英語を学ぶには、英会話スクールに通ったり留学したりしないとできないと思うことはないでしょうか?
もちろん、それらの方法は英語を学ぶ手段として有効ですし、実際にそうやって英語を上達させた人がいるのも事実です。
ただ、これらの学習方法は結構お金がかかりますよね。
英語は勉強したいけど、お金はあまりかけられない…
そう思うなら、お金をかけずに勉強する方法を考えてみましょう。
やり方次第で、日本にいながらお金をかけずに英語を学ぶことは可能ですよ!
このページでは、私が実践していたお金をかけずにできる英語の学習法について、項目別に紹介していきますね。
どのくらい英会話が上達したか?
実際のところ、私はまだ英語をスムーズに話すことはできません。まだまだです。
ただ、今回紹介する学習方法で英語を勉強していた当時を振り返ると、始める前と後ではそれなりに成果が出ていたと思います。
私のもともとの英語力はそこまで低いわけではなく、かなり昔の話ですがセンター試験では200点満点中180点近く取っていました。
でも、英会話となると話は別です。
自分の話せなさ・聞き取れなさにがっかりするほどでした。
大学生の時に少しだけ英会話教室に通ったことがありますが、最初に簡単なテストをして決まったクラスのレベルは下から3番目くらいだったので、かなり低いですよね。
過去の話をするのに、現在形を使ってしまうレベルでした。
そんな私でしたが、数年前に地道に英語を勉強してワーホリに行った時、2ヶ月目くらいに出会ったイギリス人の子に、「あなたの英語悪くないね。他の子たちより話せているね!」と言われたのです!
ネイティブに言われたので純粋にうれしかったですね。
コツコツ英語を勉強した成果が出たのかなと思いました。
やっぱり自分なりにちゃんと勉強すれば、英語は上達するんだと思えた瞬間でしたよ。
ただ、その1ヶ月後くらいにまたその子に「やっぱりまだまだだね。」と言われましたが…(笑)
お金をかけない英語の学習法
英語といっても文法やリスニング、スピーキングなどいろいろなアプローチ方法があると思います。
ここでは、項目ごとに英語の学習方法について見ていきましょう。
文法編
文法の復習としてまずおすすめなのは、高校時代の参考書を読み直すことです。
「文法は多少グチャグチャでも通じるから、まずはどんどん話すことが大事!」
というのを聞くことがあります。
確かにそれは一理ありますし、机上でインプットするだけではなく実際に話してアウトプットすることは必要です。
とはいえ、やはり文法は大事ですよね。
参考書は読み直すと分かりますが、文法が項目別にかなり詳しく解説されています。
何となくで覚えていたものや曖昧だったものが、一回読んだだけでも、“なるほど!そういう決まりがあったんだ”と、腑に落ちることが多いんです。
ちなみに私が高校生の時に使っていたのはこちら。
このForest(フォレスト)という参考書は多くの学校で使われていたのではないでしょうか?
分厚いので読むのに時間がかかりそうにみえますが、単元ごとにみるとそんなに量はないですし、分かりやすく説明されているので意外とすんなり読めちゃいます。
まずは最初の方の基本的な項目からでも良いと思いますよ!
これだけでもかなりいい復習になるはずです。
スピーキング編
ある程度机上で勉強して知識をインプットしたら、今度はアウトプットもしてみましょう。
中学から英語を習っているのに、簡単な文ですらすぐに口から出てこないというもどかしさを感じることはないですか?
基本的な文法なら頭に入っているはずなのに、話そうとすると途切れ途切れになってうまく話せない…。
言いたい単語がとっさに出てこない…。
学校のテストならそれなりにいい成績を取ってきたのに、話すとなると幼稚園児以下に…。
私はそんなレベルでした。
どうすればスムーズに話せるようになるか考えたところ、いきなり長くて複雑な文章をスラスラと話せるようになるのは現実的ではないと思いました。
そこでまずは、一言くらいの短くて簡単な文章をパッと話せるようになろうと考えたんですね。
そこで何か良い教材はないかと調べて出会ったのが、毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくるという本でした。
この本の特徴は、ネイティブが日常で使っているリアルな言い回しの短いフレーズが、文法ごとに55項目に分かれて提示されているところです。
また、その例文の音声も付属で付いているので、実際のネイティブの発音というのも聞くことができます。
この本を使った学習方法は以下の通りです。
- すべての文を読んで意味を理解する
- 音声を聴きながら、テキストを見て何度も音読をする
- 音声を聴き、テキストを見ないで暗唱を繰り返す
- 主語や動詞、時制を入れ替えて言ってみる
この反復練習をすることで頭に英文をしっかり定着させることを目的としています。
本の中からひとつ例文を挙げますね。
(彼女は毎朝歩いてそのスーパーに行きます。)
まずこの例文の意味を理解して、音声を聴きながら音読を繰り返し、暗唱します。
そうしたら次は、“She”の部分を“He”に替えたり、“supermarket”を“library”に替えたりして新しい文を言ってみるんです。
(彼は毎朝歩いて図書館に行きます。)
ちなみにこの、主語などを少し替えたフレーズも一文ずつ本に収録されていますよ。
これらを反復して練習して覚えるだけでも相当効果はありそうですが、さらに他にも自分で単語を入れ替えて練習してみるとより効果的ですよね。
“My daughter walks to school every morning.”
