「Amazonの株を買って配当や株主優待がほしい」と思ったことはありませんか?
書籍や家電製品から食品まで、ほとんどのものがAmazonで購入できますよね。
会員制サービス「Amazonプライム」は配送料無料だけでなく、プライムビデオ、プライムミュージックなど、毎年のようにサービスが増えています。
私もAmazonのプライム会員で、Amazonなしの生活は考えられないほどサービスを利用していますね。
今後もAmazonの業績や規模、サービスは拡大していく可能性が高いので、Amazon株について調べてみました。
このページでは、Amazonの株価や配当、株主優待、Amazon株の買い方やおすすめのネット証券について詳しく説明していきますね。
Amazon株について
Amazon株を買う前に、Amazonがどんな会社なのか理解しておくことが大切です。
ここでは、Amazonの基本情報や業績、株価、配当・株主優待について説明していきますね。
Amazonはどんな会社?
Amazonは、1994年に設立された米国最大手のオンライン小売業者です。
日本を含めた世界各地で書籍や家電、衣料品など、さまざまな商品をオンラインで販売しています。
最近は会員制サービス「Amazonプライム」に力を入れており、配送料無料やお届け日時指定便のほか、「プライムビデオ」「プライムミュージック」など、プライム会員向けのサービスを拡充していますよ。
Amazonは日本の株式市場には上場していませんが、米国の株式市場(ナスダック)に上場しています。
そのため、外国株式を取り扱っている証券会社に口座開設すれば、Amazon株を購入できますよ。
Amazon株を買うのにおすすめの証券会社は、後ほど詳しく説明しますね。
Amazonの業績
株を購入するときは、業績も確認しておく必要がありますよね。
Amazonの直近3年間の業績をまとめてみました。
2017年12月期 | 2016年12月期 | 2015年12月期 | |
---|---|---|---|
売上高 | 177,866 | 135,987 | 107,006 |
営業利益 | 4,106 | 4,186 | 2,233 |
税引前利益 | 3,806 | 3,892 | 1,568 |
当期利益 | 3,033 | 2,371 | 596 |
2017年12月の売上高は、1米ドル=110円で換算すると約19兆5,600億円もあります。
想像できないくらい大きな金額ですね。
また、直近3年間は売上高、当期利益ともに大きく伸びているのがわかります。
今後どのように推移していくかはわかりませんが、直近3年間はすばらしい業績を残していますよ。
Amazon株の株価推移
Amazon株の直近3年間の株価推移は以下の通りです。
2016年から2018年前半まで株価は上昇を続けていましたが、2018年後半に入ってから少し下落しています。
2018年10月末の株価は1516.73米ドルで、1米ドル=110円で換算すると約167,000円になります。
株価が決まる理由は一つではないので、下落した理由を特定するのは難しいですね。
最近は米国株が値下がりしているため、その影響を受けているのかもしれません。
また、株価の値上がりが続いたため、株価が高すぎると感じた投資家が売りに転じている可能性もありますね。
この状況でAmazon株を買うかは判断が分かれると思います。
いずれにしても、一度に大きな金額を投資するのではなく、購入タイミングを分散させてリスクを抑えることが大切ですよ。
Amazon株の配当・株主優待
Amazon株を買う場合、配当や株主優待がもらえるかどうかも気になりますよね。
Amazonは配当を実施していないため、配当金はもらえません。
今後成長が見込まれる事業に投資をしており、今のところは株主に配当を出していないんです。
また、株主優待は日本独自の制度であるため、Amazon株を買っても株主優待はもらえません。
Amazon株を買うなら、売却益を狙う必要がありますよ。
参考:おすすめの株主優待まとめ
米国株の特徴
Amazon株をはじめとする米国株は、日本株とは違う特徴がありますよ。
ここでは、米国株の特徴について説明していきますね。
1株から売買できる
日本株には単元株制度があり、通常は100株単位で売買されます。
たとえば、株価が1,000円の日本株を買う場合、最低投資金額は10万円(1株1,000円×100株)になりますね。
しかし、米国株には単元株という考え方はなく、1株単位で株を売買できますよ。
Amazonの株価は2018年10月末時点で約17万円なので、17万円あればAmazon株が1株買えますね。
銘柄によっては少額から投資できますが、投資額が少ないと売買手数料が割高になってしまうので注意が必要です。
ストップ高・ストップ安がない
日本株には、急な価格変動で投資家が大きな損失を出さないように、「ストップ高・ストップ安」と言われる制限値幅が決められています。
しかし、米国株にはこの「ストップ高・ストップ安」という考え方がありません。
株価が値上がりすれば大きな利益を得られますが、株価が値下がりして大きく損をする可能性もありますよ。
