2019年5月に元号(げんごう)が、「令和(れいわ)」に改元されました。
新しい時代が始まった気持ちで、気が引き締まります。
元号を使った和暦(われき)は、日本独自の年の数え方です。
いっぽう、西暦(せいれき)という数え方もありますよね。
日本で生活していると、元号(和暦)と西暦の両方を使う場面がよくあります。
そんなとき、元号と西暦の換算がわかりにくいですよね。
たとえば役所などの手続きなどの場面で、後ろに人が並んでいたら、焦って余計にわからなくなったことはありませんか?
今は、スマホの元号と西暦の換算アプリなどもありますが、スマホを取り出し、アプリを開くのは手間がかかります。
うまく暗算で元号と西暦を換算できる方法があれば、楽ですよね。
そこで、このペーシでは元号(和暦)と西暦の対照表、元号から西暦へ簡単に換算する方法、西暦から元号へ簡単に換算する方法を、明治から令和までの元号ごとに紹介しますね。
元号・和暦と西暦の対照表
はじめに明治から令和までの元号(和暦)と西暦の対照表を紹介します。
令和と西暦の対照表元号(和暦) 西暦 備考 令和6 2024 令和5 2023 令和4 2022 令和3 2021 令和2 2020 令和元 2019 5月1日〜12月31日
平成と西暦の対照表元号(和暦) 西暦 備考 平成31 2019 1月1日〜4月30日 平成30 2018 平成29 2017 平成28 2016 平成27 2015 平成26 2014 平成25 2013 平成24 2012 平成23 2011 平成22 2010 平成21 2009 平成20 2008 平成19 2007 平成18 2006 平成17 2005 平成16 2004 平成15 2003 平成14 2002 平成13 2001 平成12 2000 平成11 1999 平成10 1998 平成9 1997 平成8 1996 平成7 1995 平成6 1994 平成5 1993 平成4 1992 平成3 1991 平成2 1990 平成元 1989 1月8日〜12月31日
昭和と西暦の対照表元号(和暦) 西暦 備考 昭和64 1989 1月1日〜1月7日 昭和63 1988 昭和62 1987 昭和61 1986 昭和60 1985 昭和59 1984 昭和58 1983 昭和57 1982 昭和56 1981 昭和55 1980 昭和54 1979 昭和53 1978 昭和52 1977 昭和51 1976 昭和50 1975 昭和49 1974 昭和48 1973 昭和47 1972 昭和46 1971 昭和45 1970 昭和44 1969 昭和43 1968 昭和42 1967 昭和41 1966 昭和40 1965 昭和39 1964 昭和38 1963 昭和37 1962 昭和36 1961 昭和35 1960 昭和34 1959 昭和33 1958 昭和32 1957 昭和31 1956 昭和30 1955 昭和29 1954 昭和28 1953 昭和27 1952 昭和26 1951 昭和25 1950 昭和24 1949 昭和23 1948 昭和22 1947 昭和21 1946 昭和20 1945 昭和19 1944 昭和18 1943 昭和17 1942 昭和16 1941 昭和15 1940 昭和14 1939 昭和13 1938 昭和12 1937 昭和11 1936 昭和10 1935 昭和9 1934 昭和8 1933 昭和7 1932 昭和6 1931 昭和5 1930 昭和4 1929 昭和3 1928 昭和2 1927 昭和元 1926 12月25日〜12月31日
大正と西暦の対照表元号(和暦) 西暦 備考 大正15 1926 1月1日〜12月24日 大正14 1925 大正13 1924 大正12 1923 大正11 1922 大正10 1921 大正9 1920 大正8 1919 大正7 1918 大正6 1917 大正5 1916 大正4 1915 大正3 1914 大正2 1913 大正元 1912 7月30日〜12月31日
明治と西暦の対照表
元号(和暦) | 西暦 | 備考 |
---|---|---|
令和6 | 2024 | |
令和5 | 2023 | |
令和4 | 2022 | |
令和3 | 2021 | |
令和2 | 2020 | |
令和元 | 2019 | 5月1日〜12月31日 |
元号(和暦) | 西暦 | 備考 |
---|---|---|
平成31 | 2019 | 1月1日〜4月30日 |
平成30 | 2018 | |
平成29 | 2017 | |
平成28 | 2016 | |
平成27 | 2015 | |
平成26 | 2014 | |
平成25 | 2013 | |
平成24 | 2012 | |
平成23 | 2011 | |
平成22 | 2010 | |
平成21 | 2009 | |
