ソニー銀行の便利な機能に「積み立て定期預金」があります。
毎月1,000円以上から積み立てながら定期預金することができますよ。
なかなか貯金できない人にとっては、強制的に定期預金を積み立てることによって、貯金を増やす仕組みを作れます。
では、積立の定期預金をしていく場合、いくらで積み立てればいいのか。
最大限、利息面で得するように考えてみました。
国税・地方税が引かれないように定期預金を分割するのがコツ
定期預金を組むと、受取利息の20.315%が税金で引かれてしまいます。内訳は国税と地方税に分かれます。
この2つがあるから、定期預金を組んでも目減りしてしまいがちです。
でも、国税と地方税は、小数点以下が切り捨てになります。
この切り捨ての仕組みをうまく活かせば、定期預金でもらえる利息を最大限に高めることができますよ。
といっても、1円単位ですけどね。
でも、積み重ねていくことで大きな差になってきます!
ソニー銀行の積立定期預金で税金を0円にする裏ワザ
ソニー銀行の積み立て定期預金の金利は、キャンペーン時期によって変動しています。
マイナス金利の影響で下がっていますが、ボーナスの時期は金利が高くなる傾向がありますよ。
積み立て定期預金の金利は1年ものが一番高く、2年もの・3年ものは低金利なのでおすすめしません。
参考:ソニー銀行の金利一覧
定期預金で一気に大金を預けてしまうと、税金で利息が目減りしてしまいますが、少額を複数口用意することで、目減りを抑えることができます。
ここでは1年0.2%の定期預金があると仮定して、1円も税金に持っていかれずに定期預金を組む方法を紹介しましょう。
結論から言うと、3,000円の間の定期預金を複数口作ることで、1円も税金で引かれなくなります!計算してみましょう。
- 利息:3,000円 × 0.2% = 6円
- 国税:3,000円 × 0.2% × 15.315% = 0.9189円 → 切り捨てで0円
- 地方税:3,000円 × 0.2% × 5% = 0.3円 → 切り捨てで0円
この結果「6円(税引前利息) – 0円(国税) – 0円(地方税) = 6円」となります。
ソニー銀行の積み立て定期預金は、月に6回引き落とし日があります。
- 毎月2日
- 毎月7日
- 毎月12日
- 毎月17日
- 毎月22日
- 毎月27日
この6回で3,000円ずつ積み立てると月に18,000円積み立てできますね。これを毎月やっておけば年間だと216,000円です。
積み立て定期預金を複数設定するとこんな感じになります。
同じ日に複数の積み立て定期預金を設定することもできますが、もしかしたら合算して定期預金が組まれる可能性もあります。
試してないので、なんとも言えないですが・・・。
別口になれば、月に何万円にしても無税で定期預金を組めますね。
ちなみに、定期預金金利が0.2%の場合は1口3,000円が限度になります。
0.3%だと1口2,000円ですね。
細かく計算する場合は、以下のページで金利計算できるようになっています。
引き出しはいつでもできます
ソニー銀行の積み立て定期預金にしているお金はいつでも引き出しできます。
ただし、定期預金中のお金を引き出す場合は中途解約になってしまうので、利率は下がってしまいます。
満期になって増えた利息を引き出したい場合は、ソニー銀行から他の銀行に振込すればOKです。他行宛振込手数料が月1〜2回は無料にできますからね。
満期時は自動更新される
ソニー銀行の積み立て定期預金に預けていて満期が来た場合は、自動更新されます。
例えば1年ものの積み立て定期預金を組んでいた場合は、満期が来たらまた1年の定期預金が始まる仕組みです。
さいごに
この方法を使って、仮に複数口の合計額で100万円分の定期預金があると、金利が0.2%の場合は手取り利息が2,000円になります。1口で100万円の定期預金を作ったら、手取り利息が1,594円になります。
全く同じ金額を定期預金してるのに406円もの差になりました。小さなことですが、積み重ねると結構な金額になりますね。
ソニー銀行の積み立て定期預金を使って、利益を最大化したい、貯金を増やしていきたいと思うならぜひ試してみてください。
初めて貯金をする場合に、強制的に貯金の仕組みを作ってしまえるという点でもこの方法はかなりおすすめです!