「型紙なし、まち針なし、仮縫いなし」の部屋着とワンピースの簡単な作り方

森山愛美夏の画像

私の祖母は裁縫の師範の資格を持っていますが、私自身はこれまで裁縫と編み物を避けて生きてきました。

幼稚園のお道具バッグを作らねば・・・」と布を買いに行った手芸用品店で、そのまま出来上がったお道具バッグを購入して帰ってきてしまったくらい苦手意識があります。

ですが、とうとう子どもにキラキラした目で「ママ、お洋服作って」と言われ、引くに引けなくなってしまいました。

それから「手が時間もお金もかからず、失敗してもダメージが少ないやり方」を模索し、実践しているのが、この「余り布で一気に作る、型紙なし服の作り方」です。

先日も子どもが寝静まった夜中に、今にも瞼がくっつきそうな眠気の中で服を作りました。

時間もないので「型紙なし、まち針なし、仮縫いなし」です。

裁縫が得意な方や、本格的に学びたい方には向いていないと思いますが、「不器用だけど安く手早く作ってみたい」という方には、ちょうどいい作り方です。

このページでは、100円の材料で30分あれば出来る超簡単な裁縫テクニックを紹介していきますね。

部屋着とワンピースの簡単な作り方

1. いらないバンダナ2枚で作る 型紙なしのパンツの作り方

裁縫が苦手な人にとって、一番必要なものは「勇気」です。

私はミシンに苦手意識があり過ぎて、ゆっくり縫っていると、規則的な音のリズムに乗ってすぐに眠くなってしまいます。

そのため、ミシンの速度を1番速くして、ジェットコースター状態で、速く一気に縫ってしまわなくてはなりません。

今回、その速さで作ったら、実測1着が20分でできました。
余ったバンダナ2枚で、この形のパンツを作ってみます。

バンダナで作るパンツ

バンダナを二つ折りして、その上に見本にしたいパンツを写真の形のように二つ折りにし、周りをチャコペン(洗うと消える布用ペン)で縁取りしていきます。

バンダナとズボン

縁取りした線の1cmくらい外側を切っていきます。

怖がらずにいきましょう!
裁断に失敗しても命を盗られるわけではありません。

形が変になってしまったら、他の物に作り変えることもできるので大丈夫です。

そして、もう一枚のバンダナも同じように二つ折りにして線を引き、裁断します。

縁を引いた線の1cmくらい外側(実際にカットする部分)も、見やすいように描くと、きれいに切りやすいですね。

切ったバンダナ

次に、足の長さを子どもに当てて合わせてみて「これくらい?」と調節したら、布をひとつ折り返して縫っていきます。ほつれないように、端々はしっかり折って縫っておきます。

ミシンで縫う

そして、表になる面が内側になるようにパタンと折って、足を入れる部分をザーッと縫っていきます。

先ほど切り抜いた布の1cmくらい内側を縫っていくのがちょうどいいです。

反対の足のパーツも同じように縫ってくださいね。

切ったバンダナ

縫い終わったら、足のパーツ2本をひっくり返して、合わせる部分を確認します。

合わせる部分を重ねて、裏側を縫っていきましょう。
この時、股に当たる部分はしっかり縫い返して、避けないように補強しておくことが大切です。

ミシンで塗っている

縫い上がったらこんな感じになります。
完成形が想像できるように、ひっくり返して確認してください。

ズボン2着

そしてもう一度ひっくり返して裏面にしたら、今度は腰に当たる部分にゴムを入れられるように縫っていきましょう。背中部分から、内側に折り返しつつ縫っていきます。

縫い始めたところから3cmくらい離したところで縫い終えて、その穴からゴムを通していきます。

この時、時間があったら、折り返して待ち針で止めて、アイロンをかけて形を整えてから縫うと縫いやすいです。けれど急ぐ場合は折り返しながらミシンをかけてしまっても大丈夫ですよ。

