児童手当の現況届の書き方、記入例、添付書類、所得制限限度額について徹底解説

児童手当を受給していると、毎年6月に現況届が手元に届きますよね。

わかってはいるけど、毎年届いてから「あ、そうだった！」と思う出すことが多くないですか？

普段の生活費にあてたり、学費のために貯蓄していることが多いので、支給停止になったら大変です！

そうならないように、すぐに提出したいものですね。

このページでは児童手当の現況届のこと、記入例などを紹介しています。

児童手当の現況届の意味合い

児童手当の現況届は、なぜ届くのか気になりませんか？
こどもが生れてから、児童手当の支給停止年齢になるまで管理してくれればいいじゃないか！と思うかもしれません。

でも、現況届にはきちんとした理由があるんですよ。

児童手当を受給している場合、毎年6月1日の状況を6月末日までの届け出る必要があります。

提出された現況届に基づき、受給資格や養育状況、所得等について確認し、6月分以降の手当の支給について審査されるルールです。

現況届は、毎年6月の初めごろに手元に届きますよ。

児童手当の現況届を提出しない場合はどうなる？

児童手当の現況届が手元に届いたのに、故意やうっかりミスで提出をしない場合は、6月分以降の手当(10月7日支給以降の手当)が支払われません。

つまり一時停止となってしまうので、必ず提出しましょう。

また現況届を提出しないまま2年間経過すると、児童手当法第23条により時効になり受給資格がなくなるんですよ！

そうなると困りますよね。

新たに申請する場合は申請の翌月分からの支給になってしまい、それまでの手当はもらえないので、現況届は滞りなく提出することがとても大切です。

児童手当の所得制限について

児童手当の現況届は所得の状況を審査されるのですが、どんな基準で審査されているのか気になりませんか？

受給者(生活中心者)の所得が所得制限限度額未満の場合は、児童手当が支給されるようになっているんですよ。
一方で、所得制限限度額以上の場合は当分の間、特例給付が支給されます。

▼児童手当の支給額をあらためて見てみましょう。

▼特例給付になった場合は、以下のとおりです。

一気に減りますよね。でも、その分所得が多いので困ることはないかと思います。
さて、今度は所得制限限度額を見てみましょう。

「自分が特例給付になってしまうのか？」と気になる場合は、事前に問い合わせてみるのがいいですね。

配偶者の前年所得が多くなった場合は受給資格が消滅

配偶者の前年所得がこれまでの受給者(自分)より多くなった場合には、受給資格が消滅することがあります。
そうなると、困ってしまいますよね！

でも安心してください。
この場合は『受給者資格消滅届』を提出し、配偶者であらためて新規認定請求を出すことになりますよ。

なお、現況届提出後に受給資格消滅通知書を受け取った場合、その日の翌日から15日以内に配偶者で新規認定請求をしなければなりません。

「受給資格がなくなってしまった！」と焦る前に、落ち着いて新規認定請求を提出しましょう。

児童手当の現況届の他に届が必要な場合

以下のいずれかに当てはまる場合は、担当部署まで連絡し別途手続きが必要です。

つまり、何かしら生活に変化があった場合は問い合わせて対応することが大切です。

児童手当の現況届の記入例

僕は岡山市に住んでいるので、岡山市から届いた児童手当の現況届記入例を紹介しますね。

▼こちらが記入例です。

▼記入する際は、以下のものが必要ですよ。

▼『年金等加入証明欄』は現況届の裏面にあります。

特別なことがない限り、現況届の記入は難しくありませんよ。

▼記入後、岡山市の場合は切手不要の返信用封筒が入っていたので、その封筒に現況届を入れてから郵送します。

また以下の場合は、別途添付書類が必要です。

さいごに

児童手当の現況届は毎年6月の初めに届き、6月30日が提出期限です。
提出が遅れると、10月以降の手当を受け取れません！

現況届が手元に届いたら、すぐに返送するのがよいですね。

おまけ

ノマド的節約術では、児童手当のことについて書いている記事が他にもあります。
ぜひ読んでみてくださいね。