元号(和暦)と西暦の換算方法について詳しく解説。明治・大正・昭和・平成・令和まで対応

2019年5月に元号(げんごう)が、「令和(れいわ)」に改元されました。

新しい時代が始まった気持ちで、気が引き締まります。

元号を使った和暦(われき)は、日本独自の年の数え方です。
いっぽう、西暦(せいれき)という数え方もありますよね。

日本で生活していると、元号(和暦)と西暦の両方を使う場面がよくあります。

そんなとき、元号と西暦の換算がわかりにくいですよね。

たとえば役所などの手続きなどの場面で、後ろに人が並んでいたら、焦って余計にわからなくなったことはありませんか?

今は、スマホの元号と西暦の換算アプリなどもありますが、スマホを取り出し、アプリを開くのは手間がかかります。

うまく暗算で元号と西暦を換算できる方法があれば、楽ですよね。

そこで、このペーシでは元号(和暦)と西暦の対照表、元号から西暦へ簡単に換算する方法、西暦から元号へ簡単に換算する方法を、明治から令和までの元号ごとに紹介しますね。

元号(和暦)と西暦の換算方法について解説 明治から令和まで対応

元号・和暦と西暦の対照表

はじめに明治から令和までの元号(和暦)と西暦の対照表を紹介します。

令和と西暦の対照表

元号(和暦)西暦備考
令和62024
令和52023
令和42022
令和32021
令和22020
令和元20195月1日〜12月31日

平成と西暦の対照表

元号(和暦)西暦備考
平成3120191月1日〜4月30日
平成302018
平成292017
平成282016
平成272015
平成262014
平成252013
平成242012
平成232011
平成222010
平成212009
平成202008
平成192007
平成182006
平成172005
平成162004
平成152003
平成142002
平成132001
平成122000
平成111999
平成101998
平成91997
平成81996
平成71995
平成61994
平成51993
平成41992
平成31991
平成21990
平成元19891月8日〜12月31日

昭和と西暦の対照表

元号(和暦)西暦備考
昭和6419891月1日〜1月7日
昭和631988
昭和621987
昭和611986
昭和601985
昭和591984
昭和581983
昭和571982
昭和561981
昭和551980
昭和541979
昭和531978
昭和521977
昭和511976
昭和501975
昭和491974
昭和481973
昭和471972
昭和461971
昭和451970
昭和441969
昭和431968
昭和421967
昭和411966
昭和401965
昭和391964
昭和381963
昭和371962
昭和361961
昭和351960
昭和341959
昭和331958
昭和321957
昭和311956
昭和301955
昭和291954
昭和281953
昭和271952
昭和261951
昭和251950
昭和241949
昭和231948
昭和221947
昭和211946
昭和201945
昭和191944
昭和181943
昭和171942
昭和161941
昭和151940
昭和141939
昭和131938
昭和121937
昭和111936
昭和101935
昭和91934
昭和81933
昭和71932
昭和61931
昭和51930
昭和41929
昭和31928
昭和21927
昭和元192612月25日〜12月31日

大正と西暦の対照表

元号(和暦)西暦備考
大正1519261月1日〜12月24日
大正141925
大正131924
大正121923
大正111922
大正101921
大正91920
大正81919
大正71918
大正61917
大正51916
大正41915
大正31914
大正21913
大正元19127月30日〜12月31日

明治と西暦の対照表

旧暦から新暦に変わった明治6年以降を載せています。

元号(和暦)西暦備考
明治4519121月1日〜7月29日
明治441911
明治431910
明治421909
明治411908
明治401907
明治391906
明治381905
明治371904
明治361903
明治351902
明治341901
明治331900
明治321899
明治311898
明治301897
明治291896
明治281895
明治271894
明治261893
明治251892
明治241891
明治231890
明治221889
明治211888
明治201887
明治191886
明治181885
明治171884
明治161883
明治151882
明治141881
明治131880
明治121879
明治111878
明治101877
明治91876
明治81875
明治71874
明治61873

