教習所で卒業検定に合格したからといって、まだ免許証はもらえません。
運転免許センターで「本免学科試験」に受かると、ようやく免許証が交付されますよ。
そんな本免試験ですが、初めて受ける場合はどんなことをするのか内容が気になる部分です。
せっかくなら一発合格を目指したいですよね!
受け方のコツや当日の流れについても知っておきたいところ。
このページでは、運転免許センターで行う本免試験の流れや受け方、必要な持ち物について詳しく紹介していきますね。
「本免学科試験」とは?
そもそも、本免学科試験がどういったものかわからない場合もありますよね。
本免学科試験とは、免許証取得のために受ける試験のこと。
卒業検定に合格すると教習所を卒業することができますが、この時点ではまだ免許証は交付されません。
免許証は、運転免許センターで本免学科試験を受けて合格すると交付されます。
以下の場合、免許センターでの技能試験は免除になりますよ。
- 教習所で卒業検定に合格している
- 卒業証明書を持っている
つまり、教習所を卒業してから免許センターに行く場合、受ける本免試験は学科試験のみです。
本免試験は、必ず住民票所在の免許センターで受けましょう。
仮に、合宿免許で新潟の教習所に通ったとしても、住民票が長野にある場合は長野の免許センターで本免試験を受ける形になります。
免許センターによっては、本免試験が受けられる曜日や受付時間が決まっているのでよくスケジュールを確認しておいてくださいね。
ちなみに、私が行った免許センターの試験実施日と受付時間は以下の通りでした。
- 試験実施日…火曜日~金曜日
- 受付時間…8:30~9:00
平日しか実施していない場合もあるので、スケジュールを調整して試験に臨みましょう。
本免試験の持ち物について
これから本免試験を受ける場合、持ち物についても気になるところです。
だいたい、必要になるものは以下の通り。
- 卒業証明書
- 仮免許証
- 本籍記載の住民票
- 受験票
- 筆記用具(HBの鉛筆・消しゴム・ボールペン)
- 本人確認書類(保険証・マイナンバーカードなど)
- 印鑑
- 受験料・免許証交付料などのお金
お金は5,000円もあれば足りますが、お昼代なども考えて少し多めに持っていくといいですね。
服装は、抽出検査で運転する場合もあるので動きやすい格好がおすすめです。
メインはあくまでも学科試験ですが、運転できる服装で行きましょう。
待ち時間も多いので、学科教本や問題集などを持っていくのもいいですね。
持ち物については教習所の卒業式で案内があるので、しっかり説明を聞いておきましょう。
本免試験の流れ
本免試験に必要なものがわかったところで、実際にどんな感じで試験が行われるのか気になりますよね。
おおまかに当日の流れを説明すると以下の通り。
- 受付時間までに免許センターに行く
- 収入印紙を買う
- 受付をする
- 適性検査を行う
- 本免学科試験を受ける
- 合格発表
- 免許証の写真撮影
- お昼休憩
- 初心者講習(ビデオ+説明)
- 免許証についての説明
- 免許証交付
本免試験は学科試験のみですが、適性検査や免許証の写真撮影、講習や免許証の発行などを行うので時間がかかります。
朝から夕方ぐらいまでかかると思っておいたほうがいいですね。
免許証交付までにかかる時間は?
これから本免試験を受ける場合、どれぐらい時間がかかるのかも気になるところです。
試験を受ける人数にもよりますが、大体かかる時間は以下の通り。
- 受付:10分
- 適性検査:5分~10分
- 試験の説明:約30分
- 本免学科試験:50分
- 合格発表の待ち時間:15分
- 免許証の写真撮影:10分
- お昼休憩:約1時間
- 初心者講習:約2時間
- 免許証の交付:約10分
私が受けたときは受験者が100人近くいたので、免許証ができあがるまで時間がかかりました。
8:30に受付をしてから、15:20までかかったので、7時間ぐらい免許センターにいましたよ。
本免試験に落ちてしまった場合は、お昼休憩の前に解散となります。
夏休みとはいえ、平日でこの混み方だったので、お盆休みや繁忙期はもっとかかる可能性もありますね。
本免試験に出やすい問題や勉強のコツ
これから本免試験を受ける場合、どうやって勉強したらいいのか悩んでしまう部分もあると思います。
私もどこから手をつけていいのか、正直迷ってしまうことがありました。
あまり勉強は得意ではないのですが、一夜漬けするのも少々不安…。
ということで、実際に行った勉強方法は以下の通りです。
- 教習所でもらった問題集をひたすら解く
- 間違えた問題にチェックマークをつける
- 間違えた問題の解説を理解するまで読む
- 合格点に達するまで問題集を解く
この繰り返しです。
暗記する方法は向いていなかったので、問題集で試験に出やすい問題の傾向や特徴をつかむ方法でひたすら勉強しました。
アプリを使って勉強するのもありだと思います。
私は実際に書かないと覚えないので、アプリよりも問題集をやりこみましたが…。
ちなみに、本免試験では以下の問題が出やすい傾向にあります。
- 二輪の問題
- 危険予測のイラスト問題
- 標識の問題
教習所の効果測定でよく出てきた、ひっかけ問題は少なかった印象です。
運転者のマナーや意識に関する問題が多かったような気がしますね。
とはいえ、日によって問題がちがう場合もあるので、いろんな問題を解いて傾向を探るのが、一番の対策になるんじゃないかと思いました。
本免試験に落ちてしまった場合
本免試験はあくまでも試験なので、不合格になってしまうこともあります。
実際に、合格発表のあとに何人か帰っていく姿を見ました。
当日出る問題の難しさにもよりますが、合格率は70%前後だそうです。
ただ、本免試験は何回でも受けられます!
1回落ちたからといって、あきらめなくても大丈夫ですよ。
再試験を受けるまでの流れは以下の通り。
- 再試験の日を決める
- 再試験を受ける
本免試験に落ちてしまっても、補習などを受ける必要はありません。
もう一度、しっかり勉強してから再試験に挑みましょう!
卒業証明書の期限内であれば、何度でも試験を受けることができます。
期限は卒業してから1年以内なので、なるべく早めに受けることをおすすめしますよ。
再試験する場合の料金について
本免試験に落ちても、再び試験を受けることができます。
ただ、再試験する場合は余分にお金がかかってしまいますよ。
たとえば、以下のようなお金がかかります。(普通免許の場合)
- 受験料:1,750円
- 免許証交付料:2,050円
料金は免許センターによって異なる場合もあるので、目安程度に考えてくださいね。
再試験はできるものの、試験を受けるたびにお金はかかるので注意しましょう。
さいごに
本免学科試験についてまとめてみました。
- 本免試験は運転免許センターで受ける
- 教習所を卒業すると運転免許センターでの技能試験は免除
- 本免試験に合格すると免許証がもらえる
- 再試験の場合は受験料や免許証交付料がかかる
- 本免試験から免許証の交付までは夕方までかかることが多い
これから本免試験を受ける場合、ちゃんと合格できるか不安になってしまいますよね。
学科試験のみとはいえ、90点以上とらないといけないので緊張感もあると思います。
免許センターに行くまでにも時間やお金がかかることも多いため、できるなら一発合格を目指したいところ。
あらかじめ本免試験の流れを知っておけば、少しは落ち着いて試験に臨めます。
「落ちたらまた受けよう!」ぐらいの気持ちで、リラックスして受けてみてくださいね。
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