昨今の不景気によって、結婚しても子供をもった場合に経済的に苦しくなると考えている方が多いように思います。
自給自足でもしない限り、子供ができるとお金がかかるのは当然といえば当然です。
ただ、漠然とお金がかかりすぎて無理と思っていないでしょうか。日本は素晴らしい制度が整えられていて、安心して子供が産めるような仕組みが用意されています。
これから何回かに分けて、子育てにかかるお金について見ていきたいと思います。
※ 2014年6月現在で3歳の子の父親としての意見です。
出産育児一時金について
子供を産む場合、自宅で出産でもしない限りは、産婦人科や病院で出産することになると思います。私の妻も産婦人科で出産しました。
産婦人科や病院の場合は、当然入院することになります。出産にかかる費用も数十万円かかります。
ここまで聞くとお金がかかりすぎて大変だ・・・と思うかもしれません。大丈夫です。国がそこはしっかり安心を用意してくれています。
妊娠4ヶ月以上(85日以上)の方が出産したら、新生児1人につき42万円が出産育児一時金として支給されます。双子なら84万円ですね。
もし、産科医療補償制度に加入していない医療機関で出産する場合は、22週以降でない場合、39万円になります。
ちなみに私の息子が産まれた時は出産・入院代として57万円ぐらいかかったと記憶していますが、この一時金のおかげで、15万円ほどの出費だけで済みました。ホント助かりましたね〜。
申請について
出産育児一時金を受け取るためには、面倒な手続きが必要なんじゃないの?と思うかもしれません。出産された方や、今妊娠中の方だと分かると思いますが、めちゃくちゃ簡単です!
産婦人科や病院で産む場合、出産育児一時金の受け取りに関わる契約を結ぶことで、代わりに手続きしてもらえます。こちらからは何もする必要がありません。
これを「直接支払制度」といいます。妊娠したら、近くの産婦人科などが直接支払制度に対応しているか確認しておきましょう。ほとんど大丈夫だとは思いますが念のため・・・。
出産費用が42万円の場合は差額を受け取る手続きが必要
もし、出産費用が42万円未満で済んだ場合、出産育児一時金との差額はどうなるの?という疑問があると思います。
この場合、ちゃんともらえます。その代わりに自分で手続きが必要です。
産婦人科や病院で産んだ場合は、そこで手続きのやり方を聞いてみましょう。それが一番分かりやすく丁寧に教えてもらえるはずです。
このページを男性が読んでる場合は、奥様がまだ大変な時期だと思うので、旦那様がこの手続をしてあげましょう。出生届を出すのと合わせて手続きするのがいいと思います。
会社員であっても出産前後数日は休んでいると思うので、その間に手続きにいきましょう。
詳細は協会けんぽのホームページを参照してください。
さいごに:出産時の費用は少ないです
出産育児一時金という制度があるおかげで、出産時にはそれほどお金がかかりません。人によっては逆に子供を産むことでプラスになることだってあり得ます。
このページで知ってもらいたかったのは、出産にはお金があまりかからないということです。私も15万円ほどで済みました。これもクレジットカードで支払ったので、ポイントがかなり付きました。
逆に言うと、15万円ほどが払えないという方はそもそものお金の使い方を見直したほうがいいと思います。このサイトでは数多くの節約術を紹介しています。
参考:「支出を減らす」カテゴリの記事一覧
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子供が産まれた後も、安心して子育てできるように制度が用意されています。この記事の続編でもあります。
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3年間子育てしてきた分での収支をまとめてみました。どんな収入があったとか、どんなことにお金を使ったとかを書いています。この記事、上で紹介した記事のまとめでもあります。
出産前後にしておきたい手続きの一覧は、以下のページが詳しいですよ。