不動産投資を始めたいと思っても、経験や知識がないとどうやって始めたらいいのかわからないですよね。
不動産投資について勉強するなら、本を読むのがおすすめです。
私はワンルームマンションへの投資を始める前に、不動産投資に関する本を10冊以上読んで勉強しましたよ。
ただし、不動産投資の本の中には多額の借金を勧めたり、初心者がマネするのは難しい内容が書かれていたりするものもあります。
そこでこのページでは、読まないほうがいい本の見分け方や、これから不動産投資を始める人におすすめの本を紹介しますね。
不動産投資は物件を買う前に本を読んで勉強しよう!
私が初めて不動産投資用の物件を購入したときは、10冊以上の本を読んで基礎知識を習得しました。
「物件を購入する前に本を読んで勉強したほうがいい」と私が考える理由は以下の通りです。
- 不動産会社のセミナーや無料相談会の内容が理解しやすくなる
- 紹介された物件を購入すべきか判断できる
- リスクが高い投資方法を避けられる
セミナーに参加するだけでも知識は得られますが、参加する前に本を読んで勉強しておくと、セミナーの内容が理解しやすくなりますよ。
不動産投資セミナーでは、売上のために不動産会社の都合のいいことしか説明されない可能性もあります。
また、セミナーによっては、多額の借金をして物件を購入するなどリスクが高い投資方法を勧められるかもしれません。
本を読んで勉強しておけば、その場の雰囲気に飲まれることなく、正しい判断ができるようになりますよ。
読まないほうがいい本の見分け方
書店には不動産投資の本がたくさん並んでいますよね。
勉強になる本は多いのですが、中には読まないほうがいい本もあります。
具体的には、以下のような言葉が入っている本は避けたほうがいいですよ。
- 頭金なしで資産~億円
- 絶対、最速、裏わざ、神わざ
- 空き家・古家・競売物件(ボロ物件)
「頭金なしで資産~億円」は、マンションやアパート一棟を多額の借金をして購入しているケースが多いですね。
確かに1億円を超える資産を手にしたかもしれませんが、身の丈を超える額の借金をして不動産投資をするのはリスクが高すぎます。
タイトルに「絶対」「最速」などの言葉が入っている本も読まないほうがいいですね。
投資に絶対はありませんし、そもそも不動産投資は短期間で結果が出るような投資ではありません。
また、空き家などいわゆるボロ物件への投資を勧める本もありますが、初心者は手を出さないほうが無難です。
リフォームなどで手間や費用がかかりますし、売却したいと思ってもかんたんに買主が見つからないリスクもありますよ。
不動産投資はワンルームマンションがおすすめ
これから不動産投資を始めるなら、ワンルームマンションがおすすめです。
私がやっているということもありますが、ワンルームは不動産投資の中では投資額が少ないので、初心者の方でも始めやすいですよ。
また、一棟ものに比べると、いざというときに売却しやすいメリットもあります。
ここからは、不動産投資はワンルームマンションがおすすめであることを前提に説明していきますね。
不動産投資のおすすめ本7選
それでは、私が実際に読んだ本の中から、不動産投資のおすすめ本を7冊紹介していきます。
サラリーマンは自宅を買うな
「サラリーマンは自宅を買うな」は、私が不動産投資を考えるきっかけをくれた本です。
長期の住宅ローンを組んで自宅を購入するリスクから、賃貸に住むことや不動産投資をするメリットまで丁寧に説明されていますよ。
私はもともと持ち家派だったのですが、この本を読んで「自宅より投資用物件を買ったほうがいい」と考えるようになりました。
タイトルに「サラリーマンは」とありますが、自宅を買うか悩んでいるならサラリーマンじゃなくても参考になるはずです。
住宅ローンを返済しながら不動産投資をするのは難しいので、不動産投資を始める前に、自宅を買うかどうか考えておくといいですよ。
不動産投資の学校[入門編]
「不動産投資の学校[入門編]」は、不動産投資スクールを運営している日本ファイナンシャルアカデミーの本です。
不動産投資のメリット、リスク、利回りの計算方法、物件の見つけ方など、1冊で不動産投資の基礎が学べますよ。
物件管理やリフォームなど、物件を購入したあとのことまで詳しく説明されているのもいいですね。
同じシリーズで[実践編]もありますが、個人的には[入門編]だけで十分だと思います。
教科書のように手元に置いておき、わからないことがあったら確認するという感じで使うのがおすすめですよ。
世界一やさしい不動産投資の教科書1年生
「世界一やさしい不動産投資の教科書1年生」も、不動産投資の入門書としておすすめの本です。
投資経験がない方でも理解できるように、不動産投資についてわかりやすく説明されています。
不動産投資にかかるコスト、選んではいけない物件、購入までの手順などがかなり詳しく解説されているので、再入門にもいいですね。
繰り返し読めば、この1冊だけでかなりの知識が得られますよ。
今すぐ東京の中古ワンルームを買いなさい!
私が物件管理をお願いしている、日本財託の重吉勉社長の本です。
堅実な資産形成を目指すなら東京の中古ワンルームが最適だと主張されています。
私がワンルームマンションへの投資を決めたのは、この本を読んだのがきっかけでした。
30年近く賃貸管理に携わってきただけあって、とても説得力のある内容でしたね。
ワンルームのメリットや借金を利用するときの考え方、リスクへの対策、出口戦略まで丁寧に説明されていますよ。
ワンルームマンションへの投資に興味があるなら、おすすめの一冊です。
低金利時代の不動産投資で成功する人、失敗する人
こちらも日本財託の重吉社長の本で、やはり東京の中古ワンルームを投資対象として勧めています。
現在の低金利を活かしたローンの活用方法に内容が特化していますね。
ただし、多額の借金を勧めているわけではなく、失敗事例を取り上げて安易に借金しないことが大事だとも書かれています。
先ほど紹介した「今すぐ東京の中古ワンルームを買いなさい!」と合わせて読むと、ワンルームに投資するメリット・デメリットがより理解できますよ。
初めての人のための99%成功する不動産投資
ワンルームマンション投資を実践している内藤忍さんの本です。
99%成功するかどうかは別として、ワンルームへの投資を実践者の立場から書かれているので、不動産投資の取り組み方が具体的にイメージできますよ。
不動産投資の本では物件を自分で探す方法を説明しているものがほとんどですが、物件選びや管理を専門家に任せることで、本業が忙しい人でも無理なく取り組めると説明されています。
私も物件選びや管理は専門家に任せているので、この部分はとても共感できましたね。
また、内藤さんがお付き合いしている業者を紹介しているので、今後の不動産会社選びの参考になるはずです。
不動産投資にだまされるな
「不動産投資にだまされるな」は、不動産投資の実態について理解するのにおすすめの本です。
サブリース契約やシェアハウス、地面師など、不動産投資で問題になった案件について詳しく説明されていますよ。
また、成功大家と失敗大家の違いが具体例とともに説明されているのも参考になりましたね。
不動産投資の危険な部分が詳しく書かれているので、もしかしたら不動産投資をするのが怖くなるかもしれません。
しかし、不動産業者にだまされないように知識を得ることは大事なことです。
不動産投資で資産形成を目指すなら、読んでおきましょう。
さいごに
不動産投資は投資額が大きいので、失敗しないためには投資を始める前に勉強して知識を得ておくことが大切ですよ。
セミナーや無料相談会に行く前に本を読んで勉強しておけば、内容が理解しやすくなりますし、物件を紹介されたときに正しい判断ができます。
今回紹介した本は、どれも私が実際に読んで役に立った本ばかりです。
気になる本があれば、ぜひ読んでみてくださいね。