平成20 | 2008 | |
平成19 | 2007 | |
平成18 | 2006 | |
平成17 | 2005 | |
平成16 | 2004 | |
平成15 | 2003 | |
平成14 | 2002 | |
平成13 | 2001 | |
平成12 | 2000 | |
平成11 | 1999 | |
平成10 | 1998 | |
平成9 | 1997 | |
平成8 | 1996 | |
平成7 | 1995 | |
平成6 | 1994 | |
平成5 | 1993 | |
平成4 | 1992 | |
平成3 | 1991 | |
平成2 | 1990 | |
平成元 | 1989 | 1月8日〜12月31日 |
昭和と西暦の対照表元号(和暦) 西暦 備考 昭和64 1989 1月1日〜1月7日 昭和63 1988 昭和62 1987 昭和61 1986 昭和60 1985 昭和59 1984 昭和58 1983 昭和57 1982 昭和56 1981 昭和55 1980 昭和54 1979 昭和53 1978 昭和52 1977 昭和51 1976 昭和50 1975 昭和49 1974 昭和48 1973 昭和47 1972 昭和46 1971 昭和45 1970 昭和44 1969 昭和43 1968 昭和42 1967 昭和41 1966 昭和40 1965 昭和39 1964 昭和38 1963 昭和37 1962 昭和36 1961 昭和35 1960 昭和34 1959 昭和33 1958 昭和32 1957 昭和31 1956 昭和30 1955 昭和29 1954 昭和28 1953 昭和27 1952 昭和26 1951 昭和25 1950 昭和24 1949 昭和23 1948 昭和22 1947 昭和21 1946 昭和20 1945 昭和19 1944 昭和18 1943 昭和17 1942 昭和16 1941 昭和15 1940 昭和14 1939 昭和13 1938 昭和12 1937 昭和11 1936 昭和10 1935 昭和9 1934 昭和8 1933 昭和7 1932 昭和6 1931 昭和5 1930 昭和4 1929 昭和3 1928 昭和2 1927 昭和元 1926 12月25日〜12月31日
大正と西暦の対照表元号(和暦) 西暦 備考 大正15 1926 1月1日〜12月24日 大正14 1925 大正13 1924 大正12 1923 大正11 1922 大正10 1921 大正9 1920 大正8 1919 大正7 1918 大正6 1917 大正5 1916 大正4 1915 大正3 1914 大正2 1913 大正元 1912 7月30日〜12月31日
明治と西暦の対照表
元号(和暦) | 西暦 | 備考 |
---|---|---|
昭和64 | 1989 | 1月1日〜1月7日 |
昭和63 | 1988 | |
昭和62 | 1987 | |
昭和61 | 1986 | |
昭和60 | 1985 | |
昭和59 | 1984 | |
昭和58 | 1983 | |
昭和57 | 1982 | |
昭和56 | 1981 | |
昭和55 | 1980 | |
昭和54 | 1979 | |
昭和53 | 1978 | |
昭和52 | 1977 | |
昭和51 | 1976 | |
昭和50 | 1975 | |
昭和49 | 1974 | |
昭和48 | 1973 | |
昭和47 | 1972 | |
昭和46 | 1971 | |
昭和45 | 1970 | |
昭和44 | 1969 | |
昭和43 | 1968 | |
昭和42 | 1967 | |
昭和41 | 1966 | |
昭和40 | 1965 | |
昭和39 | 1964 | |
昭和38 | 1963 | |
昭和37 | 1962 | |
昭和36 | 1961 | |
昭和35 | 1960 | |
昭和34 | 1959 | |
昭和33 | 1958 | |
昭和32 | 1957 | |
昭和31 | 1956 | |
昭和30 | 1955 | |
昭和29 | 1954 | |
昭和28 | 1953 | |
昭和27 | 1952 | |
昭和26 | 1951 | |
昭和25 | 1950 | |
昭和24 | 1949 | |
昭和23 | 1948 | |
昭和22 | 1947 | |
昭和21 | 1946 | |
昭和20 | 1945 | |
昭和19 | 1944 | |
昭和18 | 1943 | |
昭和17 | 1942 | |
昭和16 | 1941 | |
昭和15 | 1940 | |
昭和14 | 1939 | |
昭和13 | 1938 | |
昭和12 | 1937 | |
昭和11 | 1936 | |
昭和10 | 1935 | |
昭和9 | 1934 | |
