子どもは冬休み、仕事は年末進行、各種イベントもたくさんあって、大忙しの12月。
「おせちもあるけどまずはクリスマスか。どんな料理を作ろう・・・」と悩む方も多いのではないでしょうか。
クリスマスのメイン料理で使う食材と言えば、鶏肉ですよね。
今回はホームパーティーや誕生日にも使えるだけでなく、比較的簡単に作れる美味しい鶏肉料理をご紹介します。
普段ごはんをおもてなしごはんにアップグレードする盛り付け方も! ぜひご参考になさってみてください。
魚焼きグリルで超簡単!シンプルガーリックチキン
大きな一枚肉も、魚焼きグリルにお任せの簡単レシピです。まずは基本のガーリック塩こしょう味、慣れてきたらバジルやオレガノなどお好みのハーブを加えてもよいと思います。外れがない安定の美味しさです。
【材料】2人分- 鶏もも肉 2枚
- 砂糖 小さじ1/3
- 塩 小さじ1
- 胡椒 少々
- にんにくすりおろし 1かけ分
作り方- 鶏もも肉にまず砂糖をよく揉み込み、それから塩胡椒とにんにくをよく揉み込みます
- 魚焼きグリル(両面)の中弱火で6分焼き、皮がパリッとなればできあがり
- まだしっとりしているようだったら追加で焼いていきます
- 鶏もも肉 2枚
- 砂糖 小さじ1/3
- 塩 小さじ1
- 胡椒 少々
- にんにくすりおろし 1かけ分
- 鶏もも肉にまず砂糖をよく揉み込み、それから塩胡椒とにんにくをよく揉み込みます
- 魚焼きグリル(両面)の中弱火で6分焼き、皮がパリッとなればできあがり
- まだしっとりしているようだったら追加で焼いていきます
パリッとした皮の香ばしさがとても美味しいです。
本来なら、食べる前に焼きあがった鳥もも肉をまな板の上で切るのが普通かもしれません。でも「いただきます!」と叫んだ子供たちに向かって「はーい、では一度グリルチキンを引き上げまーす!」なんて言おうものなら、ブーイングですよね。
キッチンバサミを持って「ちょっと失礼」とお皿の上でそのまま切れば、すぐに食べられますよ。
この日は友達の結婚祝いだったので、このグリルチキン以外にもたくさん作りました。
その他のメニューは人参ラペ、たこと玉ねぎのハーブマリネ、ノンオイルコールスロー、ひよこ豆の醤油煮、レタスとベーコンの炒め物、レバーペースト、いろいろ野菜のトマトスープ、サラダ。
そして、バジルパンとフォカッチャを焼きました。
フライパンで焼くだけ!手羽元のノンオイルカリカリ焼き
こんなに簡単なのに、どのお酒にもよく合う美味しさ! キッチンペーパーで油を除きながら焼くので、結果的にだいぶカロリーカットできます。フタをして焼くため、油ハネを気にする必要がなく、夜食に作っても安心です。
【材料】作りやすい量- 手羽元 12本くらい
- 塩 小さじ1
- 胡椒 少々
- 油 大さじ1-2
作り方- 冷たいフライパンに手羽中の皮目を下にして並べます
- まんべんなく塩こしょうを振って、弱火で加熱スタート!フタをしてじっと待ちます
- こんがりしてきたら、ひっくり返して全面をじっくりカリッとこんがり焼いていきましょう(時々キッチンペーパーで鳥から出た脂を拭きながら)
