派遣で実際に働いたことで感じたメリット・デメリットまとめ

今何か仕事を探していて、その選択肢の1つに派遣で働くというのがあったら、実際派遣として働くのってどんな感じなんだろうと思いますよね。

私は身近に派遣社員として働いていた子がいたし、自分が働いていた会社に派遣として入ってきた人もいたので、何となくそのイメージはできていたのですが、それでも実際に自分が派遣社員として働いたからこそ分かったこと・気付いたこともありました。

そこでこの記事では、私が派遣として実際に働いたことで感じた、派遣で働くことのメリットとデメリットを詳しく紹介していこうと思います。

派遣として働いて感じたメリット・デメリット

派遣で働くメリット

ではさっそく派遣のメリットから見ていきましょう。
私が感じた派遣のメリットは大きく分けてこの3つです。

  • アルバイトより時給が高め
  • 続けるか辞めるか自分で決められる
  • 自分にあった働き方を選べる

1つずつ説明していきますね。

アルバイトより時給が高め

派遣の仕事は基本的に時給制だと思いますが、その時給はそれなりに高めに設定されていることが多いです。

アルバイトの求人と比べてみるとその差ははっきりしていますね。
特に都内は他の地域に比べて時給がグッと高いです。

さらには「派遣」なので、正社員ほど責任のある仕事を任せられるということもなく、中には正社員の仕事をサポートする簡単な作業が仕事ということもあります。

昔の話ですが、未経験で一般事務の派遣で都内の会社に入った私の友人が、「仕事は簡単だし忙しくないし楽なのに時給がいい!一人暮らしでも全然やっていける!」と言っていたことがありました。

実際に私も、派遣として働いていた時に担当した仕事はそれほど難しくない内容だったので、この仕事内容でこのくらいのお給料をもらえるならいいよなとは思っていましたね。

なので、中にはそういう意味でおいしい求人というというのは結構あると思います。

ただ次のデメリットの項目で説明する「やりがい」はあまり感じられないかもしれないですね。

それでも、「お金を稼ぐ」という目的で割り切れば全然悪くない話です。
さらに言えば「正社員の時よりお給料がいい!」なんてこともあるかもしれません。

続けるか辞めるか自分で決められる

派遣は基本的に3ヶ月間の契約を更新していくスタイルなので、更新のタイミングが近づくとその都度次回の契約はどうするか、派遣会社の営業担当の人との面談があります。

もし仕事を辞めたい思っているなら、このタイミングでその旨を伝えるのがベストです。

相手も納得する理由を誠意を持って伝えれば、無理に引き止められることもなく円満に辞めることができるでしょう。

派遣先には派遣会社の人が伝えてくれて、その後について進めてくれます。

正社員だと上司に直接伝える必要があるし、相手からすると突然のことなので驚かれてしまいますよね。

後任のことなど考えなければいけないことも出てくるし、なんだか気まずくなるかもしれないし、退職を伝えるのは結構しんどいものです。

それを考えると、派遣で更新のタイミングに辞めるのはそこまで不自然なことではありません。

3ヶ月に1回そういうタイミングが来るので、自分の働き方や今後について改めて考えるきっかけにもなりますね。

自分にあった働き方を選べる

最近の派遣の仕事には様々な求人があります。

一番多いのはやっぱり1日7.5〜8時間×週5のフルタイムの求人なのですが、中には1日4〜5時間勤務や週2〜4日出勤の時短勤務の求人というのもあるんですよね。

小さな子供がいるワーキングマザーは、時短勤務をうまく活用することで家庭と仕事の両立が可能になるかもしれません。

また、正社員並みに働くのは体調的に不安があるから自分のできる範囲で働きたいという場合も、時短の派遣での働き方は合っているかもしれないですね。

また、稼ぎたい人向けの残業多めの仕事もあれば、残業ほぼなしでプライベートを充実させられる仕事もあります。

専門性の高い仕事は自身のさらなるスキルアップにも繋がるし、逆に仕事は適度にやれればいいという場合はそんなに難しくない仕事を選べばそんなに疲れることもなさそうですよね。

