万能野菜スープのレシピ・作り方を写真つきのブログ記事で紹介

森山愛美夏の画像

野菜を切って、決まった順番に鍋に入れてコトコト煮ていくだけでできる、万能な「野菜スープ」をご存知ですか?

スーパーなど、どこでも手に入る「玉ネギ」「キャベツ」「ニンジン」「カボチャ」を小さく切り、順番に鍋に重ねて煮出すだけで完成する、薬膳スープです。

万能野菜スープの作り方

「野菜スープ」ってどれくらいヘルシー?

野菜スープ

体にやさしく、しかもいろいろな料理に使いまわすことのできる野菜スープ。

お財布にも体にも優しい、この万能スープは体をあたためるだけでなく集中力UPやダイエットにも効果的です。

血糖値を安定させたり過剰な食欲を正常にしたり、胃腸膵臓が弱っている方や、アレルギーやホルモン関連の不調全般に効くスグレモノですよ。

特に血糖値が下がりやすい夕方や空腹時に温めて飲むと、頭がスッキリとして集中力が戻り、夕食までもうひと頑張りできます。

重ね煮は食材を入れる順番がポイント

野菜スープは、野菜を鍋に重ねて煮込むだけでできる、簡単なスープです。

ただし、重ねる野菜の順番には、重要な意味があります。
野菜同士の素材の旨味が、うまく影響し合う順番があり、コンソメスープ以上の旨味を引き出してくれるのです。

ここで重要なのは、薬膳料理の考え方。

薬膳では、体を温める作用のある野菜を陽性、冷やす効果のある野菜を陰性と呼びます。

鍋の中に一番「陰性」の性質の強いものから入れ、徐々に「陽性」のものを上に重ねていくことで、上に向かおうとする力と、下に下がろうとする力が鍋の中で集まって、食材が持つ旨味や甘みをより引き出すことができると言われているのです。

葉野菜は上に伸びてふくらむ力で成長し、体をゆるめて冷やす働きがある「陰性」。

対して根菜は下に向かう力で伸びていき、体を引き締め温める効果があるとされる「陽性」と呼びます。

そのため鍋の中に入れる順番は、たとえばこんな感じです。

  1. もっとも陰性なキノコや海藻類
  2. 葉ものの野菜
  3. ジャガイモやカボチャなどの芋類、
  4. 最後にニンジンやごぼうやレンコンなどの根菜類

この順番さえ守れば、どんな野菜を組み合わせても美味しい重ね煮ができあがるのです。

覚えてしまえば、とても簡単ですよ。

ただ火にかけていれば美味しくできあがりますので、便利な常備菜の素になります。

ついつい火が通りにくいジャガイモやカボチャなどから入れたくなりますが、キノコや海藻からの旨味、そして葉野菜の水分が芋類や根菜類の甘みをより引き出してくれるのです。

万能「野菜スープ」の作り方

では早速、野菜スープの作り方を見ていきましょう。

材料

  • 玉ネギ
  • キャベツ
  • カボチャ
  • ニンジン
  • 水:材料の重さの3倍から4倍

まず玉ネギは皮をむいて半分に切ります。
そのまままっすぐ切るのではなく、中央の芯に向かって放射状に切りましょう。

半分まで切ったら反対側も、包丁を寝かし芯に向かって繊維に沿って、こんな風にまるく切ります。

カットした玉ネギ

次に垂直に切って、今度はみじん切りにしましょう。

カットしたニンジン

ニンジンは斜め薄切りに切った後、千切りにしてみじん切りをします。

細かく切れば切るほど胃腸にやさしいスープになるのですが、この日は作っている段階ですでにお腹が空いていたのでザク切りになってしまいました。

カットされたキャベツ

キャベツは芯の部分を切り取り、繊維が揃うように葉を重ねて、繊維に沿って切っていきます。

そこから細かくみじん切りに近いザク切りに。

妊娠中やお疲れの方で、包丁をなるべく使いたくない場合は、手でちぎっても良いでしょう。

薄く切ったカボチャ

カボチャも薄く切って、そこから小さく切っていきます。

細かくカットしたカボチャ

さて、野菜を切り終えたら、さっそく鍋に入れていきます。

鍋に入ったキャベツ

鍋に入ったカボチャ

鍋に入ったニンジン

最初に玉ネギ、そしてキャベツ、カボチャ、ニンジンの順番に重ねましょう。

そして材料の3倍から4倍の水をそっと注ぎ入れ、蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火にして蓋をせず30分煮ます。

中で野菜が少しだけ動き、弱く沸騰し続けているような火加減がベストです。

煮立ってきた野菜スープ

これを熱いうちにザルで濾したらできあがり。

冷蔵庫で2日か3日持つので、1回200ccくらいを朝昼晩の空腹時に飲むと効果的です。

煮出したあとの野菜も、ありがたくいただきましょう

このスープ、飲むと体がホッとするのがわかります。

肌の調子も便秘も良くなりますし、ちょっとくらい空腹になっても、フラフラしたり集中力が切れてイライラしたりすることが少なくなってきます。

集中して10日ほど続けて飲むのも、週に2日くらいのペースでこの野菜スープを飲むのも、体質改善に有効と言われています。

野菜スープの活用法は、そのまま飲むのはもちろん、いろいろな料理に使いまわせるのも嬉しいポイントです。

  1. ポトフなどの煮込み料理のダシに
  2. 野菜スープに、焼いた鶏肉を加えてカレー粉を溶いて、シチューに
  3. 炒めたモヤシに加えてラーメンの具材に

さて、野菜スープを味わったあとに残るのが、煮出したあとの具材。

薬膳料理の考え方にのっとると、絞りカスとしてこのまま捨ててしまってもOKですが、それではもったいない!

野菜スープ

写真のように具のまま食べたり、ミキサーにかけてポタージュスープにするのもおすすめです。

また、野菜スープだけを飲みたい時は、具を別に保存しておくと、別のお料理に使いまわせます。

出汁と合わせて海藻を加えてお味噌汁にしたり、ロールキャベツやハンバーグに混ぜたり、粉と混ぜてお好み焼きにするのがおすすめです。

農家の方々が作ってくださったお野菜、最後まで感謝していただきたいものです。

食欲が増し、何かとイベントごとが続く冬の時期。
食べすぎのあとの体調リセットにもおすすめです。

飲むと空腹が紛れるという点でも、ダイエットにもぴったりのスープですよ。

ぜひたっぷり作って、1ヶ月くらい継続して飲み、安く簡単な健康スープを味わってみてくださいね。

一度作ると別の料理にも使えるので、料理の手間も省けますよ。

この記事を書いた人

CM音楽、作詞作曲、歌手、翻訳、ライター、料理講師。 卵乳アレルギーの8歳と1歳の母。出産を機に自分も同じアレルギーを持っていたと知り、卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲業、執筆業のかたわら、さまざまな自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期の食事、菜食と肉食ごはんの同時レシピ、アレルギー対応食などを専門としている。