運転免許を取るために自動車教習所に通う場合、どんな流れで教習を行うのか気になりますよね。
入校してから卒業して免許を取るまで、どれぐらい期間がかかるのかも気になるところです。
私も教習所に通うまでは、どうやって免許を取得するのかイメージしづらくてなかなか入校する勇気が出ませんでした。
あらかじめ教習の流れを知っておけば、予定も立てやすくなるのでスケジュールを調整しやすいですよね。
このページでは、教習所に入校してから卒業までにかかる期間や、免許取得するまでの流れについて詳しく紹介していきます。
免許取得するまでの平均期間について
そもそも教習所に通い始めて、どれぐらいで免許が取れるのか気になりますよね。
早く免許を取りたい場合は、最短でいつ取れるのか知っておきたいところです。
教習プランによって取得できる期間は異なります。
たとえば、私が通っている教習所のプランだと最短取得は以下の通り。
プラン | 最短で取得できる期間 |
---|---|
ハイスピードプラン | 15日間~ |
スケジュールプラン | 21日間~ |
高校生スケジュールプラン | 30日間~ |
最短だと2週間ちょっとで取得できます。
ただ、取得期間が早ければ早いほど教習スケジュールもみっちりになるので、朝から晩まで教習所にいるみたいな感じになりますね。
通常のプランでも、早ければ1ヶ月~2ヶ月ぐらいで免許取得できますよ。
短期間で取得したい場合は、以下の点を意識してみましょう。
- 最短プランで教習を行う
- 検定や試験に1発で合格する
- 教習所の繁忙期(8月・9月・2月・3月)を避ける
- 合宿免許で取得する
ちなみに、普通免許の場合、教習期限は以下の通り。
たとえば、5月1日に教習を始めた場合、翌年2月1日までに教習を終える必要があります。
最長でも9ヶ月以内に免許取得できるように、教習所側でも考慮してくれますよ。
期限内に教習が終わらないと、すべての教習が無効になってしまうので気をつけましょう。
通うところによっては教習期限が違うこともあるので、参考程度に覚えておいてくださいね。
教習所に入ってから免許取得までの流れ
免許取得の期間がわかったところで、実際にどうやって教習を進めていくのか気になるところです。
教習所に入ってから免許取得までの流れは以下の通り。
- 教習所に申し込み
- 入校式
- 第一段階
- 修了検定(技能)
- 仮免学科試験
- 第二段階
- 卒業検定
- 本免学科試験
- 運転免許交付
ここからは、それぞれのポイントごとに詳しく説明していきますね。
教習所に申し込み
まず、教習所に申し込みをしないことには運転免許が取れません。
運転免許を取得するためにも、教習所に申し込んでみましょう!
基本的には、通いたい教習所の受付で申し込みをする形になります。
申し込み時に必要なものは以下の通り。
- 入校申込書
- 本籍記載の住民票(6ヶ月以内のもの)
- 身分証明書
- 印鑑
- 教習料金
- メガネやコンタクト
- 免許証(持っている場合)
- 在留カード・特別永住証明書(外国籍の場合)
必要書類などをしっかり用意して申し込みましょう!
教習所の申し込み方法や手続きの流れについては、こちらで詳しく紹介していますよ。
入校式
教習所に申し込みをしたあとは、入校式を行います。
服装は普通の格好で大丈夫ですよ。
教習所に通うときは、「運転しやすい格好」が基本となります。
ちなみに、入校式の日は申し込み時に決めることがほとんどです。
大体、時間や曜日が決まっていることが多いので、スケジュールを見て都合のいい日を選びましょう。
入校式では以下のようなことをします。
- 入校の手続き
- 教習の説明
- 適性検査
- 学科教習(1時限)
入校の説明や適性検査、学科教習が1コマあります。
2時間~3時間はかかるとみたほうがいいですね。
適性検査では以下のようなことを行います。
- 視力検査
- 聴力検査
- 色彩判別能力
- 運動能力検査
アンケート形式で行うことが多いので、ちょっと楽しいですね。
ちなみに、教習する上で求められる視力は以下の通り。
- 両眼で0.7以上
- 片目で0.3以上
もし片目が0.3以下であっても、もう片方が0.7以上で視野が150度以上あればOKです。
視力が満たない場合は、メガネやコンタクトの着用が義務付けられますよ。
第一段階
入校式を終えたら、まずは第一段階の教習が始まります。
第一段階では、以下の教習を行いますよ。
- 学科教習:10時限
- 技能教習:12時限
学科教習はいわゆる座学ですね。
教室で指導員の話を聞きながら、運転する上で必要な知識を勉強する時間です。
主に、以下のような内容を学びます。
- 運転マナーについて
- 法令に関すること
技能教習は実際に車を運転します。
まずは教習所の敷地内コースを走るだけなので、そんなに緊張しなくても大丈夫です。
教習車には補助ブレーキもついていて、指導員がサポートしてくれるのでケガや事故の心配もありません。
場合によっては、実車ではなくシミュレータで擬似運転することもありますよ。
ちょっとマリオカートみたいで楽しいです。
学科も技能も、大体1コマ50分ぐらいの時間で行われます。
それぞれの時限数をクリアすると、次の段階に進めますよ。
修了検定(技能)
第一段階の学科・技能教習をクリアすると、修了検定が行えます。
教習所の敷地内コースで車を運転する技能試験のことです。
大体、100点中70点以上の点数がもらえれば合格できますよ。
教習所によっては合格ラインが多少異なるので、あらかじめ確認しておくと安心ですね。
今までやってきた技能教習を思い出しつつ、落ち着いてやってみましょう!