最近は働き方も多種多様になってきていますし、探せば自分の希望する働き方で働くことも不可能ではないですよ。

派遣で働くデメリット

一方でデメリットを挙げるとこんな感じです。

  • 交通費が出ない
  • 職場に居場所がなく孤独
  • やりがいはあまり感じることができないかも…

1つずつ説明していきますね。

交通費が出ない

派遣は基本的に交通費の支給はありません。

時給の設定は高めだけど、その分交通費は自分でまかなう必要があります。

そのため職場から遠ければ遠いほど交通費の負担も大きくなってしまいますね。

もし時給1,500円×8時間の仕事を月に20日間やり、交通費が15,000円かかるとして計算するとこんな感じです。

▼交通費を引いた月の給料
1,500×8×20-15,000=225,000円

▼時給に戻すと…
225,000÷160=約1,406円

この場合は時給1,500円のはずが、交通費の分を引くと実質1,400円くらいになってしまうんですね!

派遣の求人に応募する時は、家から職場までどのくらいかかるか、時間と費用の面もしっかり確認する必要があります。

職場に居場所がなく孤独

これは職場の環境にもよると思いますが、何かと派遣あるあるかもしれません。

毎日同じ職場で働いてはいるけれど、「派遣」という立場である以上、その会社の一員としては受け入れられづらいですよね。

働いていると、何かと正社員と派遣の間にある見えない壁を感じることが多いので、状況によっては孤独を感じることもあるかもしれません。

ただ、その状況を「めんどくさい職場の人間関係に関わらなくて済むから楽!」という具合にプラスに捉えられれば、むしろ派遣として会社にいることはメリットにもなるかもしれませんね。

やりがいはあまり感じることができないかも…

これも仕事内容や本人の感じ方によると思うので一概には言えませんが、傾向としてはそう感じやすいのではないかと思います。

私自身も、担当していた仕事内容が思ってたのとは違ってかなり単調な作業が多かったので、正直つまらなさを感じていました。

確かに考えてみれば、私が正社員として働いていた会社で派遣を採用しようとなった時、「人が足りないけど正社員を採用するほどではないから、ちょっとした作業などを頼める派遣の方がいいのでは?」ということで派遣さんに来てもらうことになりました。

実際に、その派遣さんには簡単な入力作業や修正などをお願いすることになりましたね。

そう考えると、そもそも派遣というのはやっぱりそういう負担の少ない簡単な仕事を任されることが多い立場なのかもしれないですね。

そのため仕事にやりがいを求めるならちょっと物足りないかもしれません。

逆に、「未経験でまずその業界や職種の経験を積んでみたい!」という場合は最初の入り口として良いと思います。

もちろん派遣でも経験やスキルを求められる仕事というのは存在するので、まずは仕事内容をなるべく把握して自分の希望に合ったものを見つけるのがベストですね。

さいごに

派遣で働くメリット・デメリットを紹介してきましたが、実際にそう感じるかどうかは人や環境によるところも大きいです。

誰かにとってはメリットでも、誰かにとってはデメリットに感じることもありますからね。

自分は派遣で働くにあたって何を重視しているのか、大事にしたい部分を明確にした上で仕事を探すと失敗することも少なくなると思います。

自分の価値観に合った良い仕事を見つけられたらいいですね。

派遣での仕事を探そうと思っているなら、ぜひこちらのサイトも参考にしてみて下さい!

参考:パーソルテクノロジースタッフ
参考:マイナビスタッフ

ノマド的節約術の裏話

ブログでは公開していない情報をメールやLINEで受け取れます。無料で登録可能ですので、下記のボタンよりお気軽にご登録ください!

この記事を書いた人

ライター&デザイナー。大学卒業後に1人暮らしを始め、同時に節約生活を開始。その後目的のために貯めては使い、貯めては使いで貯金がなかなか増えなかった20代ですが、もう30代なのでしっかり貯金を増やしていこうと思っています。今までの極貧経験を踏まえた節約方法や家計簿の付け方などの記事が多めです。

Yukiのプロフィール