取引時間が日本の深夜になる
日本と米国には時差があるため、米国の株式市場で取引が行われている時間は、日本では深夜になりますよ。
米国株の取引時間(標準時間)は現地時間の9:30~16:00で、日本時間の23:30~6:00です。
また、米国でサマータイムが実施される時期は、日本時間の22:30~5:00が取引時間になります。
日中は仕事で忙しい人でも、深夜に取引できる米国株なら投資できますね。
外国株式の口座開設が必要
Amazon株を売買するには、通常の証券口座とは別に外国株式口座を開設する必要があります。
SBI証券では、証券口座の開設と同時に外国株式の口座開設も可能です。
また、すでに証券口座を保有していれば、ネット上の簡単な手続きだけで口座開設できますよ。
ここでは、SBI証券の口座を保有している場合の、外国株式口座の開設方法を紹介しますね。
▼SBI証券のトップページ(ログイン後)にある「外国株式」を押しましょう。
▼「口座開設・お取引きまでの流れ」を押します。
▼外国株式の取引までの流れを確認したら、「今すぐ外国株式口座開設」ボタンを押しましょう。
▼内容を確認して「同意して次へ」ボタンを押します。
▼電子交付サービスについて内容を確認し、問題がなければ「同意して次へ」ボタンを押しましょう。
▼上場有価証券等書面について内容を確認し、問題がなければ「同意して次へ」ボタンを押します。
▼外国株式取引と為替取引に関する説明書について確認し、問題がなければ「同意/承諾する」ボタンを押しましょう。
▼これで外国株式の口座開設は完了です。
日本円・米ドルのどちらでも購入できる
Amazon株を購入するには米ドルが必要だと思っていませんか?
私は米ドルを保有していないと米国株は購入できないと思っていましたね。
しかし、多くの証券会社では円貨決済に対応しているので、日本円でもAmazon株は購入可能です。
もちろん、日本円を米ドルに交換して、その米ドルで購入することもできますよ。
米国株は米ドル建ての取引なので、円貨決済でも為替手数料(スプレッド)がかかります。
Amazon株を買うなら、少しでも為替手数料が安い証券会社を選ぶのがおすすめです。
Amazon株の買い方(SBI証券の場合)
ここでは、SBI証券でAmazon株を買う方法を説明していきますね。
▼SBI証券トップページの右側にある外国株式の「取引」ボタンを押しましょう。
▼外貨建商品取引サイトが表示されたら、銘柄欄に「アマゾン」と入力して「検索」ボタンを押します。
▼Amazon株の詳細画面が表示されるので、「買付」ボタンを押しましょう。
▼購入株数、価格、預り区分、決済方法を入力し、同意するにチェックを入れ、取引パスワードを入力したら「注文確認画面へ」ボタンを押します。
米ドルで購入する場合は「外貨決済」、日本円で購入する場合は「円貨決済」を選んでくださいね。
▼注文内容をもう一度確認し、「注文発注」ボタンを押せば完了です。
Amazon株を買うのにおすすめのネット証券
ここでは、Amazon株を買うのにおすすめのネット証券を2つ紹介しますね。
SBI証券
Amazon株を買うなら、まずおすすめしたいのがSBI証券です。
SBI証券は米国株の売買手数料が安い上に、以下2つのサービスが利用できます。
- 外貨入出金サービス
- 米国貸株サービス
SBI証券には、住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスがあります。
SBI証券で円を米ドルに交換するときの為替手数料は25銭ですが、住信SBIネット銀行の外貨普通預金なら4銭、外貨積立なら2銭です。
住信SBIネット銀行で円を米ドルに交換してSBI証券へ入金すれば、為替手数料を大幅に節約できますよ。
また、国内の証券会社では唯一米国貸株サービスを提供しています。
購入したAmazon株をSBI証券に貸し出せば金利がもらえるので、長期保有するなら貸株サービスを利用するのがおすすめですよ。
PayPay証券(旧One Tap Buy)
PayPay証券は1,000円から株が買えるスマホ証券で、米国株にも対応しています。
SBI証券では米国株を1株単位で売買するため、Amazon株を1株買うのに約17万円必要です(2018年11月現在)。
しかし、PayPay証券では金額単位で取引するので、Amazon株を1,000円から購入できますよ。
▼買い方は簡単で、金額を入力して「買う」をタップするだけです。
ただし、PayPay証券は為替手数料が35銭とSBI証券より高く、口座から出金するときに振込手数料がかかります。
ただ、Amazon株を試しに少し買ってみたい場合は、1,000円から買えるPayPay証券がおすすめですよ。
さいごに
米国株を取り扱っているネット証券を利用すれば、Amazon株は簡単に購入できます。
Amazon株を買っても配当や株主優待はもらえませんが、株価が上昇すれば売却益を得られる可能性はありますよ。
たとえ業績が良くても株価が下がることもあるため、もし投資をするなら購入タイミングを分散してリスクを抑えるのがおすすめです。