昭和8 | 1933 | |
昭和7 | 1932 | |
昭和6 | 1931 | |
昭和5 | 1930 | |
昭和4 | 1929 | |
昭和3 | 1928 | |
昭和2 | 1927 | |
昭和元 | 1926 | 12月25日〜12月31日 |
元号(和暦) | 西暦 | 備考 |
---|---|---|
大正15 | 1926 | 1月1日〜12月24日 |
大正14 | 1925 | |
大正13 | 1924 | |
大正12 | 1923 | |
大正11 | 1922 | |
大正10 | 1921 | |
大正9 | 1920 | |
大正8 | 1919 | |
大正7 | 1918 | |
大正6 | 1917 | |
大正5 | 1916 | |
大正4 | 1915 | |
大正3 | 1914 | |
大正2 | 1913 | |
大正元 | 1912 | 7月30日〜12月31日 |
明治と西暦の対照表
旧暦から新暦に変わった明治6年以降を載せています。
元号(和暦) | 西暦 | 備考 |
---|---|---|
明治45 | 1912 | 1月1日〜7月29日 |
明治44 | 1911 | |
明治43 | 1910 | |
明治42 | 1909 | |
明治41 | 1908 | |
明治40 | 1907 | |
明治39 | 1906 | |
明治38 | 1905 | |
明治37 | 1904 | |
明治36 | 1903 | |
明治35 | 1902 | |
明治34 | 1901 | |
明治33 | 1900 | |
明治32 | 1899 | |
明治31 | 1898 | |
明治30 | 1897 | |
明治29 | 1896 | |
明治28 | 1895 | |
明治27 | 1894 | |
明治26 | 1893 | |
明治25 | 1892 | |
明治24 | 1891 | |
明治23 | 1890 | |
明治22 | 1889 | |
明治21 | 1888 | |
明治20 | 1887 | |
明治19 | 1886 | |
明治18 | 1885 | |
明治17 | 1884 | |
明治16 | 1883 | |
明治15 | 1882 | |
明治14 | 1881 | |
明治13 | 1880 | |
明治12 | 1879 | |
明治11 | 1878 | |
明治10 | 1877 | |
明治9 | 1876 | |
明治8 | 1875 | |
明治7 | 1874 | |
明治6 | 1873 |
元号・和暦とは?日本古来の歴史的な年数
元号は、以下のような年数の頭に付ける呼び名です。
- 明治
- 大正
- 昭和
- 平成
- 令和
古くは中国で始まって、日本に伝わりました。
現在、世界で元号を使用しているのは日本だけになっています。
元号を使った年数のことを「和暦」と呼びます。
また、元号のことは「年号(ねんごう)」と呼ぶこともありますよ。
日本では、西暦645年に初めて「大化(たいか)」という元号が定められました。
その後、701年の「大宝(たいほう)」から現在まで継続的に使われています。
大化や大宝は、「大化の改新」や「大宝律令(たいほう りつりょう)」で有名ですね。
大化から現在の令和まで、日本では248の元号がありました。
改元とは?新しい元号に変えること
現在、天皇が代替わりしたときに、元号を新たに制定すると「元号法」で決まっています。
新しい元号に変えることを「改元(かいげん)」といいますよ。
しかし明治より前は天皇の代替わりだけでなく、以下のよなできごとでも改元をしていました。
- 災害や疫病などが発生したとき
- 縁起のいいことがおこったとき
心機一転を、はかっていたんですね。
明治も、明治維新を機に「慶応(けいおう)」から改元されたんですよ。
明治になってから、天皇の代替わりで改元すると決まりました。
なお、明治時代に天皇の代替わりは、天皇が崩御(ほうぎょ=天皇の死去)されたときにおこなうよう決まったので、改元がおこなわれるのは天皇の崩御のときです。
平成から令和への改元は、天皇の崩御ではなく退位によっておこなわれましたが、例外的なものですよ。
日本古来の年の数え方であるので、行政機関など公的な要素の強い組織に関わる場面では、元号(和暦)をメインに使用することが多いです。
また、神社仏閣も元号(和暦)が中心ですね。
西暦とは?キリスト誕生を起点にした西洋の年数
西暦は、イエス・キリストが誕生したといわれているときを起点にした年数です。
西洋歴(せいようれき)とも呼ばれますよ。
▼時代によって、以下の名称を年数の前につけて表すことがあります。
名称 | 理由 |
---|---|
紀元前(きげんぜん) | キリストが誕生するよりも前の時代 |
紀元後(きげんご) | キリストの誕生した後の時代 |
