京急ANAのマイルきっぷの発売場所・買い方・使い方を写真つきで解説

こんにちは、鉄道の旅が好きですが、飛行機での旅も好きになった山﨑謙です。

東京に飛行機で行く時によく使っているのが羽田空港なんですが、品川に出ることが多いので京急線をよく利用しています。

▼京急線を走る「エアポート快特」はこちら(乗り入れている京成の車両です)

エアポート快特

ANAで羽田に着き、京急に乗って品川・泉岳寺方面へ向かう人にオススメしたいのが、「京急ANAのマイルきっぷ」です。

このきっぷ、なんと買うだけでマイルが貯まるというお得さ!

ここでは「京急ANAのマイルきっぷ」について発売箇所、買い方、実際に使ってわかったことを紹介しますね。

2023年10月の運賃改定により、羽田空港第1・第2ターミナル―品川は330円に

2019年の消費増税に伴い、各地の鉄道で運賃が変わりましたね。

通常なら消費税分上乗せされるので値上げされるのですが、京急の空港線に関しては建設の際にかかった費用を回収するために設定されていた加算額が下がり、羽田空港第1・第2ターミナル―品川は410円から300円に、ICカードでの運賃は407円から292円へ値下げされました。

その後2023年10月に再度運賃の改定があり、羽田空港第1・第2ターミナル―品川は330円、ICカードでの運賃は327円となりました。

▼値下げを案内するポスター

値下げを案内する京急のポスター

値下げはされたけど、お得だった「羽田京急きっぷ」の販売が終了

通常料金の値下げでだいぶ使いやすくなりましたが、その一方でお得だった「羽田京急きっぷ」の販売が終わってしまいました。

▼発売終了となった「羽田京急きっぷ」

発売終了になった「羽田京急きっぷ」

「羽田京急きっぷ」は、各地の空港リムジンバス、京急の羽田空港国内線ターミナル(現羽田空港第1・第2ターミナル)と品川・泉岳寺・横浜の往復がセットになったお得なきっぷです。

私がよく使っていた大阪駅前(なんば・上本町・あべの橋)から伊丹空港までのリムジンバスの往復券がセットになったものは1,700円でした。

発売当時は大阪駅前から伊丹空港までのリムジンバスが650円、京急が410円だったので往復で2,120円。

値下げされた現在でも1,900円なので、「羽田京急きっぷ」はだいぶ安かったんですけどね…。

「羽田京急きっぷ」なきあとは「京急ANAのマイルきっぷ」でマイルを貯める

「羽田京急きっぷ」がなくなったことにより、羽田と品川・泉岳寺・横浜を往復できるお得なきっぷはなくなってしまいました。

そこで最近ANAに乗った時に買っているのが「京急ANAのマイルきっぷ」です。

品川までは330円、都営浅草線との乗換駅となる泉岳寺駅までは370円で通常のきっぷと同じ価格ですが、片道で20マイル、往復で50マイル付与されますよ。

IC運賃との差額もそれほどないので、ANAのマイルを貯めているならこちらのほうがお得ですね。

なおきっぷの有効期限、片道券は発券当日限りですが、往復券は10日間有効で、マイルの積算は購入後1〜2ヶ月となりますよ。

「京急ANAのマイルきっぷ」には横浜までの設定がない

「羽田京急きっぷ」の場合は、品川・泉岳寺そして横浜までの設定がありました。

▼「羽田京急きっぷ」背面の利用区間には横浜駅の記載もある

「羽田京急きっぷ」の裏面

しかし「京急ANAのマイルきっぷ」には横浜までの設定がありません。

横浜方面へ向かう際は通常どおり、ICカードもしくは通常のきっぷで乗車しましょう。

なお、横浜の先、三浦方面や東京湾フェリーを使って南房総方面へ向かう場合は、別でお得なきっぷがあるのでこちらを利用しましょう。

「京急ANAのマイルきっぷ」はどこで買える?

「京急ANAのマイルきっぷ」は飛行機に乗る前、各地の空港内にある券売機でのみ発売されています。

京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅では売っていないので、買うのを忘れないようにしましょう。

券売機が設置されている空港は以下のとおりです。

設置空港設置場所
新千歳空港搭乗待合室内Cゲート前付近
大阪国際空港(伊丹空港)南ターミナル2階搭乗ロビー内10番搭乗口付近
那覇空港搭乗待合室内31番搭乗口付近

大阪国際(伊丹)空港の設置場所

大阪国際(伊丹)空港の設置場所は、検査場を抜けて左にあるエスカレーター・階段を降り、10番搭乗口の左手にありますよ。

▼エスカレーターを降りて斜め左へ

伊丹空港での京急ANAのマイルきっぷの発売場所までの道のり1

▼搭乗口10番横を左へ

伊丹空港での京急ANAのマイルきっぷの発売場所までの道のり2

▼搭乗口10番横、壁際にあります

伊丹空港での京急ANAのマイルきっぷの発売場所までの道のり3

▼「京急ANAのマイルきっぷ」が買える券売機はこちら

「京急ANAのマイルきっぷ」が買える券売機

那覇空港の設置場所

那覇空港の設置場所は保安検査場を抜け、31番搭乗口付近にあります。

▼那覇空港31番搭乗口付近にある券売機(右側)

