10月頃になると、そろそろ来年のことも考えるようになりますよね。
この時期に揃えたいグッズのNO.1は手帳です!
文房具屋さんや雑貨店では、店頭にあふれるほどいろいろな手帳が並びます。
表紙の質感はどんなものか、ページのデザインがデイリーなのかマンスリーなのか、メモ欄は大きい方がいいのか小さいほうがいいのか・・・こだわればこだわるほど手帳への愛は深まるばかりです。
そして、上質なものはやはりお値段も張ってきますよね。
けれど、実は百円均一のセリアで売っている368ページノートが、手帳としてかなり使えるスグレモノなんです!
そこで今日は、コスパは手帳界で最強かもしれないセリアの368ページノートの活用法をご紹介します。
セリアの368ページノートとは
368ページノートの正式商品名は「B6フリーノート 368ページ」です。
今回は、368ページノートと呼びたいと思います。
1年365日ですから、手帳として余裕を持って1日1ページ書き込んで使うと、自分だけの一冊が作れるノートです。
大きさは182mm×128mmのB6サイズです。
このボリュームなのに、セリアの片隅で、ひっそりとと税込108円で売られています。
表紙と裏表紙はクラフト紙なのでカスタマイズしやすく、中紙は上質紙です。
見た目は一見無骨ですが、カバーをかけても馴染みやすい柔らかさで、返って自分なりにアレンジしやすいのです。
中を開くと、日にちを書く欄と、ToDoを書き込める四角い枠付きのスペースがあります。
普通の手帳は安くても2,000円以上はしますから、「よくある一日1ページのデイリー手帳は高いし、使い切れるかどうか心配」という方にとっては、気軽にお試しできるのでオススメです。
入れ替わりが激しい百均ノート界でもロングヒットで、売り切れていることも多い人気ノートです。
セリアの368ページノートを使いこなすには?
そんなコスパ良いセリアの368日ノートにも、欠点があります。
それは「開きづらいこと」
こんな感じです。
分厚いノートで「書いてる間、押さえていてもノートが常に閉じたがっている」というのは、かなりのストレスです。
私は180度パタンと開くノートにこだわりがあるので、最初セリアの368ページノートを手にした時は「使いやすそうなレイアウトだなー。あ、でも180度開かない。ダメだこりゃ」と思っていました。
よく「使い始めに思い切り開いて使うと、背表紙が柔らかくなって開きやすくなる」というケースがありますが、試してみたところこのノートは例外でした。
糊がつき過ぎで「百均なのにどうしてこんなに頑丈なの?!」というほど戻りが良いのです。
ですが、友人に聞いた方法がこのノートでも使えるんじゃないかと思い、やってみたら大正解!
とても簡単で、順番を間違わなければ失敗も少ないですので、皆さんもぜひお試しください。
368ページノートを開きやすくする方法必要なもの
- アイロン
- アイロン台
- キッチンペーパー
やり方
- アイロン
- アイロン台
- キッチンペーパー
まずアイロンを温め、368ページノートの表紙と裏表紙を10秒くらいずつ当てて、最後に背表紙を15秒くらい温めます。
表紙と裏表紙を開いて糊をはがし、最後に背表紙をはがして、キッチンペーパーをペタッと貼り付けます。
次に、キッチンペーパーを貼り付けた上からアイロンをかけていきます。キッチンペーパーに糊を吸わせるようなイメージでやると良いです。
糊を吸わせたキッチンペーパーをそっとはがして、180度開く仕様になっているかどうかを確かめ、調整したら元どおり背表紙の紙を貼り付けて、またアイロンをかけて馴染ませます。
元のように冷めたら、これでできあがりです。
このようにちゃんと180度開くようになりました。
キッチンペーパーに残った糊は、こんな感じで固まっています。
結構ベットリついていますね。ちなみにオーブンペーパーでもやってみましたが、思うように糊を吸いませんでした。
ティッシュだと薄すぎるので結局キッチンペーパーがベストのようです。
ちなみに使ったキッチンペーパーはコストコで購入したものです。
特にこのキッチンペーパーは丈夫なので、背表紙から剥がす時にも張り付かず、安定の仕上がりでした。
セリアの368ページノートの活用法
デイリー手帳には多様な使い道があり、私自身「情報を一冊のノートにまとめよう」と思って書いていたらいたら、「人間の脳ってこんなにごちゃまぜに情報が入っているの?!」と地獄絵図のようなノートになってきてしまいました。
今は分野によって分けてスッキリしています。
「たとえばこんな使い方」というのをいくつかご紹介してみますね(個人的に「ストレスがたまるとハンコやスタンプが増える」という習性があるため、ハンコ率が高いノートになっています)。
(1) レシピノートとして
左側は試作ノート、右側のピンクで囲んだものは家族に「美味しい!これは定番にして」と言われたレシピを書き留めています。
作ったあとに書いているので、分量が適当で、「書いた意味がないんじゃないかな」という気がしないでもないですが、献立に困った時に開いて「最近これ作ってないな」と選ぶのに便利です。
(2) 健康ノートとして
「健康ノート」には、ある程度定型レイアウトを決めて、書き出していることがあります。
- その日何を食べたか
- 何時に起きたか
- 何時に寝たか
- 運動はどれくらいしたか
- 試作メモ
- 常備菜メモ
- お弁当メモ などなど
決まったフォーマットで記録しておくことで、小さな変化にも気づくことができ、自分の体調への影響を客観的に眺めることができるのです。
規則正しい生活、とまではいきませんが、「原因がわかる生活」が見えるのでおすすめです。
(3) 考え事ノートとして