元号・和暦とは?日本古来の歴史的な年数

令和記念手ぬぐい

元号は、以下のような年数の頭に付ける呼び名です。

  • 明治
  • 大正
  • 昭和
  • 平成
  • 令和

古くは中国で始まって、日本に伝わりました。
現在、世界で元号を使用しているのは日本だけになっています。

元号を使った年数のことを「和暦」と呼びます
また、元号のことは「年号(ねんごう)」と呼ぶこともありますよ。

日本では、西暦645年に初めて「大化(たいか)」という元号が定められました。
その後、701年の「大宝(たいほう)」から現在まで継続的に使われています。

大化や大宝は、「大化の改新」や「大宝律令(たいほう りつりょう)」で有名ですね。
大化から現在の令和まで、日本では248の元号がありました。

改元とは?新しい元号に変えること

現在、天皇が代替わりしたときに、元号を新たに制定すると「元号法」で決まっています。
新しい元号に変えることを「改元(かいげん)」といいますよ。

しかし明治より前は天皇の代替わりだけでなく、以下のよなできごとでも改元をしていました。

  • 災害や疫病などが発生したとき
  • 縁起のいいことがおこったとき

心機一転を、はかっていたんですね。

明治も、明治維新を機に「慶応(けいおう)」から改元されたんですよ。
明治になってから、天皇の代替わりで改元すると決まりました。

なお、明治時代に天皇の代替わりは、天皇が崩御(ほうぎょ=天皇の死去)されたときにおこなうよう決まったので、改元がおこなわれるのは天皇の崩御のときです。

平成から令和への改元は、天皇の崩御ではなく退位によっておこなわれましたが、例外的なものですよ。

日本古来の年の数え方であるので、行政機関など公的な要素の強い組織に関わる場面では、元号(和暦)をメインに使用することが多いです。
また、神社仏閣も元号(和暦)が中心ですね。

