東北地方にある岩手県は、北海道の次に面積の広い都道府県です。
あまり知られていませんが、つまり本州一面積の広い県なんですよね。
県庁所在地の盛岡市は、3大麺として「わんこそば・冷麺・じゃじゃ麺」が有名ですが、その他にも岩手県は、その豊かな自然から「食の宝庫」として知られています。
そんなおいしい海鮮物や畜産物、新鮮な農作物を堪能したい!と思ったとき、岩手県へはどうやって行くのがいいんだろうと思うのではないでしょうか。
そこでこのページでは、東京から盛岡までの考えられる各交通手段について、所要時間やコストなどの面を比較しながら紹介していきますね。
東京駅から盛岡駅に行くための交通手段
ここでは、岩手県の県庁所在地である盛岡市の盛岡駅を目的地として紹介していきますよ。
また、東京は東京駅を出発地とします。
これから紹介する交通手段は以下の3つです。
- 夜行バス
- 新幹線
- 在来線(鈍行列車)
表記はすべて片道運賃、2019年10月現在の、割引などを適用しない一般運賃となります。
料金などは今後変わる可能性がありますので参考として見ていただければ幸いです。
1. 夜行バス
まず、お金のない学生の味方、夜行バス。
他の交通手段と比べて安いですよね!
ただ、どうしても時間がかかってしまいます。
東北は一県一県が大きいので、車での移動はかなり時間がかかりますよ。
夜行バスは体力と気力が必要ですね。
岩手県のバス会社である「岩手県北バス」や「岩手県交通」を始め、多くのバス会社が運行しているので、数はそれなりにあります。
また、東京駅からバスに乗るときは、利用するバス会社によって乗り場が異なるので事前に確認が必要ですよ。
バスの運賃も、バス会社や時期によって様々です。
金額
最安値:約4,000円
最高値:約7,900円
所要時間
約7時間30分
旅程例 (岩手県交通「ドリーム盛岡号」の場合)
東京駅(八重洲南口) – 23:10発
↓
盛岡駅 – 翌朝 6:35着
2. 新幹線
次は、おなじみ新幹線です。
たいていの人はこの交通手段を選ぶと思います。
東京〜盛岡間の東北新幹線といえば、「はやぶさ」、「はやて」、「やまびこ」の3種類だったのですが、最近は「はやて」がその存在を消しつつあるようで、基本的に「はやぶさ」か「やまびこ」に乗ることになりますよ。
それぞれ停車駅の数が違うので、かかる時間が変わってきます。
早いのは「はやぶさ」です。
はやぶさの、東京から盛岡までの基本的な停車駅は以下の通り。
- 東京
- 上野(※一部の列車は通過)
- 大宮
- 仙台
- 盛岡
埼玉県の大宮から宮城県の仙台、その仙台から盛岡までノンストップで運行してくれるのでとても早いです!
埼玉県と宮城県の間にある、栃木県と福島県に一切停車しないのがポイントですね。
ただ、最近は同じはやぶさでも、仙台〜盛岡の間にある駅にいくつか停車するものもあるので、それに乗ったときは多少時間がかかってきますよ。
とはいえ、断然はやぶさは早いです!
一方で「やまびこ」は、停車駅が多いので時間がかかります。
やまびこの、東京から盛岡までの基本的な停車駅は以下の通り。
- 東京
- 上野(※一部の列車は通過)
- 大宮
- 宇都宮
- 郡山
- 福島
- 仙台
- 古川
- くりこま高原
- 一ノ関
- 水沢江刺
- 北上
- 新花巻
- 盛岡
はやぶさに比べてだいぶ停車しますよね。
ちなみに一ノ関〜盛岡はすべて岩手県の駅です。
金額
はやぶさ:全席指定15,010円
やまびこ:指定席14,490円、自由席13,960円
通常期の金額(特急券+乗車券)です。
閑散期や繁忙期は多少増減します。
料金が高いのですが、えきねっとトクだ値を利用して予約すれば、最大35%OFFで購入することが可能ですよ!