これは、考え事を記録しておくための368ページノートです。
「運動会の未就学児参加の日は、帰りにお寿司を食べにいこうよ」などという呑気な話題から、次女の幼稚園をどこにするか、夫婦で話し合った時のものです。
「子供たちと一緒に祖母に手紙を書こう」と話していたな、などのメモや、新しく彫ったハンコの試し押しなども見返すことができます。
(4) 子供の落書き帳として
「言いたいことがあったけど言えなかった時」「なんとなく新しい漫画の描き方を覚えたから試してみたい時」などに、長女がよく書くためのノートもあります。
面と向かって言えないことを書くことが多いようです。
これは、毎年海に行っているのに今年は行けなかったことを「夏休み、本当は海で遊びたかったな」とつぶやいている絵です。
そして人の全身像が描きたくなった時に、私たち家族を描いてみてくれたのでしょうか。
9歳の絵を残しておけるのも味わい深いです。
(5) 絵本の読み聞かせ記録として
私は、定期的に小学校で絵本の読み聞かせをしているため、よく「次は何を読もうかな」と考えています。
うちの子供たちのお気に入りの絵本を記録しながら「この時はあんなことを言ったな」「姉妹で違うところに反応していて面白かったな」などの感想も交えて記録しておくのが、この368ページノートです。
わかりやすく書いておくと、子供が「あ、これまた読んで!」と反応してくれたり、時々絵本の模写を入れてくれたりと、良い記録になります。
当時何を読もうか迷っていたところ「これもう学校で読んだよね?」「これは家でもっと読んでほしい」などの意見が出たため、書き残しておいたのが、このページです。
自分だけの本を作ることの良さ
大事なことや、記憶に残った言葉などメモを取っても、後から探すのが大変だったり、よく違う紙に書き直さなくてはいけないなんてことになります。
そんな時、全てを一冊にまとめて書き貯めておけるため、デイリー手帳はとても便利です。
情報の整理の仕方は、この本が有名ですし参考になると思います。
デイリー手帳は「自分はこんなに書き込めない」「書くことがない空白の日が続きそう」と感じて敬遠する方もいるかもしれませんが、真っ白なページの日は「書く時間がないほど忙しかったんだな」と思えば良いのです。
あとから電車のスタンプラリーのハンコや、雑誌の切り抜き、行った場所のチケットなどを貼り付けてしまえばスクラップブックに早変わり。
私はよく、手帳ではあるものの「とりあえずノート」と名付けて、書きたい時に書いています。
気づけば子供の落書きで上書きされてあったりして、「楽しいな」というか「容赦ないな」というか・・・でもそれも見返す時にはいい思い出なのです。
他にもいろいろ!365日書き込めるデイリー手帳
デイリー手帳といえば有名なものがたくさんあります。
ほぼ日手帳、Marksのデイリー手帳、モレスキン、無印良品の1日1ページ手帳などなどです。
別の用途で購入しているものや、継続して使っているものがあるので軽くご紹介しますね。
ほぼ日手帳(3,780円~)
デイリー手帳では、不動の人気を持つほぼ日手帳です。
我が家でも育児日記(というか落書き帳)として10年くらい活躍してくれています。
今はアバウトに「今日のこども」「今日のごはん」なんて呑気に書いていますが、出産後半年くらいは本当に細かいメモを記録していました。
- 何時何分に授乳
- 何時何分にオムツ替え(状態はこう)
- 寝た
- 寝たと思ったらすぐ起きた! ・・・など
そういった子どもに関することが、米粒に書けるような小さな字で書いてあり、見返すたびに戦慄を覚えます(いや、良い思い出なのですが、ただハードだったな、と)。
このように「自分の状態がよくわかる」という意味でも、デイリー手帳はおすすめです。
ただ、好き放題切ったり貼ったりして使っていると、このように分厚く育ちすぎてしまうことがあるので要注意です。
この手帳は今まだ10月なのに、こんな姿になってしまいました。
年が終わるまで無事に本の形を保ってくれているかどうか不安です。
セリアの368ページノートは、この分厚さには耐えきれそうもなかったので、私は子育て日記はほぼ日手帳を使っています。
Marksのデイリー手帳(1,900円)
ほぼ日手帳と人気を二分しているといっても過言ではないのが、Marksのデイリー手帳です。
さまざまなブランドとコラボしていたり、たくさんのカバーが揃っているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。こちらの中身はこんな感じです。
前の方には月間予定を書き込める欄もあります。
スペースを目一杯使えるレイアウトです。
無印良品の1日1ページ手帳(600円)
無印良品の1日1ページ手帳は、セリアのノートと同じく368ページです。
日にちを自分で書ける自由な形式です。
こちらは手帳というよりもノートに近いです。
月間予定を書き込める欄がないところも、セリアの368ページ手帳と変わりません。
セリアの368ページノートのまとめ
普段の自分の三日坊主ぶりを振り返ると、デイリー手帳の「自分だけの本みたいになる」という良さが「はて、続くかな?」と不安になりがちです。
けどセリアの368ページノートなら「百円だし」と気軽に試せます。
気軽に試せるということは、気軽に続けやすいということでもあるなと感じます。
結局スケジュールや記録は途中で辞めてしまったとしても、落書き帳として使って良いのです。
「ただその日の日にちを書いておく」ということだけ心がけておけば、それも立派な本になります。
書いている時に楽しめて、振り返ってもう一度楽しめますので、セリアで368ページノートを見つけたら、ぜひ使ってみてくださいね。