IKEAの家具は、とてもリーズナブルなことでよく知られています。
大きな倉庫の中に、IKEAの家具だけでコーディネートされた部屋がいくつも並んでいるので、つい「あれもこれも揃えたい」という気持ちになりますよね。
実際に購入して開けてみると、まれにギシギシきしんだり、使い勝手が悪かったりすることもあるかもしれません。
IKEAの家具自体は、オプションサービスを申し込まない限りは、基本的に自分で組み立てるものですから、作っている最中に「ネジが足りなかった」「部品が折れていた」「左右の板の長さが違う」と気づくこともあります。
我が家も洗面台で使っている棚と同じものをもう一つ購入して組み立ててみたら、どうしても前のめりになって倒れてしまいました。
そのため、IKEAの返品サービスを利用して、返金後、新しいものを購入することにしました。
このページでは、私がその棚を返品した時に利用した、IKEAの返品サービスの一連の流れを紹介していきますね。
IKEAの返品サービスの返品・交換ができる条件は?
返品する前にまずは、どういった商品なら返品サービスを利用できるのかを確認しましょう。
返品するためには、以下のような条件がありました。
- お買い上げから365日以内であること
- 組み立てた家具でも未使用であること(オーダーメイド、アウトレット、食品など一部の商品は除外)
- 枕、掛け布団、マットレスの交換はお買い上げ後90日以内であること(使用済でもOK)
- レシートがあること(IKEA会員ならば、もしレシートがなくてもIKEAカードに情報が入っているようです)
- クレジットカードで買った場合は買い物時に使ったクレジットカードを持っていること
不安な場合は、あらかじめ近隣のIKEAに電話をして相談し、説明を受けたほうが無駄足になる心配もありません。
返金の場合はIKEAのリターンカードというプリペイドカードか現金が選べます。
我が家はこのリターンカードにする意味もあまりないように思えたので、現金を選択しました。
IKEAの返品・交換サービスを利用してみよう
大きなカートで組み立てた棚と空き箱などを駐車場から運び出します。
窓口は大きなハートが「ウェルカム!」とばかりに手を広げて「365日間、気が変わっても大丈夫」と言っています。
では、その胸に飛び込むつもりで試してみましょう。
1. 返品用カウンターへ商品を持っていく
まず順番待ちの番号をもらって、呼ばれたら窓口へ向かいます。
返品・交換のために必要なものは、こちらの2つです。
- 購入時のレシート
- クレジットカードでお買い上げの場合は必ずその時のカード
もしレシートがない場合はIKEAのファミリーカードがあれば情報をたどることができるそうです。
家具も家電も保証期間内はできるだけレシートを取っておいた方が良いですが、「もし誤って捨ててしまった場合はIKEAカードを」と思い出して下さい。
2. 商品のチェックを待つ
返品理由を伝えたら、次は中身のチェックです。
現品はカウンターに預けられ、テキパキと手続きは進んでいます。
順番待ちが多い場合は、IKEAのゆったりしたソファーで休みながら待つことができます。
土日は多少人が多いかもしれませんが、この日は平日だったので人ひとりいませんでした。
部品がたった1つだけ足りない!そんな時は?