皮もパリパリで香ばしい フライパン照り焼きチキン
- 手羽元 12本くらい
- 塩 小さじ1
- 胡椒 少々
- 油 大さじ1-2
- 冷たいフライパンに手羽中の皮目を下にして並べます
- まんべんなく塩こしょうを振って、弱火で加熱スタート!フタをしてじっと待ちます
- こんがりしてきたら、ひっくり返して全面をじっくりカリッとこんがり焼いていきましょう(時々キッチンペーパーで鳥から出た脂を拭きながら)
皮もパリパリで香ばしい フライパン照り焼きチキン
塩こしょうだけでも美味しいですが、日本人は照り焼きチキンがやっぱり好きな人が多いですよね。和食にもよく合う味付けで、皮目もパリパリなまま仕上げた照り焼きチキン。重石を乗せてじっくり焼くのがポイントです。
【材料】2-3人分- 鶏もも肉 2枚
- 塩こしょう 少々
- ☆お酒 大さじ3
- ☆みりん 大さじ2
- ☆砂糖 大さじ1
- ☆醤油 大さじ2
作り方- まず鶏もも肉の厚さが均一に近くなるように、切れ目を入れ、平らにして形を整えておきます。
- 油を敷いたフライパンを温め、1を皮目が下になるように平べったく置きます。
- 2の肉の上にアルミホイルをかけて、同じくらいの大きさの平べったいお皿を乗せ、上からお湯の入ったやかんや、水を入れたボウルなどを乗せて重石にします。中弱火でじっくり焼いていきましょう。
- 時々様子を見てください。鶏の皮目がこんがり焼けてカリカリになり、身の部分も2/3くらいまで火が通ったら、ひっくり返します。火が通るまで焼きましょう。(上の面は、焼きすぎないのがポイント。お肉が柔らかく仕上がります)
- ☆印の調味料を鶏の皮にかからないように加えて、少し煮詰めたら最後に鶏肉全体にからめます。
- お皿に盛り付けて、最後にタレをかけたら完成です。
お酢の力でイタリアン! 猟師の料理チキンカチャトーラ
- 鶏もも肉 2枚
- 塩こしょう 少々
- ☆お酒 大さじ3
- ☆みりん 大さじ2
- ☆砂糖 大さじ1
- ☆醤油 大さじ2
- まず鶏もも肉の厚さが均一に近くなるように、切れ目を入れ、平らにして形を整えておきます。
- 油を敷いたフライパンを温め、1を皮目が下になるように平べったく置きます。
- 2の肉の上にアルミホイルをかけて、同じくらいの大きさの平べったいお皿を乗せ、上からお湯の入ったやかんや、水を入れたボウルなどを乗せて重石にします。中弱火でじっくり焼いていきましょう。
- 時々様子を見てください。鶏の皮目がこんがり焼けてカリカリになり、身の部分も2/3くらいまで火が通ったら、ひっくり返します。火が通るまで焼きましょう。(上の面は、焼きすぎないのがポイント。お肉が柔らかく仕上がります)
- ☆印の調味料を鶏の皮にかからないように加えて、少し煮詰めたら最後に鶏肉全体にからめます。
- お皿に盛り付けて、最後にタレをかけたら完成です。
お酢の力でイタリアン! 猟師の料理チキンカチャトーラ
カチャトーラというと、『チキンのトマト煮込み』のイメージですが、実はトマトを使わないカチャトーラもとっても美味しいです!
