会社員生活で得た仕事に役立つおすすめの知識・経験7つ。フリーランスでも使える!

現在はフリーランスのライターとして働いているわたしですが、過去には会社員として働いていたこともありました。

主に、接客業や営業ばかりしてきたので多少偏りはありますが、会社員生活で得たものが、今の仕事にも役立っていると感じます。

現在の仕事にも役立っていると感じる知識・経験を紹介していきますね。

会社員生活で得た役立つ知識と経験

1. 個人情報の扱いに対する意識

顧客やクライアントの氏名・電話番号・住所など、個人情報の扱いには敏感です。

受け取る個人情報は極力最低限にして、不要なものはすぐに破棄するように心がけています。

これは、保険会社で働いていたからです。

保険会社は特に個人情報の扱いには厳格で、1つでも書類を紛失すれば一大事!

個人情報の入った書類をどこに収納するのかも決まっており、絶対になくさない・絶対に必要な書類しか持ちださない、ということが徹底されていました。

保険会社で働いていたからこそ、個人情報は厳格に取り扱う、という意識を持てるようになりました。

2. デスクの整理

これも、保険会社で働いていた頃に得た知識です。

デスク周りの整理整頓は徹底しなければならなかったため、ズボラなわたしでも片づけ癖がついたんですよ。

業務が終わったら全部片づける

業務が終わったらデスクの上はすべて片づけます。
消しゴム1つ残さず片付けるので、デスクの上は17時過ぎには何も無い状態になります。

朝出社したときには、きれいなデスクで仕事を始められるので、気分も良いですね。

デスクの上に必要なモノしか乗っていないという状態になると、仕事にも集中しやすいし、モノがなくなることもありません。

きれいなデスクで仕事しよう

今は自宅で仕事をすることが多いので散らかりやすくなっていますが、なるべくこまめに片づけて、集中できる環境を作るようにしています。

すべてのモノに定位置を決める

保険会社で働いていたときには、モノの備品等のモノの定位置が細かく決まっていました。
顧客の個人情報が入った書類は、引き出しの中でもさらにファイルボックスで仕切られた中に分類して整理しなければなりませんでした。

はじめは正直「ギョッ」としたのですが、慣れればどうってことありません。

それどころか、何がどこに入っているのかすぐに分かるので、仕事の効率はとても良かったですよ。

ちなみに、デスク以外でも、オフィス内は整理整頓が徹底されていました

共通で使うパンフレット類や文具など、すべて「どこに何があるか」ハッキリと分かる状態。

自宅でも、ここまで徹底してモノの場所を決めれば、まったく散らからないだろうなぁ、と思います。

実際には、家のモノすべてに定位置を決めることができていないため、たまに散らかってしまいます……反省です。

不要なモノはすぐに捨てる

引き出しから書類が溢れないように、定期的に中身を整理し、古い書類はとりあえず破棄する、という習慣も身に付きました。

書類自体は必要になればまたプリントアウトすればいいのですから、「しばらく使わないかも」というような書類は、いつまでも保管せずにさっさと捨てるように言われていました。

