裏がマグネットになっている広告、よく郵便受けに届きませんか?
今回はそんなマグネットの活用方法を紹介します。
便利グッズや、子どもの遊び、学びに役立つアイテムに簡単につくり替えることができますよ。
マグネット広告ってどんなもの?
郵便受けに入っている、水道管修理などの広告が印刷された薄いマグネット。
我が家では、子どもがそれを見つけると喜んで冷蔵庫に貼っています。
広告としては成功していても、水道管なんてそう簡単には壊れないので、なかなか使うことはありませんよね。
派手な色のマグネット広告を冷蔵庫に貼り続けているのもどうかと思い「これ、何かに使えないかな」と考えてみました。
すると、子どものおもちゃになったりラベルマグネットになったり、いろいろ使い道があることがわかりました。
派手な広告が目にうるさかったら、剥がしてしまえばただのマグネットになります。
まずは広告部分を剥がす方法から紹介していきますね。
驚くほど簡単にできますよ。
広告面の剥がし方は驚くほど簡単!
広告マグネットの広告を剥がすのはとても簡単です。
一晩水に浸け置くだけ。本当にこれだけなんです。
まず写真のように容器に入れて、水を加えて浸しておきます。
万が一子どもがひっくり返したときのためにフタをして、一晩置いておきましょう。
一晩経ってフタを外すと、中ではもうほとんど広告が剥がれています。
手でこすって剥がすまでもない状態になっていますね。
容器から取り出して水気を拭いた広告(だった)マグネットがこちらです。
百均で売っているマグネットより薄くてやわらかいので、ハサミで簡単に切り取ることができますよ。
百均のホワイトボードを使うと外出先でも使い道が広がる
ホワイトボードがあれば、よりマグネットの使い道が広がります。
写真はダイソーで売っていた155mm×200mmのマグネット式ホワイトボードです。
このまま使ってもよいのですが、持ち歩きやすいように少し加工してみました。
四隅とプラスチックの枠を外します。
そうすると、ちょうどA5サイズくらいの薄いスチール板になりました。
より安全に使うため、スチールの縁の周りをマスキングテープで覆います。
さらにパンチで穴を開ければ、A5サイズの手帳に挟んでどこへでも持ち歩くことができて便利ですよ。
ホワイトボードのまま持ち歩くよりかさばりませんし、いざというときにすぐ取り出せて子どもたちも退屈しません。
このままA5サイズのバインダーや手帳に挟んでもよいですし、薄いのでカバンの中に入れている本などに挟んでおいてもサッと取り出せます。
このホワイトボードとマグネットを組み合わせた使い道例ものちほど紹介しますね。
まっさらになった広告マグネットの使い道
広告を剥がしたマグネットシートは冷蔵庫やスチール面がある家具など、いろいろな場所に貼れるようになります。
それでは、我が家での活用方法を紹介していきますね。
幼稚園の朝の支度セット
幼稚園の年長さんになって、先生に「そろそろ自分でお支度をさせてください」と言われてから、手帳を使ったりお支度ボードをつくったりと手を尽くしてみましたがなかなかできません。
そこで12歳の長女が、次女を模したキャラクターをマグネットに描いてくれました。
白のシール用紙に絵を描いて貼って、四角く切れば完成です。
これを、「やってみよう」から「できた」のエリアに移動する方式で使います。
両面をマグネットにして、裏に「できた!」と書くのもよいですね。
マグネットアルバムにしてみよう
我が家では、子どもの写真をシール印刷して日記やノートに貼り、保管しています。
そこでつくった、余っているシールをマグネットに貼ってみました。
ちなみに、コンビニプリントでも写真をシール印刷することはできます。
大急ぎでお弁当やご飯をつくるミッションインポッシブル的な朝も、ふと冷蔵庫のマグネットに貼られた写真と目が合うと一瞬和んで「よしがんばろう」という気持ちになれますよ。
恋人の写真や好きなアイドルやキャラクターの写真を貼ってみるのもいいかもしれませんね。
このマグネットアルバムの効能は親バカや恋バカフィルターがオンになっていないと効きませんが、集中力をあともうちょっと持たせたいときに「家族デートまで4日!」など、気合いを入れ直すのときに重宝します。
食材マグネットで冷蔵庫の在庫管理に
マグネットは、冷蔵庫内の在庫チェックに使うこともできます。
大きな冷蔵庫を使っていると、中身の在庫確認に時間がかかってしまいがちです。
節電のためにも、冷蔵庫の外で在庫を確認できたら便利ですよね。
これは、冷蔵庫の中に入っている食材をシール用紙に印刷し、マグネットに貼ったものです。
思いつく限りの食材をリストアップしました。
ついでに、冷蔵庫保存ではない食材のマグネットもつくってみると思いのほか便利でしたよ。
常温物と冷蔵物で分けて「使いかけのもの」「丸ごと残っているもの」「今はないもの」で分け、翌日の献立を立てるのにも使えます。
実際にマグネットにして張り出してみると、家族が見て「これ食べたい!」「これはもう食べちゃったよー」など、いろいろ言ってくれるようにもなりました。
算数の勉強にも使える!
