【総まとめ】トルコ・イスタンブール⇆カッパドキアの個人旅行は可能!ルート、予算、気をつけるべき点

「トルコの世界遺産・カッパドキアに行ってみたい!」そう思ったことはありますか?

旅が大好きな筆者・伊佐知美も例に漏れず、カッパドキアを「人生一度は行きたい場所」として長年リストアップし続けてきました。

そして昨年、やっと念願のカッパドキアへ行く機会を得た!と意気込んだはいいものの、「トルコの首都・イスタンブールまでは直行便で行けるけれど、そこからどうやってカッパドキアへ移動すればよいかさっぱりわからない!」。そんな事態に陥りました。

この記事は、世界中のトルコ旅行者がもっとも多くたどるルートの一つである、イスタンブール発着⇄カッパドキア往復の効率的かつ経済的な移動方法、およびカッパドキアを個人旅行する際の注意事項をまとめて記載したものです。

カッパドキア旅行計画の参考になればうれしいです。

そもそもカッパドキアとは?

トルコの首都・イスタンブールの南東700kmの土地に広がる、巨大な奇岩エリアのこと。

トルコ・カッパドキア
トルコ・イスタンブールへは成田直行便で約12時間。まずはイスタンブールに入り、カッパドキアへ国内移動する経路が一般的

「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」の名前で、1985年にユネスコの世界複合遺産に登録されています。

「ここは本当に地球……?」と見紛うような、不思議で美しい景色が広がっている場所です。

トルコ・カッパドキア
カッパドキアの風景

観光の必要日数と、予算

カッパドキアの観光ハイライトは、早朝(朝4時半〜8時頃)の気球乗船。

トルコ・カッパドキア

ついで、カッパドキア周辺の奇岩エリアをめぐる「レッドツアー」「グリーンツアー」と呼ばれるバスツアーへの参加とされています。

トルコ・カッパドキア

トルコ・カッパドキア
バスツアーで訪れたカッパドキア郊外の景色

イスタンブールからカッパドキアへの移動は、飛行機を駆使すれば日帰りで訪れることも可能といえば可能です。が、カッパドキアの美しさはやはり早朝が一番。

その上、気球は風が強かったり、天候が悪いと飛ばないことがあります。その場合はチケットを翌日に繰越すか、キャンセルで全額返金のどちらかを選ぶことに。

また珍しいケースではありますが、自然を相手とするアクティビティのため、数日気球が飛ばせない期間というのも存在します。実際に私が訪れた日は、4日間以上気球が飛んでいませんでした。

そうなると、延泊が可能な旅行者は「気球が飛ぶまで滞在を延長する」という選択をします。

つまり、カッパドキアの街に、どんどん旅行者が溜まっていく→気球を含むツアーが、どんどん満席になっていくという不思議な状況が発生するのです。

運悪くそんな期間に現地に到着すると、ツアー申し込みが困難となり、旅行計画がスムーズにできない可能性も出てきます。

上記のような理由から、カッパドキア旅行は、日帰りではなく日数に余裕を持って訪れるのが私のオススメ。短くて1泊2日、できたら2泊以上の時間を取るのが理想です。

カッパドキア観光のハイライト・気球の予約方法

トルコ・カッパドキア

気球等のツアー予約も、早めが吉。メインの予約方法は以下の3つです。

  • 日本滞在中にウェブにてオンライン事前予約(Veltra、気球運行会社の公式サイトなど)
  • トルコ到着後、イスタンブール市内のホテル、旅行代理店のカウンター等で事前予約
  • カッパドキア到着後、各町のホテル、旅行代理店のカウンター等で直前予約

カッパドキアの気球乗船予算は結構高め。レートによって変動しますが、大体15,000円〜20,000円ほどかかります。

気球運行会社は25社〜30社ほどあると言われており、どの方法で予約しても、同じ気球運行会社に行き着きます。

気球運行会社の大手の例

  • バタフライバルーン社(Butterfly Balloon)
  • カッパドキアバルーンズ社(KAPADOKYA BALLOONS)
  • ロイヤルバルーン社(Royal Balloon)

