クリエイターやライターをはじめ、Web上で表現活動をするなら、写真の編集やイラスト作成をすることもあるのではないでしょうか?
そうした時に使いたくなる有名なソフトが、プロも使っているPhotoshop(フォトショップ)やイラスト作成ソフトIllustlator(イラストレーター)といったAdobeのソフトです。
できるならAdobeの有料ソフトを使ってみたいけど、お金がかかるから「無料のソフトを代わりに使おう」と思ってしまいますよね。
でも、今はAdobeのソフトも手軽な値段で使えるようになりました。
このページでは、PhotoshopやIllustratorも使えるAdobeの「Creative Cloud(クリエイティブクラウド)って何?」という基本的な情報から、ソフトを格安で手に入れる方法まで紹介していきますね。
かつて約10万円で売られていたソフトの最新版が、月額980円で利用できる!
Adobeのソフトは、個人として購入しようとすると、単品でも数万円から数十万円かかりました。
ところが、2012年4月23日からCreative Cloudというサービスが提供されてから、1ヶ月あたり数千円という格安料金で利用できるようになりました。
例えば、Photoshopについて過去と現在の料金を比べてみましょう。
「Adobe Photoshop CS 通常版」は、2003年の時点で 96,000円でした。
2015年現在、Photoshopも利用できる「Creative Cloud フォトグラフィプラン」を選ぶと、月額980円で利用できます。
プロも使っている画像編集ソフトを使ってみたいからといって、一度に96,000円も投資するにはとても勇気がいりますよね。
Creative Cloudでは、各ソフトの最新版が月額980円で利用できるようになりました。
ビジネスにもがっつり使えるソフトですから、驚きの価格です。
まずは趣味からでも気軽に使えるような価格になったのは、とても嬉しいですね。
Creative Cloudとは?
Adobeの製品はCreative Cloudというサービスを通して利用することができます。
Creative Cloudとは、グラフィックデザインや動画編集、Webデザインなどのアプリケーションソフトウェアを利用できるAdobeのサービスのことです。
Creative Cloudは、どうやって利用するのでしょうか?
言葉も聞き慣れないし、よく分からないですよね。
まずはメールアドレスでサービスにアカウントを登録しましょう。
その後、使いたいソフトに合わせて利用プランを選び、利用料金を払います。
Creative Cloudを通じてソフトをダウンロードができるので、目的のソフトが使えるようになりますよ。
ソフトのプランには様々なものがあります。
料金は、年間一括で払うか、月額で払うかを選ぶことができる仕組みです。
使いたいソフトをひとつ選ぶプランや、すべてのソフトを一括で利用できるようなプランがあります。
プランによって料金が変わるんですよ。
たくさんのソフトがあると、よくあるウェブサービスのサインイン・アウトの作業(=ライセンス認証)が面倒くさくなりそうですが、Creative Cloudではその手間がかかりません。
Adobeのソフトは、WindowsでもMacでも利用することができます。
1つの契約につき2台のパソコンにインストールできるので、1台はWindowsに、1台はMacにという使い分けをすることもできて便利です。
Creative Cloud(CC)とCreative Suite(CS)の違い
かつては、AdobeのソフトはCreative Suiteというバージョン名で販売されていました。
Creative Cloud(CC)とCreative Suite(CS)の主な違いは、「購読制」と「ライセンス購入制」という料金体系の違いです。
Creative Suiteは、一度お金を支払えばずっと使い続けることができるライセンス購入制。
それに対して、Creative Cloudはお金を払っている期間だけ利用できる購読制となっています。
ライセンス購入制のCreative Suiteは、現在販売されなくなりましたが、ライセンス購入制と購読制、どちらがお得なのでしょうか?
基本的には、購読制になってお得になったと言えるでしょう。
再びPhotoshopを例として、考えてみましょう。
「Adobe Photoshop CS 通常版」はライセンス購入制で、96,000円支払って購入すると、何年間でも使い続けることができます。
一方で、「Creative Cloud フォトグラフィプラン」は購読制なので、使い続ければ料金は積み重なります。
月額980円で利用し続けて96,000円に達するまでには約98ヶ月、すなわち約8年かかります。
8年間の月日の間に、ソフトはバージョンアップして高機能になるし、使いやすくなっていくものでしょう。
これを踏まえると、購読制のCreative Cloudは、常に最新版をダウンロードして利用できるので、お得ですね!
様々なビジュアル表現に適したAdobeの専門ソフト
Adobeには、ビジュアルに特化した様々なソフトが揃っています。
その中でもよく使われているPhotoshop、Lightroom、Illustlatorを順に紹介していきましょう。
Photoshop(フォトショップ)、Lightroom(ライトルーム)
Photoshopは、写真編集をメインとした画像加工ソフトです。
略して「フォトショ」とも呼ばれることがあり、使っている方はみんなフォトショと言っていますね。
カラーの写真をレトロ風に調整したり、ぼかしを加えたり、人物や文字を切り抜いたりすることができます。
フォトグラファーやデザイナー、イラストレーターなどのクリエイターが、仕事に使用しているソフトです。
Lightroomは、Photoshopの機能のうち、写真の編集と管理に特化したシンプルな画像編集ソフトです。
よいカメラを買う前に、まずは写真の画像編集をできるようにしておくとお得ですよ!