西暦とは?キリスト誕生を起点にした西洋の年数

西暦は、イエス・キリストが誕生したといわれているときを起点にした年数です。
西洋歴(せいようれき)とも呼ばれますよ。

▼時代によって、以下の名称を年数の前につけて表すことがあります。

名称理由
紀元前(きげんぜん)キリストが誕生するよりも前の時代
紀元後(きげんご)キリストの誕生した後の時代

なお、西暦が生まれたのは6世紀とされ、使われ出したのは9世紀のヨーロッパといわれています。

日本には、16世紀にキリスト教の宣教師によって伝えられました。

また、日本の暦の計算方法は「天保暦(てんぽうれき)」または「旧暦(きゅうれき)」と呼ばれる数え方だったんですよ。

明治5年1月1日をもって西洋と同じ暦の計算方法である「グレゴリオ暦」に変わります。

これを機に、日本でも西暦が広まり、昭和時代の戦後になって多く使用されるようになりました。

現在、元号と西暦の使用は状況に応じて自由に使い分けることになっています。

西暦は、デジタルが普及もあり、ビジネスなどで使用が増えました。
西暦には改元による変更がないことが、ビジネス面で便利だったからです。

明治5年以前は旧暦なので西暦へ単純換算はできない

和暦から西暦の換算について紹介する前に、注意点を見ていきますね。

現在使われている年の数え方である新暦(グレゴリオ暦)が導入されたのが、明治6年からになります。

明治6年1月1日を新暦の西暦1873年1月1日と同じにしたんですよ。
明治5年12月2日までは旧暦(天保暦)を使っていました。

旧暦と新暦の調整のため、明治5年は12月2日までとなっていますよ。

明治4年以前は日にちの数え方が異なるため、元号と西暦を変換するときには旧暦と新暦のあいだで変換が必要です。

しかも、旧暦と新暦の計算方法はややこしく、しかも月日までわからないと計算できません。

そのため、このページでは明治6年以降の和暦について紹介しますよ。

ちなみに、明治5年・1872年以前の元号と西暦の変換は、専用のツールを用いて変換するのがおすすめです。

和暦の元年と最終年は要注意

さらに、和暦で元号の変わる年(改元の年)と、元号の最終年も注意が必要です。

改元は、西暦の年変わりに合わせておこなわれることはめったにありません。

明治以降は、天皇が崩御されたときに改元をすると法で決められているからです
天皇が崩御されるのは、いつかわかりません。

だから、改元が区切りのよいタイミングとは限りませんよね。

そのため、西暦年の途中で元号が変わることになります。
つまり、前の元号の最終年と、次の元号の元年は同じ西暦年となりますよ。

▼以下は、明治までの元号の元年と最終年ですよ。

元号元年の西暦元年の期間最終年の元号最終年の西暦最終年の期間
令和2019年5月1日〜12月31日
平成1989年1月8日〜12月31日31年2019年1月1日〜4月30日
昭和1926年12月25日〜12月31日64年1989年1月1日〜1月7日
大正1912年7月30日〜12月31日15年1926年1月1日〜12月24日
明治1868年
/1869年
1月1日〜12月31日
(新暦 1868年1月25日〜1869年2月12日)
45年1912年1月1日〜7月29日

なお、明治の改元は9月8日(新暦 1868年10月23日)におこなわれましたが、1月1日までさかのぼって明治元年となりました。

和暦と西暦の換算をするには改元の1年前の西暦を足したり引いたりする

各元号の元年と最終年の西暦がわかったら、いよいよ和暦と西暦の換算方法について紹介していきますよ。

和暦と西暦を換算するとき、ポイントとなるのは各元号に改元した日の西暦です。

元年の西暦の前年、つまり元年の西暦年から1を引いた数字を足したり引いたりしますよ。

▼各元号の改元年と、改元前年となる数字(換算で使う数字)は以下のとおり。

元号改元年の西暦換算に使う数字
(改元前年の西暦)
令和20192018
平成19891988
昭和19261925
大正19121911
明治18681867

なお、明治元年は旧暦ですが、改元日(1月1日)を新暦に換算すると西暦は1868年になります。
ちなみに実際に改元を決めた日である9月8日も、新暦での西暦は1868年ですよ。

次からは、各元号での西暦との換算方法について、詳しく見ていきますね。

令和と西暦の換算方法

令和記念手ぬぐい

まずは、現在の元号である令和からですよ。

令和は2019年に改元したので、前年の2018が計算に使う数字です。
令和への改元は記憶に新しいので、覚えやすいですね。

令和「レイワ」と018(レイワ)を語呂合わせにして覚えるのもおすすめですよ。
現行の元号なので、2000年代とわかっていますから、018は2018のことだと一目瞭然です。

なお、西暦の下2桁だけで計算することもあると思います。
下2桁で計算する場合は、18が計算に使う数字です。

令和から西暦の換算は2018(18)を足す

令和から西暦へ換算するには、和暦の年数に2018を足しますよ。
下2桁で計算する場合は18ですね。

例として、令和10年を西暦に換算してみましょう。

令和10年の西暦換算
西暦
4桁で計算10+2018=20282028年
下2桁で計算10+18=28’28年

西暦から令和の換算は2018(18)を引く

続いて、西暦を令和に換算する方法ですよ。

西暦から令和に換算するには、西暦の年数から2018を引きましょう。
下2桁で計算するときは、18を引きます。

例として、2040年を和暦に換算してみますね。

西暦2040年の和暦(令和)換算
和暦
4桁で計算2040-2018=22令和22年
下2桁で計算40-18=22令和22年

平成と西暦の換算方法

平成饅頭の外観

次は、令和の前の元号、平成について紹介しますよ。

平成もまだまだ見かけることが多いですよね。

平成に改元されたのは、1989年です。
だから、前年である1988が平成と西暦の換算に使う数字ですよ。

もうひとつの計算方法として、122000を使う方法もあります。
平成は1900年代と2000年代にまたいでいるから使える計算方法ですよ。

また、1900年代と2000年代にまたいでいるので、西暦を下2桁で換算するときは少しコツがいります

平成の場合は、西暦への計算方法がいろいろありますので、状況に応じて使い分けるのもいいですよ。

一番シンプルなのは、1988の数字を使って4桁で換算する方法ですので、パターンを覚えるのが面倒な場合は1988を使うのがおすすめです。

順に詳しく見ていきましょう。

平成から西暦の換算は1988を足す(12を引いて2000を足す)

