台湾で銀行口座を開設する方法は?実際に台湾の銀行で試してみたので流れを紹介します

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台湾で銀行口座を開設してきたので、その方法を解説したいと思います。

日本で銀行口座を作るのとは違い、国が違えば銀行口座を作る方法も違うし、作る難しさもグッと上がって大変です。

でも、台湾では比較的簡単に銀行口座を作れます。
台湾で銀行口座を開設する方法の参考になればうれしいです。

台湾で銀行口座を作る方法

台湾で銀行口座を開設するために必要なモノ

台湾で銀行口座を開くために必要なモノは以下の5点です。

  • パスポート
  • 日本の公的証明書 (運転免許証など)
  • 自分の家の住所、電話番号
  • 中華民國統一證號基資表 (台湾版マイナンバー)
  • 口座に入金するために必要な1,000元以上のお金

パスポートは必須
しかし、最近ではパスポートに加え、日本の公的証明書なども必要です。

できれば写真付きだとわかりやすいので、日本の運転免許証などを用意しましょう。

家の住所はホテルやゲストハウスの住所でもオッケーです。

「なぜホテル住まいなのか?」と聞かれたりしますが、その理由を「家探しの準備中」などと答えられれば大丈夫です。

中華民國統一證號基資表は台湾版マイナンバーになります。
こちらは銀行口座開設のために必須です。

取得方法はあとで説明しますね。

最後に作った銀行口座には1,000元以上のお金を入金する必要があります。1,000元以上は必ず持っていきましょう。

ではいよいよ次から銀行口座開設の流れを説明します。

中華民國統一證號基資表(台湾版マイナンバー)を取得する

台湾で銀行口座を開設する時に必要なのが、中華民國統一證號基資表 (台湾版マイナンバー)です。

台湾版マイナンバーは、外国人が台湾で銀行口座を開設するために絶対必要なモノなので、まずは取得しておきましょう。

学生ビザやワーキングホリデービザを持っていなくても、普通の3ヶ月間の観光ビザで発行してもらえる人はいます。

台湾版マイナンバーは内政部入出国及移民署で取得できるので、まずは行ってみてください。

参考までに台湾主要都市の内政部入出国及移民署の住所を調べてみました。

  • 台北市:台北市廣州街15號
  • 台中市:台中市南屯區干城街91號
  • 台南市:台南市中西區府前路二段370號
  • 高雄市:高雄市前金區成功一路436號

グーグルマップに住所を打ち込むと行き方が出てくるので、本当に便利な時代だと思います。

台湾版マイナンバー申請に必要な持ち物

台湾版マイナンバーを取りにいく時に必要な持ち物は以下の4点です。

  • パスポート
  • パスポートのコピー (移民署のコピー機で可能)
  • 台湾の電話番号
  • 申請書 (移民署で貰える)

台湾の電話番号はプリペイドSIMカードの購入すれば電話番号も付いてくるので、あらかじめ空港か、街中の携帯電話ショップで購入しておいてください。

中華民國統一證號基資表を実際に台南市で取得してみた

今回ぼくが台湾版マイナンバーを取りにいったのは、台湾で4番目に大きい台南市の移民署です。

ぼくは在住者なので自分の自転車で行きましたが、少し遠いのでバスやタクシーで行くのがおすすめです。

着いてみると、目を疑うような華美でオシャレな洋館が……。

台南市移民署

実は10年数年前にレストランとして造った建物を、その後政府の建物にするために引き取ったために、こんなオシャレな洋館になっているそうです。

中に入って「中華民國統一證號基資表(台湾版マイナンバー)を取得したい」と告げると、台湾人事務員さんが入り口から左手にあるケースから、台湾版マイナンバーの書類を出してくれました。

台南市移民署

台南市移民署

まず。以下の書類に必要事項を記入しましょう。

台南市移民署

  • 英文姓名 (ローマ字での姓名)
  • 中文姓名 (日本語での漢字姓名)
  • 性別 (男女どちらか)
  • 出生日期 (生年月日)
  • 國籍 (国籍)
  • 護照號碼 (パスポート)
  • 入出境許可號碼 (記入する必要なし)
  • 港澳或大陸出身份證號碼 (香港、マカオ、中国本土の人のための項目。記入する必要なし)
  • 申請人住址 (台湾での住所。ホテル・ゲストハウスでも可)
  • 申請人電話 (申請者の台湾の電話番号。プリペイドSIMカードの電話番号でも可)
  • 申請目的 (銀行開戸にチェックする)
  • 申請日期 (申請日)

