Hareca(ハレカ)は、岡山市や倉敷市などの岡山県の主要都市で、バスや路面電車を使うときに便利な交通系電子マネーです。
SuicaやICOCAなどのように、事前にお金をチャージして使います。
とはいっても、Harecaのチャージでわからないことも出てきますよね。
- Harecaはどこでチャージできるのか
- Harecaにチャージできる金額いくらまでか
- Harecaへのチャージはどうやったらいいのか
そこでこのページでは、Harecaにチャージできる場所やチャージ方法、コンビニでチャージできるのかなどについて紹介していきます。
Hareca(ハレカカード)とは?
Harecaは、岡山県内の主要なバス路線・路面電車で利用できる交通系電子マネーです。
事前にカードへお金をチャージしておくことで、Hareca対応のバス・路面電車の利用時に読み取り機にカードをかざせば、自動で運賃が支払われます。
Harecaの種類や作り方・使い方などについては、以下の記事を参考にしてくださいね。
Harecaにチャージできる場所とチャージできる金額
Harecaを手にしたあとは、どうやってチャージをすればいいのかや、どれくらいの金額をチャージできるのかが気になりますよね。
順番に紹介します。
Harecaにチャージ可能な場所は3パターン
まず、Harecaにチャージできる場所から紹介しますよ。
Harecaのチャージは、Harecaを発行する事業者でないとできません。
▼Hareca発行事業者は、以下の4社ですよ。
- 岡山電気軌道(路面電車、岡電バス)
- 両備ホールディングス(両備バス)
- 下津井電鉄(下電バス)
- 宇野自動車(宇野バス)
▼また、Harecaのチャージが可能な場所には、以下の3パターンがあります。
- バス・路面電車の車内(下電バスを除く)
- 自動積増機(じどう つみましき)
- Hareca取扱窓口
もちろん、いずれもHareca発行事業者のみですよ。
Harecaは最大20,000円までチャージできる
つぎに、Harecaにチャージできる金額を紹介しますね。
Harecaには、最大で20,000円までチャージができます。
この20,000円は、カードの残額を含めた金額ですよ。
バス・路面電車の車内と自動積増機のチャージで利用可能な現金のパターンは、以下の4通り。
- 1,000円(1,000円札×1)
- 3,000円(1,000円札×3)
- 5,000円(5,000円札×1)
- 10,000円(10,000円札×1、または5,000円札×2)
たとえチャージ金額が同じでも、上の4パターン以外でチャージができません。
硬貨や2,000円札も使用不可能で、お釣りも出ません。
もし、4パターン以外のお金を使ってチャージしたい場合は、窓口でチャージしてくださいね。
窓口では、1,000円単位で上限に達するまでチャージができますよ。
Harecaにチャージする方法
ここからは、Harecaにチャージする方法について紹介していきます。
Harecaにチャージする、以下3つのパターンごとに見ていきましょう。
- バス・路面電車車内でチャージする方法
- 自動積増機でチャージする方法
- Harecaの取扱窓口でチャージする方法
バス・路面電車車内でチャージする方法
最初に、バス・路面電車の車内でチャージする方法です。
Hareca発行4社のうち、下電バスだけは車内でのチャージができないので、気をつけてくださいね。
岡電バス・両備バス・宇野バスと路面電車の車内のみですよ(一部バス路線を除く)。
▼バスや路面電車でHarecaにチャージする手順は、以下の通りです。
- バス・路面電車の運転士に、Harecaのチャージをしたいこととチャージしたい金額を伝える
- 運転士が読み取り機を操作する
- 運転士がHarecaをかざすように指示したら、読み取り機にHarecaをかざす
- 読み取り機にある紙幣投入口に、チャージ金額分のお金を入れる
- もう一度Harecaを読み取り機にかざす
- 運転士がOKを出したらチャージが完了
バス・路面電車の車内でチャージするときは、安全のために車両が停止しているときにおこなうようにしましょう。
また車内混雑時には、チャージ自体ができないことがあります。
自動積増機でチャージする方法
続いて、自動積増機でチャージをする方法を紹介しますね。
▼自動積増機は、Harecaにチャージをするための専用機械です。
▼自動積増機があるのは、おもに以下の場所ですよ。
- 岡山駅バスターミナル総合案内所(岡山市)
- 天満屋チケットセンター(岡山市)
- 倉敷駅バスターミナル案内所(倉敷市)
自動積増機の場所がわかったら、つぎは自動積増機でチャージをする手順を紹介しますね。
▼自動積増機でHarecaにチャージをする手順は、以下の通りです。