まずは、平成から西暦へ換算する方法から紹介しますよ。

平成から西暦への換算は、和暦の年数に1988を足しましょう。
または、和暦の年数から12を引いてから、2000を足します。

西暦下2桁で換算したい場合は、和暦の年数に88を足します。
ただし、答えが100以上となる場合は、100を引いてください

西暦下2桁で換算するもうひとつのやり方は、和暦の年数から12を引く方法です。
さらに、答えがマイナスになるときは、100を足します

▼まず平成5年を例に、換算をしてみましょう。

平成5年の西暦換算
西暦
4桁で計算(1988)5+1988=19931993年
4桁で計算(12と2000)5-12+2000=19931993年
下2桁で計算(88)5+88=93’93年
下2桁で計算(12と100)5-12=-7
-7+100=93
’93年

▼次に、平成20年を換算してみます。

平成20年の西暦換算
西暦
4桁で計算(1988)20+1988=20082008年
4桁で計算(12と2000)20-12+2000=20082008年
下2桁で計算(88)20+88=108
108-100=8
’08年
下2桁で計算(12)20-12=8’08年

西暦から平成の換算は1988を引く(12を足して2000を引く)

ここからは、西暦を平成に換算する方法ですよ。

西暦から平成へ換算するには、西暦の年数から1988を引きましょう。
西暦の年数に12を足して、2000を引く方法もありますよ。

西暦下2桁で計算したい場合は、西暦の下2桁から88を引きます。
答えがマイナスになる場合は、100を足しましょう

もうひとつの西暦下2桁でのやり方が、西暦の下2桁に12を足す方法です。
この場合、答えが100以上になったときは、100を引いてください

▼まず1995年例に、計算してみますね。

1995年の和暦(平成)換算
和暦
4桁で計算(1988)1995-1988=7平成7年
4桁で計算(12と2000)1995+12-2000=7平成7年
下2桁で計算(88)95-88=7平成7年
下2桁で計算(12と100)95+12=107
107+100=7
平成7年

▼次に、2010年を換算してみます。

2010年の和暦(平成)換算
和暦
4桁で計算(1988)2010-1988=22平成22年
4桁で計算(12と2000)2010+12-2000=22平成22年
下2桁で計算(88)10-88=-78
-78+100=22
平成22年
下2桁で計算(12)10+12=22平成22年