現地の友人に「どこで予約するのが賢いのか」と聞いたのですが、「最近、トルコ政府が気球乗船料金を一律にした」ということで、本来大きな幅はないはずという話でした。

実際には、当事者間で料金が調整されているため、値段が変動的なのだと思われます(さすがトルコです)。

そして、これはカッパドキアの「不思議現象」なのですが、なぜか気球運行会社のカウンターや公式サイトで直接予約するよりも、トルコ国内のホテルやゲストハウス経由で気球乗船を予約した方が安い場合が多いです。

なので、一番賢い方法は、トルコ・イスタンブールに到着後、イスタンブール市内のホテルや旅行代理店経由で気球を予約する方法な気がしています。

実際、私はイスタンブール市内のホテル経由で「Butterfly Balloon」を予約し、60分の気球フライトで保険付きで150ユーロ(当時のレートで17,000円  ※気球は観光客向けのアクティビティのため、ユーロとトルコリラのどちらでも決済可能な場合が多い)ほどでした。

予算は高めではありますが、本当に美しい景色が楽しめます……!

ちなみに、時折15,000円以下の安いツアーが見つかることがあるのですが、事故が発生した場合の保険が削られている(怖いですね)ことが多いようなので、安すぎる!と感じた場合は、内容をよく確認してみてください。

カッパドキア観光の拠点は複数存在する

さて。では、カッパドキアを個人旅行したい場合は、具体的にどこへ向かえばいいのでしょうか?

その答えは複数存在します。代表的な拠点は、「ギョレメ」「ユルギュップ」「ウチヒサール」です。

位置関係はこちら。

トルコ・カッパドキア

それぞれを説明すると、こんな感じ。

  • ギョレメ:イスタンブールからのバスが発着する町。カッパドキアの拠点としてもっともメジャー。町中がほどよく観光地化されいてるため、便利でホテルも多い
  • ウチヒサール:カッパドキア内で一番高地に位置する村。そのため景観が美しい。高級ホテルが点在
  • ユルギュップ:中心部からは少し離れているが、その分ローカルの暮らしが垣間見られる。ワイナリー「トゥラサン」があるため、ワイン好きに人気

ちなみに余談ですが、トルコの地名ってどこも個性的で、なかなかインパクトのある名前をしていますよね……!

私はかわいくて好きです。外国の方からしたら「秋葉原」「お台場」なども十分かわいらしい響きなのかもしれませんが(笑)。

オススメ拠点は「ギョレメ」

トルコ・カッパドキア
ギョレメの様子

どの街を訪れてもカッパドキア観光は可能。

ですが、「カッパドキアが初めてなら、ギョレメがオススメ」。これがやはり定説ですし、私もそう思います!

ホテルもたくさんあるので、予算ごとの選択肢が豊富なのも魅力な点。

トルコの通貨である「リラ」は相場が不安定なので、訪れる時によって多少レートは違いますが、私はドミトリーで1泊80リラ(当時のレートで約1,500円)の宿に泊まりました。

イスタンブール⇄カッパドキアの移動方法

さて、目的地がギョレメにせよ、ほかの町にせよ、イスタンブールからカッパドキアエリアへの移動方法は2つ。飛行機か長距離バスです。

地元の人たちに聞き回った結果、オススメ交通手段は圧倒的に飛行機でした。なぜなら、以下だからです。

飛行機

  • 移動時間:1時間半〜2時間程度
  • チケット代:時期や時間帯によって変動するが、最安で往復200リラ(当時のレートで約4,000円)
    (私は前日に航空券を予約したので、片道で380リラ=約7,000円でした)

長距離バス

  • 移動時間:11時間〜12時間程度算
  • チケット代:130リラ(当時のレートで約3,000円)

長距離バスの方が時間がかかるのに、チケット代が飛行機より高い場合がある、とはいかに……!