マグネットに白いラベルシールを貼って、上から百均で売っている数字のシールを貼り付けると、数字の勉強ができます。
+と-、×と÷、そして=だけ印刷して貼ったら、算数の勉強もできますよ。
料理中に「ママ、ママ、ママ~」と張り付かれているときに、「この問題解ける?」と出題してあげれば、その間安心して野菜を切ったり炒め物ができます。
シールマグネットをつくろう
百均で見つけたかわいいシールも、「一度お手紙やノートに貼ったらそれでおしまい」になってしまいませんか?
でもシールをマグネットに貼れば何度でも遊ぶことができます。
広告マグネットに隙間なくシールを貼って切り取ります。
写真はちょっとやりすぎなくらい隙間を空けずに貼ったので、切り取るのが大変でした。
切り取って小さな袋に入れて持ち歩き、外出先で子どもが暇そうにしていたらホワイトボードシートを出して「これで遊ぼう」と言うと大喜びしてくれます。
このパーティーセット以外にも着せ替えごっこや動物セット、家具のシールなどでもつくっておくと飽きずに遊んでくれますよ。
マグネットを丸や四角に切れば積み木遊びも
ダイソーで売っている「イラストマーカー」で白いタックシールを塗って、パーツをつくります。
これらをマグネットに貼って、丸三角四角など、好きな形に切り取ればできあがり。
マグネットの上で積み木のように遊べますよね。
写真は4歳の次女がつくった「さかな」です。
しおり(ブックマーカー)にもなる
余った布を両面テープでマグネットに貼り付けて半分に折るだけで、読書用のしおりとして使うことができます。
写真は試作品なのでつくりが雑ですが、かわいいキャラクターものでつくってみても和みそうですね。
マグネットでいろいろなものをつくってみて まとめ
他にもステッカーで好きなマグネットをつくったり、マグネットを白丸と黒丸に切ってオセロとして遊ぶこともできますね。
また、白いシールを貼ったマグネットに絵やメッセージを書けば、メッセージボードや子どもたちの作品にもなります。
玄関のドアがスチール製の場合は、災害時に見つけてもらうために外に張り出せるよう、災害時の居場所や連絡先の携帯電話番号を普段から家のドアの内側に貼り付けておくこともできそう。
最初は「広告マグネットを捨ててしまいたけど、子どもが遊んで捨てさせてくれない」というネガティブな理由から、いろいろなものにつくり変えていきました。
でも市販のおもちゃと違って、「飽きたら捨ててどんどん新しいものをつくれる」というのは、思いのほか子育てをラクにしてくれるものです。
「ひとつくらいなくなってもいい」「またつくればいいものね」と子どもに対しても自分に対しても寛容になれて、いい意味で適当に見守れるようになるのではないでしょうか。
広告マグネットが自宅に溜まっていたら、ぜひ一度ためしてみてください。