という記事を以前紹介したので、その文言を引用します。
『Aperture』と同じように、RAWデータの編集を扱えることが特徴です。RAWデータとは、カメラで撮影した画像を非圧縮のデータのまま記録する形式のこと。品質の劣化がないまま画像編集ができるため、プロ・アマチュア問わずRAW形式で撮影するユーザーが大幅に増えており、『Lightroom』はその需要を満たしています。
RAWデータのまま画像編集できるソフトをもっていないなら、ぜひ使いたいソフトです。
Illustlator(イラストレーター)
Illustlatorは、その名の通りイラスト制作や印刷物制作をメインとしたデザイン制作ソフトです。
略して「イラレ」とも呼ばれることがあります。
Illustlatorの特徴は、あらゆる線や図形をベクター画像としていること。
ベクター画像として作られたものは、画像を劣化させずに、拡大・縮小・変形ができます。
そのため、異なる大きさで何度も使いたいイラストを作成するのに適していますよ。
Photoshopで素材となる画像を加工して、Illustlatorでロゴを作成したりテキストを配置したりする、という方法で綺麗なグラフィックを作ることができます。
豊富なソフト、安心のバックアップ機能
これまで紹介したソフト以外にも、たくさんのソフトがあります。
高画質のまま動画を編集できる映像作成ソフトのPremier(プレミア)、紙の冊子のための組版ができるInDesign(インデザイン)、レスポンシブデザインにも対応したホームページ作成用ソフトのDreamWeaver(ドリームウィーバー)など、ビジュアルに関するソフトなら何でも集まっているのが特徴。
Adobeのソフトは豊富にありますが、共通している安心の機能があります。
それは、バックアップ機能です。
例えばグラフィック制作では、ひとつの作品に長い時間をかけて制作することになるでしょう。
長時間ソフトを使っている時、「急にソフトがフリーズしてしまってデータが消えた……」という経験をしたくはないですよね。
制作に熱中していると、つい「保存」ボタンを押すのを忘れてしまいます。
うっかりやの人には、データを定期的に自動保存してくれる機能があるのはありがたいですね。
買い方1:Adobe公式サイトから
さて、ここからはAdobeのソフトをお得に手に入れる方法を紹介していきます!
公式サイトから自分に合ったプランでお得に購入する
1つ目の買い方は、Adobe公式サイトから購入するというベーシックな方法です。
使いたいソフトの種類に応じて、いくつかのプランが用意されています。
1つだけ使うなら単体プラン
使いたいソフトが決まっている場合は、そのソフトを割安に利用できる「単体プラン」がおすすめです。
料金は、月額2,180円。
3つ以上使うならコンプリートプラン
とりあえず3つ以上のソフトを使いたいなら、すべての製品を利用できる「コンプリートプラン」にしましょう。
料金は、月額4,980円です。
既にCreative Suite(CS)3 以降の製品を正規所有しているなら、割安でコンプリートプランを利用できます。
コンプリートプランはもっと安く購入する方法があるので、この後で紹介する方法を参考にしてみてください!
画像編集に特化したフォトグラフィティプラン
画像編集用としてLightroomとPhotoshopだけを使いたいなら、「フォトグラフィプラン」を選びましょう。
LightroomとPhotoshopの両ソフトを使えて、それでも月額980円です。
画像編集という目的が決まっているなら、最もお得なプランです!
学生は、学生料金で半額に!
もし学生なら、学生料金で上記のプランを利用することができます。
「フォトグラフィプラン」は月額980円と変わりませんが、「Illustrator 単体プラン」が通常の半額以下の月額980円、「コンプリートプラン」が通常の60%引きの月額1,980円になっています。
学生だと断然お得なので、「個人」ではなく「学生」として契約するのを忘れないようにしましょう。
料金の支払いについて注意すること
これまで説明した料金は、すべて「年間プラン(月々払い)」で支払う時の料金です。
他にも、「年間プラン(一括払い)」や「月々プラン」といったプランが用意されています。
支払い方法によって料金が変わることは基本的にありませんが、キャンペーン期間中の割引が適用されるのは「年間プラン(月々払い)」のみであることに注意しましょう!
また、年間プランでの支払いは途中で解約することができますが、「解約料がかかる」ということも忘れないようにしたいですね。
なお、年間プラン解約の際、12ヶ月以前に解約した場合は残りの契約期間の料金の50%を解約料としてお支払いただきます。
引用:Creative Cloud 特別提供版の購入に関するよくあるお問い合わせ
買い方2:オンライン講座を利用して、社会人であっても4割引の学生版を購入する方法
じつは、全てのソフトが使えるコンプリートプランを、社会人であっても学生料金でお得に購入できる方法があります。
その方法とは、Adobeと提携している学校の学生になって、その学校を通して学生版の製品を手に入れる方法です。
学生になるというと面倒くさそうですが、ネット上で通信講座を受ける権利を得つつ、簡単に製品を購入できるような学校があるのです。
講座とソフトを一括買いすることができる学校のひとつ、ヒューマンアカデミーの通信講座を紹介したいと思います!
