【松本博樹ヒストリー1】中学のときまで人の気持ちを考えて行動したことなんかなかった

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2017年3月から毎月【松本博樹ヒストリー】と題して、何度かに分けてノマド的節約術主宰の松本さんのインタビュー記事をお届けします。聞き手は、普段は「灯台もと暮らし」で編集をしている僕、くいしんです。

最初にインタビューを行ったのは2016年11月、それから現在まで複数回のインタビューを行い、松本さんの人生について様々な質問を繰り返してきました。

第三者の視点で、普段ブログでは語られない松本さんの考え方、思い出を、ゆっくりと聞いていきました。

この連載は、のちにノーカットの【完全版】としてKDP(電子書籍)にまとめる予定です。

初回である今回は、幼少期から高校受験の頃まで、またその頃に感じた「空気を読むようになったきっかけ」のお話をうかがっています。

目次

  • 幼いときの記憶
  • 幼稚園の頃の将来の夢
  • 小学生の頃のキャラクター
  • 初めてのおこづかいの記憶
  • 中学のときはどんな子だったか
  • 高校受験について
  • 空気を読むようになったきっかけ

松本博樹ヒストリー1

松本さんインタビューアイキャッチ(善照寺にて)

幼いときの記憶

── こうして改まってお話をうかがうというのは初めてですね。

松本:
そうですね。

── どこから聞いていこうかなと思うのですが・・・今回の企画では、松本さんの人生について順番に聞いていこうと考えてます。

松本:
よろしくお願いします。

── 今も神戸在住ですが、お住まいは小さい頃からずっと神戸なんですよね?

松本:
ずっと神戸ですね。会社を辞めて、家を引き払ったときに半年だけ大阪にいましたけどね。

── なぜ大阪に?

松本:
奥さんの実家です。

── なるほど。

松本:
大阪と兵庫の境ぐらいのところに住んでいました。

── 松本さんのご実家は、今のご自宅の近くなんですか。

松本:
今住んでいる家からそんな遠くはないですね。車やと10分くらいです。

── じゃあ、小さな頃の記憶はすべて神戸ですね。

松本:
神戸ですね。神戸の北区のど田舎にしか思い出がないんですよ。

田んぼ
↑実家の田んぼ↑

── 幼少期の思い出で、何か思い出深かったことってありますか?

松本:
自転車に乗れるようになって、走り回ってて、川に落ちました。

── 川に落ちたってどういう状況ですか(笑)。

松本:
川っていうか、川の横にある10メートルくらいの崖から河原に落ちました。

── いくつのときですか?

松本:
4歳か5歳くらい。それはよく覚えてます。落ちたとき、死んだと思いましたからね(笑)。

── 入院したんですか?

松本:
無傷でした。

── 無傷(笑)。

松本:
その崖がちょっとだけ斜めになってたからかな。転がって落ちていったような感じで。落ちた先も草むらだったので大丈夫でしたね。めっちゃ焦りましたよ(笑)。

── 自転車乗れるようになってすぐの話ですか?

松本:
そうそう。補助輪が片方だったと思う。自転車で行動範囲が広がって近所を散歩するのが楽しかった。

── 家の近所ってことですよね?

松本:
実家から歩いて2、3分のところですからね。運よく生きていてよかったですよ(笑)。

── それって破天荒だったということですか?

松本:
いやぁ、そうでもないと思いますけど。普通じゃないですかね。わりとインドアなほうやと思いますけど、自転車に乗れるようになってちょっとずつ行動範囲が広がるのが楽しかった覚えはありますね。新しい道を覚えたりとか。

── 自転車に乗れるようになるのって最初に世界が広がる感覚を覚えますよね。

松本:
そうそう、「この道行って大丈夫なん」みたいなところにあえて行くとか(笑)。

幼稚園の頃の将来の夢

── 幼稚園の卒業アルバムに「何々になりたい」みたいな、将来の夢とか書かされたりするじゃないですか。なんて書きました?

松本:
おもちゃ屋さんになりたい、って書いたかもしれない。なんでそんなの書いたか全然覚えてないですけどね(笑)。それこそプラレールとかやってましたね。

プラレール

── 他にハマッた遊びとか覚えてますか?

松本:
数字をひたすら書いてた。

── 幼稚園で?(笑)。

松本:
そのくらいのときから数字を書く遊びにハマッてました。本当にただ数字を書くだけですけどね。かけ算とかもわかってました、当時から。

── かけ算ももうわかってたんですか。じゃあ本当に数字が強い子だったんですね。

松本:
親が言うには「こいつ天才じゃないか」みたいなことを思ってたらしいです。

── かけ算って、習ってない状態ですよね?