「時々パーツが入ってないことがある」と言われるIKEAの家具。
「ここまで組み立てたのに、なぜネジが足りないの」と脱力しても、ネジ1つのために返品手続きをするのは労力もかかります。
そんな時は、ぜひここに行ってみて下さい。
足りないパーツを自分で自由に選んで持ち帰ることができます。
組み立て説明書に記されている、6桁のパーツ番号通りに並んでいるのでピックアップしていきましょう。
もしここに在庫がない部品などがあった場合は、スタッフの方に伝えると良いようです。
返品の際は配送サービスも利用可能
また、IKEAは配送サービスもやっています。
東京都、埼玉県、千葉県、茨城県の1都4県がゾーンに分けられ、合計150kg以下の商品(20点まで)を、3,990円から7,490円までの価格で配送してしてくれるというものです。
また、990円から3,990円までの小口配送の宅急便サービスもあります。
ですが、配送してもらった商品を返品する場合は、商品料金は返金されても、配送料は返金されないので注意しましょう。
そもそも欠品・欠陥を防ぐ方法
買い物前に商品を手に取ってチェック
今回は、返品交換についてご紹介しましたが、そもそも返品交換をしなくても良いように心がける、購入時のポイントがありました。
IKEAは家具を買う時も雑貨を買う時も大きな棚から、自分で好きなものを選んでいく形式で買い物をします。
ですので、なるべくきれいな箱で梱包されたものを選んだ方が良いでしょう。
上に置かれたものを取るのではなく、少し動かしてカラカラと中の音がしたり、中身が動いているようであれば、商品が破損している可能性があります。
IKEAがお店の近くにない方は、宅配便で購入する方が便利です。
でも、買い物後の手間やリスク、そしてコストパフォーマンスを考えるなら、ちょっと遠出してでも、店頭で実際に商品を手に取って買い物をしたほうがよさそうです。
買い物後に商品を開けてチェック
IKEAには買い物客のために、梱包できる場所が設けられています。
ここで割れ物は新聞紙に包んだりするのですが、時々大きな箱を開けて部品を出してみている方々もいるんですよね。
「なぜだろう?」と思っていましたが、ようやくその理由がわかりました。
パーツがすべてあるかどうか、ネジの個数などを確認していたのですね。
仮組みしている方々もいたので「ここで組み立てちゃうの?!」と驚きましたが、確かに持ち帰る前に欠品や不良品に気づけた方がお店に何度も来る必要がありません。
一日かかる返品交換。IKEAで時間をつぶすなら?
我が家は今回「組み立てて、うまくいかなくて試行錯誤してもやっぱりダメで、電話して返品を申し込んで持ち込んで……」とすべて終えるのに丸一日以上かかりました。
すぐに終わらせることができれば楽ですが、せっかくIKEAに来たならば……ということで、返品・交換サービスを受ける際にチェックしておきたいIKEAのサービスをご紹介します。
Wifiが使えるIKEAランチ
IKEAのレストランは、Wi-Fiが無料で使えます。
利用するには、IKEAファミリーカード会員番号か、メールアドレスの入力が必要です。
時々、ノマドの方なのかノートパソコンを広げて仕事をしている人もいます。
この日は、なぜかサーモン2倍キャンペーンをやっていたようで、知らずに注文したところ大きなサーモンが2切れも乗ってきたランチプレートをいただけました。
IKEAは時々、食器や容器がセットになったスイーツやサラダが、リーズナブルな価格で販売されたり、キャンペーンで半額になったりします。
情報は随時ウェブサイトに掲載されているので、出発前にチェックしてみるのがいいですよ。
子どもたちも退屈しないスモーランド
小さな子どもがいる家族の場合、手続き中に子どもが「早く帰りたい」とグズることがあります。
けれど、IKEAにはちょっとした遊び場があるので、子どもたちも退屈せず済みます。
こちらのおもちゃは、返品手続き中に我が家の2歳の次女も「イヤ!まだあそぶ!」とゴネるほど面白かったようです。
そしてこちらは「スモーランド」というエリアです。
有名なおもちゃメーカーの「ボーネルンド」のおもちゃがたくさんあり、4歳から8歳までの子どもたちを1時間無料で遊ばせることができます。
大変人気で、特に土日は朝の開店と同時にチケットをもらっておいた方が、1日の予定がスムーズに立てられますよ。
さいごに:一手間かけてお気に入りのIKEA家具を手に入れよう
大きな家具だと勇気がいりますし、少し面倒臭いような気もしますが、家具も家族の一員に迎え入れる物のひとつです。
あきらめず大切に使い続けるために、選ぶ時も購入時もひと手間かけておくと良いかもしれませんね。