JR東日本の銀行サービスで新たに「JRE BANK(以下:JREバンク)」が始まりました。
噂を聞いてどんなメリットやデメリットがあるのかが気になっているかと思いますので、このページで詳しく紹介しますね。
JREバンクのメリットとデメリットまとめ
早速、JREバンクのメリットとデメリットを以下で一覧にしてまとめました。
このあとでそれぞれの項目を詳しく見ていきますね。
JREバンクの大きなメリットは銀行取引でポイントがもらえることと、基準日に条件を満たしていると特典がもらえることです。
特典の中にはJRE BANK優待割引券があり、JR東日本を4割引で使えるサービスがあります。
JREバンクのメリット
ここから詳しくメリットを見ていきます。
JRE BANK優待割引券をもらう方法
JREバンクを検討する一番の理由が条件を満たすことでもらえるJRE BANK優待割引券です。
JRE BANK優待割引券は、JR東日本の乗車券・指定席特急券を4割引にできます。仮に通常は10,000円だとすると4,000円安くなって6,000円の支払いで済みますよ。
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線(東京駅〜上越妙高駅)の区間でも使えるので、新幹線料金を大幅に安くできます。
そんなお得すぎるJRE BANK優待割引券をもらうためには、条件や特典の判定タイミングがあるのでそれを紹介しますね。
まずは判定タイミングやいつもらえるかから。
判定タイミング | 毎年6月25日・12月25日 |
特典進呈時期 | 判定月の翌々月15日以降 |
JRE BANK優待割引券をもらう条件は以下の通りです。
判定条件 | ビューカード代金の引き落とし | 給与等の受取 | 左2つともに達成 |
---|---|---|---|
資産残高300万円以上 | 2枚 | 3枚 | 5枚 |
資産残高50万円以上 | 1枚 | 2枚 | 3枚 |
資産残高が50万円以上でかつビューカードの引き落としが期間中に1回でもあれば、少なくとも半年に1枚はJRE BANK優待割引券がもらえます。
ビックカメラSuicaカードやルミネカードなどのビューカードの引き落とし口座をJREバンクにしておき、常に50万円以上入れておけば半年ごとに美味しい思いができますね。
「給与等」とは給与・賞与・公的年金の振込のことです。例えば住信SBIネット銀行からの定額自動振込では条件に当てはまりません。
両方ともの条件を満たしてかつ資産残高が300万円以上あれば、年に10枚もらえる計算ですね。
10枚もあれば、出張や旅行で相当な金額を節約できるはず!
「どこかにビューーン!」2,000ポイント割引クーポンをもらう方法
どこかにビューーン!は、ランダムで選ばれたJR東日本の駅にJRE POINTを使って移動できるサービスです。
JREバンクの特典の1つに、どこかにビューーン!を使うときの利用ポイントを2,000ポイント割引できるクーポン1枚がもらえるのがあります。
条件は以下の通りです。
判定タイミング | 毎年3月25日・6月25日・9月25日・12月25日 |
特典進呈時期 | 判定月の翌々月1日以降 |
判定条件 | ビューカード代金の引き落とし | 給与等の受取 | 左2つともに達成 |
---|---|---|---|
資産残高50万円以上 | 1枚 | 2枚 | 3枚 |
ゲーム要素も取り入れて思いがけない旅を楽しみたいときはおすすめです。
ただ、先ほど紹介したJRE BANK優待割引券のほうが魅力的ではあります。
モバイルSuica限定 Suicaグリーン券をもらう方法
モバイルSuica利用者限定にはなりますがもう1つ特典があり、条件を満たすとSuicaグリーン券がもらえます。
普通列車のグリーン席に乗れるので普段よりも快適な移動がしやすくなりますね。
判定タイミング | 毎年3月25日・6月25日・9月25日・12月25日 |
特典進呈時期 | 判定月の翌々月1日以降 |
判定条件 | 枚数 |
---|---|
資産残高50万円以上 | 1枚 |
ビューアルッテATMで出金手数料無料になる
JRE BANKに預けているお金を下ろすときにATMを使います。
ATM出金で便利なのがビューアルッテです。
JR東日本の駅で見かけるATMで数はそこまで多くないですが、JREバンクのお金を下ろすの手数料が月何回でも無料になります。
通勤・通学などでビューアルッテATMがあるところを日常的に通るのであれば、手数料無料の恩恵は大きいですよ。
会員ステージごとにJRE POINTがもらえたり手数料無料回数が増やせる
JREバンクでは、会員ステージごとに特典内容が異なります。詳しくは以下の表でまとめました。
