こんにちは!
珍しいスマートフォン目当てで海外に行く機会が増えてきた、ライターのまきはらです。
私が現在住んでいる宮城県には、地方空港ながら国際線も就航している仙台国際空港があります。
とはいえ、これまでは今人気のLCCが利用できたわけでもなく、直接海外に出ることはできるけど、費用的に”気軽に”利用することは難しい印象でした。
そんな仙台空港でしたが、ついに2016年6月末より国際線初となるLCCが就航。
タイガーエアによる仙台-台北(桃園)便が利用可能となりました。
これまで台北への直通便はあったのですが、費用は片道で30,000円以上。
それがタイガーエア就航により、安い時であれば片道5,000円ちょっとから、往復でも10,000円ちょっとで利用できるようになったんです。この安さ、圧倒的ですよね。
そこで早速、この仙台-台北便を利用してみることにしました。
私自身仙台国際空港から海外へと出発するのは初めてでしたので、搭乗口などの場所、手続き手順などをひととおり整理して紹介していきますね。
仙台市内から仙台国際空港へのアクセス
正式な住所としては仙台市内でなく、宮城県名取市にある仙台国際空港。
10年ほど前までは、仙台市内からのアクセス手段として使うことができたのはリムジンバス、自家用車くらいでした。
そのため、お世辞にも利用しやすいとはいえない状況だったんですよね。
それが現在では、JR仙台駅と仙台国際空港を結ぶ仙台空港アクセス線ができ、終点となる仙台空港駅は仙台国際空港と直結しています。
片道650円ほどの運賃、そして約30分ほどの時間で楽にアクセスできるようになっています。
今回は私もこの仙台空港アクセス線を利用。
自宅最寄駅からの乗り継ぎで、駅の改札を出ることなく、仙台空港までたどり着くことができました。
国際線発着ロビーへの行き方
仙台国際空港は空港の中央を堺に、東西で国内線発着ロビーと国際線発着ロビーに分かれています。国際線を利用する場合は、東側のエリアに向かいましょう。
仙台空港駅から順に経路をチェックしてみると、まずは駅から空港2Fをつなぐ直通通路にて移動します。
雨が降っていても駅と空港が直結しているので、濡れることなく空港までたどり着けますよ。
通路を出ると国内線のチェックインカウンターが正面に現れます。
現在地は先ほどの地図写真でいう、ちょうど西側です。ここから右方向へと進んでいきましょう。
東側、西側と書いていますが、都市圏の国際空港などとは異なり、ターミナルが分かれているわけではありません。真っ直ぐに進めば、徒歩1~2分で東側にいくことができますよ。
左手に見えてくるお土産売り場を過ぎると、搭乗口が見えてきます。
ここがLCCも共通となる国際線の出発口です。
この日は1本前の飛行機に遅延が発生したとのことで珍しく混雑していた模様。
ですが、普段はせいぜい人がいても、自分と同じ飛行機に乗る人がほとんどだと思います。
そしてこの出発口をさらに通り過ぎると、そこにチェックインなどを行なう受付カウンターが現れます。
空港内で外貨両替ができる場所
海外へ行く際、出発前あるいは到着後に忘れず行ないたいことのひとつが日本円→外貨への両替ですね。
仙台国際空港内にも外貨への両替を行なうことができる窓口が用意されています。
場所は国際線ロビーの1F。
ちょうどチェックインカウンターの真下あたりになります。
ここには仙台の地方銀行・七十七銀行、そしてそこに両替窓口と自動両替機が併設されていますよ。
有人の両替窓口は一般的な銀行と同じく、9時~15時までが営業時間です。
それ以外の時間帯に両替を行う場合は、その隣に設置された自動両替機を利用しましょう。
ちなみに今回紹介するタイガーエアの仙台-台北(桃園)便は、フライト時刻が19時45分。
チェックインの受付開始がその2時間30分前となる17時15分ですので、かなり余裕を持って空港に着いても、多くの場合は自動両替機を使うことになると思います。
私も実際にこの自動両替機を使ってみました。
