道北の秘境エリア?森林のまち「北海道下川町」への行き方3通り

こんにちは。「灯台もと暮らし」編集部の立花です。

わたしが2017年5月から暮らす北海道下川町は、北海道内の中でも「道北」と呼ばれるエリアにあります。

冬にはマイナス30度と、日本一寒くなることもある下川町ですが、札幌や函館などの大都市と比べると小さいということもあり「下川町ってどこ?」と言われることもしばしば。

そして、わたしが移住してから「下川町に行ってみたい!」と言ってくれる友人・知人もいるのですが、どこにある町か分からないゆえに「どうやって行けばいいか分からない」とも言われます。

そこで、今回は下川町へ行きたい!と思ってくださった、ちょっとマニアックな方に教えたい、下川町への行き方についてご紹介します。

1.最安値で移動するならバス(札幌→下川町)

北海道全体の玄関口は札幌ですので、まずは札幌→下川町への行き方を見てみます。

日本全国どこでも共通ですが、長距離移動するのに一番安いのは、やっぱりバス。

まず、下川町からJRの駅がある隣の市の名寄まで行ける、札幌→名寄間の「高速なよろ号」というバスに乗ります。

なよろ号

片道は3,090円、往復で買うと5,860円です。

名寄駅についたら今度は、下川町内へ出ている名士バスというバスに乗ります。

このバスは町内のどこで降りるかにもよりますが、だいたい片道500円くらいかかります。

また、バスも1時間に1本くらいの頻度ですので接続がうまくいかないと1時間くらい、バスを待たなければなりません。

ただ、名寄駅には駅前交流プラザ「よろーな」という施設があり、雨や雪が降っても室内で座ってバスを待つことができます。

札幌からバスを利用して下川町へ行く場合は、だいたい3,530円ほどかかる、と覚えておくと良いでしょう。

バスを使った場合の所要時間は、バスとの接続にもよりますが、4時間30分ほどかかります。

2.快適な電車(札幌→下川町)

次に移動手段として挙げられるのが、電車です。

札幌から旭川まで「特急カムイ」という電車に乗り、旭川で乗り換えます。

そして名寄本線で名寄駅まで行き、あとは先ほども出てきた名士バスで町内へ向かう、という流れです。

特急を使うと、旭川まで4,840円かかります。

他にも、旭川から名寄までは様々な電車の種類があるようです。

  • JR宗谷本線 特急サロベツ:2,770円(所要時間:54分)
  • JR宗谷本線 快速なよろ:1,640円(所要時間:1時間42分)
  • JR宗谷本線 鈍行:1,890円(所要時間:1時間45分)

宗谷本線
安さを取るか、時間を取るか・・・。

鈍行は学生も使用している場合が多く、夕方や朝だと2両の車両でも座れない区間があります。

実際、わたしは出張帰りによく学生たちの帰宅ラッシュと時間がバッティングするのですが、2両の車両に結構な数の利用客の方々が乗っています。

本数も少ないため、1本逃すとやっぱり1時間近く次まで待たなければならないので、なんとかして乗りたい気持ちは、わたしも分かります。

電車を使った場合の所要時間は、4時間くらいです。

3.下川町へ行くなら旭川空港を使うべし

上の2つは、札幌から下川町内へ行く方法をご紹介しましたが、空港の立地を見ると新千歳空港よりも旭川空港の方が圧倒的に近いのです。

そのため、どこから出発するかによりますが、旭川空港を利用した方が道内での移動時間は圧倒的に短縮されます。

ちなみに羽田空港→新千歳空港は、LCCのAIR DO(エアドゥ)を使うと18,000円ほどの航空券代で、それにさらに電車やバスの移動費が加算されます。

もちろん、もっと早めにチケットを取れば格安で乗ることができますが。

同じ日程で羽田空港→旭川空港を同じAIR DOで調べると、19,000円くらいでそんなに変わりません。

ただし、旭川空港から電車に乗るための旭川駅に行くためには、620円のバスに40分ほど乗って移動する必要があります。

そして旭川駅から鈍行で名寄まで行けば、旭川空港を利用すると新千歳空港を利用するよりも400円くらい安くなることが分かります。

旭川空港を使った場合の所要時間は、旭川から町内までは2時間ほどかかります。

最寄りの空港によっては新千歳空港の方が便利かも

ただし、旭川空港は飛行機の本数が多いわけではなく、また就航している便もそんなにたくさんの地域と繋がっているわけではありません。

そのため、新千歳空港を利用した方が、結果的に行きやすく、移動がスムーズで安い!ということもあるかもしれないと思います。

というのも、シーズンや住んでいる地域によって、移動費はかなり変わってくるためです。

とはいえ、まずは北海道のどこから下川町へアクセスできるのか、メジャーな行き方を3つご紹介してみました。

北海道内の移動はレンタカーがオススメ

ちなみに、公共交通機関を使わないという手もあります。

北海道は道幅が広く、まっすぐで運転しやすい道路が多いため、レンタカーを利用して道内を移動する方も少なくありません。

小型車であれば、安いところだと一台5,000円代から借りることができますし、好きなところへ自由に足を伸ばせるのがレンタカーの魅力です。

レンタカーでは高速道路を使えば、札幌からだと3時間半ほど、旭川からだと1時間半ほどかかります。

ただし、北海道は道外から来た人にとって運転しやすい故にスピードを出しすぎるのがネック。

よくスピード違反で捕まる観光客が多い、と聞くのでレンタカーを利用される際は、くれぐれもお気をつけくださいね。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

1991年生まれ、静岡県出身の編集者。これからの暮らしを考えるメディア「灯台もと暮らし」の執筆、編集を担当。いつか書道教室をひらくのが夢。