こんにちは、『灯台もと暮らし』編集部の立花です。
以前ご紹介した、海外、国内旅行で大活躍するLCCですが、航空券の価格が安いぶん、細かい規約も多いのが特徴です。
チケットを買う際に、面倒かもしれませんが、必ず詳細を確認したいところ。
そこで、海外、国内でLCCを使う際に、おおよそ共通して注意したいポイントを3つ、ご紹介します。
1. LCCのチェックインはオンラインで
昔は、空港のチェックインカウンターで搭乗を確定していましたが、今はほとんどのLCCがそれぞれの公式サイトでオンラインチェックインできるようになっています。
カウンターを構えると、コストがかかるためLCCではオンラインチェックインを採用することで費用を削減しています。
当日空港でチェックインをするとなると、だいたい長蛇の列に並ばなければなりません。
LCCは早朝、深夜に発着する便も多いため、時間に余裕を持って空港に到着しておくことが重要ですし、なによりLCCは時間厳守。
大手の航空会社であれば、航空券を持っているお客様全員の搭乗が確認できるまで待ってくれ、多少の遅延が発生することがあります。
ですが、LCCは全員揃っていなくても回転率を上げるためか、時間キッチリに搭乗ゲートを閉めるところも少なくありません。
成田空港は24時間ではないですが、国内のLCCを網羅している羽田空港は24時間オープン。
ですから、深夜発着便のLCCであっても、空港内で待つことができます。
LCCを利用する場合は、特に時間には余裕を持って出発しましょう。
2. 荷物はあらかじめ重さを計測しておく
LCCは、航空会社によってとにかく細かく荷物の重量制限が設定されています。
機内に持ち込める荷物は、7キロから10キロ以内と設定しているところが多いです。
また、機内に預ける大きな荷物は、国内線か国外線かで大きく異なります。LCCによって差はあるものの、最大で20キロから32キロが平均です。
多くのLCCが機内に預入する荷物は1つまでなら無料で請け負ってくれるところが多いのですが、中には1個から有料というLCCもあります。
また、1グラムでもオーバーすれば、追加料金を請求されます。
その料金体制が、どこかへ行く便のLCCチケットが一枚買えるんではないか、というくらいの高額の場合がほとんどです。
事前に自分の荷物の重量を測定する場合は、「荷物を持って体重計に乗り、自分の体重を引く」という方法で簡単に計測できますので、あらかじめ把握しておくことをおすすめします。
3. 飲食物には注意
LCCは、コスト削減を徹底するために、機内食をほぼ有料にしています。
たとえば、日本の航空会社のANAやJALでは、ウェルカムドリンクとしてお茶やコーヒーなどが紙コップ一杯分、無料で振舞われますが、LCCはそれすらありません。
食事はもちろん、水を一杯飲みたいときも、大抵が有料です。
中にはLCCであっても、海外の航空会社では長距離移動のフライトの場合は機内食が出ることもあります。
わたしが利用したエアアラビアは、早朝出発し、昼に到着する便でしたが簡単な朝食を出してくれました。こうしたケースはまれですので、普段は出ないものと思っておく方がいいでしょう。
基本的に機内に飲食物は持ち込み不可ですが、チェックイン後に搭乗ゲート前で買ったペットボトルなどは持ち込めますので、そこで調達するのがよいかもしれません。
ただし、空港で買う水は日本円で換算した場合、通常価格が100円なら、空港価格は150円、つまり通常の約1.5倍はすることもザラです。
お腹がすいても喉が渇いても、短いフライトであれば、ちょっと我慢して目的地の味を味わうのがいいかもしれませんね。
Peachに限り、Peachのクレジットカードを持っていれば、機内販売を割引することもできます。
最安値を知るにはどうすればいい?
上記でご紹介したような注意点に気をつければ、LCCは格安で移動できる便利なツールです。
でも、国内・海外のLCCは会社も多く、就航便も今後どんどん増えていくことが予想されます。
そんな時「どうすれば一番安いチケットを購入できるんだろう?」と思うハズ。
なぜなら、当たり前ですが各LCCのサイトは自社が扱っている航空券の値段しか表示してくれないからです。
そこで航空券を使う際に利用したいのが、チケットの値段を比較してくれるサイト。
有名どころですと「トラベルコちゃん」「Expedia」「航空券ドットネット」などが挙げられます。
これらもいいのですが、国内外問わずLCCを使いこなしたいという場合は、スカイスキャナーがおすすめです。
スカイスキャナーは、イギリスから生まれた会社の無料ウェブサービスで、特筆すべきは網羅している就航便の多さ。とにかく国内外のLCCをはじめ、大手の航空会社のチケットまで当てはまるものをほとんどすべて洗い出してくれます。
しかも、スカイスキャナーで航空券を買っても仲介手数料などは取られないため、安いチケットのままで買うことができるのも利点です。
さいごに
今回ご紹介したポイント以外にも、LCCは会社ごとで独自のルールを設けているところがあります。
わたしがヨーロッパで利用したライアンエアは、チケットはフランス、イギリス間で、往復の航空券代が約8,000円とお手頃だったのですが、チケットを印刷しないと約5,000円罰金というルールがありました。
わたしはそれを知らずに、チェックインカウンターで荷物をあずけいれるときに罰金を喰らいました。インド人も同じミスをしていて、苦笑いし合ったのはいい思い出です……。
せっかくLCCで安く航空券をゲットできても、そうした追加料金で結局他の航空券代と同価格になってしまうというのは、もったいないですよね。
現地で楽しむ分として、お金をセーブする意味でも、LCCを利用する際は、めんどくさがらずに利用規約をしっかり読みましょう!
国内・海外のLCC会社について知りたい方は以下のページも合わせてどうぞ。
LCCを使ってみようと思った場合、いろいろと航空券を探すサービスがあります。比較したい場合は、以下のページがおすすめですよ。