両替は3,000台湾ドルを1口として、必要分を両替することになります。
10,000円分を台湾ドルに両替といったことはできず、3,000台湾ドルに対して換算された日本円を投入・支払いするという感じです。
▼そして両替した外貨ですが、このような簡易のボックスに入れられて出てきます。
開けてみると、中には1,000台湾ドル紙幣が2枚、100台湾ドル紙幣が10枚。
それと同封されている外貨の内訳がプリントされたレシートが1枚。ちなみに紙幣はすべて新札でしたよ。
外貨が入っていた箱は、使い捨てになっています。
中身の取り忘れがないことを確認したら、そのままゴミ箱に捨ててしまってOKです。
なお外貨に両替する方法は他にも街中の銀行、金券ショップ、FXサイトなど多くありますが、自動両替機の換算レートは銀行で両替した際とほぼ同程度といった感じ。
今回は1台湾ドル約3.3円の相場において、換算レートは1台湾ドル約3.7円ほどでした。
現地到着後、なるべく早く移動したいといった場合は、事前に少しでも両替を済ませておくことも考えておきたいところですね。
両替は、台湾旅行で桃園国際空港に着いたあとでも大丈夫です。
また、銀行ATMもありますので、クレジットカードでキャッシングすれば、ここまで両替手数料が高くなることはありません。
キャッシングしたお金の返済の楽さを最優先に考えるならセディナカード(MasterCard)、海外旅行をトータル面でカバーするならエポスカードを持っておきましょう。
セディナカード、VISAもJCBもありますが、MasterCardのほうがキャッシングしたときのレートがよいといわれているのでMasterCardがおすすめですよ。
参考:セディナカードの活用術
参考:エポスカードの活用術
搭乗までの流れ
お金の準備ができたら、次はいよいよタイガーエアで飛行機に搭乗ですね!
搭乗までの流れも整理しておきます。
まずはじめに、先ほど紹介したチェックインカウンターにて、航空券の発行、そしてスーツケースなどを預けてください。
タイガーエアの仙台-台北(桃園)便は片道、週4便が飛んでいますが、フライト時刻はいずれも同じ19時45分。
チェックインはフライトの2時間30分前にスタートし、45分前に終了。
つまり17時15分から開始され、遅くとも19時には完了する必要があるというわけです。
▼こちらはチェックインの受付がはじまった直後の様子。
LCCの場合、受付時間がかなり厳しく設定されているため、みなさん基本的に乗り損ねることのないよう、受付開始直後が最も混みあうような印象がありました。
▼少し引いて撮影した写真がこちら。
かなり長く列ができていることがわかりますね。
仙台空港の、受付に並ぶ列は2列あります。
日によってきちんと掲示が出ているかは異なるようですが、列には「預け荷物あり(荷物チェックあり)」と「預け荷物なし(荷物チェックなし)」がありますよ。
▼列を後ろから見てみるとこのような感じ。左側(預け荷物なし)が圧倒的に空いていることがわかりますね。
タイガーエア(台湾)では、3辺が54cmx38cmx23cm以内かつ合計重量が10kgを超えない範囲で最大2つまで、機内へと荷物を持ち込むことが可能です。
2泊3日の旅程など、短期間の訪問であれば、荷物の量をなるべく少なくすることで、すべて機内に持ち込み、預け・受け取り時間を省くこともできます。
仙台-台北(桃園)便は私自身すでに何度か利用していますが、毎回なるべくひとつの手荷物にコンパクトにまとめ、機内に持ち込むことを意識しています。
長期の訪問でない場合は、荷物の持ち方を少し考えてみるだけで、あちこちでの待ち時間・手続き時間を省略できますよ。
せっかくの海外訪問ですからあくまで楽しむことを第一前提にしたいものですが、ストレスを感じない範囲で、こういったこともぜひ意識してみるとよいのではないでしょうか。
話を元に戻しますが、列に並んだ後は、チェックインカウンターでチェックインを行います。
