「マルタ共和国」という国を知っていますか?
地中海に浮かぶ、東京23区の半分ほどの面積の小さな島で、中南米・ヨーロッパ各国の方を中心にリゾート地として愛されている場所です。
そしてこのマルタ、じつは英語留学先として密かな人気を誇る国でもあります。
筆者はリゾート気分と英語留学が一気に楽しめるこのマルタ留学に、学生時代からずっと憧れを抱いていました。そしてついに、2019年5月〜6月の3週間、夢のマルタ留学へ行くことができました!
このページでは、実際にマルタ語学留学を体験した感想と、費用面についてまとめます。
3週間の語学留学・総費用は約33万円
まずは結論からズバリ。マルタの3週間の語学留学費用の合計は、約33万円でした。
出費額が大きな順に、項目を並べます(金額は2019年6月時点)。
語学学校費用- 入学金:約7,000円
- 授業料:約63,000円(3週間)
滞在費用- 寮滞在費:約60,000円(3週間)
- 滞在先手配費用:約9,000円
渡航費- 日本⇄マルタの往復航空券代:約105,000円
- マルタ空港⇄語学学校までの往復交通費:約4,000円(タクシー利用)
生活費- 食費:約30,000円(外食含む)
- 島内交通費:約2,500円(バス利用)
- SIMカード購入費:約3,000円
交際・レジャー費- 語学学校のアクティビティ参加費:約5,000円
- 週末のイタリア旅行費:約30,000円
それぞれの出費項目の詳細と、節約できる点について
- 入学金:約7,000円
- 授業料:約63,000円(3週間)
- 寮滞在費:約60,000円(3週間)
- 滞在先手配費用:約9,000円
渡航費- 日本⇄マルタの往復航空券代:約105,000円
- マルタ空港⇄語学学校までの往復交通費:約4,000円(タクシー利用)
生活費- 食費:約30,000円(外食含む)
- 島内交通費:約2,500円(バス利用)
- SIMカード購入費:約3,000円
交際・レジャー費- 語学学校のアクティビティ参加費:約5,000円
- 週末のイタリア旅行費:約30,000円
それぞれの出費項目の詳細と、節約できる点について
- 日本⇄マルタの往復航空券代:約105,000円
- マルタ空港⇄語学学校までの往復交通費:約4,000円(タクシー利用)
- 食費:約30,000円(外食含む)
- 島内交通費:約2,500円(バス利用)
- SIMカード購入費:約3,000円
交際・レジャー費- 語学学校のアクティビティ参加費:約5,000円
- 週末のイタリア旅行費:約30,000円
それぞれの出費項目の詳細と、節約できる点について
- 語学学校のアクティビティ参加費:約5,000円
- 週末のイタリア旅行費:約30,000円
ここからはマルタ語学留学でかかった出費の詳細を説明していきますね。
語学留学費用についての詳細
マルタの英語学習スタイルは、島全体を通じて、授業時間は週20時間、午前のみの最大10名のグループレッスンが一般的。
物足りない場合は、午後のグループレッスン、またはマンツーマン授業等の追加授業選択が可能です。その場合は、追加内容により追加料金が発生します。
私は、語学学校の敷地内に寮が併設されている「シュプラッハカフェ」に通いました。コースは、もっともベーシックな週20時間の「スタンダートコース」を選択。
入学後、もしもっと勉強時間を確保したいと思ったら、後から午後授業を追加しようと考えていました。でも、結果は追加せず。
なぜなら、シュプラッハカフェは授業以外の時間も、学校主催のアクティビティ企画により、学生同士の交流が活発になるよう設計されていたから。
世界中からやってきた英語学習者たち同士での、会話練習の機会提供が豊富だったのです。