所要時間
はやぶさ:約2時間10分〜20分
やまびこ:約3時間15分〜20分
旅程例(はやぶさ利用の場合)
東京駅 – 09:08発
↓
盛岡駅 – 11:21着
やはり新幹線のはやぶさを利用すると、あっという間に着きますね!
3. 在来線(鈍行列車)
これはだいぶマイナーで、まず選択肢に上がらない交通手段ですね(笑)。
ひたすら、電車に乗って乗り継いで乗って乗り継いでの繰り返しをして盛岡に向かう方法です。
とても時間がかかりますよ。
ただ、なぜこの手段を挙げたのかというと、年に数回青春18きっぷの利用期間があるからです。
青春18きっぷは、JR全線の電車が5日間乗り放題になる、とにかくお得な切符ですよね。
東京から盛岡までは、朝に東京を出て順調にいけば夜に着けるので、やろうと思えば1日で行けてしまいます。
大変には大変なのですが、そうすれば驚くほどお得に移動することが可能なので、お金を節約したいという場合はとてもおすすめな方法ですよ!
金額
通常:8,580円
青春18きっぷを利用して1日で移動した場合:2,410円※
(※青春18きっぷの料金12,050円÷5=2,410円)
所要時間
約9時間
旅程例
東京駅 – 09:16発
↓
浦和駅 – 09:41着
浦和駅 – 09:50発
↓
宇都宮駅 – 11:06着
宇都宮駅 – 11:19発
↓
黒磯駅 – 12:10着
黒磯駅 – 12:15発
↓
新白河駅 – 12:39着
新白河駅 – 12:57発
↓
郡山駅 – 13:37着
郡山駅 – 13:40発
↓
福島駅 – 14:26着
福島駅 – 14:40発
↓
仙台駅 – 16:00着
仙台駅 – 16:20発
↓
小牛田駅 – 17:05着
小牛田駅 – 17:37発
↓
一ノ関駅 – 18:24着
一ノ関駅 – 18:40発
↓
盛岡駅 – 20:11着
私がよく利用する交通手段
私は盛岡に行くなら、基本的に新幹線一択ですね。
大学生の頃など若い頃は夜行バスも何度か利用したことがあるのですが、夜行バスは本当に体力を消耗します…。
約7.5時間の道中は本当に長いです。
私はバスや飛行機などの中では基本的にほとんど眠れないタイプなので、30代の今、夜行バスを選択することはまずないですね。
どこでもすぐ寝られる人が本当に羨ましいです。
ただ一方で、青春18きっぷの利用期間中なら、鈍行列車での長旅も検討する場合があります。
ものすごく安く済みますからね!
途中、どこかによって観光し、2日間かけて移動するのもありですね。
とはいえ説明した通り、1日で行くにはとにかく時間がかかるので、気が向いたときやたまには電車に揺られながら移動するのもいいかな〜というとき限定で考えます。
でもやっぱり東京から盛岡は、新幹線が基本的な交通手段ですね。
ただ、往復3万円はかなり痛いので、私は新幹線を利用するときは毎回えきねっとを利用して予約しますよ。
直前だともう割引が効かず、効いても5%OFFのものが少し残っているかというくらいなのですが、前から予定が分かっている場合は早く予約をしてしまいます。
そうすることで高い割引率の切符を購入し、交通費と時間を節約することができますよ!
さいごに
今回は東京駅から盛岡駅まで行く方法について、各交通手段ごとにまとめてみました。
それぞれメリット・デメリットがあるし、時間やコストとの兼ね合いもありますので、一概にどの移動手段が最適だというのはないと思います。
ただ、時間もお金も、かけなくていい物はなるべくかけない方がいいですし、自身の体も大事にしなくてはいけません。
そのときの状況によって、ベストな移動手段を選びましょう!