このブログでは今回初めて、書評の記事を書きます。
書評といってもそれほど上手に文章を書くことができないので、
些細な読書感想文と思っていただければと思います。
書評は節約系、収入系、資産運用系でカテゴリ分けして更新していく予定です。
さて、本題の感想です。
著者は30歳で退職し、その後20年間定職に就くことなく生活している方です。
収入は親から譲り受けたマンションの収入が年間約100万円あるだけです。
まず浮かぶことは「どうやって生活しているの?」ではないでしょうか。
その内容は本に詳しく書かれています。
料理を作ることにハマった著者の格安で美味しそうなレシピも何点か載っています。
また、収入は年間100万ですが、他にもちょっとしたネットでの内職でお金を貯めているそうです。
そこで貯めたお金でキッチン周りの道具を手に入れて更に料理の充実をはかるなど、
極力お金を使わず必要なモノを手に入れるスタンスには感心しました。
食材を手に入れる時は近所のスーパーの最安値を全てチェックしているそうです。
私は労力に対して得られる効果が少ないと感じましたが、
実際同じ立場になったら自分も同じことをするのだろうと思います。
ポイント
この本の本質はお金があるから豊かな生活ができるわけではなく、心の持ち方、考え方にあると感じました。
私自身、サラリーマンをしていた頃は特にお金に困っていた訳ではなかったのに、いつもお金のことを心配したり、生活の不安を感じたりしていました。
状況的には今の方が不安なはずです。
私もお金がある=幸せという考えではなくなってきて、自分の精神状態が幸せかどうかが大切に思うようになってきています。
そういった点からこの本での著者の姿勢に共感するところが多くありました。
どう生かすか
早くて2011年の年末から家族3人で暮らす私達。
著者は一人暮らしなので、100万円あれば十分生活できるでしょう。
家族がいれば3人分の価値観があります。
3人の価値観を家族の中でどう折り合いをつけていくかが今後の課題になります。
幸い、妻は浪費家ではなく、お金がある=幸せという考えではないので、生活コストが低くても豊かに生活していけそうです。