ちなみに、シュプラッハカフェの場合は、午後授業を追加する場合は、週あたり約7,500円が目安でした。
アクティビティ参加費用は、1回あたり1,000〜3,000円ほどだったので、週に2回ほど参加しても、授業料よりリーズナブル。
追加授業は週7.5時間の追加ですが、アクティビティの時間は1回あたり2時間〜5時間。
世界中から英語を勉強しにきている生徒と交流できるので、さまざまな英語に触れられる。その上友人も作れるので、学校での座学よりも楽しく過ごせたのではないかなと思います。
授業時間に迷っている人は、最初は短い授業時間のコースを選択して、物足りないと感じた場合に、後から追加するスタイルでも十分いいのではないかと感じました。
ただし、その場合は追加時の先生の確保、定員がある場合は人数確認などが必要になるため、早めの行動がオススメです。
滞在時期・費用についての詳細
マルタの観光ハイシーズンは6月下旬〜8月頃。それ以外はベーシック・ローシーズン等に分類されます。
観光地のため、シーズンにより学費が変わる仕組みを採用している学校が多いようです。私はベーシック時期の留学を選んだので、ハイシーズンよりも比較的安く通学できました。
また、滞在方法によっても滞在費は大きく異なります。
マルタでは、滞在方法は以下3つがスタンダードです。
- 学校併設の寮暮らし(個室、またはルームシェア)
- 学校が指定するアパートメント暮らし
- ホームステイ
それ以外にも、自分で現地のアパートメントを契約する方法もありますが、家探しが難しいため、これらの3つから選ぶ人がほとんどだそう。
私は学校併設の2名1室のルームシェアタイプを選びましたが、ハイシーズンではなかったため、偶然1室を1名(私だけ)で使えました。これはラッキー……!
ちなみにシュプラッハカフェの場合、「ハイシーズンは、すべての部屋が満員になる」とのことでした。なので、ハイシーズンはほぼ100%ルームシェアになると考えておいた方がよさそうです。
価格がリーズナブルで、部屋がゆったり使用できる可能性のあるハイシーズン以外の留学は、オススメできるなと思いました。圧倒的割安感がありました。
なお、シュプラッハカフェには、同じルームシェアでも、標準、高グレードと選択ができました。
簡単にいうと、設備がホテルに近くなり、部屋が広く、また建物自体が道路ではなく閑静な住宅街に面した立地に変わる、というものでした。
が、価格はやはり2倍程度。
子育てが終わった50代以降の方や、会社経営者の方などが選んでいることが多かったなぁという印象です。
また、例外として学校が手配してくれるホテル住まい、という選択肢もありました。
でも、金額が高グレードの部屋のシングルタイプの3倍以上と高額となるため、私はこのケースを選んだ生徒には会えませんでした。
やはりリゾート地・マルタのホテル料金は、平均値が高い……!
寮生活を選ぶ生徒が多いのも、納得です。
渡航費についての詳細
日本からマルタへの直行便はありません。
最短距離かつ効率的で値段が安いのが、UAEのドバイまたはアブダビ乗り換え、またはトルコ・イスタンブールでの乗り換え便です。
金額は大体10万円前後が相場といったところ。
なのですが、私は例によって(いつも航空券予約が遅れてしまう性格です)2週間前に航空券を予約したため、なんと以下のようになりました…。
正直に申し上げて、死ぬほど辛かったです(笑)。
イスタンブールあたりで、マルタが遠くに感じすぎて、途中で日本に帰りたくなりました。
これで金額が安かったらまだ我慢できるのに、高いとあってはいいところが何もない!(笑)
でも、直前だったので入学日に何とか間に合うように移動したい一心で、このフライトを選びました。
本当に自戒を込めていうのですが、日程が決まったら、航空券はなるべく早く取りましょう……!
