車の免許を取るためには、教習所に通う必要があります。
教習所に入校すると、はじめのほうで「適性検査」を受けるようになりますよ。
そんな適性検査ですが、実際にどんなことをするのか気になりますよね。
初めて受ける場合、検査の流れやどれぐらい時間がかかるのかも気になる部分です。
私も「適性検査ってどんなことをするのかな?」と、いまいちイメージしづらいところがありました。
あらかじめどんなことをやるのか知っておけば、安心して検査を受けられますよね。
このページでは、教習所で行う適性検査の流れや内容、検査にかかる時間などについて詳しく紹介していきます。
教習所で行う「適性検査」とは?
そもそも適性検査がどういうものなのかわからない場合もありますよね。
適性検査は、性格診断や運転適性を見るためのものです。
主に、以下のような項目をチェックされますよ。
- 注意力
- 判断力
- 柔軟性
- 決断力
- 動作の安定性
- 適応性
- 情緒不安定性
- 自己中心性
- 神経質・過敏性
- 運転マナー
ほかにもいろいろと項目はありますが、検査をすることで運転機能や性格の特性についてがわかります。
検査というと身構えてしまいますが、心理テストのようなものなので難しく考えなくて大丈夫ですよ。
また、適性検査には以下の2種類があります。
- 警察庁方式運転適性検査K型
- OD式安全テスト
どちらの適性検査を行うかは、教習所によって異なります。
適性検査をする時期について
教習所で適性検査を受ける場合、いつ検査を受けるのかも気になる部分です。
大体は、入校式の日に一緒に行うことが多いですよ。
入校式に行う場合、以下のような流れになることがほとんどです。
- 入校式
- 適性検査
- 学科教習(1時限)
ちなみに、私が通っている教習所では入校式とは別日に適性検査を受けるようになっていました。
入校して1週間以内に受けるようにと説明されましたよ。
別日に受ける場合、適性検査の期限が決まっていることもあるので注意しましょう。
▼私が通っている教習所では、適性検査の日程が決まっていました。「適性」と記載されている日が適性検査を受けられる日程です。
スケジュール的にどうしても無理な場合は、教習所の受付で相談してみてくださいね。
私も都合がつかず、入校してから2週目に適性検査を受けましたが問題ありませんでした。
遅くても修了検定前には受けるようにしましょう。
教習所で行う適性検査の流れ
適性検査を受ける際、実際にどんなことをするのか気になりますよね。
検査内容についても気になるところです。
適性検査は学科教習と同じような扱いになるので、教室でほかの教習生と一緒に受けますよ。
教習のときみたいに運転教本・学科教本は必要ありません。
必要な持ち物は以下の通り。
- 教習原簿
- 筆記用具
場合によっては、筆記用具すらいらないこともあります。
教習所で用意されたボールペンなどを使って、回答していくこともありますよ。
適性検査の流れを簡単に説明すると以下の通り。
- 適性検査の問題集・回答用紙が配られる
- 適性検査の説明を受ける
- 教習生番号・性別などを記入
- 問題集の絵を見て回答をする
- 検査員の質問に対して回答していく
私が受けたのはOD式の適性検査でしたが、問題集に対してマークシートで回答していく形でした。
前半は問題集にある絵を見て回答していきますが、時間制限があるのでパッと答えていくことをおすすめしますよ。
私は時間が足りず、回答できない部分が結構ありました…。
後半の質問では、検査員が質問を読み上げて、自分の性格にもっとも当てはまる回答を答えていく感じです。
こちらもあまり悩みすぎず、答えていきましょう。
適性検査の結果はいつ出る?
適性検査を受けたら、いつ結果が出るのかも気になるところですよね。
実は、検査を受けてすぐに結果が出るわけではありません。
検査結果が出るまで、2~3日かかることが多いですよ。
適性検査を受けたその日に結果を受け取れるわけではないので気をつけてください。
ちなみに、適性検査の結果は第二段階の学科教習で使います。
「検査結果をなくした!」ということがないように、しっかり保管しておいてくださいね。
結果によって検査に落ちることはない
適性検査の結果が悪かった場合、落ち込んでしまいますよね。
検査結果によっては、免許が取れないのではないかと心配になってしまうことかと思います。
ただ、適性検査はあくまでも検査であって、試験ではありません。
ひどい結果・悪い結果だったからといって、検査に落ちてしまうということはないので安心してくださいね。
むしろ、見直すべき点は素直に受け止めて、運転に反映させていけば伸びしろになります。
どうしても心配な場合は、教習所に通う前に運転適性相談を受けてみるのもおすすめです。
運転適性相談は、最寄りの運転免許センターで受けられますよ。
▼運転適性相談の紙は、入校式のときにもらえることが多いです。
たとえば、以下のような項目に当てはまる場合は運転適性相談を受けてみるといいですね。
- 過去5年以内に病気を原因として意識を失ったことがある
- 過去5年以内に病気を原因として身体の全部または一部が動かせなくなったことがある
- 過去5年以内に睡眠時間を取っているのに日中、活動している最中に寝てしまった回数が週3回以上ある
- 病気を理由として、医師から運転免許の取得または運転を控えるようにいわれている
適性検査にかかった所要時間について
これから教習所で適性検査を受ける場合、どれぐらい時間がかかるのかも気になるところですよね。
適性検査は、スムーズにいけば約30分ほどで終わります。
ただ、検査前の説明が10分ほどあるので、全体としてかかる時間は40分ぐらいですね。
とはいえ、適性検査は学科教習の時間枠で行われることがほとんどです。
教習時間が1コマ50分の場合、もし時間が余っても教習時間が終わるまでは教室を退室できません。
私が適性検査を受けたときも、10分ほど時間が余ってしまいました。
余った時間は教官に質問したり、復習・予習をしたりして過ごしている人が多かったです。
検査そのものは30分ぐらいで終わりますが、教習時間が終わるまでは席を立たないようにしましょう。
適性検査と一緒に入校式や学科教習を行う場合は、少なくとも2~3時間かかると思っておいたほうがいいですね。
さいごに
教習所の適性検査についてまとめてみました。
- 適性検査は入校式と同日に行うことも多い
- 「警察庁方式運転適性検査K型」と「OD式安全テスト」の2種類ある
- 適性検査にかかる時間は約30分
- 結果が出るまで2~3日かかる
検査というと堅苦しいイメージがありますが、内容としては心理テストのようなものです。
気を楽にして、誠実に答えていけば大丈夫ですよ。
検査結果によって教習の成績が悪くなるということもないので、安心して適性検査を受けてみてくださいね。
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