷む場合もある
ネット通販で安く買う
楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピング等のネット通販でも、観葉植物が買えます。
とはいえ大型の観葉植物だと送料が高くなりますし、小型の観葉植物でも、お店で買うよりはだいぶ割高なことが多いです。
おすすめは、セットもの。「初心者向けセット」「育てやすい観葉植物セット」のような商品です。
小型の観葉植物が数種類セットになっていて、単品で買うより割安なんですよね。ただし品種は指定できないことが多いので、品種にこだわりが無い人向けです。
ネット通販では定期的にセールがあったり、ショップ単位でのセールがあったりとクーポンがあったりと、併用するとさらに安くなりますよ。
- メリット:家に直接届けてもらえる、珍しい品種も買いやすい、ショップ自体のセールがあればよりお得になる
- デメリット:送料が高い、価格設定自体が高いものも多い
おしゃれ園芸店や高級雑貨店、インテリアショップは高いけど鉢代を考えたら安い場合も
これまでとは逆に、「観葉植物が高い」のは、おしゃれな園芸店や高級な雑貨屋さん、インテリアショップなどです。
これらのお店の観葉植物はとてもおしゃれで品質も良いものが多いのですが、その分高いんですよね……。
ただし、鉢や鉢カバーにこだわりたい人であれば、トータルでは安くつく場合もありますよ。
ホームセンターや園芸専門店ではプラスチックの安い鉢に入って売られていることが多いです。
でも「もっとおしゃれな鉢カバーにして、部屋をおしゃれな空間にしたいな」と思うと、別途、鉢カバーや鉢を購入することになります。
鉢や鉢カバーの値段はピンキリで数百円から数千円。中には数万円のものもあります。
「おしゃれさを重視しつつ値段も抑えたい」のであれば、はじめからおしゃれな鉢に入ったものを選ぶほうが結局は節約になるかもしれない、と覚えておいてくださいね。
- メリット:鉢や鉢カバーを別で購入する必要が無い、大型のものは配送もしてもらえることが多い
- デメリット:鉢にそこまでこだわらないのであれば(安くておしゃれな鉢を自分で探すのであれば)、やはり高い
フェイクグリーンを買うという選択肢もある
最後は「フェイクグリーン」という提案です。
フェイクグリーンは造花と同じで、人工の観葉植物を指します。
ほとんどがプラスチック製で、当然のことながら水やりも植え替えも不要です。
手間をかけたくない人にはいいですね。
ただ、植物と違って放置してしまいがちな分、ホコリが溜まってかえって部屋の雰囲気を壊してしまうこともあります。
育てる楽しみもないので、植物好きのわたしには無い選択です。
- メリット:お世話が不要で管理がラク、軽くて安い、日当たりが悪い場所にも置ける
- デメリット:ホコリが溜まりがち、育てる楽しみは無い
さいごに
観葉植物が部屋にあると、部屋の雰囲気がガラッと変わります。
観葉植物の種類によって、癒し空間になったりエキゾチックになったり、いろいろと楽しめますよ。
個人的には、ダイソーやメルカリで小さいものを購入して育てるのが楽しみなのですが、それだと初期費用はほんの100円~数百円で楽しめます。
育てる楽しみなのかインテリアとしてなのか、観葉植物に求めるものによっても必要な商品が変わってくるので、自分に合った観葉植物を、よりお得に買えるといいですね。