家族でアルバムを作ろうとすると、「アルバムを買って、デジカメで撮った写真を選び現像をして、写真をはさんだらコメントを書いて、仕上げに飾り付けをして・・・」といろいろな作業が発生してしまい面倒くさいですよね。
そんなときに便利なのが、アルバムアプリ『nohana(ノハナ)』です。
アプリ上で20枚の写真を選ベば、完成したアルバムが送料のみの価格で家に届きます。
我が家はこのアプリがリリースした2013年から使い続け、今年で5年が経ちました。
今回は、そんなアルバムアプリnohanaのメリットとデメリット、使い方や裏技などを詳しく解説してみたいと思います。
nohanaとはどんなアプリ? まずはそのメリットから
フォトブックアプリの代表格とも言えるnohana。
「月に1冊無料」で作れるフォトアルバムが、226円の送料のみで自宅に届きます。
毎月1日の朝9時にフォトブック1冊無料権が付与され、この特典は翌月に繰り越すこともできます。
1月に注文し忘れていた場合、2月にフォトブックを2冊無料で作れるのです。
しかも、グループ機能を使えばその参加メンバーも毎月1冊フォトブックを無料で作れてしまいます。
たとえば、ママとおばあちゃんでグループを作れば、ママが自宅用に1冊、おばあちゃんが実家用に1冊、それぞれ無料でフォトブックを作れるのです。これは親孝行にもなりますね!
写真は私が2013年からほぼ毎月nohanaで作ってきたアルバムです。毎月届くアルバムは軽く薄く、収納する際もかさばりません。

ちなみに、「1冊分のみ無料権が付与されている月の2冊目以降」もしくは「月に1度発行される無料権を使用せずに作った場合」は有料になります。
1冊540円かかりますが、5冊以上の注文で合計金額から10%オフ、10冊以上で15%オフになるそうです。
一度の注文で複数の届け先を指定した場合、2ヶ所目以降の送料が半額になるのもうれしいですね。
他にも『高画質フォトブックオプション』や『プレミアムオプション』などもあります。
これらは有料ですが画質やサイズが無料版とは異なり、デザインオプションなどを選ぶこともできます。
nohanaのデメリットとは?
そんなnohanaにもデメリットはあります。
まず、無料で届くフォトブックを注文した場合は「届くのが遅い」ということ。月末に注文したフォトブックは、だいたい翌月の中旬から下旬に届きます。
待ち遠しいと感じている時期にはなかなか届かず、忘れた頃に届くというパターン。
324円の特急オプションを使うと、当日18時までに注文した分が翌々日中に発送されますが、いつ届いても大丈夫な場合は無料でよさそうですね。
さらにnohanaのアルバムは、コメントを書き込んだり日付を残すことができてとても便利です。
それでもときどき感じてしまうデメリットは、「毎月20枚の写真しかアルバムに入れられない」ということ。
「思い出を詰め込むには20枚ぽっちの写真じゃ足りないんだよ!」という方も多いと思います。
でもこのデメリットは、他のアプリを使ってカバーすることができます。
我が家では最近、nohanaの変化球的な使い方をし始めました。
他のアプリを使用している方も応用できそうなので、nohanaの使い方と併せてご紹介させてください。
nohanaで写真アルバムを作る手順については後半で書いていますよ。
写真加工アプリ 『FotoRus』を使って5枚の写真を1枚にコラージュ
20枚の写真で足りなければ、コラージュして80枚にしてしまいましょう。
そのために、簡単にコラージュ写真が作れる『FotoRus』というアプリを活用します。
このアプリは「コラージュ」機能の他にも、「明るさ調節」「文字入れ」「スタン」「フィルタ」などで写真を加工することができます。
それでは、早速この『FotoRus』のコラージュ機能を使って、フォトブックを作ってみましょう。
『FotoRus』を開くと、まず画面左側に寄り添う男女の画像が表示されます。
右上の「Skip」を押し、画面が切り替わったら「Collage」を押してください。

