卵をつかったシンプルな料理といえば「ゆで卵」をイメージするのではないでしょうか。
ゆで卵って、そのまま食べてもおいしいですが、サラダやラーメンのトッピングなどいろいろな料理にとても合いますよね。
卵を茹でるだけで簡単にできる「ゆで卵」ですが、途中で割れて中身が出てきてしまったり、ゆで卵を作るのって以外と難しくないですか?
せっかく作るなら、見た目もきれいにおいしいゆで卵を作りたいですよね。
そこでこのページでは、簡単な方法で「ゆで卵」がきれいにできる作り方を写真つきで詳しく紹介していきます。
ゆで卵の調理時間と材料費
まずは、「ゆで卵」を作るにはどれぐらいの時間やお金が必要になるのかが気になるのではないでしょうか。
▼「ゆで卵」を作るときにかかる時間と材料費は以下の通りです。
- 調理時間:約15分
- 1人分、1個あたり:約20円
最近はコンビニでもゆで卵が売っていますが、コンビニだと1個70円くらいしますよね。
やっぱり手作りすると半分以下の値段で作れるので安いですね。
ゆで卵を作るのに必要な材料
▼「ゆで卵」を作るのに必要な材料は以下の通りです。
- 卵2個
- 塩 小さじ1
- お水 適量
今回は卵2個で作ってみました。
塩の量は、卵1~4個ゆでるくらいの水量なら、小さじ1くらいで十分ですよ。
ここでのポイントは、冷蔵庫から出してすぐの卵を使わずに一旦常温に戻すことです。
冷えている卵を常温にしてから調理することで、卵のひび割れを防止することができますよ。
「常温」というのは、さわった時に冷たく感じない、もしくは少しひんやり感じる程度が目安です。
ゆで卵の作り方を写真つきで紹介
1. 鍋に卵を入れる
卵が入るくらいの深さがある鍋を用意してそこに卵を入れます。
卵が割れないように鍋にゆっくりと入れてくださいね。
2. 鍋に水を入れる
軽量カップやボウルを使い、鍋にゆっくりと水を注ぎます。
水の量は鍋の大きさや卵の個数でも変わってきますが、目安として卵全体が被るくらいまで水を入れましょう。
3.鍋に塩を入れる
塩には卵やお肉、魚などに多く含まれる「タンパク質」を固める作用があります。
そこで塩を入れておくことで、卵を茹でているときに卵同士がぶつかり、万が一卵の白身が出てきたとしてもすぐに固まって白身の流出を最低限に押さえてくれるんです。
私は以前この事を知らずに、ゆで卵を作るときに塩を入れる理由は「卵に塩味が付くから」と思っていました。
ゆで卵に塩を入れる理由は出来上がりをきれいにするためだったんですね。
4.鍋に火をかけて沸騰するまで卵を箸で転がす
鍋にフタをしたら火にかけて中強火で沸騰するまで卵を茹でます。
沸騰する前にフタをとり、ときどき菜箸で卵をころころと転がすように混ぜると、完成したときに卵の黄身が偏らずに真ん中にきますよ。
ぐるぐるとゆっくり10回ほど卵をかき混ぜたら、フタをして沸騰するまで待ちましょう。
水面がボコボコとしてきたら沸騰の合図です、一旦、火を止めてください。
5.沸騰したら鍋にフタをしたまま約10分ほど放置する
「沸騰したばっかりなのに火を止めるの?」と思うかもしれませんね。
卵に多く含まれているタンパク質は、熱で固まりやすい性質を持っているので、余熱で卵に火が通ります。
火を使わずに余熱を使って調理するので、ガス代の節約になりますね。
放置した時間によって、卵の状態が変わってきますよ。
半熟や固茹でなど、好みの食感になるまで待ちましょう。
6. 規定時間置いたら卵を取り出し、すぐ冷水につける
やけどに注意しながら、お玉などを使って卵を取り出し、冷水が入ったボールに入れます。
ボールの水がぬるくなってきたら、ボールのお水を捨てて再度水を入れ直しましょう。
7. 卵の殻の剥き方
卵のあら熱が取れたら、いよいよ卵の殻いて出来上がりです。
最後の殻剥きの作業が一番難しくて緊張する一瞬ですよね。
せっかく上手にゆで卵ができたのにここで失敗はしたくないと思っちゃいます。
そんなときおすすめの、ゆで卵の殻の剥き方があるので紹介しますね。
卵をテーブルなどにぶつけ、5ミリほどヒビを入れたら、もう一度水が入ったボールに戻して1分放置しましょう!
すると卵の殻と身の間に水が入り込み、卵の殻が簡単にスルスルと剥きやすくなりますよ。
ぜひ、ためしてみてくださいね。
予熱時間による卵の黄身の固さ
今回は予熱を利用したゆで卵の作り方を紹介しましたが、どれくらいの時間放置すると、卵の黄身がどのくらいの固さになるか試してみました。
作るときにぜひ参考にしてみてくださいね。
▼10〜12分放置:固め
▼6〜7分放置:やわらかめ
▼4〜5分放置:とろとろ
さいごに
簡単そうに見えて奥が深い、ゆで卵。
今回紹介した方法でゆで卵を作ると、毎回失敗せずに上手にできるのでおすすめです。
ぜひ好みの固さでおいしいゆで卵を作ってみてくださいね。