フィリピン・セブ島語学留学へ2週間行ってきた!費用内訳と対費用効果の実感値

こんにちは、ライターの伊佐知美です。

海外の語学留学に、興味はありますか?
私はずっとありました。

でも、英語が話せるようになりたい気持ちはありつつも、「語学留学に行かずとも、日本で自分で勉強すればいいのでは?」「語学留学に行って、何も変わらなかったらどうしよう?」と、やりもしないのに不安な気持ちだけ引きずって、行動していませんでした。

なのですが、もともと旅が好きで海外渡航の仕事が増加傾向にあったたこともあり、2019年初冬に「このままでいたくない!」と一念発起。

「今年は絶対に、英語が話せる私になるぞ」と決めて、2019年4月~6月の3ヶ月間、これまでなかったくらいに語学学習に時間と情熱を注ぎ込むことを決めました。

フィリピン・セブ島留学
フィリピンの海

そして、最初に選んだのがフィリピン・セブ島への2週間の語学留学。

その後は「DMM英会話」や「TED」などオンライン英語学習サービスを駆使しつつ、ヨーロッパのマルタ島へも3週間の語学留学に行ってきました(語学留学が数ヶ月ではなく、数週間単位なのは、仕事の都合です)。

結論としては、本当に行ってよかったと感じています。

語学留学の感想は別の記事にまとめているので、この記事では、「フィリピン語学留学って対費用効果どうなんだ?」という、お金の面をまとめていきたいと思います。

フィリピン・セブ島留学

<英語力について、補足です>

ちなみに語学留学前の私の英会話力は、体感ですが100レベル中7くらいだったのが、38くらいまでは上げられたかな、という自己認識です。

2019年8月現在の英語力は、まだまだですが、大体以下のことができるようになりました。

  • 国際的な展示会にて、海外の方向けに商品を説明
  • 英語オンリーのメディア向け海外旅行モニターツアーへの参加
  • 英語インタビュー

ここまでできるようになったのは素直にうれしいのですが、「レベル38」という微妙な数字を挙げた理由は、「これからも上手くなりたい」という向上心の表れだけではありません。

本音は「英語が母国語でない、第二言語同士のコミュニケーションであれば可能」「英語が母国語のアメリカ・イギリスの方々を相手にすると、あまり歯が立たない」と感じる場面が多いからです。

今後も英語学習は、ずっと続けていきたいと思っています。

2週間の語学留学で使った費用合計は?

フィリピン・セブ島留学
語学学校の敷地内のビーチの景色

ずばり、約238,000円です。

費用の内訳、いきます

費用の内訳について、見ていきましょう。

語学学校関連の内訳について

フィリピン・セブ島留学
語学学校「セブ・ブルーオーシャン・アカデミー」外観

2019年8月現在の日本において、海外語学学校の申込み方法の王道は、「留学エージェントさんにお願いする」です。

たくさんの留学エージェントがある中で、私は「スクールウィズ」というエージェントさんにお願いしました。理由は、信頼する知人に紹介してもらったため。

選んだ学校の名前は、フィリピンのセブ島(正確には橋を渡った先のビーチリゾート・マクタン島)の「セブ・ブルーオーシャン・アカデミー」。

「セブ・ブルーオーシャン・アカデミー」語学学校関連で発生した費用は、以下の通りです。

  • 入学金 15,000円
  • SSP申請費(フィリピンの語学学校で勉強するための就学許可証) 約15,000円
  • 授業料・滞在費・食事 109,850円
  • 教科書購入費用 約2,200円
  • 電気代 約2,500円
  • 寮前泊代金(※私は入学全日に前入りしたので、寮の前泊代金がかかりました)約3,000円

語学学校関連費用合計 147,550円

語学学校関連費用に関する感想

フィリピン・セブ島留学
語学学校で使った教科書たち

フィリピン・セブ島留学は、他国の留学費用に比べて、圧倒的に安いと感じました。

理由は、以下3点が語学学校費用に含まれているからです。

  • 1日平均5~6コマのマンツーマン授業費用
  • 宿泊費用(全寮制:私の場合は3人部屋)
  • 1日3度の食事(授業がある平日だけでなく、週末も食事が提供される)

学校や選ぶコースによりますが、1対1のマンツーマン授業が、1日最低5コマは確保できるのがフィリピン留学。

ちなみに私は、マンツーマン授業5コマとグループ授業2コマが受けられる「Generalコース」を選択しました。なので、1日7コマが固定授業。

それに加えて、追加料金なしで追加できる、朝・夜の追加グループ授業も2コマ選択したので、合計1日9コマの授業を受けていました。

朝7時から夜20時まで英語漬けの生活は、なかなか厳しかったですが、勉強になりました……!(笑)