「いつか使うかも」と思ってとっておいても、重要書類を紛失するリスクが高くなるだけです。

また、モノが多くなるほど探し物に使う時間が増えて非効率ですよね。

わたしは今でも、要らないモノはすぐに破棄するようにしています。

3. 電話のかけ方

電話をかけるのが苦手な人っていますよね。
わたしももともとは、電話をかけるのが苦手でした。

でも、接客業や営業の仕事をしていると、お客様に電話をするのがむしろ仕事と言っても過言ではありません。

おかげさまで、電話をかけることに対する苦手意識は一切なくなりました。

ライター業でも、クライアントに電話をかけたり、調べたいことがあれば電話して聞いたりすることもあります。

電話に関するマナーも覚えました。

たとえば、フリーダイヤルではない番号に電話がかかってきたときは、1回切ってこちらからかけ直す、なんていうのも、会社員生活で身に付けたマナー。

問い合わせの対応では、「少々お待ちください」と言って保留するは1分以内。

1分以上かかる場合はいったん切って、こちらから折り返す旨を伝えます。

こういったビジネスマナーはフリーランスの仕事をしているだけではなかなか身に付くものではありませんよね。

4. ヒアリング能力

相手が何を望んでいるのか、ということを聞き出す「ヒアリング能力」は、会社員生活で得た大きな財産です。

雑談の中から家族構成を聞き出して必要な商品を推測したり、どのようなトーク展開なら聞いてもらえるか、ということを考えます。

毎日お客様とお話ししていれば、徐々にヒアリング能力は伸びると思いますよ。

大事なのは、お客様の話を聞くこと。
自分ばかり話しているのはダメです。

お客様が何を求めているのかを引き出すには、自分は相槌や短い質問をするだけで、とにかくお客様に話してもらわなければなりません。

接客や営業の仕事はトーク力は必要ありません。
話し上手よりも聞き上手になることが、お客様の求めていることを引き出す唯一の方法だと思います。

フリーライターだと、主にクライアントとの対話の中で、この能力が発揮できます。

細かい指示が無い場合はこちらから聞かなければならないのですが、質問攻めにするのではなく、クライアントがたくさん話していただけるように、気を付けていますよ。

5. 落ちついて話すこと

聞くことの大切さだけでなく、やはりある程度上手に話せることも、仕事では大切ですよね。

わたしは、接客業や営業の仕事をしてきたおかげで、落ちついて話せるようになりました。

もともとは、沈黙が怖いと思っていました。
「何か話さなきゃ!」と焦って、「え~っと」でつないでしまうことが多かったんですよね。

営業の仕事では自分のトークを録画されるという研修があったのですが、自分が話している様子を見ると、けっこうへこみます。

  • 早口になっている
  • 「え~っと」を連発している
  • 動作に落ち着きがない

こうした問題に気付けたおかげで、徐々に沈黙を恐れず、ゆっくり話し、ムダな動作もしなくなりました。

また、声の出し方も学びました。
特に発声練習などをするわけではありませんが、相手が聞きやすい声を出そうと意識して話していましたよ。

地声はわりと低いのですが、接客のときにはワントーン声の高さが上がります。

現在はほとんどメールでのやりとりが多いのでクライアントと話すことは少ないのですが、人前で話すときには、聞きやすい声を意識して話すようにしていますよ。

6. 笑顔をでいること

笑顔でいるほうが、気持ち良く働けます。
笑顔で働いていれば、笑顔を返してくれる人も多いですし、笑顔をもらうとこちらも元気になれますよね。

だから、緊張しているときや、嫌なことがあったときこそ、笑顔を絶やさないようにしています。

実際、愛想良くしていれば、怒られにくいです。

接客業をしているとお客様からお叱りの声をいただくこともあるのですが、愛想良くしていたことで、大きな問題になったことはありません。

むしろ、クレーム対応は得意になりましたよ。

7. 数字を使うこと

営業の仕事では特に、数字の説得力に頼ることが多いです。

「この商品は人気があるんですよ」と言うよりも、「この商品は去年の2倍売れているんですよ」など、数字を出した方が説得力がありますよね。

保険会社だと、「2人に1人ががんになる時代なんですよ」とか「葬儀費用の全国平均は約200万円なんですよ」といった使い方をします。

ライターとして記事を書くときも、基本は同じです。

数字で示せるものは数字で書いた方が説得力が増すので、データを調べて正しい数字を掲載する、ということは意識しています。

もう一つ、クライアントとのやりとりの中でも、数字を使うようにしています。

「早めにやります」と言うよりも「3日後には納品します」と言った方が具体的ですよね。

自分が思う「早め」とクライアントが思う「早め」は違うでしょうし、具体的に言ったほうが親切です。

また、数字を使ってしまうことで、自分も「3日後までにやらなきゃ」と思えるので、だらだら先延ばしにしてしまうことがありません。

もともとはけっこう大雑把な性格なのですが、意識的に数字を使うようになってからは、少しだけ大雑把なところがマシになったように思います。

わたしにはフリーランスのほうが向いている

会社員とフリーランスを両方やってみて、自分に合った働き方が分かったのも、大きな収穫でした。

会社員時代も「この仕事楽しい」とか「この仕事向いてるかも」と思って働いていたのですが、どうもフリーランスの方が合っているようです。

一律の給料で働くのがつらい

学生時代のアルバイトでは、時給で働くのがつらいと思っていました。バリバリ働いてもだらだら働いても、同じ時給ですからね。

「がんばった分だけ評価されたい」という気持ちが強かったので、その後は歩合制の仕事ばかり選んできました。

でも、会社によってはたとえ歩合制でも、全体の売上が下がれば自分の取り分も減らされることがあり、やるせない気持ちになったのを覚えています。

自己責任で働ける

もともと責任感は強い方なので、会社員のときでも「この仕事は自分が責任をもつ」と意識することは多かったです。

でも、いくら「これはわたしが責任をとります」と言っても、会社ではそうはいきません。

わたしがいくら責任感が強くても、結局はマネージャーや店長など上司の責任になってしまいます。

フリーランスなら、本当に自分の責任で働けるので、誰かに対して申し訳ないと思うことが格段に減りました。

人間関係

今まで働いてきた職場の中には、人間関係が上手くいかないところもありました。

いわゆる「パワハラ」を受けたこともあります。

でも当時はそんなこと思っていなくて、「わたしが悪いんだ」と思い込んでいたんですね。

あのまま無理して働き続けていたら体調を崩してしまったかもしれません。

今も対クライアントの人間関係はありますが、フリーランスなら仕事は選べますから、合わないな、と思う人と無理に関係を続ける必要はなくなりました。

精神的なゆとりもできたように思います。

まとめ

最近は大学卒業後、すぐフリーランスになる「新卒フリーランス」という働き方も注目されています。

それだけ働き方が多様化しているのは良いことですよね。

ただ、わたし自身は、会社員とフリーランスの両方を経験できて良かったです。

「どうしてもこれがやりたい!」というわけでなければ、会社員として働いてみるのもいいんじゃないかなぁと思います。

わたしの場合、アルバイトも含めこれまでに6つの仕事を経験しているので、それも良かったですね。

1社しか経験が無いと、会社の常識=社会の常識と勘違いしてしまうこともあったかもしれません。

実際、1つの組織に長くいると、その組織や業界での常識が、さも一般常識のような感覚になってくるのではないでしょうか。

複数の職場を経験したことによって、いろんな業界の常識にも触れられました。

そして、その中で、「どんな職場でもこれは大事だな」と思える常識や知識も得られました。

フリーランスも会社員も、一社会人であることには変わりありません。

会社員生活で得たさまざまな経験や知識は、今の仕事にも役立つことがたくさんあるので、ムダなことは何一つなかったのだな、と最近は思えるようになりましたよ。

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この記事を書いた人

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