オンライントレーニングとセットなのに4割引!
ヒューマンアカデミーのAdobeトレーニング通信講座には「オンライントレーニング通信講座」と「DVDトレーニング通信講座」2種類あります。
今回は、リーズナブルに利用したい人向けのコースである「オンライントレーニング通信講座 3ヶ月コース」の内容を見てみましょう。
- アドビオンライントレーニング通信講座(CC版7コース+CS6版8コース)3ヵ月間 受け放題コース[サポート期間:13ヵ月間]
- Adobe Creative Cloud 学生・教職員向け個人版 [使用期間:12ヶ月]
アドビオンライントレーニング通信講座では、Creative Cloudのすべての製品について、オンライン上で動画トレーニングを受けることができます。
Adobeのソフトは多機能なので、使い方に迷うこともあるでしょう。
それを解決するために、スキマ時間を使って使い方を学べるのは嬉しいですね。
もし、既にソフトの使い方を知っているなら、トレーニングを受けずにソフトだけを利用するということもできますよ。
通信講座とソフトをセットで買う方法は、どのくらいお得なのでしょうか?
「オンライントレーニング通信講座 3ヶ月コース」は、3ヶ月間の通信講座と、1年間Creative Cloudの購読料で、料金は34,560円(税込)です。(確認した時点)
もし、通常の方法でAdobe公式からCreative Cloudを1年間契約するとしたら、59,760円かかります。
つまり、通信講座を通して買うことで4割引きになるということですね。1万5000円以上も違います。これはすごい!
また、JCBカードで支払うことでJCBカードのポイントが10倍貯まるのも大きなメリットです。
年会費無料で持てる「JCB CARD W」というカードもありますし、カードを通すことでよりお得になりますよ。
申し込み方法とデメリット
申し込み方法については、こちらから確認することができます。
申し込みの手間は、オンラインショッピングとほとんど変わりません。
Adobeの公式ソフトを揃えたいなら、通信講座とセットで買う方法は明らかにお得です。
Adobe公式サイトから購入することに比べたデメリットは、申し込みしてから教材とソフトが届くまでに1週間前後かかることくらいですから、心待ちにしていましょう!
通信講座(教材)及びアドビソフト(Adobe Creative Cloud[学生・教職員個人版])のお届けについては、ご注文手続き(代金引換・NP後払いを除くご入金完了後)、1週間前後で発送させていただきます。
届くのに時間がかかります。
引用:ヒューマンアカデミー 申し込み方法
公式ソフトを買えるのか?商用利用はできるのか?
Adobe公式サイトではないところで製品を割安で買えてしまうので、「法律的にアウトじゃないの?」と不安に思うかもしれません。
ヒューマンアカデミーは、安心できるAdobeから公式認定を受けた学校です。
アドビソフトについて
ヒューマンアカデミーで販売しておりますアドビソフトは、「学生・教職員個人版」となります。ヒューマンアカデミーは、アドビシステムズより「アドビプラチナスクールパートナープログラム」の認定を受けておりますので、当校の「オンライントレーニング通信講座」または「DVDトレーニング通信講座」とアドビソフト(受講生価格)とのセットでご購入いただく事ができます。
Adobeから認められた学生として、アカデミック版のソフトを購入できるということですね。
したがって、商用利用もできます。
自分に合ったプランを見つけて格安で手に入れよう
ここまでで、Adobeの製品を手に入れる様々なプランを紹介してきました。
使いたいソフトが限られているなら、Adobe公式サイトから。
様々なソフトを駆使したいなら、通信講座とセットで買うとお得になります。
自分の使いたいソフトに合わせてプランを選ぶのが、節約になるということですね!
まだAdobe製品をあまり使ったことのない場合は、「使いたいソフト」と言われても迷ってしまうかもしれませんね。
じつは太っ腹なことに、Adobeの製品は1ヶ月無料の体験版が用意されているのです。
体験版の紹介とダウンロードはこちらから。
体験版だからといって機能が制限されることはないので、まずは体験版でどんなソフトがあるのか使いながら様子を見てみるとよいと思います。
体験期間が終わっても使い続けたくなった時は、このページを思い出して、ぜひお得にAdobeのソフトを手に入れて欲しいです!
その後使うなら、安くなるヒューマンアカデミーの通信講座も検討してみてはいかがでしょうか。
また、入手後に本格的に習得するのであれば、WebCampといったサービスを利用するのも1つの方法です。
おまけ
Adobeのソフトの使い方については、オンライン動画学習サイトschoo(スクー)にもたくさん講座があります。
例えば、「1日でマスター Adobe Illustrator入門(全3回)」や「1日でマスター Adobe Photoshop入門(全3回)」がおすすめです。
ぜひ活用してみてください!
schooの使い方については、以前に紹介したスクーの記事も参考になると思います。