派遣の仕事を辞めようと思った3つの大きな理由。実際の経験談を交えて当時の心境や辞めてどうだったかを吐露します

現在はフリーランスとして、このサイトである「ノマド的節約術」で記事を書かせてもらうなどして働いていますが、以前は派遣社員として働いていました。

最近は多種多様な働き方があって、選ぼうと思えば自分の好きな働き方で働くことも可能ですね。

ちなみに私は正社員・契約社員・派遣社員・アルバイトといったほとんどの雇用形態で働いた経験があります。

派遣の仕事も自分で選んで始めましたが、結局半年くらいで辞めてしまいました。

この記事では、私が派遣を辞めようと思った理由や、実際に辞めてどうだったかなど、思ったことを経験談を交えて紹介していきますね。

派遣を辞めた理由や経験談・当時の心境・辞めてどうだった?

どのようなタイミングで派遣を辞めたのか

派遣社員は基本的に契約期間は2〜3ヶ月間で、更新を繰り返して最長3年間同じのところにいれるというのが一般的ですよね。

どこの派遣会社もだいたい雇用契約期間が終わる1ヶ月前くらいに、次の契約をどうするか面談する時間を設けると思います。

私はこの更新のタイミングで次の更新はしないという意思表示をして、すでに契約していた期間を満了して辞めました。

派遣を辞めようと思った3つの理由

いくつかの理由が重なって、結果的に派遣を辞めようと決断したわけですが、ここではその理由を1つずつ説明していきますね。

派遣に限らず仕事を辞める時は、「ステップアップするために次に進みたい」、「新しいことに挑戦したい」などといったポジティブな理由も当然ながらあると思いますが、やっぱり現状になんらかの不満があるからというのも事実だと思います。

私が派遣を辞めようと思ったり理由は大きく分けてこの3つです。

  • 満員電車通勤が辛かった
  • 想像していた仕事内容と違い、スキルアップが見込めなかった
  • “派遣”という立場で、職場に居場所がなかった

それぞれ詳しく説明しますね。

満員電車通勤が辛かった

これは派遣に限らず、特に都内へ通勤している人はみんなそうなのですが、とにかく毎日の電車通勤は本当に体力を消耗しますよね。

私の場合は電車内にいる時間は片道50分くらいで、ドアtoドアだと1時間20分くらい通勤に時間をかけていました。

ぎゅうぎゅう詰めの車内でじっとしているのは心身ともに疲弊するものです。

そのうち慣れるっていうタフな人も中にはいますが、私は性格的に人混みや騒々しいところに身を置くと、ものすごくストレスを感じてしまうタイプなので、満員電車に慣れるということはありませんでした。

あとは駅も常に人が行き交っていて、いろんな速度でいろんな方向へ向かう人の中をかき分けて進んでいくのもかなりストレスがかかりましたね。

イライラしている人も多いので、車内で近くにいた人たちが口論しだしたこともありましたし、おじさんからすれ違い側にわざと肩にぶつかられたことも何度もありました。

特に女性は、わざとぶつかられた経験があるのではないでしょうか。

自分自身も、急いでいる朝や疲れた帰りに思うように前へ進めないと、どうしてもイライラしてしまって、気持ちに余裕が持てなくなっているのも感じていました。

体にも心にも良くないし、イライラしなくていいことでイライラしたくないなと切に思うようになりましたね。

想像していた仕事内容と違い、スキルアップが見込めなかった

そもそも私がその派遣の仕事に就いたのは、自分のそれまでの経験やスキルが活かせて、かつ自分が伸ばしたかったスキルをさらに伸ばせるような仕事内容だったからです。

求人情報に記載されていた内容や、面談での話を聞いた限りは、自分がやりたいと思っていた仕事ができそうだと思ったんですよね。

でも実際に働いてみると、思っていたのとは異なりました。

パソコンを使った技術的な側面のある仕事なのですが、実際の仕事内容は、その専門的なソフトの基本的な操作ができる人なら誰でもできるような簡単で単純な作業ばかりだったんですね。

私としては、派遣の仕事をする目的の1つとして、自身のスキルアップがあったので、この作業を長く続けていても自分が求めているスキルの向上には繋がらないなと感じるようになりました。

