こんにちは、手帳と雑貨文具マニアのライター森山です。
次の年が近づいてくると気になる来年の手帳。もう見つかりましたか?
私はここ数年、手帳に関する記事を書いていることもあり、今年も気づけば手元にある手帳が20冊近くになっています。
こう並べると「アホなんじゃないかな」と思いますが、年の終わりには「使い終わっていた」ということも少なくありません。
それに、1冊の手帳を使うのとは違うメリットや楽しさがあるのです。
手帳をたくさん持つ理由
「たくさんの手帳を持って、荷物にならないの?」「書くのを忘れたりしないの?」という疑問があるかもしれません。
ですが、私の場合は、これまで「情報の一元化」にあこがれて試行錯誤していましたが、手帳に書き込む情報量が多くて見返しづらくなってしまいがちでした。
あえてスケジュール管理やライフログは別にして「情報量が多い部分だけ」を試しに複数使いに切り替えてみたところ、案外使いやすいことがわかりました。
「情報の一元化」も良いけど、「分散化」することで書きやすく、見返しやすくもなるのです。
その上、今回ご紹介するのは百均の手帳を使った分散化のコツです。
たくさん買っても1冊100円なので、そこまで高価になることはありません。
子育て中のお母さんやフリーランスでいろいろな仕事を掛け持ちされている方などは、ぜひ参考にしてみてください。
手帳活用法1:子供のスタンプラリーノートとして使う
ダイソーはディズニー関連のマンスリー手帳が豊富にあるので、子供たちのテンションが上がります。
今回選んだのは少し大人っぽいミニーちゃんの「ディズニーB6スケジュール帳 G-90 No.4」です。
これは子どものスタンプラリーに使っています。
マンスリーの一番左に、「これはできるようになろうね」という1ヶ月の目標を5つ書き、28日以上コンプリートすればご褒美がもらえるというシステムになっています。
物で釣るのは良くないですが、今回の場合「ママのミシンを半日自由に使える権利」と本人が指定してきたので、おもちゃなどではないし、良しとしました。
「半日自由に使う」ということは「材料費を買う&6時間私が見守ったり教えるか、飽きたら途中で交代して仕上げなくてはならない」ということ。
きっと「手帳カバーと洋服と鞄と・・・」と、半日で作るには無理があるリクエストが飛んでくるのでしょう。
何を作りたいかの詳細をまだ教えてもらえない今は、なかなかスリリングな気持ちで過ごしています。
手帳活用法2:マンスリー手帳をデイリー手帳の索引として使う
キャンドゥで見つけた、こちらのマンスリー手帳「SJI-61883 ダイアリー 2017 A5 64P ライフスタイル」は「常備菜メモにするとわかりやすいかな」と思って、買いました。
ですが、書ききれないので自家製パンノートの索引として使うことにしました。
「この日にこのパンを何個作った」というメモだけ残しておけば、別に作ってあるレシピノートにその日の気温や湿度、レシピや工程と発酵時間などの情報をたどることができます。
手帳活用法3:写真を貼ってアルバム風に
キャンドゥで人気の小鳥柄マンスリー手帳「17ダイアリー B6ソフト 鳥づくし SB-223」は、祖母へのプレゼントとして用意しました。
中は子供達の写真が貼ってあります。12月から使うものですが、子供達の写真がたくさん貼ってあれば、一日に何度も見てくれるかな?と思ったからです。
ここから長女がデコったり、日にちの欄に「クリスマスまであと何日!」「おめでとう!」など絵やメッセージを書き込んでくれる予定です。
他のページはもっと写真だらけで、子供達と作った漫画調になっていたりもします。
一年を通して祖母に楽しんでもらえたらうれしいです。
手帳活用法4:おこづかい帳、買い物メモとして使う
百均の手帳の中には、毎月のウィークリーの最後のページに収支表がある手帳もあります。
こういうタイプの手帳は、お買い物ノートや家計簿として使えますね。小さいので持ち運びにも便利です。
キッチンに置いておいて「あ!この調味料がなくなった」といった時に書き込んで、買い物へ行く時に持って行けます。買い物のあとに追記して、「買ったものリスト」として活用することもできますね。
手帳活用法5:「書くこと」のレイアウトを決めておく
いろいろな手帳を用途別に使い分けるときに共通するのが、「どこに何を書くか」のレイアウトを決めておくと、素早く書き込むことができるということが挙げられます。
メモまみれで、どこに何を書いたか忘れて結局書き留めた情報を整理できない・・・というのはもったいないです。
手帳を買った時点でレイアウトを決めておけば、ページをめくった時に、同じ質の情報が同じ欄に書かれてあることで見返しやすくなり、さらに習慣にしていきたくなるという良い循環が生まれます。
しかも、役に立つメモなどだけでなく、どんなくだらないことでもいいのです。
レイアウトを決めて手帳に書き込むことで、後から見返すのが簡単になり、自分を見つめ直すきっかけにもなります。
手帳活用法6:健康ノートとして体温や運動、体調の変化を記録する
手帳は家族の健康管理にも役立ちます。
棒グラフのようになっているのは、毎日測っている体温です。朝寝起きで体温を測ることによって、「その日一日どうやって過ごそうか」と考えることもできます。