松本:
習ってないですね。自分で勉強したんだと思いますけど。

── 幼稚園生が自分で九九勉強できます?(笑)。そういえば、ご兄弟はいるんですか?

松本:
僕が一番上で、弟だけです。家になんか、教材があったんでしょうね、たぶん。

小学生の頃のキャラクター

── 幼稚園から小学校の頃って、どういうポジションというか、どういうふうに受け入れられていたんですか?

松本:
どうなんでしょうね。親から聞いたのは灘中灘高とか、全国トップクラスの学力のところに行けるって幼稚園の頃は思ってたらしいです。それも大人になってから聞いた話ですけど。

── 実際はどうだったんですか?

松本:
全然成績良くなかったです。あんまり覚えてないんですけど。算数はほぼ100点でしたね。テストの記憶あんまりないですね。4年生くらいのときに算数で初めて100点取れなかったときのことはよく覚えてます。

── コンプリートというか完ぺきな状態が崩れたんですね。じゃあ小学校は公立ですか?

松本:
公立ですね。

── 私立に行こうという話にはならなかったんですか。

松本:
そもそも私立とか公立とか知らなかったですね。何もわかってなかった。地元の学校に行く選択肢しかなかった。

── スポーツはできたんですか?

松本:
足だけは速かったです。

── のちのち陸上部ですもんね。小学生のときは何かスポーツやってましたか?

松本:
何もやってないです。

── 何もやってないのに足速かったんですか。

松本:
足は速かったですね。何人かでクラスのトップを争ってるような感じでしたね。

小学生時代の写真

── 足速かったら、モテたんじゃないですか?

松本:
全然そんな記憶がない。

── ちやほやされたとか。

松本:
あんまない。むしろどちらかと言えばいじめられるキャラでした。

── 嫌なことがあったからあんまり記憶がない?

松本:
そうなのかな。いじめられてるほうでしたからね。いじめられてるって大げさかもしれないですけど。

── 神戸って不良とかいるんですか?

松本:
うん。不良っぽい人たちは割といましたね。その人たちから集団でやられて、泣いて家に帰るみたいな子どもでした。

── 足速い人ってどちらかというと、いじめっ子が多いじゃないですか。

松本:
なんなんでしょうね。根暗やからじゃないですか。

── じゃあ小学校低学年は根暗だったんですね。

松本:
そうですね。ある日、突然めっちゃ切れたんですよ。

── 小学校のときですか。

松本:
小4くらいだったかなあ。机とか椅子とか廊下に投げて。逃げ回ってたけど机とか投げつけて。当たってたらヤバかったでしょうね(笑)。

── じゃあそれをきっかけにいじめが収まったみたいな?

松本:
そうですね。こいつ怒らせるとマジでやばいって思われたでしょうね。下手に手は出してこなくなった気がします。

その後は普通に仲良くなりました。もともと普通に話したりしていたんだけど、なんかあるとこっちにあたるみたいな感じやったから。

── あぁ、完全に無視されるとかそういうことではなかったわけですね。

松本:
そうですね。割と普通にしてた。友だちがいないわけじゃなくて、結構いろんな人と遊んでたんですけどね。

── 小学校のときは何して遊んでたんですか。

松本:
ゲームしてることが多かったかなあ。でも普通に外に遊ぶこともあって、山に行ったりとか、サッカーしたりとかかくれんぼしたり。

ドッチボールとか。ドッチボールもめっちゃ弱かったんですけどね。ある日突然覚醒して、めちゃくちゃ強くなりました。

── なんですかその話(笑)。いきなりコツをつかんだんですか。

松本:
ある日突然、ボールを普通にキャッチできるようになって、強い子を当てたりとか。コツを掴んだんでしょうね。

── それいくつですか。

松本:
小3か小4くらいのときです。なんでかわからないけど、いきなり強くなって。そのときは一番ちやほやされましたね。

初めてのおこづかいの記憶

── 小学校のときはどんなことにお小遣いを使ってましたか?

松本:
お菓子とかですかね。駄菓子屋行ったりとか。その辺に家に転がってるお金ちょろまかして買いに行ってました。悪い子ですね(笑)。

ファイナルファンタジーの5やったかな。小銭だけ大量に集めて、小銭だけで中古屋で買いました。4,000なんぼでしたけど。

── 小銭を貯めていたんですか?

松本:
忘れたけど、お釣りを親にもらって貯めたりとかかなあ。

── その頃から節約・貯金体質だったんですね(笑)。

松本:
言われてみれば、そういうところはあるかも(笑)。

中学のときはどんな子だったか

中学生時代の写真

── 中学のときはどんな子でしたか。さっきのいじめられっ子だった話じゃないですけど、クラスの中でのポジションとか。

松本:
あんまり目立ってなかったでしょうね。この頃は記憶があまりないです。

── 中学では勉強できましたか?

