薪ストーブと灯油ストーブの費用比較!北海道の冬の暮らしで必要な準備と出費まとめ

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こんにちは、「灯台もと暮らし」編集部の立花です。

北海道下川町へ移住して、半年以上経ちました。

夏は30度以上、冬はマイナス30度まで下がるという地域ですが、まさに今は厳冬真っ只中。

マイナス30度に届くことは今のところないですが、平気でマイナス28度や29度という際どいところまで下がることもありました。

そんな下川町での冬の暮らしの良さと、気づいたことの一部に「めっちゃお金かかる!!」という驚きがありましたので、そちらをご紹介したいと思います。

(1) 薪ストーブの薪代と灯油代はどちらがお得なのか

わたしは現在、薪ストーブを日常的に使っています。

火がちゃんと薪につくまでに30分くらい時間がかかるため「速攻で部屋を温めたい」という場面にはそぐわないです。

けれど、薪ストーブの暖かさは、芯から暖かくなる感じで、とても心地よいのです。

火がゆらゆらと揺れているのを見るのも、絶大な癒し効果があります。

薪ストーブ

さて、そんな薪ストーブですが、燃料となる薪は木の種類によってかなり値段が変動するようです。

幸い、下川町は林業・林産業が基幹産業の町なので、木材や薪の調達には事欠かない環境です。

今年は破格の安値で販売していただきましたが、一般的にどれくらいが相場なのか調べてみました。

樹種にもよりますが1平方メートルで15,000〜20,000円くらいかかります。

一冬を越すのに、最低でも4平方メートルは必要です。

わたしは今、4平方メートルの薪を使っていますが、部屋全体を温めたいと思うと一度に5つくらいの薪は平気で使います。

そうすると4平方メートルでも足りなくなるんじゃないかとヒヤヒヤしているんですよね・・・。

部屋の広さや、他の暖房設備の有無にもよりますが、ガンガン薪をくべなければならない場合は、5平方メートルある方が安心かもしれません。

薪

ということで、余裕を見て5平方メートルの薪を買ったとすると、そのお値段なんと10万円・・・。

決して安い出費ではありません。

一方、灯油ストーブはスイッチをオンにすれば自動で部屋の気温を感知して、温度調整してくれます。

普段薪ストーブを使っていると「なんて便利なの!」と思わずにはいられません。

そして灯油は配達だと18リットルで1,570円です。

現在わたしが使っているアラジンストーブは、冬の間は4日で18リットルを全て使い切るくらいの勢いで炊いています。

薪ストーブが部屋全体を暖めるまでに、アラジンストーブで代用する必要があるからです。暖を取れないと寒いですからね。

というわけで、浪費家な実例にはなってしまうかもしれませんが、灯油代を計算してみると、1,570×8×6か月(11月から4月まで)=75,360円になります。

下川町は寒いので、4月くらいまでストーブを焚いている必要があるのですが、それでもこの価格なので、薪を買うより安いのです。

ただ、部屋がたくさんあれば灯油ストーブだけ、というケースや薪ストーブだけ、というわけにはいきません。

わたしも二つを併用して部屋を温めています。

そのため、薪ストーブの薪を1平方メートル減らして考えたとしてもだいたい15万前後は、冬ワンシーズン(6ヶ月)だけでもかかるということです。

ストーブを使うために1ヶ月2万円くらい費やすので、これはかなり大きな出費ではないでしょうか。

(2) 除雪はお金がかかります

下川町だけではなく、北の地域では必ず除雪作業があります。

この除雪は、会社の事業の一つとして成り立つほど重要な仕事です。

下川町の雪景色

一般家庭の除雪は、自分で行うか会社に外注する必要があります。

その除雪代も「誰に頼むか」によって、かなりピンキリ。

わたしは1か月、約1万円でお願いしており、ワンシーズンで1万円、もしくは2万円という安値でお願いしている方も町内にはいます。

一度、自分で除雪をしてみようかと思いましたが、いくら北海道の軽いパウダースノーとはいえ、敷地が広すぎて挫折しました。

しかも1日だけやればいいというものではなく、雪が降るたびにしっかり除雪をしなければ車を出し入れすることも、ましてや自分が家から出ることができない時もあるのです。

仕事をしていると、どうしても除雪をする暇もなく、出張などが重なれば除雪されていない家に入るのにも一苦労。

少しくらいの出費であっても、除雪は誰かにお願いした方がいいというのがわたしの所感です。

(3) 寒い家を管理するためには電気も必要

先ほどのストーブに関連して、暖房設備でもう一つ。

わたしの家のトイレには暖房が入っていないため、オイルヒーターを点けています。

今のところ、長期で家を空ける時もヒーターは点けっぱなしです。

なぜかというと、コンスタントに薪ストーブを焚けない家は、室温が0度近くまで下がり、水道管が凍結してしまうのです。

トイレの水が凍ってしまうと、修繕が大変そうなので、わたしはそのトラブルだけはなんとしてでも避けたく、ヒーターを点けています。

そうすると自然と電気代がかさみます。

水道管凍結のリスクを負ってでもヒーターを切るか、電気代がかかってもトイレを温めておくか。

わたしは後者を取りました。水道管が凍結して、万が一破裂したら家中水びだしになりますし、修理代もかかるので、だったら壊れないようにしたい、というのがわたしの考えです。

おまけ:窓のサッシには隙間風防止のためのテクニックが必要

ちょっとしたことですが、窓際のサッシに、隙間風防止のテープを貼ると、断熱効果が少し向上するそうです。

窓ガラスの性能によっては、ガラスそのものが保温効果が見込めるものもあります。

新しい家ならそうした窓を設置することもできましょうが、わたしが暮らしているのはもともと空き家だったこともあり、そこまでの施工はしていません。

窓を全部取り替えれば、もしかしたら3度くらい部屋の温度が上がるかもしれません・・・。

これはもう少し過ごしてみて、窓設置工事にかかる手間とお金を鑑みて、決めたいと思います。

冬の暮らしをナメてはいけない

わたし自身、雪に全く親しみがない環境で育ってきたので、すべてが初めてのことばかりです。

もちろん除雪だってしたことがありませんし、ついこの前まで薪ストーブの点け方や火の調整の仕方も知りませんでした。

生活の知恵を得られると同時に、冬の暮らしにはそれ相応の備えと投資が必要なのだということも、思い知りました。

寒い地域で暮らすことに憧れている方は、思わぬ出費がかさんでショックを受けないように、事前にリサーチしておくことをオススメします。

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この記事を書いた人

立花 実咲

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。これからの暮らしを考えるメディア「灯台もと暮らし」の執筆、編集を担当。いつか書道教室をひらくのが夢。

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