仮免学科試験
第二段階を終えると、仮免学科試験も受けられます。
こちらは50点満点中、45点以上が合格ラインというところが多いです。
ケアレスミスをしないように注意したいところですね…。
修了検定と仮免学科試験に合格すると、仮運転免許証がもらえます!
まずは仮免取得を目指してがんばりましょう。
ちなみに、仮免学科試験の有効期限は3ヶ月です。
修了検定に合格したら、3ヶ月以内に仮免学科試験を受けるようにしましょう。
第二段階
仮免が取得できると、第二段階の教習がスタートします。
第二段階では、以下の教習を行いますよ。
- 学科教習:16時限
- 技能教習:19時限
第一段階よりも受けるコマ数が増えるため、その分だけ時間もかかります。
学科教習では以下のようなことを学びます。
- 応急救護について
- 安全運転するための知識
技能教習では、いよいよ路上に出て車を運転します。
仮免取得=路上で運転できると覚えておくといいですね。
また、高速教習も行いますよ。
実際に高速道路で車を運転します。
卒業検定
第二段階の学科・技能教習をクリアすると、卒業検定が受けられます。
ちょっと免許取得のゴールが見えてきましたね!
卒業検定では、技能試験を行います。
100点満点中、70点以上が合格ラインのことが多いですね。
見事合格すると、卒業証明書がもらえます。
本免学科試験
卒業証明書をもらったら、今度は教習所ではなく運転免許センターに行って最後の試験です。
運転免許センターでは、本免学科試験が受けられますよ。
100点満点中、90点以上が大体の合格ラインですね。
適性検査も行いますが、メインは本免を取得するための学科試験です。
運転免許交付
見事、本免試験に合格できたら運転免許証がもらえます!
免許証は即日発行されますよ。
本免学科試験とは別日に受け取りに行く手間がないのでうれしいですね。
免許取得までの注意点について
教習所で免許取得する場合、いくつか注意しておきたい点があります。
実は、仮運転免許証や卒業証明証には有効期限があるので、期限を過ぎてしまうと意味がありません。
それぞれ注意しておきたい有効期限についてまとめてみました。
内容 | 有効期限 |
---|---|
仮免学科試験 | 修了試験合格後、3ヶ月以内に受ける |
仮免運転免許証 | 仮免取得から6ヶ月間有効 |
卒業検定 | 学科・技能修了日から3ヶ月以内に受ける |
卒業証明書 | 交付から1年間有効 |
たとえば、仮免取得から6ヶ月経ってしまうと卒業検定が受けられません。
また、卒業証明書をもらってから1年以上経ってしまった場合、本免許学科試験を受けることができなくなってしまいますよ。
期限を過ぎてしまうと次の教習に進めなくなってしまい、またやり直す手間が増えてしまいます。
できるだけスムーズに教習を進めるためにも、有効期限に気をつけてみてくださいね。
さいごに
教習所で免許取得するまでの流れについてまとめてみました。
- 通学の場合は最短15日間から免許取得できる
- 免許取得までの平均期間は約2ヶ月
- 教習期限は教習を開始してから9ヶ月間
- 入校~卒業検定までは教習所で行う
- 本免許学科試験は運転免許センターで行う
できるだけ早く免許を取得したい場合は、スケジュールプランなどの免許プランを選ぶといいですね。
自分のペースで通うとしても、スムーズにいけば2ヶ月ぐらいで免許取得できます。
ただ、教習所の繁忙期に入ってしまうと希望通り教習スケジュールが組めなかったりするので、集中して取得したい場合は閑散期を狙うのがおすすめですよ。