dカードプラチナのメリット・dカード積立のポイント還元率で年会費の元が取れるか計算してみた

dカードにプラチナカードの「dカード PLATINUM(以下:dカードプラチナ)」が登場しました。

今までにあったdカードやdカード GOLDと比べてどうなのかも気になると思います。

このページでは、dカードプラチナの年会費や元が取れるメリットがあるのかを紹介しますね。

▼動画でもdカードプラチナについて話しています。

dカードプラチナの年会費は税込29,700円

dカードプラチナ

一番気になるdカードプラチナの年会費ですが、税込で29,700円となっています。

この金額を聞くと高く感じますよね。

あとでdカードプラチナの特典を紹介しますが、メインのクレジットカードで毎月20万円以上使うのでなければ、年会費の元は取りにくいです。

あとは、経営者などでお金にかなり余裕があり限度額を増やすためにカードを増やしたい人でないとおすすめしづらいです。

家族カードは1枚無料で作れます

dカードプラチナの家族カードは、1枚目だと無料で作れます。2枚目以降は1枚あたり1,100円ですね。

これはdカード GOLDと同じ仕組みです。

例えば夫婦ともにdカードプラチナを使うのであれば、1人あたりの年会費にすると14,850円と考えることもできますね。

マネックス証券のdカード積立のポイント還元率

dカードプラチナを使うかどうかを検討するのは、マネックス証券でのdカード積立によってもらえるポイントではないでしょうか。

投資信託の積立でポイントがもらえるのはお得でしかないですからね。

ただ、dカード積立でのポイント還元率はややこしくなっています。

以下の表で、積立額・口座の種類・対象年・ショッピング利用額に応じての還元率をまとめました。

対象年毎月のショッピング
利用金額
NISA口座課税口座
毎月の積立額還元率毎月の積立額還元率
入会初年度一律5万円以下3.1%5万円以下3.1%
5万円超
7万円以下
5万円超
7万円以下
2.6%
7万円超
10万円以下
7万円超
10万円以下
2.2%
入会2年目以降10万円未満5万円以下1.1%5万円以下1.1%
5万円超
7万円以下
5万円超
7万円以下
0.6%
7万円超
10万円以下
7万円超
10万円以下
0.2%
10万円以上
20万円未満
5万円以下2.1%5万円以下2.1%
5万円超
7万円以下
5万円超
7万円以下
1.6%
7万円超
10万円以下
7万円超
10万円以下
1.2%
20万円以上5万円以下3.1%5万円以下3.1%
5万円超
7万円以下
5万円超
7万円以下
2.6%
7万円超
10万円以下
7万円超
10万円以下
2.2%
マネックス証券のdカード積立のポイント還元率

入会初年度が恵まれていて、ショッピング利用額に関係なくdカード積立のポイント還元率が高く設定されています。

仮にマネックス証券でNISA口座を持っていて月10万円をdカードプラチナで積立すると、1ヶ月あたり3,100円分のポイントがもらえます。

1年にすると37,200円分ですね。これだけで年会費の元が取れています。

NISAではなく課税口座で月10万円をdカードプラチナで積立した場合も以下の計算式になり、毎月2,730円分のポイントがもらえます。

  • 50,000 × 3.1% = 1,550
  • 20,000 × 2.6% = 520
  • 30,000 × 2.2% = 660
  • 1,550 + 520 + 660 = 2,730

課税口座で12ヶ月・月10万円dカードプラチナで積立したとしても32,760円分のポイントがもらえるため、年会費以上のポイントがもらえてお得です。

ただし、上の表の通りで2年目以降は毎月のショッピング利用額に応じてdカード積立のポイント還元率が変わります。

毎月20万円以上確実に使えるのであれば初年度と同じ条件でポイントがもらえてお得ですが、そうでなければポイント還元率が低く、年会費を払う分だけ損するのでdカードプラチナを使う理由がありません。

細かく管理ができる人であれば、最初の1年だけdカードプラチナを使って月10万円分の投資信託を買い付けてポイントだけをもらい、2年目に入る前に解約するのがお得な使い方だと思います。