- 自動積増機のカード置き場にHarecaを置く
- 画面下のボタンで、チャージしたい金額を選択する
- 紙幣投入口にチャージする金額分のお金を入れる
- Harecaカードを取る
Harecaの取扱窓口でチャージする方法
最後は、Hareca取扱窓口でHarecaにチャージする方法ですよ。
Harecaにチャージできる窓口は、記名式HarecaやHareca定期券が買える窓口ですよ。
▼事業者別のおもなHarecaのチャージができる場所は、以下の通り。
事業者 | チャージ可能な場所 |
---|---|
岡山電気軌道 | Harecaマークが掲示されている窓口 |
両備バス | 両備バス岡山駅総合案内所 倉敷駅案内所 天満屋チケットセンター 両備観光センター(岡山観光センターなど一部を除く) |
下電バス | 岡山駅バス案内所 本社バス事業部 興除営業所 児島営業所 倉敷駅前案内所 |
宇野バス | 宇野バス本社(表町バスセンター内) 岡山駅案内所 |
▼Harecaのチャージができる場所がわかったら、窓口でのチャージの手順を紹介します。
- 窓口で係員に、Harecaにチャージがしたいことと、チャージする金額を伝える
- 係員にHarecaカードとチャージする金額分のお金を渡す
- Harecaカードを受け取る
窓口でのHarecaチャージは手間がかかったり、ほかの利用者もいて待つことがあります。
そのいっぽうで、1,000円単位でチャージができたり、チャージできる場所がほかの方法より多かったりするのがメリットですね。
Harecaはコンビニでチャージできない
岡山市や倉敷市内のコンビニで、Harecaのチャージができたら便利ですよね。
しかし、残念ながらコンビニでHarecaにチャージすることはできません。
これまでに紹介した3パターンのチャージ方法を使うようにしてください。
Harecaはクレジットカードでチャージできない
SuicaやICOCAはクレジットカードでチャージができるため、Harecaも同じようにできるのか気になるかもしれませんね。
残念ながら、Harecaはクレジットカードを使ったチャージには対応していません。
クレジットカードでのチャージがしたい場合、SuicaやICOCAを使って、相互利用でバス・路面電車に乗るのも一つの手です。
Harecaの残高を確認する方法
Harecaのチャージの方法がわかったら、いつHarecaにチャージしたらいいのかを確認するために、残高を見てみたいですよね。
ここからは、Harecaの残高確認の方法を紹介しますよ。
▼Harecaの残高確認の方法は、以下の3通りです。
- バス・路面電車の車内で、読み取り機にHarecaをかざす
- 自動積増機にHarecaをセットする
- Harecaの取扱窓口で確認する
ちなみに、iPhoneなどのスマホアプリではHarecaの残高確認ができませんので、ここから紹介する3つの方法を使ってくださいね。
Harecaを読み取り機にかざしたときに確認
バスや路面電車に乗るときに、入口にある読み取り機にHarecaをかざします。
ピッと音が鳴って読み取られたとき、読み取り機の画面に、残高が表示されますよ。
また、降りるときにも出口の読み取り機にHarecaをかざします。
このときに、ピピッと音が鳴って読み取られたとき、運賃支払後の残高が、読み取り機の画面に出ますよ。
自動積増機にHarecaをセットする
自動積増機でも残高が確認できますよ。
チャージをするときと同じように、自動積増機のカード置き場にHarecaカードを置きます。
すると、画面に現在の残高が表示されますよ。
このあと、チャージをキャンセルすれば、残高確認のみで終了できます。
Harecaの取扱窓口で係員に確認してもらう
Harecaの取扱窓口にいって、係員に残高を調べてもらう方法もあります。
窓口の係員に、残高を教えて欲しいと伝えて、係員にHarecaカードを渡してくださいね。
すぐに残高を調べて教えてくれますよ。
Harecaは最終使用日から10年で失効
Harecaは最終使用日から10年で失効します。
失効してしまうとHarecaのチャージ残高や、デポジット金額は返金してもらうことはできません。
失効したら損ですので、Harecaを使わなくなったら、忘れないうちに払い戻しや解約をするのがおすすめです。
Harecaの払い戻しや解約の方法については、以下のページを参考してくださいね。
さいごに
Harecaは電子マネーなので、チャージ残高がなければ使えません。
でも、チャージできる場所やチャージする方法を知っておけば、残高が少なくなってきても安心ですね。
早めのチャージができれば、より不安がなくなりますよ。
バスや路面電車の車内でチャージできるのも便利ですので、チャージのタイミングを見計らって上手に活用しましょう。