なお、西暦が生まれたのは6世紀とされ、使われ出したのは9世紀のヨーロッパといわれています。
日本には、16世紀にキリスト教の宣教師によって伝えられました。
また、日本の暦の計算方法は「天保暦(てんぽうれき)」または「旧暦(きゅうれき)」と呼ばれる数え方だったんですよ。
明治5年1月1日をもって西洋と同じ暦の計算方法である「グレゴリオ暦」に変わります。
これを機に、日本でも西暦が広まり、昭和時代の戦後になって多く使用されるようになりました。
現在、元号と西暦の使用は状況に応じて自由に使い分けることになっています。
西暦は、デジタルが普及もあり、ビジネスなどで使用が増えました。
西暦には改元による変更がないことが、ビジネス面で便利だったからです。
明治5年以前は旧暦なので西暦へ単純換算はできない
和暦から西暦の換算について紹介する前に、注意点を見ていきますね。
現在使われている年の数え方である新暦(グレゴリオ暦)が導入されたのが、明治6年からになります。
明治6年1月1日を新暦の西暦1873年1月1日と同じにしたんですよ。
明治5年12月2日までは旧暦(天保暦)を使っていました。
旧暦と新暦の調整のため、明治5年は12月2日までとなっていますよ。
明治4年以前は日にちの数え方が異なるため、元号と西暦を変換するときには旧暦と新暦のあいだで変換が必要です。
しかも、旧暦と新暦の計算方法はややこしく、しかも月日までわからないと計算できません。
そのため、このページでは明治6年以降の和暦について紹介しますよ。
ちなみに、明治5年・1872年以前の元号と西暦の変換は、専用のツールを用いて変換するのがおすすめです。
和暦の元年と最終年は要注意
さらに、和暦で元号の変わる年(改元の年)と、元号の最終年も注意が必要です。
改元は、西暦の年変わりに合わせておこなわれることはめったにありません。
明治以降は、天皇が崩御されたときに改元をすると法で決められているからです
天皇が崩御されるのは、いつかわかりません。
だから、改元が区切りのよいタイミングとは限りませんよね。
そのため、西暦年の途中で元号が変わることになります。
つまり、前の元号の最終年と、次の元号の元年は同じ西暦年となりますよ。
▼以下は、明治までの元号の元年と最終年ですよ。
元号 | 元年の西暦 | 元年の期間 | 最終年の元号 | 最終年の西暦 | 最終年の期間 |
---|---|---|---|---|---|
令和 | 2019年 | 5月1日〜12月31日 | – | – | – |
平成 | 1989年 | 1月8日〜12月31日 | 31年 | 2019年 | 1月1日〜4月30日 |
昭和 | 1926年 | 12月25日〜12月31日 | 64年 | 1989年 | 1月1日〜1月7日 |
大正 | 1912年 | 7月30日〜12月31日 | 15年 | 1926年 | 1月1日〜12月24日 |
明治 | 1868年 /1869年 | 1月1日〜12月31日 (新暦 1868年1月25日〜1869年2月12日) | 45年 | 1912年 | 1月1日〜7月29日 |
なお、明治の改元は9月8日(新暦 1868年10月23日)におこなわれましたが、1月1日までさかのぼって明治元年となりました。
和暦と西暦の換算をするには改元の1年前の西暦を足したり引いたりする
各元号の元年と最終年の西暦がわかったら、いよいよ和暦と西暦の換算方法について紹介していきますよ。
和暦と西暦を換算するとき、ポイントとなるのは各元号に改元した日の西暦です。
元年の西暦の前年、つまり元年の西暦年から1を引いた数字を足したり引いたりしますよ。
▼各元号の改元年と、改元前年となる数字(換算で使う数字)は以下のとおり。
元号 | 改元年の西暦 | 換算に使う数字 (改元前年の西暦) |
---|---|---|
令和 | 2019 | 2018 |
平成 | 1989 | 1988 |
昭和 | 1926 | 1925 |
大正 | 1912 | 1911 |
明治 | 1868 | 1867 |
なお、明治元年は旧暦ですが、改元日(1月1日)を新暦に換算すると西暦は1868年になります。
ちなみに実際に改元を決めた日である9月8日も、新暦での西暦は1868年ですよ。
次からは、各元号での西暦との換算方法について、詳しく見ていきますね。
令和と西暦の換算方法
まずは、現在の元号である令和からですよ。
令和は2019年に改元したので、前年の2018が計算に使う数字です。
令和への改元は記憶に新しいので、覚えやすいですね。
令和「レイワ」と018(レイワ)を語呂合わせにして覚えるのもおすすめですよ。
現行の元号なので、2000年代とわかっていますから、018は2018のことだと一目瞭然です。
なお、西暦の下2桁だけで計算することもあると思います。
下2桁で計算する場合は、18が計算に使う数字です。
令和から西暦の換算は2018(18)を足す