もしdカード積立をするなら、マネックス証券の口座は確実に作っておきましょう。

参考:マネックス証券の口座開設はこちら

3ヶ月間だけ10%還元になるキャンペーンもお得

dカードプラチナでdカード積立すると、3ヶ月間だけですがポイント還元率が10%還元にできるキャンペーンもあります。

毎月3万円以上ショッピングする必要はありますが、これさえ満たせば最初の1年間でもらえるポイントは以下のようになります。(月10万円積立時)

NISA口座57,900円
(3,100 × 9ヶ月 + 10,000 × 3ヶ月)
課税口座54,570円
(2,730 × 9ヶ月 + 10,000 × 3ヶ月)
3ヶ月間だけ10%還元になるキャンペーンを使った上でdカード積立して1年間でもらえるポイント金額

これが使えるなら、ますます最初の1年だけdカードプラチナを使って解約がお得に感じます。

dカードプラチナならではの特典

年間利用額特典がある

dカードプラチナを年間100万円以上使うと、年間利用額特典としてクーポンが毎年5月下旬~6月上旬頃に届きます。

金額ごとにもらえる特典は以下の通りです。

年間100万円利用10,000円分相当
年間200万円利用20,000円分相当
年間300万円利用30,000円分相当
年間400万円利用40,000円分相当
dカードプラチナの年間利用額特典

年間400万円利用分まで特典がありますね。dカード GOLDだと年間100万円利用分までしか特典がないので、利用額が多くても400万円までは比例します。

対象期間は前々年12月16日~前年12月15日のショッピング利用金額(税込)となっています。

2年目以降もお得に使いたいのであれば、毎月20万円以上使うことになるので、少なくとも毎年200万円以上は使って20,000円分相当の特典も合わせてもらえますよ。

dカードプラチナのポイント還元率は1%なので、年間100万円以上使えるのであれば、これと合わせて合計で2%ほど還元があるイメージです。

プライオリティ・パスが付帯

プライオリティパス

dカードプラチナは、主に海外の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスが付帯しています。

プライオリティ・パスがあることで年間10回までは無料で使えますよ。

同伴者と一緒にプライオリティ・パスを利用する場合、同伴者料金が別途かかります。(1名あたり35USD)

家族カードはプライオリティ・パスの対象外になっているため、あくまで1人で海外旅行や出張する人向けのサービスですね。

メリットなのかデメリットなのか判断しづらいです…。

参考:プライオリティ・パスの使い方を解説したページ

レストラン優待サービスがある

dカードプラチナは、レストラン優待サービスの「ダイニングby招待日和」が使えます。

ダイニングby招待日和は、全国にある約200店舗のレストランを2名以上で利用すると1人分のコース料理が無料になるサービスです。

ビジネスでの会食、大事な人とのイベントなどで使うとお得です。

高級な会食を利用する人ほど、このサービスはお得と言えますね。

他のプラチナカード以上のクレジットカードでも同様のサービスはありますが、何度か利用した経験から言えるのは満足度は高いことです。普段より明らかに美味しいものが食べられますからね。

dカードケータイ補償が最大20万円

dカードプラチナで購入した携帯電話の万一の紛失や全損を補償する「dカードケータイ補償」が最大20万円まであります。

dカード GOLDだと最大10万円までなので、補償の金額は結構違いますね。

ただ、2026年1月からは1件あたり15,000円発生するので、それ以上の補償が見込めるときしか使いづらくなります。

さいごに

dカードプラチナは、プラチナカードならではの特典がいくつかありつつ、マネックス証券での投資信託積立でのポイント還元率が大きな魅力のクレジットカードです。

他にもドコモ系のサービスでの特典もdカード GOLDや通常のdカードよりも充実していますが、そこまで大きな還元ではないため紹介していません。

ずっと使うのであれば、少なくとも毎月20万円以上使わないと魅力がまったくないクレジットカードです。

割り切って使うのであれば、1年目だけ使ってキャンペーンでもらえるポイントを含めて恩恵を受けまくるといった方法もあります。

もしdカードプラチナを使ってみようと思ったのであれば、ハピタスモッピーなどのポイントサイトを経由して作るとより還元が多くなってお得ですよ!

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この記事を書いた人

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。節約アドバイザー・クレジットカードアドバイザー。会社を辞めて子どもが産まれるタイミングで家を買いました。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。そもそも論から考えるミニマリスト的な節約術、クレジットカード、ポイントやマイル、株主優待、投資信託、移動を安くする方法に詳しいです。

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