「ゴムが通りやすいように」と意識しながら縫っていきましょう。

縫い返し

紐とおしで、腰周りのゴムを通していきます。

糸通し

紐とおしがない場合は、ヘアピンで代用できると思います。

ちなみにこの後に作ったワンピースの首回りは、この紐とおしそのものが入らなかったので、ヘアピンにゴムをかけて通しています。

わざわざ買わなくても、ヘアピンで十分な場合が多いかもしれませんね。

ヘアピン

ゴムを通したら、子どもに履いてみてもらってウエストサイズを調節して結びます。
成長しても長く履けるように、少しだけゆるめにしておくと良いと思います。

結んだら余分なゴムを切って、ゴムを通した部分を縫い閉じたら完成です。

手ぬぐいで作ったワンピースと合わせて、部屋着や普段着として使っています。

2. 百均の手ぬぐい1枚で作る サイズ100までのパジャマパンツ

まず手ぬぐいを広げて、真ん中に向かってパタンパタンと折りましょう。

手ぬぐい

そしてそれを半分にパタンと折ります。開くとこんな感じです。

手ぬぐい

その上に、複製したいイメージのパンツを二つ折りにして重ねて、周りをチャコペンでなぞって、その周り1cmくらい外側をザクザク切っていきます。

写真は収縮性があるパンツをモデルにして作ったため、さらに一回り大きめに考えて型を考えているところです。

切った手ぬぐい

切り終えたものを広げると、こんな形のものが2枚できています。

足の長さを子どもに合わせて縫いました。

手ぬぐいの型

これを、先ほどのパンツの工程と同じ流れで縫っていけば出来上がりです。

手ぬぐいズボン

3. 手ぬぐいで作る簡単チュニックワンピース

手ぬぐいを2つ折りに折って、子どもの首周りのサイズの2周り大きいくらい(頭が入るくらいの大きさ)の半円に印をつけます。

お子さんのサイズによっては、ワンピースではなくチュニックになると思いますが、うちの子は現在90くらいのサイズです。

細身体型でチュニックワンピースくらいの長さになりました。
頭が入るように描いた半円のサイズは、横18cmくらい、縦6-7cmです。

チュニック

くり抜いた部分を一回り折り返して、アイロンをかけて型をつけた後、ゴムが通る空洞を残しながら縫っていきます。

縫い始めと縫い終わりを3cmくらい空けることを忘れないようにしましょう。

そしてそこからゴムを通して、子どもに実際にかぶってもらってみて、楽に脱ぎ着できるサイズに調節して、ゴムを結んで切ります。

切った手ぬぐい

次は腕の部分です。

上から14cmくらいのところに印をつけて、そこから内側に約2cmのところから、布の一番下に向かって、ほんの少しAラインスカートにする気持ちで斜めに縫っていけばできあがり!

写真はできたてほやほや、糸の始末前のものです。

お好みで腕の部分にレースを縫い込んだりしても良いでしょう。
うちはあまりに一気に作ってしまったので、縫い目がところどころ雑になってしまいました。

補強はしていますが見た目的に良くないので、試着して撮影後、改めて首の部分にもレースを追加して、両脇にリボンをつけています。

縫ったワンピース

首元につけたリボンは、腕の部分に縫い合わせたレースをこのようにリボンの形に丸めたものです。

余り布で絞ってまとめて縫い付けました。

あまりのリボン

試着してもらったらすぐにシミをつけられてしまい、着替えさせて洗ったという経緯があったため、全貌がわかる写真は、リボンをつける前の段階のものです。

手ぬぐいを二つ折りして作ったワンピースは、イメージとしてサイズ90の女児に着せるとこんな感じになります。ご参考になさってください。

完成したワンピース

4. 手ぬぐいや余り布でリバーシブルバッグ!

この他に、余り布で簡単にリバーシブルバッグを作ることもできます。

こちらは、違う柄の布を2組2枚ずつ重ねて、同じ大きさで切り取ってください。

手ぬぐいバッグ

上部が丸くなるようにタックを寄せながら、余裕があれば、寄せたタックにアイロンをかけて待ち針で止めて縫い、次にバッグの底のマチを決めて縫っていきます。

このバッグの底のマチは5cmと8cmにしました。

そして、縫った布の裏面同士を合わせて周りを縫い、お好みの紐でくるりとまとめながら縫い合わせればできあがりです。

既製の服があれば誰でもできる!

型紙ではなく、子どもの体のサイズを測りながら、すでにある洋服の形に切り抜いて、ザーッと縫っていくだけでできます。

器用な方ならきっともっときれいにできると思いますが、「不器用でもこのやり方なら一応できる」という良い例になるかと思い、ご紹介しました。

裁縫が得意な方から見ると「雑!」と思われると思いますが、百均の手ぬぐいや余り布で、汚しても構わない服を30分以内で作れるなら「それもまぁいっか」と思うのです。

そして最後に、もう一度だけ言わせてください。
裁縫が苦手な方にとって、一番必要なものは「勇気」です。

時間も予算もかからないアバウトな作り方なので、ぜひ楽しんで試してくださいね。

この記事を書いた人

CM音楽、作詞作曲、歌手、翻訳、ライター、料理講師。 卵乳アレルギーの8歳と1歳の母。出産を機に自分も同じアレルギーを持っていたと知り、卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲業、執筆業のかたわら、さまざまな自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期の食事、菜食と肉食ごはんの同時レシピ、アレルギー対応食などを専門としている。