生活費についての詳細
マルタはEU加盟国です。そのため通貨はユーロ。
なのですが、島国にも関わらず、EU圏の中では比較的物価が安いことで有名です。
目安ですが、水1本あたり約100円、ビールは350ml缶1本あたり約80円(水より安い!)。
ランチは1食約500〜700円、バスは島内一律で片道約200円と、暮らし方を工夫すれば、日々の生活費は日本と同程度か、少し安いくらいに抑えられるなという印象でした。
私は1週間に一度、「Greens」というスーパーで、お米やパスタ、野菜や果物などを4,000円分ほどまとめ買い。寮のキッチンで、日々食事を作っていました。
なので、外食をしなければ、1日の食費は300円〜400円ほどで済むでしょうか。結構安い! まぁ、私は間食をしない主義かつデザート不要な性分なので、それも影響しているとは思いますが。
買い物の仕方のオススメ方法は、できるだけマルタ産の地元の野菜や果物を買うこと。
島国なので、輸入品はどうしても割高になってしまいます。
スーパー「Greens」ではわかりやすく輸入・ローカルの表示がされていたので、その辺を気にしてみるのがよさそうです。
ただ、タクシー料金は15〜20分程度の乗車で2,000〜3,000円程度かかってしまうので、割高。交通費を抑えられるかどうかもポイントだなと思いました。
私は、荷物の多い空港と学校の移動以外は、すべてバスを利用しました。
また通信費については、学校の敷地内であればWi-Fiが通っていました。
が、寮に入るとWi-Fiは通じず。
私は寮内と、街歩きの際にもネットが使いたかったので、1ヶ月で3,500円ほどの通信量無制限のSIMカードを購入しました。
不要な人は、学校のWi-Fiでも十分過ごせると思います。
交際費についての詳細
交際費は、滞在スタイルにもより大きく異なる部分かと思います。
私はあまり足を運んでいませんが、じつはマルタ島はナイトライフの充実具合でも有名な場所。
有名クラブがいくつかあるので、クラブ通いが好きな人は、交際費がかさむかなと思います。
私は、週末の国外旅行にお金を使いました。
マルタは、地中海に浮かぶ島で、ヨーロッパはもちろん、アフリカ大陸にも近い立地です。
そのため、イタリアやフランスはもちろん、ベルギー、ドイツ、モロッコなど周辺諸国に1〜3時間程度のフライトでたどり着けます。
私は、隣の島のイタリア・シチリア島に週末旅行に出かけました。
航空券は、往復で約15,000円ほど。
宿泊費等含めて、2泊3日で約30,000円ほど使いました。
学校の友達たちも、毎週のように隣国へ出かけていました。
このようにもし旅行を計画したい場合は、その予算もあらかじめ見ておくとよさそうです。
留学しながらリゾート気分が味わえるマルタ留学
以上が、マルタ留学全体の感想・費用感です。
マルタは、本当に海が美しい島でした。
自然豊かな島のため、ゆったりとした空気の中でリラックスしながら過ごせます。
また、立地柄、文化・歴史背景が多様なため、世界遺産や遺跡もそこら中で楽しめますよ。
マルタはリゾート気分と、勉強が両立できる貴重な場所ですね。
また、前回留学したフィリピンとの違いですが、同じリゾート地・英語留学で有名な場所でも、集まる生徒の国と、英語の質が変わるのだなと感じました。
具体的には、フィリピンはアジア系の生徒、つまり韓国、台湾、日本人の生徒が多かったです。
それに対して、マルタは中南米のコロンビア、ブラジルの生徒、あとはヨーロッパの英語以外の母国語を持つ国の生徒、たとえばスイス、ポーランド、スペイン、フランスなどの生徒がメイン層でした。
もちろんマルタにも日本人の留学生は多いですが、アジア圏以外の留学生と多く触れ合えるマルタ留学は、価値観の刷新にも役立ってくれるのではと感じました。
事実、留学を終えた今でもSNSでのやり取りは続いており、友人となった遠い国で暮らす彼らの日々に、都度刺激をもらっています。
3週間で約33万円程度のマルタ語学留学の体験は、人生の夏休みのような素晴らしい時間ももたらしてくれました。
英語スキルも、リスニングとスピーキングを中心に、満足できるレベルで上達しましたよ。行ってよかったと感じています!
満足感の割に、ほかのヨーロッパ諸国よりも費用は安いという肌感・個人的な調査結果なので、参考にしてくださったらうれしいです。