令和から西暦へ換算するには、和暦の年数に2018を足しますよ。
下2桁で計算する場合は18ですね。
例として、令和10年を西暦に換算してみましょう。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算 | 10+2018=2028 | 2028年 |
下2桁で計算 | 10+18=28 | ’28年 |
西暦から令和の換算は2018(18)を引く
続いて、西暦を令和に換算する方法ですよ。
西暦から令和に換算するには、西暦の年数から2018を引きましょう。
下2桁で計算するときは、18を引きます。
例として、2040年を和暦に換算してみますね。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁で計算 | 2040-2018=22 | 令和22年 |
下2桁で計算 | 40-18=22 | 令和22年 |
平成と西暦の換算方法
次は、令和の前の元号、平成について紹介しますよ。
平成もまだまだ見かけることが多いですよね。
平成に改元されたのは、1989年です。
だから、前年である1988が平成と西暦の換算に使う数字ですよ。
もうひとつの計算方法として、12と2000を使う方法もあります。
平成は1900年代と2000年代にまたいでいるから使える計算方法ですよ。
また、1900年代と2000年代にまたいでいるので、西暦を下2桁で換算するときは少しコツがいります。
平成の場合は、西暦への計算方法がいろいろありますので、状況に応じて使い分けるのもいいですよ。
一番シンプルなのは、1988の数字を使って4桁で換算する方法ですので、パターンを覚えるのが面倒な場合は1988を使うのがおすすめです。
順に詳しく見ていきましょう。
平成から西暦の換算は1988を足す(12を引いて2000を足す)
まずは、平成から西暦へ換算する方法から紹介しますよ。
平成から西暦への換算は、和暦の年数に1988を足しましょう。
または、和暦の年数から12を引いてから、2000を足します。
西暦下2桁で換算したい場合は、和暦の年数に88を足します。
ただし、答えが100以上となる場合は、100を引いてください。
西暦下2桁で換算するもうひとつのやり方は、和暦の年数から12を引く方法です。
さらに、答えがマイナスになるときは、100を足します。
▼まず平成5年を例に、換算をしてみましょう。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1988) | 5+1988=1993 | 1993年 |
4桁で計算(12と2000) | 5-12+2000=1993 | 1993年 |
下2桁で計算(88) | 5+88=93 | ’93年 |
下2桁で計算(12と100) | 5-12=-7 -7+100=93 | ’93年 |
▼次に、平成20年を換算してみます。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1988) | 20+1988=2008 | 2008年 |
4桁で計算(12と2000) | 20-12+2000=2008 | 2008年 |
下2桁で計算(88) | 20+88=108 108-100=8 | ’08年 |
下2桁で計算(12) | 20-12=8 | ’08年 |
西暦から平成の換算は1988を引く(12を足して2000を引く)
ここからは、西暦を平成に換算する方法ですよ。
西暦から平成へ換算するには、西暦の年数から1988を引きましょう。
西暦の年数に12を足して、2000を引く方法もありますよ。
西暦下2桁で計算したい場合は、西暦の下2桁から88を引きます。
答えがマイナスになる場合は、100を足しましょう。
もうひとつの西暦下2桁でのやり方が、西暦の下2桁に12を足す方法です。
この場合、答えが100以上になったときは、100を引いてください。
▼まず1995年例に、計算してみますね。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1988) | 1995-1988=7 | 平成7年 |
4桁で計算(12と2000) | 1995+12-2000=7 | 平成7年 |
下2桁で計算(88) | 95-88=7 | 平成7年 |
下2桁で計算(12と100) | 95+12=107 107+100=7 | 平成7年 |
▼次に、2010年を換算してみます。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1988) | 2010-1988=22 | 平成22年 |
4桁で計算(12と2000) | 2010+12-2000=22 | 平成22年 |
下2桁で計算(88) | 10-88=-78 -78+100=22 | 平成22年 |