イメージとしてはバスの方が安そうな気がしてしまいますが、カッパドキア観光においては飛行機の値段を同時に調べてみることをオススメします。

私はいつもスカイスキャナーで調べます。こちらのリンクを踏むと、イスタンブールからカッパドキア行きの航空券が調べられるので、よかったら希望の日付で検索してみてください。

ちなみに、私は往路のイスタンブール→カッパドキアは飛行機を利用しましたが、復路はどうしてもフライトの時間が合わず、カッパドキア→イスタンブールは泣く泣く長距離バスを利用しました。

でも、本当に長かった……! 眠って目が覚めても、まだバスは走り続ける、といった感じ。

尚、その際に利用したバス会社は「METRO」です。イスタンブールのバスの出発場所は「オトガル」という駅、カッパドキア側の到着場所は「ギョレメ」でした(バスによっては、ほかの町を経由してくれるものもあります)。

飛行機移動の際の注意点

飛行機移動の際、気をつけたいのは利用できる空港が複数存在すること。

具体的には、イスタンブールには、「イスタンブール国際空港」と「サビハ・ギョクチェン空港」の2つの空港が存在します。

そして、カッパドキアにも「カイセリ・エルキレット国際空港」と「ネヴシェヒル・カッパドキア空港」の2つの空港が存在します……!

つまりこんな感じです。

トルコ・カッパドキア

トルコ・カッパドキア

どちらも前者が国際空港で大きめ、後者が国内線がメインの小さめの空港です。

ギョレメ拠点のイスタンブール⇄カッパドキアの往復の場合は、イスタンブール国際空港と、カイセリ・エルキレット国際空港のペアで利用する人が多いです。

が、これに関しては「航空券が安かった方」を選んでいいと思います。

カイセリ・エルキレット国際空港、ネヴシェヒル・カッパドキア空港のどちらを選んでも、カッパドキア観光の拠点までの移動は、ホテルの送迎やローカルバス・タクシー等、またはレンタカーを借りての車移動が選択肢となります。

気球予約の際の、地味だけど大切な注意事項

トルコ・カッパドキア

最後に、現地に行って実際に体験した者として、ぜひお伝えしたいことを記載します。

気球の打ち上げには、「第一陣」「第二陣」があるそうなのです。

第一陣は、気球に乗りながら朝日が見られます。でも、第二陣に当たってしまうと、なぜか地上で気球に乗るのを待っている間に朝日が昇り切ってしまい、普通の「朝」に気球に乗ることになります。

私はそれを知らずに予約してしまったので、なんと第二陣に乗船してしまいました!(笑)金額は変わらないので、非常に悲しかったです……!(笑)

後から確認したところ、申し込みの際に、気球の出発時間が「Before Sunrise」なのか「After Sunrise」なのか、希望を出せるということ。

または、申し込んだ気球運行会社が「After Sunrise」のみの運行であれば、「Before Sunrise」の気球運行会社を紹介してくれる場合があるということでした。

どちらの場合も、「希望日程で枠に空きがあれば」という条件付きではありますが、せっかく遠いカッパドキアを訪れたならば、最高の状態で絶景を見るために、ぜひ確認しておきたいところ。

よかったら、ぜひ予約前に問い合わせてみてください。

カッパドキア観光を全力で楽しむために

トルコ・カッパドキア

日本では絶対に見ることのできない、違う惑星のような景観が楽しめるトルコ・カッパドキア。

個人旅行のよさである「気の向くまま楽しむ時間」を満喫するためにも、押さえるべきところはしっかり押さえて、捻出した自由な時間と予算を目一杯楽しみましょう。

ではでは、また次回!よいカッパドキアの旅を。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

1986年生まれ、新潟県出身のライター・編集者。これまでに仕事をしながら世界を2周、47都道府県55ヶ国200都市以上を巡る。これからの暮らしを考えるウェブメディア『灯台もと暮らし』創刊編集長、オンラインコミュニティ「#旅と写真と文章と」「#EnglishChallenge」オーナー。