▼那覇空港31番搭乗口付近にある券売機(右側)

「京急ANAのマイルきっぷ」の買い方

ここからは買い方を紹介していきますね。

1.買うきっぷを選ぶ

買うきっぷを選ぶ

品川への往復なら右下の「京急ANAのマイル往復きっぷ(品川)」をタップすれば一発で購入できます。

品川・泉岳寺への片道、泉岳寺への往復は左側のお得なきっぷをタップして買うきっぷを選びましょう。

2.ANAのマイレージ番号を登録

マイレージ番号登録

ANAのマイレージ番号を登録するのですが、こんな注意書きがありました。

▼マイレージ番号登録に関する注意書き

マイレージ番号登録に関する注意書き

カードを入れてもいいんですが、「9時〜17時以外は対応できる係員がいないので番号を入れてください」とのことで、券売機のテンキーで入力しました。

▼テンキーで入力

テンキーで入力

ちなみに番号の後に「#」を押さないと次に進めません。
恥ずかしながら私ずっと待ってまして「なぜ進まん…」と思っていたら、「#」押してませんでした…(苦笑)。

一文字消すときは「*」ですよ。

3.現金を投入

現金を入れる

クレジットカード決済できないのが残念ですが、仕方ありません。

現金を投入しましょう。

領収書を発行したい場合は領収書ボタンを押せばOKです。

4.発券される

発券される

おつりとともに「京急ANAのマイルきっぷ」がご案内用の紙とともに片道なら1枚、往復なら2枚発券されます。

▼発券された「京急ANAのマイルきっぷ」がこちら

京急ANAのマイルきっぷ

羽田空港に着いて京急に乗る時、そして帰りも忘れずに買ったきっぷを通そう

飛行機に乗って羽田空港へ到着。

地下の京急線のりばから京急に乗りますが、ここでICカードをタッチしてしまうと本末転倒…。

しっかり各地から一緒に連れてきたきっぷを改札機に通しましょうね。

むろん帰りも同様です。忘れないようにしましょう。

現地に着いて気づいた驚愕の事実

飛行機に乗りながらこの文章の下書きを書いていたのですが、現地に着いてびっくり。

きっぷ通せる改札機が全然ないやないか…。

▼ICカードしか通れないピンク色の改札機ばかりの羽田空港第1・第2ターミナル駅(取材時は羽田空港国内線ターミナル駅)

羽田空港第1・第2ターミナル駅の改札

▼品川駅高輪口改札もこの有様…。

品川駅高輪口改札

首都圏のICカードの普及率からしたらこうなるのはしょうがないんでしょうけど、あまりにIC専用改札機ばかりなのであわあわします。

きっぷが通せる改札機は端にあるので、あらかじめそっちへ進路をとっておくといいですよ。

品川駅で京急とJRを乗り換える時の注意点

品川駅で京急からJR、JRから京急に乗るという場合も多いと思います。

品川駅にはJRと京急の乗り換え改札がありますが、通る時に気をつけなければなりません。

  • JRをきっぷで乗るなら、乗り換え改札に2枚重ねできっぷを入れる
  • JRをICカードで乗るなら、まずきっぷを入れその後にICカードをタッチ

品川駅の乗り換え改札の投入口にもしっかりその旨書かれていますよ。

▼品川駅の乗り換え改札口

品川駅乗り換え改札口

▼注意書きがある品川駅のJR/京急乗り換え口の改札

品川駅乗り換え改札口の注意書き

泉岳寺から先、都営地下鉄線を利用するなら泉岳寺までの運賃を精算

泉岳寺から先の都営地下鉄浅草線方面へ乗り越す場合は、降車駅で精算が必要です。

ちなみに精算機は使えないので、窓口で現金もしくは相互利用できる交通系ICカードで払いましょう。


また帰りは泉岳寺までのきっぷを買い、羽田空港国内線ターミナル駅で2枚のきっぷを係員へ渡して降りましょう。

1ヶ月後にマイルが付与された

今回、2019年12月5日に購入した分は2020年1月10日ごろに付与されていましたよ。

▼ANAのページに記載された「京急ANAのマイルきっぷ」で付与されたマイル

京急ANAのマイルきっぷでマイルが付与された様子

さいごに

「京急ANAのマイルきっぷ」について、販売場所、買い方、実際に使って感じたことを紹介しました。

通常2,000円〜5,000円使わないと貯まらないマイルが、300円〜600円のきっぷを買うだけで、20マイル〜50マイルも貯められちゃうのでぜひ活用しましょう!

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

「豊かな移動」を突き詰める移動自体を楽しむ人。小学生のときにゆうちょの定額貯金の存在に気づいたわりには、その後お金の使い方に苦労。今はさまざまなクレジットカードや予約サービスを活用し、移動費の節約や料金をかけずにゆったり移動する「豊かな移動」を志向。2023年からは「移働家」として家なし生活してます。