昭和と西暦の換算方法

ここからは、昭和と西暦の換算方法ですよ。

昭和生まれは、まだまだ社会で活躍中です。
また昭和は、歴史上もっとも長くつづいた元号で、昭和時代にはいろいろな歴史上の出来事や変化がありました。

そのため、今でも昭和の和暦を目にすることも多いですね。

昭和の改元は西暦1926年におこなわれました。
したがって、前年の1925を計算に使いますよ。

なお、西暦の下2桁だけで計算するときは、25が計算に使う数字です。

昭和から西暦、西暦から昭和、それぞれの換算方法を順に紹介していきますね。

昭和から西暦の換算は1925(25)を足す

はじめに、昭和から西暦への換算方法を紹介しますよ。

昭和から西暦へ換算するには、和暦の年数に1925を足しましょう。
下2桁で計算する場合は25です。

例として、昭和20年を西暦に換算してみましょう。

昭和20年の西暦換算
西暦
4桁で計算20+1925=19451945年
下2桁で計算20+25=45’45年

西暦から昭和の換算は1925(25)を引く

次は、西暦から昭和への換算方法です。

西暦から昭和へ換算するには、西暦の年数から1925を引きましょう。
下2桁で計算する場合は25を引いてください。

例として、1960年を和暦に換算してみましょう。

1960年の和暦(昭和)換算
和暦
4桁の場合1960-1925=35昭和35年
下2桁の場合60-25=35昭和35年

大正と西暦の換算方法

次は、大正と西暦の換算方法について見ていきますよ。

大正時代は、15年までという短い時代です。
しかも令和元年ごろから考えると、100年ほど前になります。

そのため、大正の和暦を目にすることは少ないかもしれません。

大正と西暦を換算する数字は1911ですよ。
大正への改元がおこなわれた西暦が1912年のため、その前年の数字です。

なお、西暦の下2桁だけで計算するときは、11が計算に使う数字になりますよ。

大正から西暦の換算は1911(11)を足す

まずは、大正から西暦への換算方法からみてみましょう。

大正から西暦へ換算するには、和暦の年数に1911を足しますよ。
下2桁で計算する場合は11を足してくださいね。

例として、大正10年を西暦に換算してみましょう。

大正10年の西暦換算
西暦
4桁で計算10+1911=19211921年
下2桁で計算10+11=21’21年

西暦から大正の換算は1911(11)を引く

つづいて、西暦から大正への換算方法です。

西暦から大正への換算は、西暦の年数から1911を引いてください。
下2桁で計算する場合は11ですよ。

例として、1920年を和暦に換算してみましょう。

1920年の和暦(大正)換算
和暦
4桁の場合1920-1911=9大正9年
下2桁の場合20-11=9大正9年

明治と西暦の換算方法

最後に、明治(明治5年以降)と西暦の換算方法を紹介します。

明治時代は、令和元年ごろから100年以上前で、明治初期はおよそ150年も前になりますよ。

そのため、明治の和暦を目にすることは少ないですよね。
しかし明治時代には明治維新がおこり、日本にとって大きな変革がおこった時代でした。

歴史などの教科書・参考書、いろいろな文献などで明治の和暦を目にすることがあると思います。

著名な出来事は和暦と西暦が併記されていることが多いものの、マイナーな出来事や分野などでは、和暦表示のみや西暦表示のみのこともあります。
そこで、明治と西暦の換算方法も紹介しますね。

明治から西暦、西暦から明治へ換算する考え方の基礎

明治の改元は西暦1968年におこなわれました。
よって、明治と西暦の換算で使う数字は、前年の1867ですよ。

なお、西暦の下2桁だけで計算するときは、67が計算に使う数字です。

さらに、明治と西暦の換算方法はもうひとつあります。
331900を使うやり方ですよ。

平成のときと同じように、明治は1800年代と1900年代にまたいでいるためですよ。
ただし、1800年代と1900年代にまたいでいるので、西暦を下2桁で換算するときは少しコツがいるのも、平成と同じです。

明治と西暦の換算で注意する点は、明治5年以前の換算ですよ。
明治5年までは、日本は旧暦を使っていたので、現在使用している西暦へ換算するには、特殊な計算が必要です。

明治5年以前については、旧暦と新暦を換算するツールやアプリなどを使うのがおすすめですよ。

明治から西暦の換算は1867を足す(33を引いて1900を足す)

最初に、明治から西暦へ換算する方法から紹介しますね。

明治から西暦への換算は、和暦の年数に1867を足しましょう。
または、和暦の年数から33を引いてから、1900を足します。

西暦下2桁で換算したい場合は、和暦の年数に67を足します。
ただし、答えが100以上となる場合は、100を引いてください

西暦下2桁で換算するもうひとつのやり方は、和暦の年数から33を引く方法です。
さらに、答えがマイナスになるときは、100を足します

▼明治10年を例に、換算をしてみましょう。

明治10年の西暦換算
西暦
4桁で計算(1867)10+1867=18771877年
4桁で計算(33と1900)10-33+19001877年
下2桁で計算(67)10+67’77年
下2桁で計算(33と100)10-33=-23
-23+100=77
’77年

