2006年にサービスが始まったモバイルSuica(モバイルスイカ)。
一方、モバイルPASMO(モバイルパスモ)も2020年からスタートしました。
ずっと「モバイルSuica」を使っていたものの、利用する路線が変わり「モバイルPASMO」も併用したいという場合もあるかもしれません。
ただ、1台のスマホに両方のアプリを入れるときには、どちらが優先して使われるのかなど、気になる点も多いかと思います。
そこでこのページでは、モバイルSuicaとモバイルPASMOの併用や使い分けについて詳しく紹介していきますね。
モバイルSuicaとモバイルPASMOは併用できるの?
結論からいうと、モバイルSuicaとモバイルPASMOを併用できるのかはスマホの機種によって異なります。
AndroidとiPhoneの場合に分けて、以下で説明しますね。
モバイルSuicaとモバイルPASMOの場合(Android)
Androidのスマホを利用している場合、モバイルSuicaとモバイルPASMOの併用については、次の3タイプに分けられます。
- タイプ1:モバイルSuicaとモバイルPASMOを併用できる
- タイプ2:モバイルSuicaとモバイルPASMOのどちらか1つのみ利用できる
- タイプ3:モバイルSuicaのみ利用できる(モバイルPASMOは利用不可)
自分のスマホがどのタイプに当てはまるのかは、モバイルPASMOのサポートページで確認できますよ。
おサイフケータイで優先的に使うカードを切り替える方法
先ほど紹介した「タイプ1」の機種で、モバイルSuicaとモバイルPASMOを併用するときには、メインカードの設定が必要です。
おサイフケータイアプリでこちらの設定をすることで、優先的に使うカードを切り替えられますよ。
優先的に使うカードを切り替える方法は以下の通り。
Apple PayのSuicaとPASMOの場合(iPhoneなど)
iPhoneやApple WatchでApple Payを使っている場合は、SuicaとPASMOの併用が可能です。
ただし、Apple PayのSuica・PASMOの対応機種でなければ、そもそものサービスが利用できませんので注意しましょう。
参考:Apple PayのSuicaの対応機種
参考:Apple PayのPASMOの対応機種
Apple Payで優先的に使うカードを切り替える方法
Apple PayのSuicaとPASMOを併用するときには、優先的に使いたいほうをエクスプレスカードとして設定しておくと便利ですよ。
優先的に使うカードを切り替える方法は、以下のページで詳しく紹介しています。
モバイルSuicaとモバイルPASMOの定期券の併用はおすすめしません
モバイルSuicaやモバイルPASMOにチャージされている残高を使うのではなく、「定期券を併用したい」と思うこともあるかもしれませんね。
しかし、Android・iPhoneともに定期券の併用はおすすめできません。
それぞれの定期券を1台のスマホに共存させることはできますが、優先的に使うカードを間違って設定してしまう可能性もあります。
「正しく定期券が使われなかった…」と損をすることがないよう、定期券の併用は控えたほうが無難です。
モバイルPASMOは2枚を使い分けできるの?
スマホの機種によっては、モバイルSuicaで2枚以上のカードを使い分けできます。
すでにモバイルSuicaで2枚持ちしている場合、「モバイルPASMOでも2枚目が発行できないか」と思うのではないでしょうか?
スマホがAndroid・iPhoneのケースで異なりますので、それぞれ解説しますね。
モバイルPASMOの場合(Android)
モバイルPASMO(Android)では、残念ながら1台の端末で2枚以上のカードを使い分けることはできません。
ちなみにモバイルSuicaで2枚以上のカードを発行できる機種については、モバイルPASMOのサポートページでチェックできます。
Apple PayのPASMOの場合(iPhoneなど)
Apple PayのPASMOであれば、1つのApple IDにつき最大8枚までのカードを発行できます。
そのため、iPhoneとApple Watchにそれぞれ別のPASMOを設定して使い分けることも可能です。
また、iPhoneのエクスプレスカードにはSuicaを、Apple WatchのエクスプレスカードにはPASMOを、といった使い分けもできますよ。
さいごに
このページでは、モバイルSuicaとモバイルPASMOの併用について紹介しました。
併用できるスマホであれば、優先的に使うカードの切り替えも可能です。
改札を通ったときや買い物で使ったときに、同時に残高が引かれてしまうことはないので安心してくださいね。
SuicaとPASMOのどちらか1つを使おうと思っている場合は、以下のページも参考にしてみてください。