これは、本当にコスパがよいです。

フィリピン・セブ島留学
マンツーマン授業のリーディングの先生と、私

尚、マンツーマン授業とグループ授業は、それぞれメリットとデメリットがあります。私が考えるのは、以下の通りです。

マンツーマン授業のメリット

  • 質のよい英語学習時間を提供してくれる先生が、自分につきっきりになってくれるため、総合的英語力がアップする
  • 他の生徒がいないので、英語に自信がない人も、恥ずかしがらずに話せる環境が確保できる

マンツーマン授業のデメリット

  • 現実世界で頻繁に起こる、複数人でのコミュニケーション能力は育まれない
フィリピン・セブ島留学
グループ授業の様子。フィリピン人の先生、台湾・ベトナム人の生徒と一緒に

グループ授業のメリット

  • 他国の生徒の発音や発言、表現方法を知ることができる
  • 複数人でのコミュニケーション能力が育まれる
  • ほかの生徒のレベルが高い場合、自分の英語能力も一緒に引き上げてくれる場合が多い

グループ授業のデメリット

  • 個人の英語基礎力はそこまで大きくアップしない、または本人の努力によるところが大きい

フィリピン語学留学前、私は、グループ授業で本領発揮できるほど英語基礎力がなかったので、マンツーマン授業の時間を多く設けられて、本当によかったと感じています。

今でもフィリピン人の先生が、笑顔で私に注意する時のセリフ。

たとえば「ボキャブラリ~~~!(が足りないと言っている)」「Bird、World、Walk、Work!(私の発音が弱いところを、できるまで繰り返しなさいと指示している)」などの声のトーンは、夢に出てきそうなくらい印象深いです……(笑)。

全寮制・食費付きについて

こちらについては、すばらしい、の一言です。

フィリピン・セブ島留学
実際に私が寝泊まりしていた3人部屋の様子。ベッドが近い!否が応でも仲良くなります(笑)

まず部屋タイプについてですが、追加料金を支払えばもちろん個室も選べます。

が、私は「留学らしさが楽しめる」「節約できる」ということで、3人部屋を選択。2週間ずっと、モンゴル・日本人の人と一緒の部屋に3つベッドを並べて過ごしました。

幸い、私のルームメイトはあまり部屋に長くいるタイプではなく、夜も門限ギリギリまで外でご飯を食べてくる、ということが多かったです。

なので部屋に一人でいる時間も確保できたのですが、そうでない場合は、人によってはちょっぴり辛いかも……?

フィリピン・セブ島留学
部屋で一人の時によく食べていたスイーツ

ひとりの時間を絶対に確保したい人は、追加費用を払ってでも、個室にした方がいいかもしれないなぁ、と思います。これは個人の好みや予算によるかと思います。

フィリピン・セブ島留学
語学学校で提供される食事の例

次に、食事について。その後マルタ留学に行って、食事はすべて自分で用意しなければならないという環境に行ったこともあり、1日3食の食事が無料で提供されるフィリピンは、夢のような環境だったなと思っています。

食費って、海外滞在の場合、ばかにならないんですよね。

自炊しようにも、食材の買い出しから慣れないキッチンでの調理、後片付けや、場所によっては調味料を揃えるところから始めなければならなかったりして、結構手間だし、時間もかかります。

その点、フィリピン・セブ島はお金も時間も、食事に割く量が圧倒的に少ない。英語学習に集中する環境を用意してくれているんだな、と思います。

フィリピン・セブ島留学
語学学校の食堂のスタッフさんは、みんなフレンドリー

ただ、味は……フィリピンの食事は、正直おいしくない、と有名です。
最近はかなり改善されてきたとのことで、私は「普通においしい!」と思いましたが。

とはいえ、やっぱり日本での日常生活ほど、味や調理方法にバリエーションがあるわけではないです。

なので、飽きた、という理由で時折外食を選択する人も多く、私も例に漏れずそうでした。この頻度によって、食費はかなり変わってくるかと思います。

フィリピンの物価は、体感的には日本の半分ほど。でも、フィリピンは野菜をあまり食べない文化。これが、菜食主義に近い私にとってはなかなか辛かった!