まったくためにならないというわけではありませんでしたが、これをやり続けることが自分のためになるのかといったら疑問でしたね。

働き始める前にもっと仕事内容について理解できれば良かったのですが、実際にやってみないと話だけでは分からない部分もあり、なかなか難しいところでした。

“派遣”という立場で、職場に居場所がなかった

これは派遣先の会社によると思うのですが、私が行った会社は社員と派遣・アルバイトを完全に別で扱うところでした。

社員さん個人個人はきっと良い人たちだし優しいのですが、正社員以外の存在をないがしろにしているなという感覚は非常に強かったです。

業務上・立場上、仕方ない部分もあるのは理解していますが、早々に隣の席が空いた端っこの席で、仕事の連絡は主にメールやチャットでといった環境を用意された時はびっくりしましたね。

その会社では、正社員同士の業務のやりとりが効率良くできる席の配置に重点を置いているようでした。

「え、入ったばかりなのに放置…?」という感じで、派遣の肩身の狭さを思い知らされました。

職場環境に馴染めるようなきっかけがまったくなかったので、同じ空間で働く身としては居心地がいいとはとても言えませんでしたね。

前からいる派遣社員さんも、「この会社は派遣のことは基本放置ですよ。」ということを言っていたので、会社自体がそういう方向性だったみたいですね。

確かに「派遣」なのでそんなものだと思って割り切れればいいのでしょうし、実際にそう思ってやっている派遣さんも多いのですが、いろいろと考えすぎて気にしてしまう私にはなかなか難しいことでした。

徐々に「自分はここにいる意味はあるんだろうか」と、存在意義について考えてしまうようになりましたね。

そして最終的に、私はここにいる必要はないなという結論に至りました。

派遣を辞める際に準備しておくこと

いざ派遣を辞めようと思っても、その先の仕事や生活のことなど心配になりますよね。

仕事を辞めたら当然収入もなくなるので、むやみに辞めるわけにもいかないですからね。

  • 次の仕事の当てを決めておく
  • 当分の生活ができるくらいの貯金をしておく

私個人の考えとしては、このどちらかがあれば辞めても大丈夫だと思っています。

月並みな考えですが、次の仕事が決まっていれば収入源の確保にもなるので今の仕事を辞めても生活面で安心ですよね。

私自身、次の仕事の当てがあり、派遣の仕事を辞めてもやっていけそうだと思ったので辞める決断を下せました。

一方で、もし次の仕事や辞めた後どうするかが決まっていなくても、当面生活ができるくらいの貯金があればそこまで心配することはないなというのも、私が経験上感じたことです。

私は過去に次の当てがないまま、正社員の仕事を辞めたことがあります。

1年以上仕事を続けていたら失業保険の対象にもなりますし、なんとかなるだろうと思っていました。
事実、なんとかなりましたね。

でも、最低限半年くらいは生活できるほどの資金はどうしても必要です。

なんだかんだでお金が精神的な余裕に繋がるのは間違いありません。

実際に辞めてみてどうだったか

結論から言うと、辞めて良かったです。

派遣の契約更新をしてあと3ヶ月粘るか、辞めて新しい道に進むかで悩みに悩みましたが、最終的に“time is money (時は金なり)”だと思って辞める決断をしました。

派遣を辞めることで、通勤にかかっていた往復約3時間という時間、モヤモヤ悩んでいた時間を、自分のために使う時間に有効活用することができるようになりましたし、気持ち的にもだいぶ楽になりましたよ。

今という時間は今しかないので、その大事な時間を嫌な気持ちで過ごすか、前を向いて過ごすか、どっちがいいかといったら後者ですよね。

時間は本当にあっという間に過ぎていってしまうので、ムダにせずに自分の人生がより良くなるような使い方をしていきたいです。

さいごに

派遣を辞めた理由などを実際の経験をもとに紹介してきました。

派遣の契約はたいてい2〜3ヶ月ごとに更新するタイミングがあるので、もし辞めようと思っているならあらかじめ計画を立てておくのがいいですね。

人によって置かれた状況も違いますし、物事に対する感じ方も違うので、それぞれ自分にとってベストな選択ができるといいなと思います!

また改めて違う派遣で働こうと思っているのであれば、派遣のサービスを利用してみましょう。

参考:
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ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

ライター&デザイナー。大学卒業後に1人暮らしを始め、同時に節約生活を開始。その後目的のために貯めては使い、貯めては使いで貯金がなかなか増えなかった20代ですが、もう30代なのでしっかり貯金を増やしていこうと思っています。今までの極貧経験を踏まえた節約方法や家計簿の付け方などの記事が多めです。

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