▼次に、明治35年を見てみます。

明治35年の西暦換算
西暦
4桁で計算(1867)35+1867=19021902年
4桁で計算(33と1900)35-33+1900=19021902年
下2桁で計算(67)35+67=102
102-100=2
’02年
下2桁で計算(33)35-33=2’02年

西暦から明治の換算は1867を引く(33を足して1900を引く)

次は、西暦を明治に換算する方法を紹介しますね。

西暦から明治へ換算するには、西暦の年数から1867を引きます。
西暦の年数に33を足して、1900を引く方法もありますよ。

西暦下2桁で計算したい場合は、西暦の下2桁から67を引きましょう。
答えがマイナスになる場合は、100を足してくださいね。

もうひとつの西暦下2桁でのやり方が、西暦の下2桁に33を足す方法。
このとき、答えが100以上になったときは、100を引きましょう

▼1890年を例に、計算してみますね。

1890年の和暦(明治)換算
和暦
4桁で計算(1867)1890-1867=23明治23年
4桁で計算(33と1900)1890+33-1900=23明治23年
下2桁で計算(67)90-67=23明治23年
下2桁で計算(33と1900)90+33=123
123-100=23
明治23年

▼次にと1905年を見てみましょう。

1905年の和暦(明治)換算
和暦
4桁で計算(1867)1905-1867=38明治38年
4桁で計算(33と1900)1905+33-1900=38明治38年
下2桁で計算(67)5-67=-62
-62+100=38
明治38年
下2桁で計算(33)5+33=38明治38年

明治・大正や西暦1920年より前の換算方法は暗記しないという方法もある

今、生活をしていて元号と西暦をすばやく変換する必要があるのは、2019年5月現在の元号である令和や、その前の平成くらいではないでしょうか。

昭和生まれの場合は、昭和も西暦との変換が必要になることがあるでしょう。

さらに、メディアなどで目にすることが多いのも昭和くらいまででしょう。

大正や明治なども目にすることはたびたびありますが、すぐに変換が必要になることはないと思います。
じっくりと計算したり、調べたりすればよい場合が多いのではないでしょうか。

そのため、元号と西暦の変換方法を覚えておくのは、令和・平成・昭和までにしておいて、大正や明治は覚えないのも手ですね。

同じように、大正末期に近い西暦である1920年より以前の元号への変換も覚えないのも手です。

令和は「レイワ」と「018」の語呂合わせもあり、現在の元号なので覚えやすいでしょう。
そのため、平成と昭和の2つの変換のみ覚えればいいので負担が減ります。

さらに昭和生まれの場合、平成の改元が強く印象に残っているかもしれませんね。
1989年に改元されていたことを覚えているならば、覚えるのは昭和のみとなるので楽になるのではないでしょうか。

それでも暗記がめんどうな場合は、スマホなどのアプリやWebツールを利用する手もあります。
ただし、アプリやツール起動させる時間や入力の手間があるのが難点です。

さいごに

元号(和暦)はめんどうと思う場面があるいっぽう、日本の公的な年数ですから、使われている場面は意外と多いです。

また、ビジネスではデジタル化の影響もあって西暦が多くなっています。

元号と西暦への変換方法を覚えておくと、日常生活で便利な場面も増えて、いろいろな手続きがスムーズにおこなえますよ。

変換方法は思ったより単純ですので、覚えておくのがおすすめです。

ノマド的節約術の裏話

ブログでは公開していない情報をメールやLINEで受け取れます。無料で登録可能ですので、下記のボタンよりお気軽にご登録ください!

この記事を書いた人

岡山県出身、広島県在住のライター。吉備エリア(岡山県・広島県東部)の情報を発信するサイト「きびナビ」を運営中。現在育児中で、子供の将来に必要なお金をいかに作っていくかが当面のテーマ。まずは節約するとともに、資産運用のための余裕資金を捻出していきたいと思っている今日この頃。地域文化やグルメ・写真などに強いので、ノマド的節約術では文化・風習に関する記事や外食系の記事を多く作成。また、元 鉄道会社の社員なので交通系の記事も。