すると、写真を選ぶ画面へと切り替わります。
「Camera Roll」を選ぶと、右側の画像のようにズラーっとスマホに保存した写真が表示されます。
1枚ずつ選ぶと、画面右下で「どの写真を選んだのか」を確認することができます。
すべて選んだら水色の「Start」ボタンを押してください。

すると、コラージュされたサンプル画像が表示されます。
左側は1:1(Instagramと同じ正方形サイズ)、右側は3:4の通常の縦割り写真の割合です。

どちらかを選んだら、画面下部のコラージュのバリエーションから好きなものを選び、画像を作っていきます。
コラージュができたら保存しましょう。
こうして1枚1枚の写真をコラージュしていけば、アルバム内に80枚以上の画像を入れることができますよ。

※無料アプリなので、保存している間に広告や、販促メッセージが出ることがあります。
それでは、実際にnohanaでアルバムを作ってみましょう。
nohanaで写真アルバムを作成・注文する手順
nohanaは無料アプリです。ダウンロードをしてアプリを開いたら、まずは写真をアップロードしていきましょう。アップロードボタンを押し、複数のアルバムを選べば、好きな写真をまとめてアップロードすることができます。
参考:ノハナ運営チームからのお知らせ iOSアプリの新バージョンリリース〜アップロード画面がより使いやすく〜

早速カメラロールから、コラージュした写真をアップロードしてみました。

すると左の写真のように、コメントを入力できる画面に切り替わります。
コメントは写真の順番を決めてから書くことができるので、今は書かなくても大丈夫です。
右の写真の下にある「アップロード」を押すと、どの写真がアップロードできたか確認することができます。
確認したら、「フォトブック」を押して実際にフォトブックを作成していきましょう。
「フォトブック」タブを選択すると、アップロードした写真のフォトブックが自動的に生成されています。今回も「5月のフォトブック」として、未編集のフォトブックができあがっていますね。

「5月のフォトブック」を選択すると、このように今回作ったアルバムが出てきます。
次に、表紙を含めた写真21枚を選択し直したり、メッセージを入れて編集をしていきましょう。
編集するには、まずこの画面の左上にある「フォトブックを編集」を押します。

すると、「フォトブック編集」という画面が出てきます。
写真の順番を入れ替えたい場合は、「写真を選択」を押します。

右側の写真のように、緑色の番号が表示された写真一覧画面が出てきます。
これを入れ替えたいページの番号にクリックし直していくと、その順番にアルバムが再構築されます。
写真の右下に三角の「!」記号が出ているのは「画質が基準よりよくないですよ」というアラートです。
これはコラージュした写真を使っているので仕方がないようです。
ベストな画質でアルバムを作りたいなら、なるべくいい画質のものをアップロードしましょう。
写真を日付順に並べたいときは、「日付順に並べ替え」を押します。今回はコラージュした写真を使っているので、日付の有無を含めて手動で入れることになります。

1枚1枚写真を選択していくと、左の写真のようにコメント入力欄が出てきます。
ここで実際に写真を見ながら、残したいコメントを入れていきましょう。日付を入力したい場合は、右の写真のように手動で日付を選択していきます。

次に、以下の画像の左側のように、編集後記を書いていきます。
120文字まで入力できるので、今月の写真にまつわるメッセージを短く書くとよさそうですね。
次は、上記画像右側のように、アルバム内に入る写真の順番やメッセージ、日付を確認します。
最後に右上の「保存」を押せばフォトブックの編集は終了です。
先ほどのアルバムの表紙画面に戻ります。
最後に1枚1枚クリックしながらめくっていき、「写真が切れていないか」「コメントはちゃんと入っているか」などを確認しましょう。
今回は生後2ヶ月の長男の写真を見開きで貼ってみました。授乳で寝不足極まった頭で編集したので、おそらく左ページの左下と、右ページの左上が同じ写真です・・・。

編集後記もプレビュー画面でレイアウト確認ができます。

最後のページまでプレビューをめくって「フォトブックを注文」ボタンを押すと、このような確認画面が出てきます。
実際のフォトブックと仕上がりが異なる場合があると書かれていますが、私はこれまでイメージと異なったアルバムに出会ったことがありません。
なので「だいたいこの通りに届く」と考えて大丈夫だと思います。