たとえば、体温が低い日は「手首足首を温めて白湯を飲む」「甘いものを控える」など対策を立てて、体調が大きく崩れるのを防ぐことを心がけています。
他に記入しているのは以下のようなことです。
- 体温
- 起床時間と就寝時間
- 運動した日
- 甘いものを食べ過ぎた日
- 気分がすぐれなかった日
- 体調が良かった日
- 体調を崩しそうだった日
- ネイルを塗る日
- 友達と出かける楽しみな日
- 通院日
- 服薬する日
- ヘアカット予定の日
手帳活用法7:食べたものノート(アレルギー対策、体調管理)として使う
うちは子供たちに食物アレルギーがあるので、手帳に毎日食べたものを記録しています。
症状が出た時の原因をお医者さまと一緒に辿るために書いているのですが、その時に「私もアレルギー持ちだし、同じようにやってみようかな」と書き始めたのがきっかけです。
「レコーディングダイエット」と言うと聞こえは良いですが、量までは書いていません。単に「体調を崩した時に原因を探るため」なので、日々「甘いもの食べ過ぎ」など反省点ばかりが浮き彫りになります。
それから、この時期は「夜0時までに布団に入って朝6時半に起きる」というのが目標だったので、達成できた日だけにシールを貼っています。
他には…
- 肌断食(というと聞こえは良いですが「化粧水すらつけずに過ごした日」)
- お風呂に入った時間帯(その後の過ごし方が変わるのでつけ始めました)
- 体重の推移
- 内観
- その週のポイントと反省
- ごほうび
- 頑張りすぎないように休むための自分との約束
などを書いています。
この週の「ごほうび」は「日曜日寝坊する」でしたが、朝いつもより早く子供に起こされてしまい達成できなかったので、思い切り甘いホットケーキを焼いて挽回しました。
他にも週によって「新月」と「満月」なども記入しています。
手帳活用法8:その日に作ったごはん写真をまとめる
手帳のマンスリーの欄には、作ったごはんの写真(撮影できた日のもの)を貼っていると、いつ何を食べたか一目瞭然になります。
忙しくて写真を貼れなさそうな日は、ハンコを押しておいて、ワンプレートの上にペンでおかずを描いたり、スープを描いたりします。
案外「昨日食べたごはん」って忘れてしまうものですよね。
記録を残しておくと、「昨日とおかずが似たり寄ったりにならないように」と考えることができるので便利です。
手帳活用法9:在庫管理ノートとして使う
ごはん写真をまとめる他に、「いま冷蔵庫・冷凍庫に入っているもの」を手帳にメモしておくのも買い物時に便利です。
使い終わったものから線を引いて消しています。
定期的に書いておくことで、「毎回冷蔵庫を開けて在庫を確認しながら献立を考える」という電気の無駄遣いが省けます。
また、「週末までに冷蔵庫をスッキリ空にさせる」と考えると、「今週はもう買わず、あるものだけで作れるものを作ろう」と自分なりのゲームにして動けるので、節約にもつながりますよ。
「今ある在庫で作れそうなものリスト」なども思いついた時に書いておくと「あと一品ほしいな」という時にとても便利です。
手帳活用法10:何もしない休む時間を見える化する
子育てをしていると、予定のあれこれは子供に関わることでいっぱいになります。
そのため、私が手帳に書いている内容は、お弁当がいつ必要なのかとか、習い事や学校行事のスケジュールなどです。
自分のことは本当にざっくりとしか書いていません。
それでも「この時間は絶対休む」というところだけは、あらかじめ蛍光ペンで囲んでおくようにしています。
こうして前もって時間を確保しておかないと、自分の時間がどんどんなくなってしまいますし、子供との約束が果たしづらくなってしまいます。こっそり家族へのプレゼントを買いに行ったり、一緒に出かけたり、などをする時間です。
また、ごはんの支度時間を「朝」「昼」「夜」のスタンプにしておけば、その色がついている時間帯は「ごはんを作る&食べる」で使うとわかるので可視化しやすいですよ。
あくまでもこれらは予定であって、子供たちのケンカの仲裁に入ったり、食べさせたり片付けたりしていくうちに、だいたい延びていくものなのですが・・・。
手帳活用法まとめ
百均手帳は気軽に買える分、様々なトライ&エラーを繰り返して、自分なりの使い方を試すことができます。
「健康&美容ノート」「在庫管理ノート」「ToDoリスト」など、キッチンや机の上に立てかけておくと、意外と便利に使えますよ。
私は基本的に「忘れっぽいからメモしておこう」という走り書きや、「かわいいハンコを押すのが好き」という癒しがメインだったりします。
そのため、空白のページができても「よーし、ハンコを押せるスペースが増えたわ」と思うだけであまり気になりません。
色分けしたりグラデーションをつけてハンコを押すのは、意外とむずかしいものなので、それはそれで練習スペースになってちょうど良いのです。
ちなみに子供は、地下鉄のスタンプラリーのスタンプを押したりしていて「その手があったか!」とも思います。夏休みなどはコンビニにプリキュアや仮面ライダー系のスタンプもありますね。
一年の終わりにこれらをデジタル化してもよし、必要なところだけ抜粋して捨ててもよし、全て取っておいてもよし、です。
家族との交流にも役立つ百均手帳活用、ぜひ試してみてください。