松本:
勉強はあんまりハマッてないかなあ。

── パソコンの授業とかなかったんですか。

松本:
小学校はないです。中学のときは3年のときにちょっとあったかも。「技術」っていう授業で触った気がします。ようわからんパソコンでした。

── Windows 95ですか?

松本:
たぶんMS-DOS。

── Windows 95より前のやつですね。

松本:
そんな感じでしたね。真っ黒の画面で、なんかちょっと操作したくらい。

高校受験について

── 高校受験は悩みました?

松本:
あんまり考えてないほうだったんでしょうね。

── 悩まずでしたか。

松本:
高校は、成績が悪すぎて、行く選択肢があんまりなかったです。

── じゃあ真ん中より下くらいだったんですか。

松本:
真ん中よりは下かな。真ん中よりちょい下くらい。

── 真ん中よりちょい下だとあんまり選べないですか高校。

松本:
選べないですね。公立で3つくらいかなあ。普通科に行きたくなかったんですよ。

── 何科に行ったんですか。

松本:
商業です。「普通」っていう言葉が気持ち悪くて。

── 進路を考え出して、そういう感覚が芽生えたってことですか。

松本:
知らなかったですからね、普通科っていう言葉自体。何かで見て、「何だ普通って?」と思って。

── 「普通の人生歩みたくない」みたいな気持ちですか?

松本:
どうなんだろう。ゲーム系の仕事したかったんですよ当時は。ゲームプログラマーとか。

空気を読むようになったきっかけ

── 中学くらいまでで他に覚えていることってありますか。

松本:
人の気持ちを考えて行動するみたいなのは、中学生のときまではほぼ皆無やったと思います。

── えっ、どういう意味ですか。こういう言い方をしたら相手が嫌な気持ちになるなとか?

松本:
そうそう。そういうことを、あんまり考えてなかったんですよ。

── っていうのはどういうことですか。だからいじめられるみたいな話ですか。空気読めないやつ、って。

松本:
そうなのかもしれない。高校のときに変わったんですよ。

── 高校でなんかあったんですか?

松本:
突如、成績がよくなったんですよ。勉強があまりにも簡単というか、コツがわかってしまって。

── コツってなんですか。

松本:
普通に授業をちゃんと聞いて、メモ取ってテスト前にちょっとやれば、90点くらいは簡単に取れるんですよ。

── 正直僕はあまり腑に落ちてないんですけど(笑)。つまり、点数取れないやつはサボってるか、普段からやってないから取れないんだよねっていうことですか。

松本:
そう。そういうのを大きい声でずっと言ってたら、怒られて。それで「気をつかう」という感覚を覚えたんですよ。

仲の良かった子らと話してるときにそうやって言ってて「自分もできんかったけど、やったらこんなのできるのになんで他の人ができんのかようわからんわ」みたいなことを普通に話してたら、「そんなの言ったらあかんで」みたいな。

── 「言ったらいけないよ」とはっきり言われたことによって、そうなんだと気づいた。

松本:
そうですね。それが大きいですね。今でもそういう意識はしてます。

── どういう気持ちなんでしょうね。本音を言う、言いたい、言っちゃう、ってことなんですかね。

松本:
そうですね。本音というか、事実ですよね。でも、事実でも口に出したらいけないことがあるんだなって今はわかってます(笑)。

【編集後記】インタビューした感想

実はこの企画、すでに4回にわたるインタビューの収録を終えており、2017年4月からも順次記事を公開していきます。

個人的な話になりますが、僕がノマド的節約術に関わり始めて松本さんとお話するようになったのは2016年5月のこと。

だいたいは月に一度、神戸や東京でミーティングをしているのですが、基本的にはウェブやブログやウェブメディアの話ばかりしています。

そんな中で持ち上がった今回の企画は、インタビューと原稿執筆を通して松本さんの生い立ちを深掘りするもの。

特に学生時代の話などは普段話を聞くこともなければ、ノマド的節約術に書かれることもほとんどなく、僕にとっても初めて聞くお話ばかりでした。

今回あった「空気を読むようになったきっかけ」の話は、現在の松本さんの謙虚な姿勢にもつながるところがあります。

人に迷惑をかけたりいやな思いをさせないように。

そうやって高校時代に思ったことが、今のノマド的節約術の誰にでも読みやすく理解しやすい文体になっているんじゃないかと思います。

続編はこちらから。

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ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

くいしん

フリーの編集・ライター・PR。「灯台もと暮らし」編集部。1985年、神奈川県小田原市生まれ。高校卒業後、レコード店員、音楽雑誌編集者、webディレクター、web編集者を経て、個人事業主に。主にカルチャー、音楽、生き方、働き方、ローカル、暮らし、メディアについて執筆。

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