下2桁で計算(12) | 10+12=22 | 平成22年 |
昭和と西暦の換算方法
ここからは、昭和と西暦の換算方法ですよ。
昭和生まれは、まだまだ社会で活躍中です。
また昭和は、歴史上もっとも長くつづいた元号で、昭和時代にはいろいろな歴史上の出来事や変化がありました。
そのため、今でも昭和の和暦を目にすることも多いですね。
昭和の改元は西暦1926年におこなわれました。
したがって、前年の1925を計算に使いますよ。
なお、西暦の下2桁だけで計算するときは、25が計算に使う数字です。
昭和から西暦、西暦から昭和、それぞれの換算方法を順に紹介していきますね。
昭和から西暦の換算は1925(25)を足す
はじめに、昭和から西暦への換算方法を紹介しますよ。
昭和から西暦へ換算するには、和暦の年数に1925を足しましょう。
下2桁で計算する場合は25です。
例として、昭和20年を西暦に換算してみましょう。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算 | 20+1925=1945 | 1945年 |
下2桁で計算 | 20+25=45 | ’45年 |
西暦から昭和の換算は1925(25)を引く
次は、西暦から昭和への換算方法です。
西暦から昭和へ換算するには、西暦の年数から1925を引きましょう。
下2桁で計算する場合は25を引いてください。
例として、1960年を和暦に換算してみましょう。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁の場合 | 1960-1925=35 | 昭和35年 |
下2桁の場合 | 60-25=35 | 昭和35年 |
大正と西暦の換算方法
次は、大正と西暦の換算方法について見ていきますよ。
大正時代は、15年までという短い時代です。
しかも令和元年ごろから考えると、100年ほど前になります。
そのため、大正の和暦を目にすることは少ないかもしれません。
大正と西暦を換算する数字は1911ですよ。
大正への改元がおこなわれた西暦が1912年のため、その前年の数字です。
なお、西暦の下2桁だけで計算するときは、11が計算に使う数字になりますよ。
大正から西暦の換算は1911(11)を足す
まずは、大正から西暦への換算方法からみてみましょう。
大正から西暦へ換算するには、和暦の年数に1911を足しますよ。
下2桁で計算する場合は11を足してくださいね。
例として、大正10年を西暦に換算してみましょう。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算 | 10+1911=1921 | 1921年 |
下2桁で計算 | 10+11=21 | ’21年 |
西暦から大正の換算は1911(11)を引く
つづいて、西暦から大正への換算方法です。
西暦から大正への換算は、西暦の年数から1911を引いてください。
下2桁で計算する場合は11ですよ。
例として、1920年を和暦に換算してみましょう。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁の場合 | 1920-1911=9 | 大正9年 |
下2桁の場合 | 20-11=9 | 大正9年 |
明治と西暦の換算方法
最後に、明治(明治5年以降)と西暦の換算方法を紹介します。
明治時代は、令和元年ごろから100年以上前で、明治初期はおよそ150年も前になりますよ。
そのため、明治の和暦を目にすることは少ないですよね。
しかし明治時代には明治維新がおこり、日本にとって大きな変革がおこった時代でした。
歴史などの教科書・参考書、いろいろな文献などで明治の和暦を目にすることがあると思います。
著名な出来事は和暦と西暦が併記されていることが多いものの、マイナーな出来事や分野などでは、和暦表示のみや西暦表示のみのこともあります。
そこで、明治と西暦の換算方法も紹介しますね。
明治から西暦、西暦から明治へ換算する考え方の基礎
明治の改元は西暦1968年におこなわれました。
よって、明治と西暦の換算で使う数字は、前年の1867ですよ。
なお、西暦の下2桁だけで計算するときは、67が計算に使う数字です。
さらに、明治と西暦の換算方法はもうひとつあります。
33と1900を使うやり方ですよ。
平成のときと同じように、明治は1800年代と1900年代にまたいでいるためですよ。
ただし、1800年代と1900年代にまたいでいるので、西暦を下2桁で換算するときは少しコツがいるのも、平成と同じです。
明治と西暦の換算で注意する点は、明治5年以前の換算ですよ。
明治5年までは、日本は旧暦を使っていたので、現在使用している西暦へ換算するには、特殊な計算が必要です。
明治5年以前については、旧暦と新暦を換算するツールやアプリなどを使うのがおすすめですよ。
明治から西暦の換算は1867を足す(33を引いて1900を足す)