隠し味にお酢を使うことで、チキンのうまみとハーブの香りを引き立てます。翌日は肉をほぐしてパスタにすると、またとっても美味しい! ぜひ多めに作ってみてください。
【材料】作りやすい量- 手羽元 12本
- 玉ねぎ 1/2個(千切り)
- じゃがいも 2個(一口大)
- にんにく 1かけ(輪切り)
- ローズマリー 1-2枝(あればベストだけどなければないでOK)
- 赤唐辛子 1本(種を取っておく)
- 赤ワインヴィネガー 40-50ml(米酢でも可)
- 白ワイン 50ml(日本酒でも可)
- オリーブオイル 大さじ1-2
- 塩こしょう 適宜
- 強力粉 大さじ2-3
作り方- じゃがいもなど、輪切りにして蒸しておきます。(時間がなければ7で加えても大丈夫)
- 玉ねぎを炒めてお皿にとっておきましょう。鶏肉に塩こしょうと強力粉をまぶしておきます。
- フライパンに油とにんにくを温め、手羽元とローズマリーを入れて手羽元をこんがり焼きましょう。(ローズマリーとにんにくは、香りが立ってきたら途中で取り出します)
- 鍋を火にかけて、手羽元とローズマリーとにんにくと玉ねぎ、赤唐辛子と赤ワインヴィネガーを加えます。鍋を揺すりながらしっかり水分を飛ばしてください。
- 4に白ワインを加え、強火のまま水分をしっかり飛ばします。ここで、軽く塩こしょうで味つけしましょう。
- 鍋を揺すり、焦げる寸前まで火を入れて照りを出し、水をひたひたくらいまでジャッと加えます。沸騰するまで強火。あとは弱火で15分煮ていきます。
- 途中でじゃがいもを加えて煮込み、煮汁が2/3くらいに煮詰まったら、塩こしょうで味を整えれば完成!
- 手羽元 12本
- 玉ねぎ 1/2個(千切り)
- じゃがいも 2個(一口大)
- にんにく 1かけ(輪切り)
- ローズマリー 1-2枝(あればベストだけどなければないでOK)
- 赤唐辛子 1本(種を取っておく)
- 赤ワインヴィネガー 40-50ml(米酢でも可)
- 白ワイン 50ml(日本酒でも可)
- オリーブオイル 大さじ1-2
- 塩こしょう 適宜
- 強力粉 大さじ2-3
- じゃがいもなど、輪切りにして蒸しておきます。(時間がなければ7で加えても大丈夫)
- 玉ねぎを炒めてお皿にとっておきましょう。鶏肉に塩こしょうと強力粉をまぶしておきます。
- フライパンに油とにんにくを温め、手羽元とローズマリーを入れて手羽元をこんがり焼きましょう。(ローズマリーとにんにくは、香りが立ってきたら途中で取り出します)
- 鍋を火にかけて、手羽元とローズマリーとにんにくと玉ねぎ、赤唐辛子と赤ワインヴィネガーを加えます。鍋を揺すりながらしっかり水分を飛ばしてください。
- 4に白ワインを加え、強火のまま水分をしっかり飛ばします。ここで、軽く塩こしょうで味つけしましょう。
- 鍋を揺すり、焦げる寸前まで火を入れて照りを出し、水をひたひたくらいまでジャッと加えます。沸騰するまで強火。あとは弱火で15分煮ていきます。
- 途中でじゃがいもを加えて煮込み、煮汁が2/3くらいに煮詰まったら、塩こしょうで味を整えれば完成!
じゃがいもの煮崩れに注意するのが美味しさのポイントです。これはとても美味しい常備菜になりますよ。
丸鶏がなくても気軽に作れる! 骨つき鳥もも肉でローストチキン
スーパーで丸鶏を買いたくても、見つからない時も多いですよね。そんな時、骨つきもも肉なら気軽に作れて「ひとり1本!」という豪華さも味わえます。
ナイフとフォークで上品に食べるもよし、豪快にかぶりつくもよし。丸鶏よりも小骨がないぶん食べやすく、量的にも「食べ切れない」ということもないちょうど良さです。
【材料】作りやすい量- 骨つき鶏もも肉 2本
- 塩こしょう 少々
- 薄力粉 大さじ1-2
- ☆砂糖 小さじ2
- ☆酒 大さじ2
- ☆醤油 大さじ2
- ☆みりん 大さじ2.5