などなど、思いつく限り声に出してみます。
このように、できそうなことから着実にやっていくのが英語がすんなり口から出てくるようになる一番の近道なのではないでしょうか。
とても良本だと思うのでおすすめです!
リスニング編
会話をするには相手の言っている内容を理解する必要もあります。
でも、ネイティブは話すスピードがはやいはやい…
オーストラリアにいっていた時、ものすごくゆっくり話してもらったら理解できる内容も、ネイティブにとって普通のスピードで話されるとまったく聞き取れないということも多くありました。
リスニングを鍛えるには、やっぱり英語に耳を慣らすしかないです!
そのために私が効果的だと思ったのは、同じ音声を繰り返し聴くということ。
スピーキングのところでも出てきましたが、「同じ音声」を「繰り返し」というところがポイントです。
経験上、いろいろな英文をBGMのように流しているだけでは、何を言っているのかまったく分からないですし、ただ音楽を流しているのと変わらないように思います。
そのため、何かひとつ自分のお気に入りの音声を見つけて、それだけを聴き続けるというのが大事なんですね!
そこで注意したいのは、まず先にその音声の内容をしっかり理解することです。
日本語訳を読むなり自分で訳すなりして、まず何を言っているのか把握しましょう。
その上で英文を聴くことで、「ここは英語ではこういう風に言うんだ」と、理解することができます。
何の音声がいいか思いつかないという時はTEDTalksがおすすめですよ。
TEDとは、様々な分野の人がプレゼンを行う世界的な講演会を開催している団体で、TEDTalksはそのプレゼンの動画をインターネット上で無料で配信しています。
ほとんどのプレゼンが10分前後で構成されているので長さもちょうど良いですし、リンク先のサイトは日本語字幕が付いているので内容の理解もバッチリです。
プレゼンの内容は多岐に渡るので、自分が興味のある内容のプレゼンが必ず見つかりますよ。興味がある内容ならなおさら入りやすいですよね。
何度も聴き続けることで、徐々に耳が英語に慣れてくるはずです!
英語学習のモチベーションを保つには?
英語学習に対するモチベーションがずっと続くなら良いのですが、やっぱり人間たるもの、怠けたくなる時もあります。
そんな時は一度、英語圏の国に旅行でもいいので行ってみるのが良いですよ。
現地に行くと、当然ですがすべてが英語です。
目に入る看板も、お店の店員さんの対応も、何もかもが英語の世界で、日本で学習しているだけではできないリアルな経験ができるんですよね。
それってとっても刺激的なことだと思いませんか!?
現に私も、実際に海外での生活を経験したからこそ、”もっと英語が話せたら”と現地に行く前よりも強く思いましたし、英語の勉強にも身が入りました。
だからこそ、留学やワーホリ前の日本にいる時間にいかに英語を勉強しておくかが大事なんですけどね。
なかなかモチベーションが上がらないと、二の足を踏んでいるなら、思い切って一度現地に旅行に行ってみるのもいいと思います。
これに関してはお金はかかりますが、英語学習の原動力になる良い経験ができること間違いなしですよ!
旅行するのがすぐにできないという場合は、ネイティブキャンプなどのオンライン英会話を使ってみるのも1つの方法です。
さいごに
日本にいながらお金をかけずにできる英語の学習方法についていくつか紹介してきました。
実際のところ、英語の学び方についてはいろいろな方法があるし、人によって合う合わないもあると思います。
自分にあったやり方を見つけて、楽しく効率的に英語を学んでいけたらいいですね。