なので、結果として4日に1度ほど、近所の韓国料理レストランの野菜たっぷりビビンパを、1食1,000円で食べるという贅沢をしていました。

もし外食をまったくしないで、友達との飲み会も全部パスしたとしたら、基本的にはフィリピン・セブ島留学の食費はほぼゼロに近い金額になると思います。すごい。

電気代について

フィリピン・セブ島留学
フィリピン・セブ島の海

私は知らなかったのですが、フィリピン・セブ島は電気代が高いことで有名なようです。

そのため、全寮制・食費付きといえども、電気代だけは、学校卒業時に実費請求されました。

15畳ほどの部屋の電気代を3人で割った料金で、2週間で2,500円ほどでした。なかなか高いですよね。

私が滞在した当時の平均気温は、大体32℃~35℃ほど。湿度も高いのでかなり蒸し暑く、エアコンは生命維持装置として必須でした……!(笑)フィリピン・セブ島は常夏の島なので、ここは節約できなさそうです。

交通費

あと、忘れてはいけない、日本からフィリピン・セブ島にたどり着くための航空券。そして、現地での移動代金についても記載します。

  • 航空券 48,000円
  • 自宅と成田までの往復交通費  約3,000円
  • セブ島の空港から学校までの往復交通費 約4,000円

交通費合計 約55,000円

私はセブ・パシフィックというLCCを利用して、往復50,000円ほどの航空券を購入しました。出発・到着地は成田です。

ただ、この金額は高いほうだと思います。
理由は、語学学校入学の一週間前まで、航空券を予約していなかったからです。予約をサボってしまっておりました。大変反省しております……。

妥当な値段は、往復で30,000円ほどだと思います。
セブ行きは本数も多く、キャンペーンを打ち出す航空会社も多いので、時折片道5,000円という航空券も見かけるくらいです。

ここはすごく節約ができるところだと思うので、ぜひ無駄な出費はないようにしたいですね。

秘訣はただ一つ、「出発日が決まったら、1日でも早く航空券を予約すること」です。それに尽きます!(笑)

娯楽・贅沢関連

フィリピン・セブ島留学
週末アクティビティで訪れた離島にて

ここまでが大体必須の出費。ここから以下は、個々人によって大きく異なるであろう、娯楽費についても記載します。

  • 外食費用(友達との週末の飲み代も含め) 約10,000円
  • スーパーやコンビニでの日用品のお買い物   約5,000円
    ※語学学校にウォーターサーバーがあったので、水の購入は必要なし。その代わり、フィリピンには備え付けのトイレットペーパーがないので、自分で購入する必要あり。あとはマンゴーが5個で200円くらいととても安いので、マンゴーをよく買っていました。
  • 週末のアクティビティ  約13,000円
    ※フィリピン・セブで有名なアクティビティ「アイランドホッピングツアー」に参加した費用が、7,000円。あとはセブ島は大きなショッピングモールが有名なので、そこに遊びに行く費用や、友人らとタクシーをシェアする際の交通費がかかりました
  • 大好きなタイマッサージ代金  7,000円

娯楽・贅沢関連合計 約35,000円

語学学校は、基本的には平日の月~金曜日まで。朝7時~夜20時までの時間帯の中で、選択して授業を受けるスタイルです。

授業時間以外は、フリータイム。

ちなみに、セブ島にはスパルタ校、セミスパルタ校、フリーという学校分けの概念があって、私はセミスパルタ校を選択。

スパルタ校だと、平日夜の学校外へのお出かけは禁止です。
セミスパルタ校は、平日夜の外出OK。

私は平日夜、近所のレストランに出かけたり、格安でタイマッサージを受けたりしていました。

あとは週末に、フィリピン観光などをしていたので、そのためのお金がかかりました。

2週間・約23万円の語学留学で得たもの

フィリピン・セブ島留学
授業最後の日、先生が用意してくれていたボード

ということで、私が2週間の語学留学で使った費用は、上記の通りです。

ちょっぴり贅沢してしまったし、航空券が高くなってしまったけれど、まぁ妥当なラインなのかな、と思っています。

得たものとしては、なんといっても、英語を話すことにも、聞くことにも抵抗がなってくれたことが大きい。英語学習習慣も身につきました。

あと、私は海外滞在がもともと好きなので、数日の短期滞在ではなく、2週間というある程度まとまった期間を、海外で過ごせたことも楽しかった!

なんというか、旅で通り過ぎるのとはまた違った愛着を、フィリピンに持つようになりました。

ちなみに私が選んだ「セブ・ブルーオーシャン・アカデミー」は、目の前が海で、部屋からも海が見える。

その上、1階に屋外プールがあるので、好きな時に泳ぎ放題。
というなんともリゾート感あふれる環境でもあったので、休暇気分も楽しめて一石二鳥でした。

そんな風に、プラスアルファの楽しみ方もできる場所だったので、語学留学とリゾート休暇気分をミックスさせたい人にはとくにオススメしたいし、金額以上の価値や経験が得られるケースが多そうだなと感じています。

フィリピン・セブ留学に興味のある人の参考になったらうれしいです。では、また次回!

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

1986年生まれ、新潟県出身のライター・編集者。これまでに仕事をしながら世界を2周、47都道府県55ヶ国200都市以上を巡る。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』創刊編集長、オンラインコミュニティ「#旅と写真と文章と」「#EnglishChallenge」オーナー。