記入すべき項目は10点です。

最後に下の「申請人簽名」の部分にサインをすれば完了になります。

台南市移民署

次は、機械から番号札を取って待ちましょう。

台南市移民署

ぼくは30分くらい待たされました。

先に番号を取得しておいてから申請書を記入し、パスポートのコピーがないなら、待ち時間の間にコピー機でコピーしておきましょう。

台南市移民署

台南市移民署

コピー機の使い方は日本と一緒で、値段は1枚2元です。

30分後にようやく番号を呼ばれて、手続きが始まります。

カウンターでは若い女性の事務員さんから「なんのために銀行口座を開きたいのか?」と尋ねられたので、「語学学校のお金を保管しておくため、銀行口座を開きたい」と英語でぼくは説明しました。

台南の移民署では日本語は通じず、英語しか通じなかったです。

ただ台北や台中だと何も質問をされずに、スムーズに台湾版マイナンバーを取得できたという報告もありました。

台湾国内でも地域によるばらつきもあるようです。

手続きはわずか15分ほどで完了し、A4サイズの紙を手に入れました。

こちらがぼくの手に入れた台湾版マイナンバーです。

台湾人と結婚した際には手続きにこの番号をそのまま使うそうなので、台湾で一生使う自分の番号だと覚えておきましょう。

台南市移民署

台湾版マイナンバーができたら、次は銀行口座の開設に向かいます。

台湾の銀行で銀行開設する方法

続いて台湾の銀行で口座開設をする方法を紹介しますね。

台湾の銀行はいくつかありますが、だいたい3つの台湾大手民間銀行を選ぶことが多いようです。

  • 中國信託銀行 (セブンイレブンに提携ATMあり)
  • 台新銀行 (ファミリーマートに提携ATMあり)
  • 國泰世華銀行 (台北の地下鉄の駅に提携ATMあり)

違いはいろいろあるのですが、銀行ごとに提携しているATMの設置場所があり、提携ATMからは手数料無料で引き出せます。

ぼくは民間銀行で台湾最大手の中國信託銀行を選びました。

中国信託銀行

中國信託銀行の良い点

中國信託銀行の良い点は、以下の6つ。

  • 台湾のセブンイレブンのATMで手数料無料で引き出せる
  • 日本円の口座も作って、日本円も預けられる
  • 両替のレートが比較的良い
  • 両替の手数料が無料 (日本円の口座から台湾元の口座に移した場合)
  • 全世界のCirrus(シーラス)マーク付きのATMからお金を引き出せる
  • マスターカードブランドのデビットカード付いてくる

台湾の最大手民間銀行なので、さまざまな特典が付いていてお得に感じました。

自分が使う銀行を選んだら、台湾版マイナンバーを持って銀行に向かいましょう。

中国信託銀行で銀行口座開設する手順

この時に気をつけなければならないのが、自分の住んでいる台湾の家から一番近い支店(中国語で分行)でないと口座開設できないという点です。

自分の住所から離れた場所にいっても受け付けてくれないので、気をつけてください。

ぼくは現住所から、徒歩5分の中国信託銀行で口座開設します。

中国信託銀行

入り口を開けたら、警備員さんとお店の人から「用件はなんですか?」と聞いてきます。

ぼくはパスポートと台湾版マイナンバーを見せて、英語で「銀行のカードを作りたい」と伝えました。

すると手慣れた人だったので、「日本の公的書類を持っていたら作れます。持っていますか?」と問われ、あらかじめ用意してた運転免許証を見せると、待ち合い番号を取って銀行口座を開設する2階へと案内してくれました。

あとは順番を待ち、2階の銀行のカウンターで「なぜ銀行口座を作りたいのか?」という理由を説明し、必要書類のパスポート、運転免許証、中華民國統一證號基資表(台湾版マイナンバー)を提出。

中国信託銀行

複数の書類にサインと住所と電話番号を書き、銀行口座に預けるための最低金額の1,000元を渡します。

そしてキャッシュカードの6ケタのパスワードを登録後、1時間後には無事に銀行口座とが出来上がっていました。

中国信託銀行

中国信託銀行から受け取ったものは以下の2つ。

  • 中国信託銀行の通帳
  • 中国信託銀行のキャッシュカード (デビッドカード付き)

またキャッシュカードの裏を見てみるとMaestoroと印字された部分があったのですが、これは日本では流通していないマスターカードのデビッドカードブランド名です。

中国信託銀行

台湾に限らず、世界中のマスターカードマークのあるところで使えます。

外国の銀行で引き落としされるマスターカードのデビッドカードまで発行できたのは、とてもうれしいことでした。

台湾で銀行口座を開設する時の注意点

台湾での銀行口座の流れを文章にすると以上です。
簡単に見えますが、実際にやってみるととても大変でした。

ここではぼくがつまづいて、思わず挫折しそうになった点を紹介します。

日本語は通じない。口座開設には中国語、もしくは英語が必須

一番のハードルだと感じたのは、言葉の問題です。

1階にいた銀行のスタッフの男性は英語がしゃべれたから良かったものの、2階にいた受付の女性は中国語しかしゃべれませんでした。

スマホを取り出して中国語を日本語に翻訳した画面をぼくに見せ、「外国人は一人では銀行口座開設できません。中国語のできる人と一緒に来てください」と断ろうとしてきたのです。