注文ボタンを押すと、お届け先の選択画面に移ります。
そして「念のため聞くけど、高画質フォトブックもあるよ! 有料だけどきれいだよ!」といった宣伝が入りますが、今回はそっと閉じます。

お届け先と冊数の確認、フォトブックタイプやオプション選択の画面に移ります。
ここは「通常」を選んで「次へ」を押しましょう。冒頭でもお伝えした通り、nohanaでは毎月1日の朝9時にフォトブック無料権がアカウントに付与されます。
有効期限があるので早めに作りましょう。

最後、「ご確認」の画面に移ります。
商品内容に今月分のアルバムの表紙とタイトルが表示され、お届け先や冊数、フォトブックタイプやデザインを確認できます。
フォトブックそのものは無料ですが、送料が別途226円かかります。

支払い方法はクレジットカード払い以外に、「auかんたん決済」「ソフトバンクまとめて支払い」「ワイモバイルまとめて支払い」「ドコモ払い」など、スマホ料金と一緒に支払うこともできます。
「Vプリカ」「ソフトバンクカード」などプリペイドカード決済で支払うことも可能です。
私はいつもここでは楽天カードを使っています。
セキュリティーコードを入れたら「お支払い」を一度だけ押して、手続きを完了しましょう。

最後に「お支払い完了」の画面になったら、注文完了です。
「フォトブック」のタブを押したら、一番上に今回作成したアルバムが「注文済み」と表示されているので確認してください。
ちなみに、この画面の並びを見ればわかると思いますが、3月の次が5月になっています。そうです、4月分を作り忘れたのでした。急いで作らねば・・・と思っています。

半月後、実際にフォトブックが届きました
フォトブックの梱包パッケージは密閉されたプラスチック製です。大きさは縦18.2cm×横24.2cm×深さ1cm。

以前まで梱包パッケージは紙製でしたが、このプラスチック製になってからは雨が降った日にポストに投函されていてもアルバムが濡れずに安心です。
開けてみると、中はこんな感じになっています。

nohanaが運営するスタジオのチラシや、ディズニーの英語システムなどのチラシが入っており、アルバムは底のほうに入っていました。
アルバムは表紙、裏表紙を含めて全28ページ。
横にするとこのようにかなり薄く、かさばりません。そのため5年分溜まってもコンパクトに収まります。気軽に見返すことができるので、作り続けてよかったなと思います。

実際届いたフォトブックの画質はこんな感じです。
コラージュ加工もしているため、写真の画質がいいとは言えないかもしれません。それでも枚数が増えた分、撮影したときの記憶がよりリアルに思い出されます。
この写真は子どもが生後2ヶ月近くの頃に、保健所の方が赤ちゃん訪問に来てくださったときのものです。
子どもの体重を吊り式の体重計で測ってくれ、授乳クッションの座らせ方や、うつぶせ運動のさせ方なども教えてくださいました。

nohanaのサービスを5年ってみての感想 まとめ
今回の記事を書くにあたり、改めてすべてのアルバムを出してみたら5年も続いていたと気付きました。
6歳だった子が今では11歳になり、当時まだ生まれていなかった子は4歳に、そして生まれたばかりの赤ちゃんも家族に加わりました。
画質はそこまで美しくありませんが、毎月20枚から80枚収録し続けてきた写真アルバムは家族の5年間の軌跡を雄弁に物語っています。
「シール印刷をして手帳に貼る」ということもときどきしていますが、時系列で家族の歴史をたどるのはアルバムが一番見やすい気がしていますよ。
毎月1日になると無料権が付与されるので「あっ、作らなきゃ」と思えますし、サービスもとても行き届いていると感じます。
このクオリティのアルバムを送料のみで毎月届けてもらえるなんて、本当にありがたいアプリだと感謝の気持ちでいっぱい。
ときどき実家に送ったり、ケースを買ってみたりして、これからも長く続けていきたいです。