最初に、明治から西暦へ換算する方法から紹介しますね。
明治から西暦への換算は、和暦の年数に1867を足しましょう。
または、和暦の年数から33を引いてから、1900を足します。
西暦下2桁で換算したい場合は、和暦の年数に67を足します。
ただし、答えが100以上となる場合は、100を引いてください。
西暦下2桁で換算するもうひとつのやり方は、和暦の年数から33を引く方法です。
さらに、答えがマイナスになるときは、100を足します。
▼明治10年を例に、換算をしてみましょう。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1867) | 10+1867=1877 | 1877年 |
4桁で計算(33と1900) | 10-33+1900 | 1877年 |
下2桁で計算(67) | 10+67 | ’77年 |
下2桁で計算(33と100) | 10-33=-23 -23+100=77 | ’77年 |
▼次に、明治35年を見てみます。
式 | 西暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1867) | 35+1867=1902 | 1902年 |
4桁で計算(33と1900) | 35-33+1900=1902 | 1902年 |
下2桁で計算(67) | 35+67=102 102-100=2 | ’02年 |
下2桁で計算(33) | 35-33=2 | ’02年 |
西暦から明治の換算は1867を引く(33を足して1900を引く)
次は、西暦を明治に換算する方法を紹介しますね。
西暦から明治へ換算するには、西暦の年数から1867を引きます。
西暦の年数に33を足して、1900を引く方法もありますよ。
西暦下2桁で計算したい場合は、西暦の下2桁から67を引きましょう。
答えがマイナスになる場合は、100を足してくださいね。
もうひとつの西暦下2桁でのやり方が、西暦の下2桁に33を足す方法。
このとき、答えが100以上になったときは、100を引きましょう。
▼1890年を例に、計算してみますね。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1867) | 1890-1867=23 | 明治23年 |
4桁で計算(33と1900) | 1890+33-1900=23 | 明治23年 |
下2桁で計算(67) | 90-67=23 | 明治23年 |
下2桁で計算(33と1900) | 90+33=123 123-100=23 | 明治23年 |
▼次にと1905年を見てみましょう。
式 | 和暦 | |
---|---|---|
4桁で計算(1867) | 1905-1867=38 | 明治38年 |
4桁で計算(33と1900) | 1905+33-1900=38 | 明治38年 |
下2桁で計算(67) | 5-67=-62 -62+100=38 | 明治38年 |
下2桁で計算(33) | 5+33=38 | 明治38年 |
明治・大正や西暦1920年より前の換算方法は暗記しないという方法もある
今、生活をしていて元号と西暦をすばやく変換する必要があるのは、2019年5月現在の元号である令和や、その前の平成くらいではないでしょうか。
昭和生まれの場合は、昭和も西暦との変換が必要になることがあるでしょう。
さらに、メディアなどで目にすることが多いのも昭和くらいまででしょう。
大正や明治なども目にすることはたびたびありますが、すぐに変換が必要になることはないと思います。
じっくりと計算したり、調べたりすればよい場合が多いのではないでしょうか。
そのため、元号と西暦の変換方法を覚えておくのは、令和・平成・昭和までにしておいて、大正や明治は覚えないのも手ですね。
同じように、大正末期に近い西暦である1920年より以前の元号への変換も覚えないのも手です。
令和は「レイワ」と「018」の語呂合わせもあり、現在の元号なので覚えやすいでしょう。
そのため、平成と昭和の2つの変換のみ覚えればいいので負担が減ります。
さらに昭和生まれの場合、平成の改元が強く印象に残っているかもしれませんね。
1989年に改元されていたことを覚えているならば、覚えるのは昭和のみとなるので楽になるのではないでしょうか。
それでも暗記がめんどうな場合は、スマホなどのアプリやWebツールを利用する手もあります。
ただし、アプリやツール起動させる時間や入力の手間があるのが難点です。
さいごに
元号(和暦)はめんどうと思う場面があるいっぽう、日本の公的な年数ですから、使われている場面は意外と多いです。
また、ビジネスではデジタル化の影響もあって西暦が多くなっています。
元号と西暦への変換方法を覚えておくと、日常生活で便利な場面も増えて、いろいろな手続きがスムーズにおこなえますよ。
変換方法は思ったより単純ですので、覚えておくのがおすすめです。