チェックインで提示するのはパスポートと飛行機の予約確認書の2つ。
予約確認書については、チケット予約後にメールに添付して送られてきます。
これはスマホの画面に表示させて見せるだけでもOKと聞きますが、私自身は念のため、毎回印刷して持ち歩くようにしています。
往復便の情報が1枚に載っている場合、往路(仙台→台北)のチェックイン手続き後に返却してもらえますので、基本は1部印刷しておけばよいでしょう。
またチェックイン時には預け荷物を預けるのと併せて、機内持ち込み手荷物の重さチェックも行われます。
仙台国際空港よりタイガーエアを数回利用した経験では、この手荷物の重量チェックはもれなく毎回実施されていますので、荷物を作る際にはしっかりと重さを意識しておくことも大切です。
▼チェックを終えた荷物には、測定した重量が手書きされたシールが輪留めされます。
チェックインが完了したら、次は出発口に向かい、手荷物検査・出国審査を受けましょう。
ただしチェックインを終えたらいつでも手荷物検査・出国審査が受けられるのか、といえばそうではありません。
今回の仙台-台北(桃園)便であれば、入場開始は18時15分から。チェックインを早めに済ませると少し待ち時間が発生することになります。
ここでは、手荷物を用意されたカゴに乗せましょう。
手荷物内にパソコンや電子機器、液体などが含まれる場合は、それらを取り出し、カゴをわけておく必要があります。
検査の際に手元に用意しておく必要があるのはパスポートとチケット。
バッグの中に入れっぱなしということがないよう、気をつけてくださいね。
手荷物検査の後は出国審査になります。
ここはパスポートの内容などに不備がなければ、数分ですんなり通過できるはずです。
出国審査まで無事終えれば、あとは出国を待つのみ。
タイガーエア(仙台-台北便)の搭乗口は1・2番です。一番奥まで進みましょう。
▼待合エリアには飲食物を購入したり、軽食を食べれるカフェや免税店も用意されています。
タイガーエアでは機内への食べ物の持込みは禁止されていますが、ペットボトルの飲料などは持ち込むことが可能です。
フライト時間は片道3~4時間ほどあるため、機内で有料の飲み物を購入する予定がない場合は、ここでペットボトルの飲料を買っておくことのがおすすめですよ。
待合エリアからは飛行機の離着陸の様子も見られるので、子どもを連れて行く場合は、早めにチェックインと検査・審査を済ませ、空港の滑走路を眺めてみるのもよいと思います。
この後はフライト時刻の30分前となる19時15分頃に搭乗開始のアナウンスがされ、特に何もなければ19時45分に出発となります。
仙台-台北便を利用してみて
仙台-台北(桃園)便に関して使ってみた内容を書くと、まず利用者の大部分は外国の方が占めていることが多い印象です。
ただ機内アナウンスは中国語、英語、日本語で行われますので、その点で大きな不安を抱く必要はないかと思います。
また往路便(仙台→台北)については、台北への到着時刻が15~20分ほど早くなるケースも。
ただし毎回そうでもないため、スケジュールを組む際は、あくまで予定到着時刻(22時50分)に少し余裕を持った内容としていくことがベターでしょう。
なお復路便(台北→仙台)のチェックインカウンターの場所などについては、過去に書いている記事の内容がそのまま適用されています。
帰りの流れも気になるという場合は、ぜひ併せてチェックしてみてください。
さいごに
今回LCCのタイガーエア台湾が就航したことで、仙台から台北へのアクセスは格段にしやすくなったと思います。
例えば仙台-東京間を新幹線で移動すると往復で20,000円前後かかりますが、タイガーエアを利用すれば、同程度の費用で仙台-台北間の往復+現地宿泊費をまかなうこともできるぐらい。
これがLCCの大きな魅力ですよね!
タイガーエアの就航で、仙台に住む私にとって、とても身近な存在となりつつある台湾。
浮いた交通費を現地の滞在費用に回してより楽しむなど、ぜひ有効に活用してみてくださいね。