ステージ | 条件 | 提携ATM手数料 無料回数 | 他行宛振込手数料 無料回数 | JRE POINT 獲得倍率 |
---|---|---|---|---|
スーパーVIP | 残高300万円以上 or 取引月30件以上 | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 |
VIP | 残高100万円以上 or 取引月20件以上 | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 |
プレミアム | 残高50万円以上 or 取引月10件以上 | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 |
アドバンスト | 残高10万円以上 or 取引月5件以上 | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 |
ベーシック | エントリーのみ | 0回/月 | 0回/月 | 1倍 |
JREバンクの口座開設ができたらこの特典を使えるように、JRE BANKプラス(JRE POINTリンク登録)にエントリーしておきましょう。
会員ステージの判定は毎月1日です。
判定期間や条件は、会員ステージ適用の前々月26日~前月25日の取引実績、または前月25日終了時点の預かり資産残高を元にしています。
JREバンクの会員ステージは楽天銀行のハッピープログラムとほぼ同じ内容ですね。楽天ポイントがJRE POINTになっているところ以外は同じです。
ATM手数料・他行宛振込手数料を無料にして使いたいなら、最低でも10万円以上はJREバンクに預けておきましょう。
先ほど紹介した特典をもらうことを考えるなら、常に残高を50万円以上にしておきたいところです。常に50万円以上あれば、ATM手数料・他行宛振込手数料が月2回まで無料になりますね。
給与受取かビューカード代金引き落としで他行宛振込手数料が月3回無料
JREバンクならではのメリットの1つに、給与受取かビューカードの引き落としがあった場合に他行宛振込手数料が月3回無料になる特典があります。
具体的な条件は以下の通りです。
- JRE BANK口座を給与/賞与/年金の受取口座に指定し、実際に「給与」や「年金」の受取がある
- JRE BANK口座をビューカードの引落口座に指定し、実際に5,000円以上の利用代金の引落がある
給与受取は気軽にやりづらいですが、ビューカードの引き落としは条件を満たしやすいですね。
毎月モバイルSuicaに5,000円チャージする、などのルールを決めておいて確実に実行すれば条件を達成できます。
ビューカードの引き落としが月5,000円以上あれば、JRE POINTが10ポイント貯まるサービスもあるので、2つも恩恵が受けられますよ。
JREバンクのデメリット
これまではJREバンクのメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
むしろデメリットを知っておくほうが重要なので、自分が普段銀行を使う上で当てはまることがないか確認するようにしましょう。
もし、デメリットが許容できる範囲ならJREバンクはおすすめの銀行になりますよ。
マネーブリッジの特典がありません
JREバンクは楽天銀行のシステムを使っていますが、楽天銀行と同じように楽天証券と連携するマネーブリッジの特典がありません。
楽天銀行でマネーブリッジを使うと、普通預金金利を高くしたりポイントがもらえたりしますが、JREバンクの場合はこれがないです。
JREバンクの普通預金金利は税引前で0.10%になります。
メインバンクにするには少し弱いかなと思います。楽天銀行のほうがマネーブリッジを使える分だけ普通預金金利を高くできるので、半年ごとにもらえる金利も多くできますよ。
無条件で手数料無料にできない
メリットのところでも紹介しましたが、JREバンクの会員ステージにもあるように最初の段階では提携ATM手数料・他行宛振込手数料が無料にできず有料です。
他のネット銀行だと、無条件でATM手数料や他行宛振込手数料を無料にできるところがあるので、比較すると微妙に感じますね。
ただ、月10万円以上ずっと預けているのであれば、このデメリットは簡単に解消できます。
さいごに
JREバンクはデメリットもあるものの、それを上回るメリットがたくさんあります。
何と言ってもJRE BANK優待割引券がお得すぎます!
旅行・出張が多い人はサブ的にJREバンクを持って使っていくと、半年ごとにJRE BANK優待割引券をもらえるようになって節約になりますね。
もちろん私も口座開設してこれから使っていきますよ〜!