ヨーロッパ旅行するときのお金の支払いで現金を使うこともあります。
ユーロ圏って意外と現金しか対応していないところもあるんですよね。
現金が欲しいときに役立つのがATMでのキャッシングです。
キャッシングするときって、ATMによって手数料が異なります。
これを知っているかどうかで、お金を引き出すときに得できるかが変わってきますよ。
たまたま土日にオーストリアを観光していたこともあって、いくつかのATMでキャッシングを試してみました。
それぞれのATMでどれぐらい手数料がかかったのか、詳しく比較してみますね。
比較するときの条件
今回、4つのATMで手数料を比較してみました。
土日にキャッシングしようとしたので、レートは同じです。
今回はユーロを引き出そうとしました。
- 1ユーロ:118.62円
- 実験日:2019年の8/3と4
- 実験場所:ウィーンとハルシュタット
- 使用クレカ:セディナカードJiyu!da!
先に結果を紹介しますと、以下のようになりました。
- ユーロネット:1ユーロ132.67円
- GELDAUTOMAT:1ユーロ126.2672円
- Bank Austria:1ユーロ125.7842円
- Bankomat:1ユーロ125.7842円
いずれも通常のレートと比べると高すぎますが、この中ならBank AustriaとBankomatが最安でした。
ユーロネットATMの場合
今回比較してみた中で一番手数料が高かったのは、ユーロネットATMでした。
1ユーロ132.67円で、基準のレートと比較すると1ユーロあたり14.05円も高かったです。
いたるところにユーロネットATMを見つけましたが、これは使わないほうがいいですね。
何も知らずに使ってしまいましたが、あまりにも手数料が高くてショックでした…。
GELDAUTOMATの場合
2つ目に試したのは、GELDAUTOMATという名前のATMです。
こちらもレートが高く、1ユーロあたり126.2672円でした。
手数料は1ユーロあたり7.6472円です。
ユーロネットATMと比べるとだいぶマシですが、それでも手数料の高さは相当ですので下ろさないほうがいいと思います。
Bank Austriaの場合
次はBank AustriaのATMで下ろしてみました。
1ユーロあたり125.7842円でしたね。
手数料は1ユーロあたり7.1642円です。
GELDAUTOMATよりも手数料が安いですが、それでもまだ1ユーロあたり7円以上の手数料は高く感じます。
Bankomatの場合
BankomatのATMでキャッシングしようとしたときも、1ユーロあたり125.7842円でした。
Bank Austriaと同じで、やはり手数料が高いです!
これじゃどこも使えないのでは…とあきらめムードになってきました。
ATMでのキャッシングをキャンセルする方法
ATMでキャッシングしようとして、レートが出てきた場合は今のレートと比較ができます。
比較してみて悪い場合は、キャッシングせずにキャンセルできますよ。
▼画面を見ていると、なかなかキャンセルできない場合もあるのですが、暗証番号を入れるところの右上にある赤いボタンを押せば、強制的に終了できます。
やっぱりやめた、ってときは赤いボタンを押すことを覚えておけば間違えないと思いますよ。
私はすべてこの方法でキャンセルしました。
だって、どのATMも手数料が高すぎるんですもの…。
今回は、セディナカードJiyu!da!でキャッシングしてみました。
他のクレジットカードでは試してないので、もしかしたら他のクレジットカードならレートが良くなるのかもしれません。
マネパカードのお金をATMで引き出せる
クレジットカードのキャッシングではないですが、プリペイドカードのマネパカードにお金を預けていた場合、マネパカードをATMに入れてお金を下ろすことができます。
GELDAUTOMATのATMで下ろしてみたら、レートの確認画面が出ることもなく終わりましたよ。
マネパカードにチャージするときは、FXの残高からチャージすることで外貨両替の手数料を1ユーロあたり0.2銭にできます。
参考用:Sony Bank WALLETで支払ったときのレート
同じ時期に、ソニー銀行デビットカードのSony Bank WALLETでの支払いも利用しました。
▼そのときに確認したら、1ユーロあたり118.50で払えていましたよ。安い!
こうやってレートの悪いATMでのキャッシングと比較してみると、Sony Bank WALLETの便利さが目立ちますね。
カード払いできるときはSony Bank WALLETを使って、仕方なしに現金の場合はキャッシングで引き出したお金を使っています。
マネーパートナーズで外貨両替してから行くのがおすすめ
ヨーロッパへ行くときに、あらかじめユーロを持っていきたいのであれば、マネーパートナーズの外貨空港受取サービスを使って日本の空港で受け取るのがおすすめです。
500円+1ユーロあたり0.2銭の手数料だけでユーロが手に入るため、1ユーロあたり7円も手数料がかかることはまずあり得ません!
外貨両替の手数料を大幅に節約できる方法になるため、日本で現金を用意しておきたい場合は一番おすすめです。
手続きがちょっと面倒ですが、詳しいやり方は以下のページで紹介していますよ。
さいごに
今回はオーストリアのATMで比較してみましたが、ヨーロッパはユーロを使う国が多いです。
もしATMでキャッシングして下ろすときは、手数料が高くなりすぎないように、レートの確認をしっかりしておくことが、ムダに手数料を払いすぎないコツですよ。
私は何も知らずにユーロネットATMで下ろしてしまい、痛い目を見たので、そうならないように気をつけてくださいね。