心の中で「なぜ1階にいるスタッフはできると言ったのに、2階の人は断るんだろう?」と疑問が生まれましたが、ここはグッと我慢。

慣れない中国語を話し、「自分は英語ができるのでそれなら大丈夫ですか?」と伝えると、1階にいた英語のできるスタッフさんを呼んでもらえることができて、口座開設の確認事項を英語で説明をしてもらいました。

台湾の銀行で外国人への口座開設は、台湾人銀行員さんににとって非日常業務です。

いくら親日国の台湾といえども、銀行にまで日本語の話せる人がいるとは限りませんし、不慣れな業務は断られる可能性もあります。

台湾での銀行口座開設は、日本語の話せる台湾人同伴か、自分で中国語か、英語を話せる状態で行ったほうがいいと思いました。

銀行によって口座開設の基準が違うので、1つの意見を鵜呑みにしない

次にぼくが高いハードルだと感じたのが、台湾人の銀行員さんによって言うことが違う点です。

ぼくはこの後、別の國泰世華銀行に行って2つ目の銀行口座を作ろうとしましたが、「ビサの期限がたりない」のと「外国人は1つまでしか作れない」と言われて断られてしまいました。

最初に「ワーキングホリデービザの期限がたりない」と言われて、ぼくが「数日前に中国信託銀行では作れた」と他銀行のカードを見せたら、「外国人は1枚までしか作れない」と拒否されたんですよね。

他の銀行では、友達が90日間の観光ビザでも銀行口座開設ができたり、ぼくのようにワーキングホリデービザの期限が1ヶ月以内でも開設できました。

受付の台湾人によって、優しく対応されるか冷たくされるかが決まるので、運だと思ったほうが良いでしょう。

ある銀行では無理でも、別の銀行では可能な場合があるので、あきらめずにチャレンジするという意識が必要です。

台湾の銀行は、どこでも同じサービスを受けられる日本とは違うので、気をつけてください。

人によって対応が違うというトラブルを少なくしたいなら、中国語と日本語の通訳ができる人についていってもらうと意志を伝えてもらいやすいですよ。

なるべく混み合わない朝の早い時間に行く

今回ぼくが銀行口座開設をしに行ったのは、午後2時過ぎでした。
作り終わったのは3時過ぎだったので約1時間かかった計算です。

後で気付いたのですが、他の知り合いの人は中国信託銀行の日本円口座を開設していたり、スマホアプリの使い方を説明してもらっていました。

でもぼくは時間の関係のためか、その説明を受ける時間がありませんでした。

スマホアプリは自分で使い方を調べられるし、日本円の口座をまた開きに行けばいいのですが、ギリギリの時間に行ったのが失敗だったかもしれません。

台湾人の銀行員さんも外国人の対応は慣れていないので、相手の対応の煩雑さも考えて、空いている時間に行くのが良い方法だと反省しました。

これから台湾で銀行開設するなら、銀行に行く時間にも気をつけてみるといいかもしれません。

まとめ:台湾の銀行口座開設のために必要なこと

最後に台湾での銀行口座開設に必要なことをまとめてみます。

  • 台湾での銀行口座開設には中華民國統一證號基資表 (台湾版マイナンバー)が必要
  • 中華民國統一證號基資表は移民署に行けば取得できる
  • 台湾で銀行口座開設できるのは家から一番近い銀行の支店のみ
  • 5つの必要書類と情報を持っていけば、外国人でも比較的簡単口座開設できる

注意点は以下の通りです。

  • 中国語か英語必須。できない場合はできる人を連れていったほうが良い
  • 銀行のスタッフによって要求される口座開設条件が違うので、1人の意見を鵜呑みにしないこと
  • 断られても他の銀行だと開設可能なこともある
  • あきらめないことが一番大事

ここは日本ではなく台湾!
いくら親日国と言えど、日本の常識は通用しません。

理不尽な理由で断られたりもするので、あきらめずに「絶対にこういう理由で銀行口座が必要なんだ」という気持ちを伝えて、台湾で銀行口座を開設しに行ってみてください。

ただぼくも「気をつけてください」と書きましたが、ぼくが口座開設できた台南市の中国信託銀行の最後の印象は最高でした。

最初に冷たい態度を取られましたが、途中からぼく1人のために3人も4人も集まって対応してくれて、発行し終わった後は笑顔で手を振ってくれたのです。

日本の銀行やデパートでクレジットカードを発行しても感じられない台湾の温かさを感じられたので、とても良い思い出になりましたよ。

それではこれから台湾で銀行口座を開設する時の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

前原 和裕

主に海外に住みながらブログを更新するブロガーです。『あしたはもっと遠くへいこう』というブログを運営してます。海外系のお役立ち情報を提供させていただきます。

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