作り方- 骨つき鶏もも肉をきれいに洗って、血合いなどを丁寧に取って水気をふき取ります。
- 1を圧力鍋に入れて、かぶるくらいの水を加えたら中火にかけ、圧力がかかってから弱火で8分加圧します。
- 圧が抜けたら形がくずれないように取り出し、水気を拭き取りましょう。
- まんべんなく全面に塩こしょうして、茶こしで薄力粉をはたきます。
- フライパンにオリーブオイルとつぶしたニンニクを入れ、弱火でゆっくり香りを移しましょう。
- ニンニクを取り出して、4の鶏肉を皮目からカリッとこんがり焼く。ひっくり返してまた焼き、いったんお皿に取り出してフライパンの油をふき取るか、他の小さな容器に移しておきます。
- ☆の調味料をフライパンに加えて、皮目のパリッと感を残すようにサッとタレを絡めたらできあがりです。
- 骨つき鶏もも肉 2本
- 塩こしょう 少々
- 薄力粉 大さじ1-2
- ☆砂糖 小さじ2
- ☆酒 大さじ2
- ☆醤油 大さじ2
- ☆みりん 大さじ2.5
- 骨つき鶏もも肉をきれいに洗って、血合いなどを丁寧に取って水気をふき取ります。
- 1を圧力鍋に入れて、かぶるくらいの水を加えたら中火にかけ、圧力がかかってから弱火で8分加圧します。
- 圧が抜けたら形がくずれないように取り出し、水気を拭き取りましょう。
- まんべんなく全面に塩こしょうして、茶こしで薄力粉をはたきます。
- フライパンにオリーブオイルとつぶしたニンニクを入れ、弱火でゆっくり香りを移しましょう。
- ニンニクを取り出して、4の鶏肉を皮目からカリッとこんがり焼く。ひっくり返してまた焼き、いったんお皿に取り出してフライパンの油をふき取るか、他の小さな容器に移しておきます。
- ☆の調味料をフライパンに加えて、皮目のパリッと感を残すようにサッとタレを絡めたらできあがりです。
6の工程のままでの充分美味しいので、タレを別に作って、ディップしながら食べるのもオススメです。
鶏肉を焼いた油は、6で他の容器に移しておけば、翌日チャーハンを作ったり、炒め物を作りたい時にうまみとコクが出ますよ。
しかも2で鶏肉を加圧した時に使った茹で汁は、冷ましたあとに余分な油を取り、少量の生姜とネギとワカメを加えて塩こしょうとごま油で味を調えるだけで、美味しい中華スープになるんです。
翌日のごはんの素まで用意できてしまう一石二鳥メニューです。
食後の骨もひたひたの水で茹でて鶏ガラスープを取ってラーメンスープにしたり、スープの出汁にもできるので、少し高めのよい鶏肉を買ってもまったくムダがありません。
普段のごはんも盛り付け次第で豪華バージョンに!
普段の唐揚げも、ちょっと盛り付けを変えるだけでごちそう感が出ます。クリスマスや誕生日などの特別な日、「それなのに何作ればよいか全然思いつかない!」という時、とりあえず喜ばれる鉄板メニューは唐揚げですよね。
この日は、大きなお皿の真ん中にコップを置き、その上にもう一枚お皿を置いて盛り付けました。
下の段にはサラダを、上の段には唐揚げを山盛りに盛り付ければ、手がかかっていないのにクリスマスツリーのよう!(写真には写っていませんが、唐揚げの一番上にはハタを立てていました)
友達が家に来る時は、アフタヌーンティーセットのように盛り付けても。1段目にサンドイッチを盛り付け、2段目にスコーンやカップケーキを並べて、3段目に紅茶に合いそうなタルトやケーキを乗せましょう。
(真ん中に置くコップは、底がしっかりしたコップを使った方が安心です)
まとめ
今回は他の料理を作りながらでも失敗しない、鉄板料理ばかり集めました。
うちは夫が唐揚げ協会にも入っているほどの筋金入りの鶏肉好きなので、鶏肉料理だけは失敗が許されません。
そのため自然と簡単で「美味しい!」と言われたレシピばかりが生き残り、クリスマスもあまり迷うことがなくなりました。
イベントでもおもてなしでも、ラクに作れて美味しいごはんが一番!
もしよろしかったら、ぜひ試してみてください。